アオヒゲ危機一髪♪ 樽の中身は何だろう!?

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蛭ヶ岳日帰り最短ルートで登山!堂平から丹沢山!塩水橋~寿岳~キュウハ沢(前編)

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堂平美林

 

 

 

蛭ヶ岳日帰り最短ルート堂平から丹沢山・蛭ヶ岳登山!

久しぶりに丹沢山塊の中でも美林と言われている堂平へ出没したくなり、塩水橋から丹沢山・蛭ヶ岳へ登山してきました!

 

丹沢最高峰である蛭ヶ岳ですが、調度、山塊の真ん中付近に鎮座しているもので「日帰り」が難しい山と言われております。

 

色々な登山のガイドブックを見ても、蛭ヶ岳への登山は、1泊2日の行程で紹介しているものが多いです。

 

山小屋に泊まってノンビリ登山を楽しむのもありですが、1泊という時間的な制約や、料金的な問題もありますので、一気に敷居が高くなってしまいますよね。

 

そんな蛭ヶ岳登山ですが、数ある登山口の中でも、今回利用した「塩水橋・堂平」から入山すると、距離も短くギリギリ日帰りで登れるルートになります。

 

神之川ヒュッテから風巻ノ頭経由、青根登山口から姫次経由で蛭ヶ岳を目指すのも距離的には近いです。

 

しかし、風巻ノ頭は丹沢三大急登と呼ばれている尾根を登りますし、青根ルートもそれなりに急登ですので、体力的に少し厳しいところがございます。

 

その点、堂平から丹沢山経由で蛭ヶ岳を目指すと、林道歩きで急登が少なく、体力的に楽な部分がございます。

 

個人的には、今回歩いた堂平から入山して蛭ヶ岳を目指すのが、最短ルート(最短時間)になるのではないかと思っております。

 

塩水橋から天神尾根を使って丹沢山・蛭ヶ岳へ行くのも好きなのですが、そちらにつきましては、また秋頃に出没したいと思っております!

 

今回は、堂平で蛭ヶ岳へ登り、ピストンもつまらないので、バリエーションルートである「寿岳」を経由してヨウキ沢・塩水橋へ戻るコースにしてみました。

 

寿岳が気になっている登山愛好家も多いのではないでしょうか!?

 

既にシロヤシオ(ツツジ)も咲いていて、とても癒された1日になりました!

 

今回も地味に長いので「前・後編」の2部作で行きたいと思います。

 

こんな丹沢山塊での1日になりました!

 

それにしても今日は蒸し暑いですね・・・。

 

皆様も体調にはくれぐれも気を付けて下さい!

 

堂平(塩水橋)から丹沢山・蛭ヶ岳登山の日程・天候・メンバー・アクセス・駐車場・地図

登った日:5月05日(日) [日帰り]

天  候:晴れ

メンバー:単独

 

塩水橋(堂平・丹沢山・蛭ヶ岳)へのアクセスになりますが、今回は塩水橋付近にバイクを駐輪しました。

 

塩水橋付近の路肩に20台前後駐車可能ですが、「駐車禁止」の看板がありますので・・。

 

出来たら「札掛」にある無料駐車場に停めた方が安心かと思います。

 

そしてこちらが丹沢山堂平登山口(塩水橋)周辺地図になります!

 

塩水橋へ至る、県道70号線は、道が狭いので運転には注意してください。

 

幅員が狭く、すれ違えない場所もありますので、免許初心者の方には辛い運転の時間になるかと思います。

 

 

塩水橋周辺の駐車スペース

こちらが塩水橋周辺の駐車スペースになります。

 

丹沢山・蛭ヶ岳最短ルート(塩水橋~堂平~みやま山荘)のコース状況

丹沢山・蛭ヶ岳最短ルートのコース状況ですが、鎖場もあるものの、道標も随所にあり、特段危険なところは少ないです。

 

しかしながら、堂平周辺にクマが生息しているみたいで、数年前に登山者が襲われる事故がありました。

 

 早朝・夕方はクマの動きが活発しますので、「熊鈴」などの対策をしてください!

