- 三条の湯から雲取山・三峯神社縦走について
- 三条の湯の料金・混雑・評判・テント場の様子について
- 三条の湯へのアクセス・駐車場・バスの時刻表について
- テント泊の日程・天候・メンバー
- コース・標高差・コースタイム(三条の湯~雲取山~三峯神社)
- 三条の湯テント泊登山とルートの詳細
- 三条の湯でテント泊とキャンプ飯について
- 三条の湯の温泉と泉質・シャンプー・石鹸について
- まとめ
三条の湯から雲取山・三峯神社縦走について
前々から「テント泊デビューに同行してもらえないか?」
という依頼が山仲間からあったもので、久しぶりに評判の良い奥多摩の三条の湯(三条小屋)へ行ってきました!
個人的に、テント泊デビューに三条の湯(三条小屋)はもってこいだと思っております。
三条の湯までは、最寄のバス停から長い林道歩きになるのですが(約10km)、アップダウンもそれほどなく歩きやすい道が続きます。
重いテント泊の荷物を初めて背負うとアチコチ体あが痛くなりますし、体力の消耗も激しいので、いきなり山道を歩くよりは、林道歩きで体を慣らした方が良いかと考えております。
え~・・・なんだか山仲間思いな書き方になっておりますが、正直に申しますと、風邪をひいてしまい病み上がりだったこともあり、あまりガッツリ登山をしたくなかった事もあったりします。
また、先日「三頭山」へ登山をした時に、落葉に足をとられ「大外刈り」で1本!となり、膝の筋を痛めてしまいました。
下り坂を歩くと地味に膝が痛いもので、三条小屋の名物である「三条の湯(温泉)」で湯治したいという思惑もあり幕営地に選んだ次第です。
また、寂しい年末年始になることが予想されるので「神頼み」したいという思惑が山仲間と一致したもので、雲取山を経由してパワースポットであり縁結びの神様と噂高い秩父の「三峯神社」へ抜ける登山ルートでコース設定いたしました。
今回も地味に長く、神奈川県に住む私にとってはアクセスが非常に悪い三峯神社と言う事もありますので、記事を3つに分けて詳しく書いてみたいと思います!
前編は、お祭りバス停から三条小屋でテント泊について書いてみたいと思います!
こんな1日になりました!
三条の湯の料金・混雑・評判・テント場の様子について
まずはテント泊をした三条の湯の料金について書いてみたいと思います!
三条の湯では、テント泊と小屋で宿泊ができるのですが、テント泊料金は600円/人・日となっております。
こちらの金額には温泉の入浴料が含まれていないので、テント泊の場合は別途300円必要になります。
ですので、テント泊で温泉に入りたい場合は、料金の合計が900円になります!
三条の湯は、まさに「秘湯」ですので、ここはケチらず温泉に入ってください!
また、三条の湯の混雑具合ですが、今回は凄かったです!!!
三条の湯のテント場の様子がこちらになります!
まず、三条の湯のテント場の混雑ですが、我々が到着した12:30頃で既に5張りありました。
写真は、13:30頃になるのですが、ほぼテント場は一杯となり、14:00には凸凹で斜めな場所でないとテントを張れない感じになっておりました。
また、三条小屋の混雑も凄く、今回はギリギリ一つの布団で一人寝られる状況だったそうです。
混雑が酷いと、一つの布団に二人で寝なければならない状況になりますので、かなり寝にくくなるかと思います。
睡眠薬や睡眠サプリメントを使わないと、混雑時は寝られないと思います。
また、三条の湯の評判になりますが、アットホームな感じで、小屋番さん達の愛想も良く、今まで嫌な思いをしたことはありません。
料理の評判もよく、三条の湯名物の「かまど」で炊き上げたご飯が非常に美味しいそうです!
温泉もあり、ご飯も美味しいので、多くの登山者・観光客で賑わっている感じです!
三条の湯へのアクセス・駐車場・バスの時刻表について
こちらが今回テント泊した三条の湯周辺の地図になります!
お察しの通り、周辺は山しかありません(笑)
三条の湯へのアクセスになりますが、最寄のバス停は「お祭り」になりまして、なんだか神輿を担いで出没したくなる感じの名前になります(笑)
お祭りバス停から、三条の湯まで約10kmの林道歩き+山道歩きになるのですが、林道の途中まで車で入ることができます。
距離にして2km位になるかと思いますが、そこにゲートがありまして、そこに車を停めれるスペースがあります。
6台前後は駐車できると思いますので、少しでも林道を歩きを減らしたい方は、ゲートの手前まで車で行く事をお勧めします!
三条の湯へバスでアクセスする場合は、JR奥多摩駅のバス停②番乗り場から丹波行きに乗ってください。
※丹波観光協会より出典
H30年3月現在のバスの時刻表になります。
何度も書きますが、三条の湯へ行く場合は「丹波行き」に乗車し、「お祭りバス停」下車になります。
バスの本数が少ないので注意して下さい!
