- 奥秩父大菩薩連嶺縦走(裂石~初狩駅34km)した経緯について
- 大菩薩連縦走の登山動画と日程・天候・駐車場・バスについて
- 大菩薩連嶺縦走登山のコース・標高差・コースタイム(裂石~大菩薩嶺~大菩薩峠~小金沢山)
- 大菩薩嶺登山口バス停(裂石)のトイレ・駐車場・千石茶屋の詳細
- 上日川峠・ロッヂ長兵衛の水場・トイレの詳細
- 福ちゃん荘から唐松尾根で大菩薩嶺登山の詳細
- 大菩薩峠・大菩薩連嶺の縦走路の様子
- 小金沢山積雪期登山の様子
- まとめ
奥秩父大菩薩連嶺縦走(裂石~初狩駅34km)した経緯について
奥秩父の方は、この時期でもしっかりと雪が残っていると聞き、久しぶりに残雪期の大菩薩連嶺縦走をしてきました!
大菩薩連嶺縦走というよりは、大菩薩嶺登山口である裂石からJR中央線の初狩駅までの34kmの縦走登山になります。
積雪期の登山になりますので、初狩駅まで辿り着けないことも十分考えられますので、状況に応じ拾ン何位登山コースを変更するつもりで臨みました。
大菩薩連嶺縦走は、天気が良いと富士山や南アルプスの展望が素晴らしく、個人的に大好きな登山コースの1つになっております!
大菩薩連嶺と小金沢連嶺縦走になりますが、今回は積雪が地味にきつく、久しぶりに悶絶した1日になりました。
天気が良い予報だったので大菩薩連嶺縦走路を選んだのもありますが、実は4月21日開催の「外秩父七峰縦走大会」 の練習も兼ねて臨んだ次第です。
外秩父七峰縦走大会は、低山ながら42kmあるくロングコースになりますので、このブクブクに太った体では荷が重いと思い、トレーニングで大菩薩連嶺縦走をしました。
裂石から初狩駅まで34kmの道のりですので、トレーニングにしてはチョット弱気な感じですが、積雪があることを考慮すれば、十分かな?と自分に甘い考えで臨んでみました。
大菩薩連嶺・小金沢連嶺縦走路は、縦に長いコースですので、今回も前・後編の2部作で行きたいと思います!
霞がかかっていて、富士山の展望には恵まれませんでしたが、残雪の大菩薩連嶺・小金沢連嶺縦走路の景色が素晴らしく、足元は地獄でしたが、ストレス発散に最高の1日になりました!
こんな大菩薩連嶺縦走の1日なりました!
大菩薩連縦走の登山動画と日程・天候・駐車場・バスについて
上記写真を押すと、3分ほどの大菩薩連嶺縦走した時の登山の動画を観ることが出来ます!
残雪期の大菩薩連嶺の雰囲気が動画で伝われば幸いです。
やはり雪があると絵になりますよね!
動画の音の通り、稜線は風が強く、非常に寒い時間になりました。
そしてこちらが今回登山をした大菩薩の日程・天候・メンバー・駐車場・バスになります!
登山日程:4月6日(土) [日帰り]
天 候:晴れのち曇り風が強くかなり寒かった(大菩薩登山口バス停付近で6度)
メンバー:単独
今回の大菩薩連嶺縦走登山の場合、公共交通機関を使うことをお勧めいまします!
裂石登山口駐車場と、丸川峠分岐駐車場で駐車可能です(両方とも無料)
丸川峠分岐駐車場は、7時過ぎには満車になってました。
また、この時期は冬季通行止めで(12月頃~4月20日前後)上日川峠まで車では行けれません。
今回利用した、JR塩山駅から大菩薩峠登山口バス停までの詳細は、下記の通りとなります。
<バス料金>
JR塩山駅から大菩薩峠登山口バス停 大人300円(IC利用可能)
<大菩薩登山口バス停への時刻表>
こちらがJR塩山駅からのバス時刻表になります。
大菩薩登山口バス停に行く場合、「二本木経由」からも行けれます。
二本木経由の場合、始発のバスの時間が6:40、大菩薩登山口行きの場合7:35ですので、1時間弱早く行動することが出来ます。
大菩薩連嶺縦走する場合は、二本木経由の6:40発のバスで挑戦することをお勧めいたします!
