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山と高原地図ホーダイが2021年は無料!エリア・アプリの使い方詳細!

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2021年度版昭文社山と高原地図

 

 

 

 

2021年山と高原地図が発売!今年の無料特典は山と高原地図ホーダイ!

毎年この時期になりますと、昭文社から本年度の登山向けに改定された山と高原地図が発売されます。

 

例年、2月の下旬から3月上旬にかけて本年度の山と高原地図が発売されるのですが、そんな情報を耳にすると「春が来たな~」と思ってしまう誰かさんでございます。

 

2021年の山と高原地図については、2月22日に第一弾が発売されておりまして、既に購入されている方も多いと思います。

 

例年、山と高原地図を購入するとオマケついてくるのですが、今年も太っ腹な特典が付いておりまして、具体的に申しますと山と高原地図ホーダイが1年間無料と言った内容になっております!

 

山と高原地図ホーダイと聞くと、何となく無料特典の内容を思い浮かべてしまうことが出来ますが、今回はそちらについても触れながら改定されたエリアやアプリにつても掘り下げてみたいと思います!

 

まず、昭文社から発表されましたニュースリリースがこちらになります!

 

昭文社から発表されました山と高原地図と山と高原地図ホーダイニュースリリース

※昭文社山と高原地図より出典

 

私が愛する丹沢が、山と高原地図のセンターに位置しているのが嬉しい限りですが、記載の通り、2021年2月22日については、40エリア、3月5日については21エリア発売されております。

 

2021年については、改定されていないエリアもありますので、そちらについても後述したいと思います!

 

山と高原地図ホーダイとは!?アプリの内容と料金の使い方!購入者特典について

山と高原地図ホーダイ

 

まずは、2021年山と高原地図の目玉であります「山と高原地図ホーダイ」について書いてみたいと思います!

 

上記写真の通り、購入者特典として、山と高原地図ホーダイのアプリを無料で体験できるようになっております。

 

山と高原地図ホーダイの仕組みになりますが、購入した山と高原地図と同じエリアのアプリが1年間無料で使える特典になっております。

 

私の場合、今回「妙高・戸隠・雨飾エリア」の山と高原地図を購入したのですが、同エリアについてはアプリを入れれば無料で1年間スマホで地図(アプリ版の地図)が使える事になります。

 

山と高原地図ホーダイを利用すれば、GPSで現在地が分かるようになりますし、登山ルートの記録(ログの管理)や、登山計画を作成することが出来る機能もありますので、かなり便利なアプリだと思います。

 

ちなみに山と高原地図ホーダイの料金は、400円(税込)/月になりますので、年間で4,800円(税込)になるのですが、山と高原地図を購入すれば、その分が1年間だけ無料になります。

 

山と高原地図は、1エリア(1冊)1,100円(税込)になりますので、3,800円分(税込)がお得になる計算です。

 

結構お得な購入者特典になりますよね!

 

また、購入者特典を使わなくても、初回ダウンロード日から7日間は無料になっておりますので、どんなサービスなのか確かめる事も出来ます!

 

購入者特典については、購入したエリアのみの利用になりますが、正規で山と高原地図ホーダイを使用する場合は、61エリアが月額400円(税込)で使い放題になりますので、日本各地の山へ登山をする方にとっては、かなりお得だと思います!

 

スマホの対応端末につきましては、iPhone5s以降(iOS 11.0以上)、AndroidOS 5.0以上になるのですが、ある程度古くても、このスペックならどの端末でも利用できると思います。

 

購入者特典でのアプリの使い方につきましては、山と高原地図ホーダイのアプリをインストールし、付録冊子巻末のQRコードを読み取れば、直ぐに利用できる状態になります。

 

 

2021年の山と高原地図の変更点について

昭文社山と高原地図内容変更点

※山と高原地図から出典

 

ここで気になるのが、2021年の山と高原地図で変わった点になりますよね!?

 

普段、よく登山をするエリアについては、毎年変更点について地図を眺めて調べるようにしているのですが、2021年については、大きな改良があった訳ではなく、細かな修正が主な内容になります。

 

 

昭文社山と高原地図内容

※山と高原地図から出典

 

今回、特に目立つ修正で多かったのが、「通行止め」になります。

 

丹沢エリアに限らず、奥多摩やその他の山域につきましても「通行止め」の箇所が本当に多い感じでした。

 

去年に限らず、大雨や強烈な台風が数多く襲来したことが「通行止め」が多発している原因だと思っております。

 

も~何年も通行止めになっている所もありますし、いつの間にか廃道になってしまった登山道もチラホラありました。

 

異常気象により、年々山の中も荒れ気味になってますので、最新の登山地図を用意することが重要ですよね。

 

 

昭文社山と高原地図記載内容の違い

※山と高原地図から出典 

 

 そして、2021年の山と高原地図は、去年に比べてさらに見やすさが改善されております!