バスの料金は、JR奥多摩駅からお祭りバス停まで、大人760円になりまして、IC利用可能です!
テント泊の日程・天候・メンバー
登った日:11月23日(金)~11月24日(土) [1泊2日]
天 候:11月23日晴れのち曇り夜は雨
メンバー:Sさんと私の2名
こちらが今回の三条の湯から雲取山へ縦走登山をした時の日程、天候、メンバーになります!
時期が時期なだけに、朝・夕方はかなり寒かったです。
三条の湯のテント場は、谷間の川沿いにありますので、日が当たらず非常に冷えます。
雲取山・三条の湯付近の紅葉は終わっておりまして、標高600m以下が見頃となっております。
三条の湯から雲取山への登山ルートは、ぼちぼち凍結する箇所が出てきます。
特に、三条小屋から直ぐの所にある源泉付近から先が凍結しやすいので、滑落しないよう注意してください。
コース・標高差・コースタイム(三条の湯~雲取山~三峯神社)
前編で歩いたJR奥多摩駅~お祭りバス停~三条の湯~雲取山~三峯神社までの登山ルート、標高差地図になります!
お祭りバス停から三条の湯までは、ほぼ舗装されていない林道歩きになります。
道中にトイレ・水場はありませんので注意してください!
ただ、三条の湯から雲取山までのルート上に水場2箇所ありまして、そちらにつきましては後編で詳しく取り上げたいと思います!
そしてこちらがお祭りバス停~三条の湯までのコースタイムになります!
お祭バス停 9:16 → 9:47 片倉橋 9:48 → 10:19 塩沢橋 10:22 → 11:08 後山林道終点(青岩谷出合) 11:10 → 11:30 三条の湯テント泊
お祭りバス停付近から塩沢橋前後の紅葉が綺麗でした!
お祭りバス停からテント泊をした三条の湯まで、約2時間30分のコースタイムになりました。
地味にな坂道が永遠と続きますが、ほぼ、林道歩きですのでサクサク行けると思います。
後編で登山する雲取山~三峯神社までのルートは、アップダウンが連続で骨の折れるコースになりまして、コースタイムも結構時間が掛かってしまったのですが、まずは三条の湯までの様子に移りたいと思います!
三条の湯テント泊登山とルートの詳細
JR奥多摩駅のバス停は、凄い混雑でした!
フィルターかけて哀愁感ある感じの写真にしてみました。
モノクロにしてみたものの、思った以上に「お通夜」な感じになってしまい、思惑通りには行きませんでした。
なんとなく、日雇い労働者が仕事を求めて職安で並んでいるような感じですよね(笑)
奥多摩駅からバスに揺られて40分ほどで、お祭りバス停に到着となります!
バス停の前に「お祭り荘」がありまして、食事、宿泊が可能です。
バスも大混雑で、ひどい時間となりました。
※2022年現在、お祭り荘は営業中止中です。
お祭りバス停から丹波方面に進むと、三条の湯の入口が右手に見えてきます。
写真の通り、ここから三条の湯までは、10kmの林道歩きとなり、所要時間は約3時間となります。
うわ~~!!紅葉がモリモリでございます!!
思わぬ誤算でございます!!
も~三条の湯周辺の紅葉は終わっていただけにラッキーでございます!
紅葉と青空のコラボが美しいです!!
三条の湯の近くに「丹波天平(たばでんでいろ)」という紅葉スポットがあるのですが、少し標高が高いので、今回は林道歩きで大正解でした!
日差しも暖かく、オネーチャンに後ろから抱き疲れている感じのプレイになりました(?)
ルート上の紅葉が綺麗ですと、長い林道歩きも苦になりません!
今年最後の紅葉の景色かな~と思いながら、三条の湯を目指してました。
三条の湯から雲取山への区間は、紅葉は終わっているだろうな~と察した時間でもありました。
モリモリ三条の湯へ向かっていくとゲートが見えてきます。
この手前に駐車スペースがありますので、車で来ることが可能です。
ゲート周辺も紅葉が綺麗でした!
さらに三条の湯へ進んでいくと、雲取山へ至る「ヨモギ尾根」の分岐となります。
ヨモギ尾根から雲取山登山はまだ未踏なもので、ないかの機会に歩きたいな~と思っております!
三条の湯へのルート上にありますヨモギ尾根から雲取山へ登山した時の記事になります!
標高が高くなるにつれ、残念な禿山になってきました・・・。
時々生き残っている紅葉もあるのですが、今回は標高900mより上は落葉していた感じです。
よ~~やく林道の終点地点になりました!
ここから先は山道な感じになりまして、登山道の幅が狭い所もあるので滑落しないように注意してください!