大菩薩連嶺縦走登山のコース・標高差・コースタイム(裂石~大菩薩嶺~大菩薩峠~小金沢山)
今回歩いた大菩薩連嶺日帰り縦走の前編部分の登山地図とルート・標高差になります!
前編は、大菩薩峠登山口バス停(裂石)から出発し、大菩薩嶺~大菩薩峠山~小金沢山~への登山ルートになります!
福ちゃん荘から積雪が出始めます。
ピッケルは不要ですが、ルート上に凍結がありますので、軽アイゼンとスパッツは必須です。
雪が解けた地面がドロドロになっている場所もありまして、かなり滑るので注意してください。
そしてこちらが(大菩薩登山口~大菩薩嶺~大菩薩峠~小金沢山縦走ルートのコースタイムになります!
大菩薩峠登山口 7:05 → 7:09 雲峰寺駐車場 → 7:14 裂石登山口駐車場 → 7:20 丸川峠分岐駐車場 → 7:26 千石茶屋 7:34 → 8:23 上日川峠 → 8:37 福ちゃん荘 8:40 → 9:18 雷岩 → 9:24 大菩薩嶺 9:25 → 9:31 雷岩 9:32 → 9:38 神部岩 → 9:50 賽ノ河原 9:51 → 9:54 親不知ノ頭 → 10:00 大菩薩峠 10:021 → 10:19 熊沢山 → 10:26 石丸峠 → 10:34 天狗棚山 → 10:46 狼平 → 11:19 小金沢山
大菩薩峠登山口バス停から、上日川峠までは、道は明瞭ですが急登の連続で時間が掛かります。
また、積雪もあるので、コースタイムは余裕を持って臨んでください!
大菩薩嶺登山口バス停(裂石)のトイレ・駐車場・千石茶屋の詳細
塩山駅からバスに揺られて30分で大菩薩登山口バス停に到着でございます!
いや~寒いです!
大菩薩登山口バス停付近に2つ公衆トイレがあります。
こちらが裂石公衆トイレになります。
冬季でも閉鎖されませんので、通年利用可能です!
ここでパンツが裏っ返しであることに気づき、更にあるべき穴がヘ見当たらず、振り返るとお尻についてました。
パンツの前後と裏表を間違えるという、全てアウトな自分に笑ってしまいました(笑)
ま~パンツ穿き忘れなかっただけ自分の事を褒めてあげたいと思います(笑)
石丸峠分岐にある無料駐車場になります。
7時で既に満車でした。
上日川峠方面へは、冬季閉鎖により通行できません!
舗装路を歩いて上日川峠へ行くことも出来ますが、昔から歩かれているクラシックルートを使って登りたいと思います!
上日川峠を目指して進んでいくと、千石茶屋が見えてきます。
朝早いので、千石茶屋は営業してませんでした。
こちらで飲み物など購入することも可能です。
千石茶屋周辺の地図の詳細になります!
大菩薩連嶺縦走の初っ端は、急登の連続でございます・・・。
白目が何個あっても足りませぬ・・・(?)
上日川峠・ロッヂ長兵衛の水場・トイレの詳細
千石茶屋から上日川峠までの登山道は、こんな感じになっております。
迷うところはありませんが、かなりの急登になります。
いつの間にか第二展望台に到着しました。
第一展望台をいつも見過ごしてしまう誰かさんでございます。
残念ながら、樹林に囲まれているので、ここから大菩薩連嶺の雄大な景色を見ることは出来ません。
無の境地で登り詰めると、ロッヂ長兵衛の水場があります。
厳冬期は凍結することがありますが、今日はモリモリ出てました。
ロッヂ長兵衛の水場は、冷たくて美味しいです!
