アオヒゲ危機一髪♪ 樽の中身は何だろう!?

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登山と写真撮影が大好きな「自称爽やかなオジサン」の登山ブログです。

五頭連山で遭難した新潟親子の遺体発見に思うこと。登山のリスクと怖さ

五頭連山で遭難した新潟親子の遺体を発見

※朝日新聞より出典

 

 

五頭連山(阿賀野市)で遭難した新潟親子の遺体を発見

 新潟県の阿賀野市にある五頭連山に入山した親子が下山が出来ず行方不明になっておりましたが、5月29日の午後に松平山付近で、二人の遺体が発見されました。

 

まずは、お亡くなりになった二人のご冥福をお祈りすると共に、ご遺族に対してお悔やみを申し上げます。

 

2018年5月6日に五頭連山で道に迷い、その後消息をたった二人でしたが、遭難した当時は、色々な報道機関から最新のニュースが届いてましたよね。

 

なかなか二人を発見できず、日に日にニュースで取り上げられる事も少なくなってましたが、非常にインパクトがある山岳遭難事故でしたので、その後が気になっておりました。

 

多分、私みたいに遭難した新潟の親子の捜索活動の状況や、無事に発見されたのか!?、何か進展があったのか!?など、気にされていた方も多かったのではないでしょうか。

 

当初、「道に迷ってしまいビバーク(緊急野営)する。」と遭難した男性から連絡があったくらいですので、正直、直ぐに発見されるだろうと安易に考えておりました。

 

五頭連山は、標高も低い山ですし、携帯電話の電波が届く範囲なら、翌日には無事発見されたとニュースで報じられると思ってました。

 

しかしながら、遭難した家族からの捜索依頼に対し、警察の情報伝達の不手際もあったりと、初動捜査が遅れてしまい、予想よりもはるかに時間が掛かっての今回の遺体発見になってしまいました。

 

今回の五頭連山の遭難事故のその後が気になり、個人的に調べていたのですが、こちらの記事に時系列で書いてますので、良かったらご参考にしてみてください。

 

遭難した当時から、5月25日までの流れを書いております。

 

 

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1週間経過するごとに地元(新潟)のニュースを調べた上で親子の捜索状況を加筆しております。

 

 

 

新潟で登山中に遭難した親子と思われる遺体発見に思うこと

無事に発見されれば良いな~と思っていたのですが、今回の遺体発見のニュースは、残念でなりません。

 

現在、遭難し行方不明になった親子の遺体かどうかは断定出来ておりませんが、見つかった場所や状況等から非常に濃厚だろうなと推測しております。

 

 どのような経緯で遭難してしまったかは詳しく分かっておりませんが、登山中の遭難で多いのが「沢に下ってしまう」ことですので、今回もそれだったのではないかと思っております。

 

日本の山は急峻なもので、沢へ下ってしまうと、いずれ「滝」が出てきます。

 

その滝を下ろうとして滑落し、大怪我をして動けなくなるのが登山の遭難ではよくあるパターンになっております。

 

滝周辺の岩は濡れて滑りやすく、また、登るよりも下るほうが技術的に難しいです。

 

遭難事故に備えて重要な登山の知識とリスクについて

 

「たら」、「れば」を書いてはいけませんが、もし、ビバークを決意した場所で動かずに捜索隊を待っていれば、このような結果にはならなかったかも知れないなと思い、非常に残念でございます。

 

今回の新潟の五頭連山の遭難事故と時を同じくして、神室山(栗駒国定公園)で遭難した登山者が無事に発見されたニュースがやってました。

 

遭難した登山者は、携帯電話を紛失し、道に迷ってしまったのですが、道迷いを起こしてしまった時のセオリー通り「その場から離れずに助けを待つ」ことをしました。

 

その結果、無事に救助されたのですが、生死を分けたのは「登山の知識」であり「登山経験」なのかも知れませんよね。

 

色々気をつけていても、登山には突発的な事故やトラブルがありますので、リスク低減のためにも、最低限の知識は必要だよなと感じた出来事でした。

 

 

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神室山で遭難した登山者が無事に発見された時の出来事を記事にしてみました。

良かったらご参考にしてみてください。

 

五頭連山の積雪状況と気温について

新潟の親子が遭難した当時の五頭連山には、山頂付近に2m弱ほど雪が積もっていたそうですが、この1ヶ月の間にだいぶ解けたと思われます。

 

遺体発見現場と思われる「松平山」の標高が954mと低山ですので、天候が良ければ山頂付近もだいぶ暖かったと思われます。

 

