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屋久島集中豪雨で登山者が孤立!土砂崩れの予兆と対策、地名の恐ろしさ

屋久島の豪雨と土砂崩れで登山者が孤立ニュース

※毎日新聞より出典

 

 

屋久島の豪雨と土砂崩れで登山者が孤立について

日本一の降水量を誇ると言われている屋久島ですが、そんな「雨の島」と呼んでも良い地域で記録的な大雨となり、それに伴い土砂崩れが各地で発生してしまい登山者が孤立してしまっているそうです。

 

5月17日からの総雨量は、5月に降る1ヶ月間の雨量に匹敵する450ミリ近くとなっておりまして、「集中豪雨」の影響で、登山口につながら道路が寸断され、登山者の孤立が発生しております。

 

一時、232人の方が山中に取り残されてしまったものの、救助や自力での下山が進み、現在は34名の方が取り残されいる状況になります。

 

少しでも早く下山できれば良いのですが、自力で動けない方もいるそうですので、とても心配になってしまいます。

 

体力がない時に辛いのが「寒さ」になりますが、5月の屋久島の平均気温を見ると約20.8度になります。

 

標高が100m上がると気温は約0.6度下がりますので、孤立して動けなくなった場所によっても気温は違いますが、雨で濡れた体にとっては、結構堪える寒さになるかと思います。

 

屋久島は、本格的に登山をやっていなくても登山道が整備されてますので、多くのハイカーが訪れる人気スポットになります。

 

「縄文杉」がとても有名ですし、貴重な動植物がいたり、映画の撮影場所になってたりと、雄大な自然を生かした観光資源が豊富な島になりますよね。

 

私の趣味は「登山」になるのですが、今回の屋久島での集中豪雨による下山が出来ない事態というのは、他人事ではございません。

 

悪天候での登山は、とても悲惨なものになりますので「山の天気」には特に注意しているのですが、中々それだけでは防げないものがあります。

 

今回は、屋久島の天候と、下山できずに孤立して待った大きな原因である「土砂崩れ」について掘り下げてみたいと思います!

 

※5月20日加筆

屋久島の大雨に伴い孤立していた登山者34名全員の救助が確認されました。

死者が出ず、本当に良かったですよね!

 

 

 

屋久島の場所と日本百名山宮之浦岳について

 

 こちらが、今回集中豪雨で多くの登山者が孤立し、下山できなくなった現場である屋久島の地図になります。

 

屋久島の正確な場所については、ご存じない方も多いと思いますが、沖縄県ではなく、鹿児島県の離島になります。

 

手つかずの自然が多く残る屋久島ですが、その中央部分にそびえる山が宮之浦岳になります。

 

宮之浦岳は、日本百名山にも選ばれている名峰になりまして、標高は1、936mと、九州地方の最高峰になります。

 

山域につきましては、ユネスコの世界遺産に登録されております。

 

ちなみに宮之浦岳の標高は、一昔まで1,935mだったのですが、2001年に標高を再度調べたところ、最高地点の位置がズレていたことが発覚し、1m変わりまして1,936mになった経緯があります。

 

私の身長も、寝癖がひどい時に測ると数センチずれる事があるのですが、それと一緒かもしれません(笑)

 

そんな屋久島の宮之浦岳ですが、日本百名山に選ばれておりますので、多くの登山者が押し寄せる人気の山になっております。

 

百名山コレクターではないですが、100座に登るのを生き甲斐にしている登山者も多いですからね。

 

今回土砂崩れで下山できなくなった登山者の中にも、百名山ハンターが、多く含まれていたのではないかと推測してしまいました。

 

屋久島登山で危険な月は!?平均降水量と気温について

屋久島の月ごとの平均降水量と気温のグラフ

こちらは、屋久島の月ごとの平均降水量と気温のグラフになります!

 

棒グラフが、屋久島の平均降水量になるのですが、今回の集中豪雨が起きた5月は、年間の中でも雨量が多い月になります。

 

屋久島地方は、本州よりも梅雨入りが1ヵ月以上早いので、6月の雨量が多いのは、その為になります。

 

逆に、本州で梅雨入りする7月は、屋久島地方は梅雨明けにる事が多いので、平均雨量が減る傾向になります。

 

雨量のグラフを見ていると、屋久島の登山に適した時期は7月、8月、10月、11月頃であると読み取れますよね!

