アオヒゲ危機一髪♪ 樽の中身は何だろう!?

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南大菩薩嶺登山!牛奥ノ雁ヶ腹摺山~小金沢山~牛ノ寝~長峰~白草ノ頭(後編)

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南大菩薩の名山景色

 

 

 

南大菩薩嶺登山について

前回に引き続き、南大菩薩嶺の名山である小金沢公園から牛奥ノ雁ヶ腹摺山~小金沢山~牛ノ寝~長峰~白草ノ頭をぐるっと周回した登山の記事を書きたいと思います!

 

前編の雁ヶ腹摺山も名山ですが、本編の牛奥ノ雁ヶ腹摺山・小金沢山も富士山の展望が素晴らしく、南大菩薩嶺を代表する山になりますよね!

 

 南大菩薩嶺の山々を登山する場合、どうしてもアクセスが悪く、ぶつ切りになってしまう方が多いのではないでしょうか!?

 

下記に登山地図を添付しておりますが、小金沢公園を起点にすると、日没が早いこの時期でも、何とか南大菩薩嶺を日帰りで周回する事が可能です。

 

しかしながら、長峰~白草ノ頭の区間が少し曲者で、道が分かり難い所があるので、そこで迷ってしまうと日没の危険もありますので、なかなか痺れる感じになるかも知れません。

 

そんな感じで前回の登山の続きに移らせていただきます!

 

積雪が多く、前編よりもさらに極悪な感じになりました・・・。

 

前編の南大菩薩嶺縦走の記録

 

www.aohigetozan.com

前編で歩きました、南大菩薩嶺の中でも少しマニアックルートな登山記事がこちらになります!

 

小金沢公園から入山し、大峰北尾根から雁ヶ腹摺山・黒岳へ登った記録になります!

 

大峰北尾根は、バリエーションルートになりますので注意して下さい!

 

雁ヶ腹摺山・黒岳も南大菩薩嶺を代表する名山でございます!

 

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南大菩薩嶺縦走登山の日程・天候・メンバー

登山日程:1月10日(土) [日帰り]

 天  候:快晴も風が強くて寒かった・・・

メンバー:単独

 

南大菩薩嶺縦走登山の交通手段・トイレになりますが、小金沢公園にバイクを駐輪(無料)園内のトイレは、冬季閉鎖で利用できません。

 

深城ダム管理事務所のトイレを利用するよう案内が貼ってありました。

 

また、大峠駐車場のトイレも冬季閉鎖されてましたので利用できません。

 

南大菩薩嶺を冬季に歩く場合は、トイレがネックになるかも知れません。

 

コース状況(牛奥ノ雁ヶ腹摺山~小金沢山~牛ノ寝~長峰~白草ノ頭)

そして今回登山をしました牛奥ノ雁ヶ腹摺山~小金沢山~牛ノ寝~長峰~白草ノ頭までのコース状況について触れたいと思います。

 

 

 

牛奥ノ雁ヶ腹摺山~小金沢山~牛ノ寝までは、一般登山で、良く歩かれているコースになりますので、特に問題になる箇所はございません。

 

南大菩薩嶺の中でも、特に富士山の景色が良いルートですので、おすすめでございます!

 

しかしながら、長峰分岐から先は急降下になり、獣道と錯綜していてルートが非常に分かり難いです。

 

踏み跡が濃い枝尾根に吸い込まれ、本来のコースの一つ手前の尾根を下ってしまいました。

 

長峰分岐直下は、非常に分かり難いので注意下さい。

 

また、長峰~白草ノ頭付近にありますP1256付近から少し下った所に明瞭なピンクのマーキングがあり、エイベイ小屋跡を巻くように付けられております。

 

マーキングの通り下っていくと、葛野川発電所方面に続く感じになり、途中で誤りであることに気付きました。

 

何を意味しているか分からないマーキングも多数ありますし、登山道も不明瞭ですので下りで利用する場合は、時間に余裕をもって慎重に進んで下さい。

 