 

道迷いの原因になる「分岐地点」の表記がより具体的になってまして、分かりやすく改良されております。

 

昔の山と高原地図は、縮尺の関係もありまして、分岐地点が地味にずれていたりすると分かり難い所があったのですが、その辺が配慮された記載に変更されております。

 

個人的には、登山アプリであります山と高原地図ホーダイを利用しつつ、紙の地図も持参した方が道迷いのリスク低減につながるのではないかな~と思っております。

 

 

紙の山と高原地図

やはり小さなスマホの画面で地図を確認するよりは、大きな紙の地図の方が全体を把握しやすいので、両方使えばお互いの欠点をカバーできるのではないかと感じております。

 

また、昭文社の山と高原地図は、使用している紙へのこだわりがとても強いことでも有名です。

 

登山中は、急な悪天候に見舞われてしまうことがありますので、雨に強い地図であることが求められております。

 

その点、シッカリと考えられておりまして、山と高原地図には、水に濡れても破れにくい耐水性紙が使われております。

 

長年、山と高原地図を使用してますが、確かに雨や雪などの濡れに強い紙であると実感しております。

 

また、地図に使われているインクにつきましても、濡れてにじまないように「ニス引き加工」が施かされております。

 

初めて地図を広げると、何とも言えない匂いがするのですが、それはニスとインクの匂いになります。

 

徐々に匂いはしてこなくなるのですが、このニス引きの匂いが妙に好きな誰かさんでございます(笑)

 

この紙の質とニス引きについては、従来通り変更はされていないみたいですが、若干、光沢が増したような気がしております。

 

見えないところで少しずつ改良を加えているのかもしれませんよね。

 

また、表紙(かがみ)については、2021年は変更されておりませんでした。

 

 

2011年発行の山と高原地図の表紙変更点

こちらが2011年発行の山と高原地図の表紙になります。

 

個人的には、この表紙が一番見慣れていたりします。

 

 

2015年発行の山と高原地図の変更点

2015年から、表紙のデザインが変更になりました。

 

えらくスッキリとしたデザインになりましたよね~

 

 

2016年発行の山と高原地図変更点

ただ、不評だったみたいで翌年の2016年からこちらのデザインに変更になりました。

※写真は2018年ですが、変更の年は2016年になります。

 

 

2021年発行の山と高原地図の変更点

2021年につきましても、表紙のデザインは変わっておりません!

 

一番目立つ所に、「登山における注意点」が記載されておりますので、その点は良いデザインだと思っております。

 

2021年山と高原地図についてと改定エリアについて

2021年山と高原地図妙高・戸隠・雨飾りエリア登山地図と山と高原地図ホーダイ

 

他の山域エリアの山と高原地図はこちら >>

 

こちらが2021年の山と高原地図になります!

 

カラフルなデザインになってまして、なんだか鼻歌を歌いながら登山に行きたくなってしまいますよね!

 

 

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よくよく見ると、山と高原地図とは?についても触れられております。

 

山と高原地図で網羅されている山々につきましては、1,500にものぼるそうです。

 

また、深田久弥氏が選定した「日本百名山」については、完全に網羅されておりますので、百名山ハンターにおいては、必須の登山地図になるかと思います。

 

また、山と高原地図の面白い所が「調査執筆者」だと思っております。

 

通常、昭文社お抱えのライター等が書くことが多いと思うのですが、山と高原地図の場合、登山エリアに精通した地元の登山家を起用し、執筆者自身が実際に歩いて調査した登山情報を載せている点になります!

 

 2020年は、新型コロナウイルの影響がありまして、中々登山が出来ない状況でしたが、それでも入山可能な期間に実踏調査を実施して改定に取り組んだそうです。

 

そして各エリアの執筆者が違いますので、地味に個性が出ている点が面白いな~と感じております。

 

 

山と高原地図の小冊子

特に付録の冊子については、執筆者の個性がかなり出てまして、結構面白かったりします。

 

記載エリアの山名の由来や概要、生息している動物や植物、周辺の気象状況などが書かれてまして、情報量が非常に多く読みごたえがあったりします。

 

特に、執筆者がおすすめする登山コースは、結構参考になることが多く、他のメーカーの登山本(コースガイド)よりも良かったりします。

 

やはり、登山する前に、どんな山域で何があるかを事前に知っておくと、全体のイメージトレーニングや、シミュレーションが出来ますので、精神的にも助かる部分がありますよね。

 

 

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また、登山コースにつきましては、難易度を線で表現しております。

 

赤い実線は、一般登山コースであり整備された登山道になりまして、主に登山初心者が安心して歩けるルートになります。

 

赤の破線は、難路と呼ばれている岩稜や長い鎖場等がある危険箇所や、藪等の迷いやすい箇所を含んだ経験者向きの登山道となっておりますので、登山中級者以上の方が挑戦するルートになります。

 

そして見にくいのですが、細いグレーの破線は、登山コースではない作業道や廃道などを意味しておりまして、3パターンを使って登山道の難易度を表しております。

 

登山コースには、歩く目安となる「コースタイム」も掲載されておりますし、山小屋や避難小屋、水場、トイレの位置等も載ってますので、登山するのにかなり便利だと思います。