 

宮之浦岳は、標高が2、000m弱と高いので、冬の時期は結構雪が積もります。

 

屋久島の月ごとの平均降水量と気温のグラフ数字バージョン

 ※weather.time-j.netより出典

 

 こちらは、上記グラフの数字バージョンになるのですが、12月~3月まで、屋久島の平均気温は、15度以下になっております。

 

上述した通り、標高が100m上がると気温は0.6度下がりますので、宮之浦岳の頂上付近(標高2,000m弱)の温度は約3度前後になります。

 

最低気温ですと、山頂周辺は氷点下の世界になりますので、雪山経験者でないと、中々登山は難しいかなと思います。

 

雨が降る中で登山をするのは、危険が伴いリスクも増えますので、屋久島登山で危険な月は、3月~6月と、台風シーズンである9月、冬季であると言えますよね!

 

神奈川に住む私にとっては、5月は快晴が多く、登山シーズンのイメージが強い時期になるのですが、屋久島においては逆である事に驚いてしまいました。

 

やはり、登山する前には、周辺の気象状況を調べたうえで、リスクの少ない時期を選ぶことが重要なんだろうな~と思ってしまいました。

 

そ~は言っても、休みの関係などもありますし、交通の便も悪い屋久島ですので、行ける日が限られてしまいますよね。

 

山の天気は変わりやすく、中々予測が難しいものですが、色々な角度から情報収集をして、少しでも悪天候のリスクから身を守りたいものですよね!

 

www.aohigetozan.com

山の天気予報サイトについて書いた記事になります!

無料で使える天気サイトについても書いてますので、登山の参考にしてみてください!

 

 

土砂崩れの予兆と対策、地名の恐ろしさについて

屋久島で登山者が下山できなくなってしまった原因は、集中豪雨により土砂崩れになりますが、こちらにつきましても「予兆」がありますので、ある程度事前に察知する事が出来ます。

 

土砂崩れは山で起きますので、山中で行動している登山者にとっては、1つの脅威になりますよね。

 

よく言われている事になりますが、土砂崩れの予兆、前兆現象について触れたいと思います。

 

大雨が降っている最中、降った後

今回の屋久島での土砂崩れの原因は、まさに大雨になります。

 

山の木々は、天然の水がめ(ダム)と言われ、降った雨を土壌に蓄えてくれる役割があります。

 

土壌にたまった水分を、草木が吸収したり、晴れた日にゆっくりと蒸発させて水分量を調整するのですが、短時間に大雨が降ってしまうと、許容範囲を超えてしまい、今回のように土砂が流出し斜面が崩れてしまいます。

 

特に雨が流れ込みやすい「谷間」周辺の斜面は、結構崩れやすくなりますので、雨が降った後に登山に出掛ける場合は、様子を見ながら歩く必要があります。

 

登山の落石と土砂崩れの原因は、かなり似てますので、両方とも警戒する必要があります。

 

斜面から土の臭いがする

土砂崩れする前の予兆としてあるのが「土の臭い」になります。

 

私自身、土砂崩れ前の「土の臭い」を嗅いだことはないのですが、結構はっきりと分かるそうです。

 

ただ事ではない感じの独特な「土の臭い」がするそうですので、1つの予兆として覚えておくと、土砂崩れの対策になるかもしれません。

 

斜面から岩が砕ける音がする

土の臭いと同様に、斜面の中から「岩が砕ける音」が、前兆現象として起こるそうです。

 

大規模な土砂崩れではないのですが、落石が起こる前にこの「岩が砕ける音」を登山中に聞いた事があります。

 

山が崩れる前に、大きな岩や土砂が少しずつ動くので「砕ける音」が聞える原因になるのですが、斜面から怪しげな砕石音が聞えてきたら土砂崩れに要注意になります。

 

大量の水が染み出ている

「土砂の臭い」、「砕ける音」、と土砂崩れの予兆には色々ありますが、一番わかりやすいのが「水」かもしれません。

 

大雨が降った後に、斜面の隙間から大量の水が染み出ていると、それだけ土壌の保水力が限界を迎えている事になりますので、非常に危険な状態であると言えます。

 

大規模な土砂崩れが起きてしまうと、広範囲に被害が及んでしまいますので、危険だな~と感じたら、直ぐその場から離れることが大切になります!