コース標高差・コースタイム(牛奥ノ雁ヶ腹摺山~小金沢山~牛ノ寝~長峰~白草ノ頭)

黒岳から出発し、牛奥ノ雁ヶ腹摺山~小金沢山~牛ノ寝~長峰~白草ノ頭から小金沢公園

こちらが今回登山した南大菩薩嶺のコース・標高差の地図になります。

 

後編は、黒岳から出発し、牛奥ノ雁ヶ腹摺山~小金沢山~牛ノ寝~長峰~白草ノ頭から小金沢公園へ下山しました。

 

標高差の地図のとおり、2000m付近を縦走する形になりますので、冬季になるとかなり雪が積もるエリアになります。

 

積雪が多いと、コースタイム以上に時間が掛かりますので要注意です。

 

 

そしてこちらが、今回歩いた牛奥ノ雁ヶ腹摺山~小金沢山~牛ノ寝~長峰~白草ノ頭までのコースタイムになります。

 

黒岳 12:16 → 12:36川胡桃ノ頭 12:38  → 12:58牛奥ノ雁ヶ腹摺山13:02 → 13:27 小金沢山 13:32 → 13:52 狼平  → 14:07 牛ノ寝分岐 → 14:15 長峰分岐→  15:56 白草ノ頭 15:58 → 16:01 カケツケの頭 → 16:24 山ノ神16:28  → 17:12 小金沢公園

 

積雪期の南大菩薩嶺縦走登山のコースタイムになりますが、何かの参考になれば幸いです。

 

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牛奥ノ雁ヶ腹摺山~小金沢山積雪期登山の様子

冬季の南大菩薩縦走

黒岳を後にし、「牛奥ノ雁ヶ腹摺山」を目指します!

ここで期待していた先行者のトレースがなくなり・・・。

予定外のファーストにあり、ツボ足が足腰ヒゲを容赦なくを刺激してきます・・・

冬季の南大菩薩縦走は、歩く人が少ないので、積雪が多いと一気に難易度がUPいたします。

 

 

冬季の南大菩薩富士山眺望

よっ!富士山!!

川胡桃ノ頭からも綺麗に見えました!

南大菩薩の稜線は、富士山の眺望が素晴らしい箇所が多いのでお勧めですよ!

変な時期に歩くと、ツボ足で悶絶しちゃいますけどね(笑)

 

 

川胡桃ノ頭牛奥ノ雁ヶ腹摺山水場

この付近から左(西)方面に進むと水場があるみたいです。

行った事がないで、何かの機会に「大菩薩の美味しい水」を飲んでみたいですね~!

なんか、痛風とかに効きそうでな感じの名前で、ご利益がありそうですよね(笑)

 

 

川胡桃ノ頭

先ほど居た川胡桃ノ頭です!

コッチから見ると、中々綺麗な山容をしてますよね~

流石、桃ノ頭・・・甘酸っぱい感じになってきますね♡

それにしても牛奥ノ雁ヶ腹摺山への登りがキツイです・・・。

 

 

富嶽十二景牛奥ノ雁ヶ腹摺山

モ~モ~言いながら登って行くと、「富嶽十二景 牛奥ノ雁ヶ腹摺山」の山頂になりました。

新雪が純白のキャンパスみたいで、芸術が爆発しそうな感じでした(?)

ちなみに牛奥ノ雁ヶ腹摺山の山名は、「うしおくのがんがはらすりやま」で、日本一長い名前のお山になります。

顎が悪い私には、荷が重い名前でございます(笑)

顎が砕けそうです(>_<)

 

 

富嶽十二景牛奥ノ雁ヶ腹摺山の富士山景色

よっ!富士山!!

富嶽十二景牛奥ノ雁ヶ腹摺山の景色は伊達ではございません!!

牛奥ノ雁ヶ腹摺山は、南大菩薩嶺の中でも静かで贅沢な時間でになりました\(^o^)/

 

 

牛奥ノ雁ヶ腹摺山から小金沢山

そんな感じで牛奥ノ雁ヶ腹摺山から小金沢山を目指します!