 

また、堂平周辺でヤマビルが時々出るみたいですが、今回はいませんでした。

 

 

トイレ・水場の状況と登山装備・登山アイテム

 塩水橋、堂平登山口にトイレ・水場はありません。

 

丹沢山の山頂にある「みやま山荘」に有料の公衆トイレがあります。(100円/回)

 

丹沢山のみやま山荘まで、水場とトイレがありませんので、注意してください。

 

宮ヶ瀬ビジターセンターに、トイレと水道、自動販売機がありますので、そちらで準備をしてから塩水橋を目指した方が良いかと思います。

 

そして、今回の蛭ヶ岳日帰り最短ルートで登山した時の登山装備・登山アイテムがこちらになります!

 

水 3.6L(余り 0.2L)

 

貧乏セット(インスタントラーメン2袋)、生卵1個、クズ野菜100g、チョコレート80g、飴玉10個、柿の種3袋、コーヒーセット一式(粉20g)

 

ヘッドライト、予備電池、ダブルストック、薄手の手袋、カップ、フライパン、フライ返し、ガスバーナー、コンパス、着替え(シャツ)、熊鈴、地形図、その他諸々

 

前述してますが、水場がありませんので、少し多く水を持参しました。

 

また、ツキノワグマの生息地になりますので、熊鈴を登山装備に加える事をお勧めいたします!

 

蛭ヶ岳日帰り最短ルートで登山のコースタイム・コース標高差

塩水橋 6:49 → 7:49 雨量計(堂平) 7:53 → 8:41 天王寺尾根

分岐 8:44 → 8:54 大崩ノタツマ(大クドレ) → 9:15 みやま山荘 → 9:15 丹沢山 → 9:30 早戸川乗越9:32 → 9:38 箒杉沢ノ頭 → 9:42 不動ノ峰休憩所 → 9:48 不動ノ峰 → 9:56 棚沢ノ頭 → 10:06 鬼ヶ岩ノ頭 → 10:10 鬼ヶ岩 → 10:15 中ノ沢乗越 → 10:26 蛭ヶ岳

 

今回の、塩水橋から蛭ヶ岳へ登山したコースタイムになります!

 

塩水橋から堂平経由で蛭ヶ岳を目指すと、約3時間~4時間ほどで山頂に到着できると思います!

 

往復で8時間~9時間の行程になりますので、蛭ヶ岳を日帰り登山で登頂できるのではないかと思います!

 

コース・標高差(塩水橋~堂平~丹沢山~蛭ヶ岳~塔ノ岳~寿岳)

コース・標高差(塩水橋~堂平~丹沢山~蛭ヶ岳)

 そしてこちらが前編で歩いた堂平から丹沢山、蛭ヶ岳日帰り登山のルートになります!

 

標高差の通り、塩水橋から堂平までジワジワと標高を稼ぎ、丹沢山まで登れば、蛭ヶ岳日帰りも現実的なものになります。

 

丹沢山~蛭ヶ岳の区間も、アップダウンが連続しますので、コースタイムとして往復4時間程度は見ておく必要があります。

 

蛭ヶ岳日帰り最短ルート塩水橋~堂平~丹沢山までの登山の様子

塩水橋ゲート

既にブレブレですが、塩水橋から堂平経由で蛭ヶ岳を日帰り登山で目指したいと思います!

 

 

天王寺尾根堂平分岐

真っすぐ進むと天王寺尾根から丹沢山を登れるのですが、今回はここを右手に進み堂平を目指します!

 

 

沢

大きな桃が流れてこないかな!?と、いつもの通り妄想してしまいました(笑)

 

 

弁天杉

堂平へ向かっていると、丹沢ランドマークツリーの1つである弁天杉が見えてきました!

本当に大きい木ですよね~~

私もアレくらいモッコリしたいものです・・・♡

あと、500年位はかかりそうですね~(笑)

弁天杉から円山木ノ頭南東尾根を経て、丹沢三峰まで行けるルートがあります。

 

 

ワサビ沢分岐

目にツーンと来る感じの達筆でした!!