林道の終着地点の近くにある水場になります。
ここは枯れないので当てに出来ますが、ここまで来ると三条の湯も近いです。
だいたい30分程度で三条の湯が見えてくると思います。
三条の湯を目指して登山していると、最後の輝きを放っている紅葉が生き残っておりました!
いや~赤色の葉が多く、見れてラッキーでした!!
林道の終点から三条の湯までは、こんな感じの道のりになります。
落ち葉が多く滑るので、足元注意です!
そんな感じで今宵のお宿である三条の湯(三条小屋)が見えてきました!
三条の湯は、結構大きな山小屋になっております。
真ん中付近の建物が「温泉」になってます。
三条の湯のテント場につくと、既に幕営している強者がいました。
早い人ですと10時にテント場に到着したそうです。
流石、三連休の初日でございます。
テント場が混むのは想像出来ますよね~
そんな感じで山仲間のテントデビューの図でございます!
なぜか寝袋マットを抱きしめながらテントを張ってました。
きっと、寂しかったんだと思います(笑)
三条の湯でテント泊とキャンプ飯について
無事にテントを設営し、腹も減ったので貧乏ランチにしてみました!
昼間なのに、三条の湯のテント場は日が当たらず、とても寒いです。
昼飯を食べていると体が冷えてしまったので、早々に三条の湯の温泉に浸かりたいと思います!
こちらが三条の湯(三条小屋)になりまして、雲取山へのコースは正面左へ続きます。
今回は、13時から男女共に入浴可能になってました。
三条の湯の温泉の詳細につきましては、後述したいと思います!
温泉に浸かり、脂ぎった体を清め、ノンビリとした時間を過ごす事が出来ました!
温泉に入ったら腹が減ってきたので、キャンプ飯の準備に取り掛かりました!
相方はビールが嫌いなので、今回は珍しくチューハイを持参しました!
久しぶりにチューハイを飲んだのですが、地味に美味しく癖になりそうでした。
さ~寒いので早々にキャンプ飯を作りたいと思います!
酒のつまみにメスティンで蒸し料理を作ってみました!
いや~温かい料理って最高ですね~!
なんだかよく分からない料理ですが、今回のキャンプ飯はチゲ鍋にしてみました!
肛門に爽やかな風を送ってくれて刺激的な夜になりました(笑)
男同士の夜ですし、そんな肛門な時間も愛おしいですよね(?)
三条の湯の温泉と泉質・シャンプー・石鹸について
こちらが三条の湯の温泉になります。
温泉は2箇所ありまして、宿泊者が多い場合は男女別になります。
宿泊者が少ない場合は、時間によって男女が入れ替わる形になります。
私はうっかり者なので、誤って女性の時間に入ってしまいそうで怖いです。
いや、嬉しいです(?)
三条の湯は温泉ですので、湯の花がモリモリ浮いております。
初めてですと、人間の垢のように見えてしまうので、要注意でございます!
また、排水は川に垂れ流しのため、シャンプー・石鹸等は利用できません。
自然保護のため、ルールは守りたいものですよね。
三条の湯の泉質がこちらになります!
気になるphですが、10.3もあるので、高アルカリ性の泉質になります。
また、三条の湯は鉱泉のため、源泉の温度が10度前後になってまして、ボイラで沸かしております。
源泉垂れ流しではないのは残念ですが、寒くて入っていられませんしね。
こちらが三条の湯の湯船になります。
こちらは小さい方の湯船になってまして、大人4人が快適な広さになります。
広い方でも、大人6人前後が限界の広さかな~と思います。
どうせなら快適に入浴したいと思うのが人情ってものですが、三条の湯の夕食時(17:30~18:00頃)は入浴者が激減するので、広々と温泉を楽しむ事が出来るのお勧めです!
まとめ
も~奥多摩周辺の紅葉は終っているだろうな~と、思っていたのですが、三条小屋までのルートはまさに最盛期な木々が多く、とても癒された 1日になりました。
また、晴天が予想される3連休の初日と言う事もあって、三条小屋のテント場が混みあうだろうな~と思い早く到着するように計画したのが良かった感じでした。
そして、テント泊中はお風呂に入れず体がべとべとしてしまいますが、三条小屋なら温泉に入ることができますので、サッパリとした状態で眠れることもポイントが高いですよね!
しかしながら、この時期はかなり寒いので、防寒対策をシッカリしてテント泊に臨まないと風邪をひいてしまうので注意して下さい!
テント泊デビューを果たした山仲間も三条小屋の事を気に入ってくれたので良かったです!
そんな感じで三峯神社へ縦走は次回に続きます!
まさかの降雪となり、幻想的な霧氷の森が広がっておりました・・・♡
三条の湯から雲取山・雲取山荘へ縦走登山した続きの記事になります!
三条の湯でテント泊した時の記事になります!
この時も雲取山へ登山したのですが、とても楽しいテント泊の時間になりました!