なんとなく登山道が見えておりますが、ここから一気に雪が深くなりニヤニヤしてきました(笑)

ファーストってやっぱり気持ちがEーです!!

 

 

小金沢山まで遠い登山道

嘘をつきました・・・

やっぱりトレースが欲しいです・・・

ここで力尽き動けなくなりました・・・

いや~~雪深いです・・・

何で私はここに居るんだ???と、自問自答の時間帯でした。

小金沢山まで遠いですね~

 

 

小金沢山山頂

答えは「貴方が選んだ道ですyo!」って感じですが、なんとか小金沢山山頂まで辿り着けました!!

小金沢山も富嶽十二景なので、今日は富嶽祭りでございます♡

南大菩薩嶺登山は、日本一好きにはたまらないコースでございます!!

このコース、私はかなりお気に入りで、天気さえ良ければ自信を持ってお勧めできます!!

 

 

小金沢山山頂富士山景色

よっ!富士山!!

こんなお姿を小金沢山付近からチョコチョコ眺められます!

登山者が少ないのも有難いんですが、積雪期の小金沢山は難易度が上がってチョッとアレかも知れませんf^_^;

 

 

小金沢山直下積雪

小金沢山直下も積雪が多く、強烈なツボ足でルートも不鮮明でした。

マーキングを見落とさないようにして下さい!

 

 

南大菩薩嶺狼平~牛ノ寝登山の様子

狼平

小金沢山からモリモリ下っていくと、ポッカリ開けた所が狼平でございます!

さ~そろそろ変身セントですね!(?)

この辺まで来ると、南大菩薩嶺エリアもボチボチ終了でございます。

 

 

狼平銀世界

こちらが狼平になります!

新雪がモリモリで、銀世界になっておりました!

 

狼平周辺は、雰囲気が良い所で、結構お気に入りなのですが、今日は雪が多くてなかなか進みません(>_<)

時間がヤバくなってきました・・・

 

 

大菩薩湖

 

狼平周辺から大菩薩湖が綺麗に見えました!

なんか釣れるんでしょうかね???

 アッチは北大菩薩嶺エリアになるのですが、あまり「北大菩薩嶺」って聞かないですよね!?

普通に大菩薩嶺でよいのかしら?

 

 

振り返っての小金沢山

振り返っての牛奥ノ雁ヶ腹摺山・小金沢山です!

とても邪悪な行程でしたが、大菩薩嶺とは違った魅力が詰っております!

 

 

牛ノ寝分岐

そんな感じで牛ノ寝分岐です。

今日のメインディッシュでございます♡

さ~思いっきりモーモー言っちゃうぞ♡

 

 

長峰~白草ノ頭~小金沢公園登山の様子

 

長峰分岐道路不明瞭通行注意看板

モリモリ下っていくと、第2の核心部である長峰歩きでございます!

「道路不明瞭通行注意」

なにやら探検好きにはたまらない文言が書かれておりますね(笑)

期待が高まりますね~。

 

 

長峰の分岐から難路

長峰の分岐からいきなり道を間違い、道じゃない道を一生懸命下ってしまいました。

皆さん同じ個所で道間違いをするみたいで、とても明瞭な枝尾根になっております。

下りる前に、地形図をよく確認する事をお勧めいたします!

獣道が錯綜しマーキングも乏しく非常に分かり難いです!!

