- クライミット・イナーシャオゾン寝袋マットを実戦投入
- クライミット・イナーシャオゾン寝袋マットについて
- クライミット・イナーシャオゾン寝袋マットの保温力について
- クライミット・イナーシャオゾン寒さレビュー
- まとめ
クライミット・イナーシャオゾン寝袋マットを実戦投入
日没が早くなり、も~秋から冬ですね~~・・・
先日、日没の時間が17:00を切り、16:00時台に突入致しました。
少し前までは19:00でも明るかったですけどね~・・・
会社の定時が17:00なのですが、終わって外に出ると既に真っ暗で、なんだか寂しいというかなんというか、微妙な気分になってしまいますf^_^;
登山をやっている方にとっては、「日没の時間」を意識している方が多いと思いますが、そろそろ「日帰りロング山行」には距離が延ばせず厳しい季節ですよね・・・
テント泊にとっても厳しい季節の到来ですが、夏前に買ったクライミットのイナーシャオゾン(スリーピングマット)の寝袋マットを実践で投入してみましたので、そのレビューを書きたいと思います!
クライミット・イナーシャオゾン寝袋マットの仕様等は、購入当時の記事で詳細を記載しましたので、良かったらご参照下さい!
見た目がスケスケで頼りない感じですが、これでも寝袋マットです!
クライミット・イナーシャオゾン寝袋マットについて
購入後、家で2泊、山では5泊使用したのですが、強度は特に問題ありませんでした。
寝ている途中にパンクしたら嫌だな~っと思っていたのですが、テント泊でも十分通用する強度だと思います!!
寝心地がとても良く、特に枕のフィット感が最高で、3シーズンにおいてのテント泊には中々よい商品だと思います!
枕が一体化している商品ですので、別途用意する必要がない点もポイント高いです!
寝袋マットじたいの重量も軽く(約360g)、それほど嵩張らないので、テント泊の強い味方になると思います!
クライミット・イナーシャオゾンの欠点を書くならば、空気を抜くのが結構面倒臭く、時間も掛かります。
特に、急いでいる出発時にはイライラします!!
起きたら直ぐに空気弁を開け、簡単に畳んだ上に重しを置いておくと、空気の抜く時間の短縮になりますので、やってみる事をお勧めいたします!!
クライミット・イナーシャオゾン寝袋マットの保温力について
写真の通り、クライミット・イナーシャオゾンは、肩・腰・尻の部分を軽量化のため「肉抜き」された構造になっているのですが、非常に寒い厳冬期に使えるかどうか心配になりますよねf^_^;
「肉抜き」された部分を「ロフトポケット」と呼ぶのですが、普通の寝袋マットですと自分の体重でダウンが潰れ保温力が低下してしまいますが、このロフトポケットの部分に寝袋のダウンが入り込み、体重で潰れないので暖かさが保てると謳っております!
肉抜きされているけど、保温力には問題ないよ!と、メーカーは伝えたいのでしょうね!
私は疑い深いもので、いきなり厳冬期にクライミット・イナーシャオゾン寝袋マットを使うのはリスキーだよな~っと思い、秋に1度使って寒さを確かめる事にしました。
10月中旬に、南アルプスの「鳳凰三山」へテント泊を計画していたので、そこを実戦の舞台に選びました。
結果、こんな感じになりました!
クライミット・イナーシャオゾン寒さレビュー
気になるクライミット・イナーシャオゾンの寒さレビューになりますが、今回選んだ舞台は、南アルプスの鳳凰三山に鎮座する南御室小屋でのテント泊になります!
クライミット・イナーシャオゾンを使った、南御室小屋でのテント泊の状況はこんな感じになります!
標 高:2,420m
最低温度:テント内で-4℃(AM3:30頃)
服 装:長袖シャツ(薄手)2枚、長袖トレーナー1枚、ダウン、長ズボン、ダウンパンツ、靴下1枚、フリース靴下1枚
(快適使用温度が0℃、使用限界温度が-10℃)
まず、シュラフ(寝袋)につきましては、「使用限界温度」が-10℃になってますが、正直-10℃の環境ですと寒くて寝られないと思います。
色々と着込んで、いいとこ-5℃が限界だと私は感じてます。
今回は、-4℃(もしかしたら更に冷えたかも知れません)ですので、シュラフの耐寒温度の範囲内だと思われます。
メーカーが推奨している通り、シュラフの中にマットを入れて「安らかな気絶」をしてみました
普通は、寝袋マットの上にシュラフに包まり寝ると思いますが、こちらの商品はシュラフの中に入れて寝る仕様になっております。
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・・・グ~スカスカトロトロピ~ピ~♪
意味深な感じに眠りついたものの、夜が更けるにつれてロフトの部分(穴の部分)から冷気を感じ、段々と寒くなってきました(>_<)
も~少しだけ気絶させてくれ!!と言う、ささやかな願いも叶わず、どんどん体の芯まで冷えてくるではないですか・・・
こりゃ~我慢比べしても絶対負けるな・・・
となり、今度はシュラフから寝袋マットを取り出し、マットの下にひいて(一般的なマットの使いかた)、その上で寝てみることにしました。
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うん?こっちの方が暖かい気がするぞ!!
私のシュラフは大分使い込んでいるので、「せんべい寝袋」な感じなのですが、外に出して普通の寝袋マットのようにクライミット・イナーシャオゾンを使用した方が保温力のUPになるかと思われます!
それでも、ロフトの部分(穴が開いている部分)から冷気を感じ、結局寒くなり、穴の所にタオル等を詰め込んで寒さを凌いだ感じです。
まとめ
-4℃前後の世界ですと、スリーシーズン用のシュラフとのコラボだと寒くて厳しいと思います。
シュラフの快適温度である0℃までが、このクライミット・イナーシャオゾン寝袋マットと一緒に使える限界温度かな~っと私は思います。
今度は、厳冬期用のシュラフ(快適使用温度が-10℃、使用限界温度が-30℃)とのコラボを試してみたいと思います!
登山道具は、使ってみないとやっぱり分からんですよね~~
でも、色々と試してみた結果、新たな発見があるのも事実ですよね!
重いテント泊装備を少しでも軽くし、尚且つ快適に眠りたい私にとっては、この寝袋マットをいかに厳冬期でも利用できるか!?を掘り下げていきたいな~と考えております(*´з`)
枕も付いて重さが約360gは、やっぱり魅力的ですよね(´∀`*)
奇天烈なお姿のスケスケ寝袋マットですので、購入に躊躇される方も多いと思いますが、一回使うと今までの寝心地の悪さが嘘のように感じれるかと思います!
さ~厳冬期に使えるかどうか、もう一度試しに使って判断したいと思います!
寒い厳冬期にクライミット・イナーシャオゾン試してみましたので、良かったらご覧ください!