 

ただ、コースタイムにつきましては、結構ばらつきがありますので、鵜吞みにするのはちょっと危険だったりします。

 

しかしながら、特にお花が多く咲いている場所や、景色の良いビュースポット等の情報は、かなり精度が高いので、それを目当てに登ったりすることもあります。

 

そんな山と高原地図ですが、毎年すべてのエリアを実踏調査している訳ではないみたいで、改定されない所もあったりします。

 

 今回改定されたエリアが下記になりまして、載っていない場合は、改定されていないことを意味致します。

 

何となく、西日本エリアが改定されていない感じですね。

 

  • 1.利尻・羅臼 知床・斜里・阿寒・礼文 
  • 2.ニセコ・羊蹄山 暑寒別岳・駒ヶ岳 
  • 4.八甲田・岩木山 白神岳・十和田湖・田代岳 
  • 5.岩手山・八幡平 秋田駒ヶ岳・姫神山・森吉山・和賀岳 
  • 6.栗駒・早池峰 焼石岳・神室山 
  • 7.蔵王 面白山・船形山 
  • 8.鳥海山・月山 羽黒山
  • 10.飯豊山 朳差岳・二王子岳
  • 11.磐梯・吾妻 安達太良 
  • 12.那須・塩原 高原山・八溝山 
  • 13.日光 白根山・男体山
  • 14.尾瀬 燧ヶ岳・至仏山・会津駒ヶ岳 
  • 15.越後三山 平ヶ岳・巻機山 
  • 16.谷川岳 苗場山・武尊山
  • 17.志賀高原 草津白根山・四阿山 
  • 18.妙高・戸隠・雨飾 火打山・高妻山・信越トレイル 
  • 19.浅間山 軽井沢・長野原の山々
  • 20.赤城・皇海・筑波 榛名山
  • 22.奥武蔵・秩父 武甲山 
  • 23.奥多摩・奥秩父総図
  • 24.奥多摩 御岳山・大岳山 
  • 25.大菩薩嶺 
  • 26.雲取山・両神山  
  • 27.金峰山・甲武信 
  • 28.高尾・陣馬 
  • 29.丹沢 
  • 30.箱根 金時山・駒ヶ岳 
  • 31.伊豆 天城山 
  • 33.八ヶ岳 蓼科・美ヶ原・霧ヶ峰◎
  • 36.鹿島槍・五竜岳 
  • 37.剱・立山 
  • 38.槍ヶ岳・穂高岳 上高地 
  • 39.乗鞍高原 
  • 41.木曽駒・空木岳 
  • 42.北岳・甲斐駒 
  • 43.塩見・赤石・聖岳 
  • 44.白山 荒島岳・能郷白山・金剛堂山 
  • 49.六甲・摩耶 須磨アルプス 
  • 50.金剛・葛城 生駒山・紀泉高原 
  • 51.高野山・熊野古道 伯母子岳 
  • 52.大峰山脈 
  • 53.大台ヶ原 高見山・倶留尊山 
  • 55.大山・蒜山高原 三瓶山・比婆山・道後山 
  • 56.石鎚・四国剣山 東赤石山・三嶺 
  • 57.福岡の山々 宝満山・英彦山
  • 58.阿蘇・九重 由布岳 
  • 61.屋久島 宮之浦岳 

 

上記に記載されていない登山エリアも、地図自体は発売されておりますが、内容が改定されていないだけになります。

 

それでも、コロナ禍の中でもほぼ日本の主要登山エリアを最新の情報に改定している所が、昭文社のプライドなのかも知れませんよね!

 

まとめ

登山をするのにとても重要な地図になりますが、用意をしないで登山を楽しむ方が多いのが実態だと思います。

 

メジャーな登山道なら、明瞭な踏み跡や道標なども多く、道迷いのリスクはかなり低いですが、それでも不測の事態が発生するのが登山になります。

 

特に、疲れてくると道標の見落としや勘違いなどをしてしまうこともありますので、登山においては地図が必須の装備であると言えます。

 

このご時世、車で移動する時も、カーナビを使い目的地に向かうことが殆どだと思います。

 

カーナビ(地図)がないと、目的地に到着するのは至難の業ですよね?

 

それと同じく、似たような景色が広がり、案内が乏しい山の中では、地図が命綱の役割を果たしてくれます。

 

昭文社の山と高原地図は、少しお高いのがネックになりますが、それでも登山の安全を考えたら安い投資だと思います。

 

上記に記載の通り、登山中の遭難の原因の1つに挙げられるのが「道迷い」になりますので、登山用の地図を携帯し、山登りを楽しんでいきたいものですよね!

 

 

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昭文社山と高原地図に「奥多摩・奥秩父総図」が新たに発売された時の時期になります!

奥多摩から奥秩父主脈縦走をする時に便利な登山地図になりますので、テント泊縦走などで狙っている方におすすめです!

 

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登山中の道迷いについて書いた記事になります!

地図を持っていないと、道迷いからリカバリーが難しくなりますので、忘れずに携帯したいものですよね!