 

 

長峰~白草ノ頭は分かりやすい尾根道

今日の命綱である地形図です。

地形からすると、長峰~白草ノ頭は分かりやすい尾根道だと思っていたんですが・・・

尾根が広く、雪があると踏み跡が見えませんからね~

 

 

白草ノ頭

そんな感じでおっかなびっくり歩いていると、白草ノ頭になりました。

この手前に明瞭な管理道(?)があり、見事に吸い込まれ、またまた道間違いをしてしまいました。

益々時間が怪しくなってきました・・・

いや~日没迫ると精神的に良くないですね~・・・

 

 

カネツケノ頭

長峰・白草ノ頭から進むと、こちらがカネツケノ頭です。

も~日没の恐怖に写真がブレブレでございます(笑)

地図を見て、まだまだ下界(小金沢公園)まで距離があることを確認し、かなり焦りました・・・

 

 

カネツケノ頭小金沢公園まで道が明瞭

カネツケノ頭から先は、段々道が明瞭になってきます。

長峰~白草ノ頭間とは違い、最近間伐した感じでした。

 

 

山神祠

こちらが山神祠になります!

ここまでの安全を感謝し、なにか舞でも披露しようかと思ったんですが、如何せん日没が迫っているので・・・

次回来た時に念入りに舞ってみたいと思います!!

 

 

枝尾根マーキング

少し進むと分かり難い枝尾根になります。

降下点にマーキングがありますので、赤矢印な感じに下っていきます。

右(南)方面も踏み跡があるので、そっちへ進まないように!

長峰・白草ノ頭方面から来た場合は、この辺要注意です。

 

 

P939の三角点山ノ神

こちらがP939の三角点になります。

この付近が、山ノ神と言われている所みたいです。

ここで方角が変わり、赤矢印の通り左(北)へ進むと・・・

 

 

山ノ神マーキング

マーキングがモリモリ出てきます。

急坂で落ち葉も深く滑るので注意して下さい!

 

 

管理道岩場

モリモリ下っていくと、こんな感じの岩場になります。

私は、赤矢印の方面から下りてきました。

管理道が青矢印のように交差します。

向かって右側を青矢印の通り進むと、先ほどあった山神祠方面へ行けるみたいです。

 

 

長峰の登山口

よ~~やく長峰の登山口に下りてきました。

ここまで来れば、安心ですね!

この「電話の基地局?」みたいなのが目印になります。

階段上がれば良いので、取り付きは分かりやすいですね~!

 

 

長峰の登山口ゲート

長峰登山口は、ゲートが閉まっているので車等では入れません。

赤丸付近が、先ほどの長峰・白草ノ頭への取り付き地点になります。

 

 

深城ダム小金沢公園

寒々しいですが、こちらが深城ダムでございます!

対岸右手にあるのが駐輪した小金沢公園です!

今朝、真ん中やや右の尾根を登って行った感じですね。

 

 

小金沢公園日没ギリギリ

日没ギリギリに小金沢公園に戻ってこれました・・・。

いや~危なかったですf^_^;

流石にこのコース、ナイトハイクする勇気はございません(>_<)

時間に余裕持って臨まないと危ないですよね・・・

 

まとめ

結局、この日は誰とも会いませんでした。

 

南大菩薩嶺縦走は静かで最高なのですが、それだけリスクも高くなりますので、油断なきよう臨んで下さい!

 

雪があると、一気に行程が遅れてきますしね。

 

南大菩薩縦走は、エスケープが乏しいので、その点も考慮に入れた計画が大事だと思います!

 

長峰も、新緑・紅葉の時期はかなり良さそうなので、また機会を作って舞を披露しに出没したいと思っております!

 

今回のルートは、富嶽十二景である雁ヶ腹摺山・牛奥ノ雁ヶ腹摺山・小金沢山を一気に堪能できるコースですのでお勧めです!!

 

www.aohigetozan.com

 紅葉の時期に今回歩いた南大菩薩嶺の小金沢山へ縦走した時の記事になります!

 

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 大菩薩嶺から牛ノ寝通り経由で扇山へ日帰り縦走した時の記事になります。

長い長い縦走路で、とても消耗した1日になりました・・・。

 

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南大菩薩嶺縦走した時の記事になります!

裂石から出発し、JR中央線の初狩駅まで日帰りで縦走した記録になります。

こちら南大菩薩嶺を余すことなく楽しめるおすすめの縦走コースになります!