ロッヂ長兵衛の様子になります。
私が来ることを察してか、山ガールどころか登山者もいませんでした。
上日川峠にある公衆トイレになります。
除雪もされていて利用可能な状態でした。
大菩薩連嶺登山は、トイレが豊富にありますので、女性登山者には嬉しい山域ですよね!
また、ロッヂ長兵衛はテント泊も可能です。
ロッヂ長兵衛から福ちゃん荘に進むと雪が出てきました。
思ったよりも早い登場にビクビクしてしまいました・・・。
大菩薩連嶺縦走路は、標高がそこそこ高いので、積雪具合が心配でございます。
福ちゃん荘から唐松尾根で大菩薩嶺登山の詳細
そんな感じで福ちゃん荘に到着です!
周辺も結構な積雪量でした。
いや~初狩駅まで無事に到着できますかね!?
福ちゃん荘の近くにある唐松尾根分岐公衆トイレになります!
こちらも除雪されていて問題なく利用できます!!
福ちゃん荘から唐松尾根で大菩薩嶺を目指したいと思います!
モリモリ登ると大菩薩湖と富士山が見えてきました!
残念ながら霞んでしまっていて、富士山がはっきり見えてませんね~
福ちゃん荘から大菩薩嶺までは、こんな感じの登山道になっております。
日が当たる場所は、雪解けが進んでいるのですが、ドロドロの箇所もあるので歩き難いです。
ツララも存在感を発揮してました!
まだまだ寒いですからね~~
雷岩まで上がってくると、積雪が一気に深くなってきます。
いや~足腰と髭から悲鳴が聞こえてきます(笑)
大菩薩嶺の山頂を目指している最中なのですが、樹林帯歩きになるので、積雪がかなり深いです。
本日最高峰の大菩薩嶺山頂でございます!
大菩薩嶺の標高は、2056.9mになりまして、日本百名山、山梨百名山に選ばれております。
大菩薩嶺の山頂も樹林に囲まれて展望がないので、早々に大菩薩峠を目指すことにしました!
霞んでますが、甲府市街が綺麗ですね!
目指す小金沢山になります!
小金沢連嶺も地味にアップダウンがモリモリなので、今からニヤニヤが止まりません(笑)
大菩薩峠・大菩薩連嶺の縦走路の様子
大菩薩峠を目指し縦走していくと、一面銀世界でした!
美白命に私にとっては、辛い時間帯の始まりでございます・・・。
天気が良いと大菩薩連嶺の縦走路から綺麗な富士山がこれでもか!てなくらい見れるのですが・・・。
春ですので展望は仕方がないですが、それでもこの霞は新種のモザイクですよね~
天気が良いのに見れない!というのは、萎えてしまいます。
見えるか見えないかのギリギリを攻めるあたり、私は嫌いではないんですけどね(笑)
見えているのは長い長い大菩薩連嶺の縦走路だけですね~
段々暖かくなってきたので、雪が腐ってきました・・・。
ズボズボと足がとられ「スボニー」の余韻に浸ってしまいました♡(?)
振り返っての大菩薩連嶺縦走路でございます。
「ズボニー快楽縦走路」に名称変更して欲しいですね~
霞の勢力がモリモリとなり、甲府市街も薄っすらになってきました・・・。
天気が良いだけに、絶景を見れず残念でございます・・・。
大菩薩嶺から大菩薩峠の中間付近にある2000米地点になります。
2000年に設置したみたいですが、ミレニアムからも~19年経ってしまいましたね。
ミレニアムな輝きを放っている大菩薩嶺周辺の残雪期の景色でございます。
無雪期とは違った美しさがありますよね!
富士山が見れれば最高なんですけどね(まだ言っている)
ミレニアムな輝きを放っている大菩薩湖周辺の景色でございます。
今年は雪が多いんだか少ないんだか良く分からない感じですよね~
振り返っての大菩薩嶺方面になります。
大菩薩の稜線って、手軽に登れるのに素晴らしい景色が広がってますよね!