今日は、ワサビ沢へは行かず林道を進み堂平へ行きたいと思います!

 

 

ミラー

別のアングルで撮ったワサビ沢分岐でございます。

左のミラーが目印になります。

 

 

林道木陰

林道歩きも悪いものはございません!

清々しいですね~(´∀`*) 

私の笑顔にはかないませんけどね(笑)

 

 

白い花

目をつぶり、甘い口づけをしてみました(?)

 

 

雨量観測所

モリモリ林道を進むと、雨量観測所が見えてきました。

 

 

雨量観測所ワサビ沢の分岐

雨量観測所の右手(踏み跡明瞭)から、先ほどのワサビ沢の分岐に行くことが出来ます。

下りで使うと早いのでお勧めルートでございます!

 

 

堂平の登山口

そんな感じで堂平の登山口から丹沢山を目指します!

丹沢山までコースタイム1時間20分だそうです。

ここから蛭ヶ岳山頂まで、私の脚で3時間くらいですかね。

 

 

堂平の森

堂平の森が始まりました!

私、この堂平周辺から天王寺尾根分岐までの森が好きなのです!

 

 

砂防ダム

しばし進むと砂防ダムが見えてきます!

正面に進むと・・・。

 

 

林業骨組み

骨組みが見えてきます!

昔、堂平周辺は林業が盛んだったそうです!

 

 

堂平の美林広がる

さ~~!堂平の美林がモリモリになってきました!!

 

 

ブナの森

豊かなブナの森でございます!

この辺で軽く逝ってしまいました♡

風がとても涼しく新緑に癒されました(´∀`*) 

 

 

小さなお花

名前が出てこないお花がモリモリ咲いてました!

花に詳しい山ガールと仲良くなりたいですね~

 

 

丹沢の新緑

丹沢の新緑が本当に綺麗です!

秋の紅葉も好きですが、堂平の新緑もお勧めでございます!

 

 

と天王寺尾根との分岐道標

暫く登ると丹沢山の登山コースである天王寺尾根との分岐になります。

 

 

シロヤシオ

なんと!5月5日で丹沢名物のシロヤシオが咲いてました!

今年はツツジの花が咲くのが早いです!!

※5月12日で標高1,300m周辺でシロヤシオが満開でした。

5月17日前後で、檜洞丸の山頂周辺のシロヤシオ・レンゲツツジが見頃を迎えると思います!

 

 

シロヤシオ花芽が多い

今年は花芽が多く、「シロヤシオの当たり年」だと思います!

去年は全然ダメでしたよね~・・・。

 

 

鎖場

堂平から丹沢山を目指すと1ヵ所鎖場があります。

地味に滑りますので、注意してください。

特に難しい所ではございませんが、下りで利用すると少し怖いかも知れません。

 

 

丹沢三峰

丹沢三峰の展望でございます!

ぼちぼちヤマビルの季節ですね~

暑い時期は歩くものはございません!

 

 

大山

大山も綺麗に見えました!
今日は、登山者でお祭りなんでしょうね~

 

 

木道

こちらの木道が見えてくると、目指す丹沢山は近いです!

 

 

雰囲気が良い木道

この辺は雰囲気が良いですよね~!

堂平ルートのハイライトだと思います!

 

 

多くの道標

相変わらず情報がモリモリで脳内で処理が追いつきませんでした(笑)

堂平経由の方が距離は長いのですが、丹沢山の山頂まで、時間はあまり変わらないと思います。

 

 

サクラ

サクラですかね!?

丹沢山に近づくと、モリモリ咲いてました!

 

 

サクラ満開

モリモリ咲いていて「遠山の金さんプレイ」をやりたくなってしまいました(?)

 

 

みやま山荘

無事に丹沢山のみやま山荘に到着でございます!

 

 

丹沢山の山頂

丹沢山の山頂に着いたら、こちらのお決まりのショットを忘れてはいけませんよね!