今回の遭難事故から暫くの間、五頭連山の天気と気温を観ていたのですが、ここ最近は20度前後の日が多かったです。

 

標高が100m上がると気温が0.6度下がりますので、松平山の標高が954mですと、だいたい山頂付近の気温は14度前後かと思います。

 

気温が14度もあれば、だいぶ雪解けが進みますよね。

 

今回の遺体発見に、雪解けが関係していたかは分かりませんが、捜索がしやすくなっていたのは間違いないかと思います。

  

新潟県阿賀野市の松平山(五頭連山)について

今回、遭難した親子と思われるご痛いが発見された新潟県阿賀野市にある松平山(五頭連山)ですが、こんな所にございます!

 

松平山(五頭連山周辺)の地図

 

松平山周辺の地形図(国土地理院)を再度よく観てみたのですが、痩せ尾根箇所も多く、枝尾根や沢と思われる場所もあったりと、意外と複雑な地形をしてました。

 

遭難した当時は積雪がありましたので、低山とはいえ侮れない山だな~と思っておりました。

 

遭難した親子は山登りに慣れていないと報道でされてましたが、もしかすると、軽アイゼンなどの滑り止めを用意していなかったのかなと思ってしまいました。

 

 

松平山は、標高こそ低いですが、付近の登山道を外すと近くに急斜面がありますので、雪がある時期は特に滑落に注意が必要かなと、地形図を観て思いました。

 

 

 

山で遭難して発見されない場合は!?

 

今回、最悪な事態になってしまいましたが、もし、いつまでも山で遭難し発見されないと、ご家族にとっては非常に辛い状況になってしまいます。

 

まず、生死がわからず「行方不明」ですと、生命保険が下りません。

 

それ以外にも、色々と経済的な問題が発生してしまいます。

 

自分が山で遭難して発見されないと、どのようになるのか!?は、あまり考えた事がないかと思います。

 

 

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山で遭難して発見されなかった場合について、こちらの記事で書いてますので、良かったらご参考にしてみてください。

 

※5月31日加筆

今日現在、五頭連山で発見されたご遺体の身元は判明しておりません。

 

遺体の損傷が激しく、遭難した新潟の親子なのかどうかを特定するまでに時間が掛かるみたいです。

 

状況からすると、気温も結構高い日がありましたし、五頭連山も熊などの獣の生息域ですので・・・。

 

一日も早く、身元が特定されることを切に願っております。

 

5月31日PM加筆

先ほど、五頭連山で見つかった二人の遺体が、登山中に行方不明になった親子のものと断定されました。

 

残された奥様の事を思うと、かける言葉が見つかりません。

 

謹んで、お悔やみ申し上げます。

 

ご遺体につきましては、沢沿いで親子が被さるような状態だったと報道がありました。

 

経緯は不明ですが、お父さんの上にお子さんが覆い被さっていたそうです。

 

もしかすると、お父さんがお子さんをおんぶしていた時に滑落してしまったのか、それとも先にお父さんが滑落し、それを見たお子さんが助けようとして滑落してしまったのか・・・。

 

寒い夜を一緒に過ごしていたならば、お子さんを暖めるようにお父さんが覆い被さるよう(後から抱きしめるような感じ)にするはずだよな~と、答えが出ませんが、色々と考えてしまいました。

 

ご遺体の状況から、もしかすると、遭難して間もない時期に、既に二人はお亡くなりになっていたのかもしれません。

 

二人とも生きてて欲しいと願っていただけに、最悪な結末になってしまい、残念でなりません。

 

まとめ

今年のGWの後半は、アチコチで山岳遭難事故が多発してしまいましたが、今回の新潟県の五頭連山のような標高の低い山でも「遭難のリスク」があることが、痛いほど分かりましたよね。

 

遭難してしまうと、どんな山でもなかなか発見してもらえず、最悪命を落としてしまいます。

 

今回の新潟の親子は「登山届け」を出していたかどうかは、報道でされてませんが、山登りのリスク低減においては重要な事ですよね。

 

登山届けを提出し、どんな装備を持っていて、どんなルートを歩くかを、予め分かるようにしておけば、緊急時に大いに役立ちます。

 

今回、とても残念な結果になってしまいましたが、これから迎える登山シーズンに向けて、今一度登山のリスクと怖さを再認識しないといけませんよね。

 

同じような遭難事故がおきない事を願いつつ、私も気を引き締めて山登りしたいと思います。