 

斜面から臭い、音、水を登山中に見かけたり感じたら、直ぐに引き返すことが、土砂崩れに巻き込まれない対策になります。

 

地名の恐ろしさと先人の知恵について

平成の大合併があった関係で、昔から続く地名が大きく変わってしまいましたが、実はこの弊害としてあるのが「先人達の教えの消去」になります。

 

我が国は、自然災害が多く、何度も何度も大災害に見舞われておりますが、その被害状況を見るたびに心を痛めてしまいますよね。

 

被害に遭った方にとっては「子孫には同じような思いをさせたくない」と考えるのが、日本人の優しの根底にあるものだと私は思っております。

 

大雨で川が氾濫したり、津波で大きな被害が出れば

 

「堤防が決壊し、この高さまで水が溢れた!」

 

「この地点まで津波が来た!」

 

と、分かるような碑を作り、子孫達に注意を呼びかける物が日本各地にあったりします。

 

また、日本人の心の拠り所になっいる神社やお寺も、今までの自然災害を教訓として、被害に遭いにくい場所に建立されたり移転していることが多かったりします。

 

大きな自然災害があった時に、歴史の教訓を踏まえて建てられた古い神社やお寺に逃げ込むのも、1つの対策になるかな~と思っているのですが、もっと大事な教訓として先人達が残してくれているのが「地名」になります。

 

今回のような大雨による土砂崩れの場合、注意した方が良い地名に使われている漢字として言われているのが「龍(竜)」、「鮎」、「蛇」になります。

 

他にも土砂崩れの危険がある地名はあるのですが、今回は代表的な3つについて触れたいと思います。

 

まずは「龍(竜)」になりますが、こちらは「水神」が由来になっているそうです。

 

水神は、龍に例えられることがありますが、こちらが暴れまわっている地域に付けられることがあったりします。

 

凄い力を持つ水の神様が暴れまわっていると言うことは、大雨での土砂崩れや、川の氾濫、津波などの水に関連した災害があった地域の地名として、この漢字が使われることがあります。

 

「竜宮城」が地名になるのかどうかは浦島太郎に聞かないと分かりませんが、結末からすると、やはり「龍(竜)」が付く漢字の所は注意が必要ですよね!(笑)

 

そして「鮎(あゆ)」ですが、こちらは「揺く=あゆく」に由来します。

 

「揺れる」ということは、地盤が弱いという意味になりますので、「鮎」という漢字が使われている地域は、土砂崩れにも注意が必要になります。

 

また、地盤が弱いということは、地震に弱いとも言えますので、そちらにも注意する必要です。

 

最後になりますが、「蛇」という漢字が使われている地名は、土砂崩れに要注意になります。

 

昔から、斜面が崩れて木々がなくなった姿が「蛇が歩いた様子」だと思われていたのが由来になります。

 

「蛇崩」と言われることがあるのですが、古来より、蛇は「天から水を運ぶ使い」と言われたりしております。

 

数年前に広島で大規模な土砂崩れが発生し、多くの方がお亡くなりになりましたが、その中でも特に大きな被害を出した地域の地名が「八木蛇落地悪谷」と呼ばれていたは有名な話になります。

 

あまりにも不吉な地名になりますので、土砂崩れの前には「八木」に地名が変わっていたのですが、これは分かりやすい先人達からのメッセージだよな~と思ってしまいます。

 

登山に行く前に、中々地域の地名まで見ることはないと思いますが、大雨の降った後に、この漢字が使われている場所を通ったり、幕営する計画があるならば、土砂崩れにも注意を払った方が良いかもしれません。

 

まとめ

屋久島の集中豪雨で取り残されてしまっている登山者達が、少しでも早く救出されることを願わずにはいられません。

 

異常気象の影響か、我々が予測することが出来ない自然の猛威が、年々増えているよな~と感じております。

 

また、地震でも土砂崩れは起きますので、大雨だけではなく、そちらにも注意が必要ですよね。

 

しかしながら地震の場合は、予知が難しく、どうすることもできませんよね・・・・。

 

自然の前には人間は本当に無力ですが、それでも先人達の知恵をお借りしたり、正確な情報を日頃からアンテナ張って収集する事こそが、自分の身を守ることに重要な事ですよね!

 

次は我が身と思い、これから迎える梅雨のシーズンを平和に乗り切りたいなと思った今日この頃でした。

 

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屋久島宮之浦岳での遭難事故について書いた記事になります!

単独参考のリスクについて書いてますので、何かの参考になれば幸いです。