霞んでますが、丹沢山からの富士山がとても綺麗でした!

 

 

丹沢山から見る富士山

丹沢山から見る富士山がとても綺麗でした!

 

蛭ヶ岳日帰り登山の様子

丹沢山塊

とても山深い丹沢山塊でございます!

さ~蛭ヶ岳を目指したいと思います!!

 

 

蛭ヶ岳

目指す蛭ヶ岳が見えてきました!

近いようで遠く、段々と「白目指数」が高まってきました☆彡

 

 

富士山

それにしても富士山が綺麗です!

まさかこの日に富士山で滑落事故が起きるとは予想もしてませんでした。

 

www.aohigetozan.com

富士山で起きた滑落事故について書いた記事になります。

良かったら登山の参考にしてみてください!

 

 

蛭ヶ岳とサクラ

蛭ヶ岳と絵になる1枚です!

 

 

お花見

なんだかお花見をしたくなってしまいました!

天気も良いし最高ですね~(´∀`*) 

 

 

蛭ヶ岳までが遠く

それにしても、蛭ヶ岳までが遠く・・・。

流石、丹沢山塊最高峰のドm指数は半端ではございません!

登山者を苦しめるルートでございます・・・。・。

 

 

檜洞丸の後ろに富士山

檜洞丸の後ろに富士山が見えております!

やっぱり、地元の山も良いですよね~!

登り慣れた安心感がありますよね。

 

 

アセビのお花

蛭ヶ岳周辺は、アセビのお花もフサフサでした!

登山の楽しみは、登山道から見る景色とお花ですよね~

 

 

鬼ヶ岩からの蛭ヶ岳

忘れてはいけない鬼ヶ岩からの蛭ヶ岳になります!

 

 

蛭ヶ岳山頂直下の急登

蛭ヶ岳山頂直下のこの急登が萎えるんですよね~~

定石の通り、蛭ヶ岳を1泊2日で歩くのが、やっぱり体にとっては楽なのかもしれません。

 

 

鬼ヶ岩直下の鎖場

鬼ヶ岩直下の鎖場になります。

ここも良く滑るので注意でございます!

ただ、それほど難しい鎖場ではないので、慎重にいけば大丈夫です!

 

 

お花紫色

蛭ヶ岳直下に咲いていたお花になります!

キレですよね~!

多くの登山者を楽しませてくれてますね!

 

 

お花が多い

なんだかモリモリ咲いていて驚いてしまいました。

丹沢山塊も、この時期はお花が多くて目の保養になりますよね!

可愛い山ガールが一人でもいれば、私は満足なんですけどね(?)

 

 

蛭ヶ岳山頂

よ~~やく折り返し地点の蛭ヶ岳山頂でございます!

 

 

蛭ヶ岳山荘

 そんな感じで蛭ヶ岳山頂に鎮座する蛭ヶ岳山荘になります!

最近、蛭ヶ岳山荘では「カレー」の販売を始めたみたいです。

個人的には、蛭ヶ岳山荘はカレーよりもオデンのイメージが強いです。

蛭ヶ岳の山頂で、カレーを食べている登山がいましたが、良い匂いで心がだいぶ動いてしまいました!

 

まとめ

丹沢きっての美林と言われる「堂平」のブナ林に大変癒されました!

 

空気が本当に美味しく、吹きぬける風がとても心地良かったです!

 

このブナ林をいつまでも守らなければならないな~と思った時間になりました。

 

そんな感じで蛭ヶ岳日帰り最短ルートでの登山は、次回後編に続きます!

 

寿岳のツヅジがとても綺麗で、静かな山歩きが出来ました!

 

www.aohigetozan.com

 蛭ヶ岳最短コースである、堂平から丹沢山・寿岳・キュウハ沢を歩いた後編の記事になります!

 

www.aohigetozan.com

蛭ヶ岳、丹沢山への最短ルートの1つである天王寺尾根について詳しく書いた記事になります!