季節にもよりますが、アルプスに引けを取らないような気がします。
よ~~やく大菩薩の賽の河原にある避難小屋(休憩所)が見えてきました!
一面真っ白でございます!
だるまさんが転んだ!をやるには、最高の舞台ですよね(笑)
ソリを持ってくればよかったと後悔しちゃいました。
大菩薩賽の河原にある避難小屋になります。
内部も綺麗で、風が強い時の休憩に最高だと思います!
避難小屋周辺にトイレと水場はりません。
避難小屋からモリモリ進むと介山荘が見えてきます。
今日は閑散としてますね~
そんな感じで、忘れてはいけない大菩薩峠の1枚になります!
大菩薩峠の標高は、1897mになります。
大菩薩峠の近くにある休憩所とトイレ(写真左)になります。
トイレは通年使用可能です。
さ~大菩薩峠から小金沢山を目指して進みたいと思います!
小金沢山積雪期登山の様子
踏み跡がなく「あれ?私がファースト?」と思ってしまったのですが、小金沢山までマーキングもありますので、注意深く進めば大丈夫だと思います。
途中から踏み跡が出てきたのですが、やはり大菩薩峠から小金沢山方面に歩いている人は少ない感じでした。
熊笹山から見る天狗棚山の景色でございます!
残雪が絵になりますね!
こちらが目指す小金沢山になります。
手前に見ている山頂は、偽ピークになりまして、本当の小金沢山の山頂は見えてません。
天狗棚山と小金沢山とのコラボレーションでございます!
大菩薩連嶺縦走路のアップダウンがえげつないですね♡
石丸峠周辺も、結構雪が積もっていて歩き難いです・・・。
振り返っての熊笹山になります!
も~少し雪が積もっていると、天然のスキー場になりますね~♡
大菩薩界隈でも、ゲレンデマジックは起こるのでしょうかね!?
そんな感じで、牛ノ寝縦走路と小金沢山への分岐になります。
牛ノ寝通りの方も、1、2人ほど歩いているみたいでトレースがありました。
天狗棚山からの小金沢山になります!
小金沢連嶺縦走路の景色でございます!
いや~美しいです!!
今回は登らない雁ヶ腹摺山になります!
アッチも雪が凄そうですね~
こちらがお気に入りの場所である狼平になります。
満月の夜は、私も布団の上で狼に変身することがありますが、最近はそんな機会がございません・・・(涙)
こんな感じのツボ足歩きになり、狼よりも産まれたての小鹿のようにガクガクしながら小金沢山を目指しました。
振り返っての天狗棚山と熊笹山でございます。
青空と雪のコントラストが綺麗ですよね!
小金沢山の山頂までは、一部道が悪く、藪っぽい所もあるので、積雪があるときはルートに気を付けてください!
滑落すると、大怪我する場所もありますので注意してください。
よ~~やく大菩薩連嶺縦走の目的地の1つである小金沢山の山頂でございます!
ここまで遠く茨というか雪の道のりでした。
まとめ
写真や動画の通り、大菩薩周辺の稜線からの景色が素晴らしく、残雪期の登山も良いな~と、改めて思ってしまいました!
大菩薩連嶺は、富士山や南アルプスの展望が良いので、登山者が多い山域になりますが、この時期は冬季通行止めという事もあって、人が少なく静かな山歩きを楽しむことが出来るのも高ポイントですよね!
秋の紅葉の時期にも大菩薩連嶺を縦走することが多いのですが、残雪期とはまた違った雰囲気と良さがあったりします。
今回と似たような縦走コースになりますが、紅葉の大菩薩や小金沢山も素晴らしいので、良かったら参考にしてみてください!
そんな感じで大菩薩連嶺縦走は次回後編に続きます!
大菩薩連嶺というよりは、小金沢連嶺縦走になりますが、こちらも積雪が予想以上に深く、日没との戦いになりました・・・。
無事に裂石から初狩駅までの34kmを日帰りで歩けたのか乞うご期待でございます!