- スリーピングマットでおすすめな登山メーカーの寝袋マット比較について
- おすすめスリーピングマットサーマレストZライトソル寝袋マットの詳細
- 登山用寝袋マットクライミットイナーシャオゾンの詳細と比較
- スリーピングマットおすすめ!登山・キャンプ用サーマレストネオエアーXサーモと比較
- 寝袋マットの大きさ・重さの比較!軽量なスリーピングマットは!?
- スリーピングマット収納の比較!コンパクトで寝心地が良い寝袋マットはどれ!?
- エアー式スリーピングマット(寝袋マット)の注意点とメンテナンス、除菌スプレーについて
- まとめ
スリーピングマットでおすすめな登山メーカーの寝袋マット比較について
梅雨が明ければアウトドアシーズンの到来ですが、登山、キャンプを計画されている方も多いと思います。
キャンプ場を始め、山小屋やテント場で宿泊される方も多いと思いますが、その時に必要な道具であるのが「スリーピングマット(寝袋マット)」になります。
寝袋(シュラフ)があれば問題なく眠れると思っている方も多いと思いますが、残念ながらスリーピングマット(寝袋マット)が必要でとても重要なアイテムになります。
なぜ、スリーピングマット(寝袋マット)が必要なのか!?ですが、簡単に書きますと、寒くて寝られないからです。
地面の冷気から体を守ってくれる(断熱材)のがスリーピングマットになるのですが、色々なメーカーから発売されてますので、正直どれを買った方が良いのか迷っている方も多いと思います。
山道具でよく相談を受けるのは、寝袋、登山靴に次いでスリーピングマットだったりします。
実際に登山やキャンプでスリーピングマットを使ってみないと、メリット・デメリットが分からないですよね。
スリーピングマットも決して安い登山道具ではありませんので、購入する前に色々と調査し、失敗しないように選んでいる方が多いと思います。
今回は、実際に登山、キャンプで使っている各登山メーカーのスリーピングマットを比較しておすすめ商品について書いてみたいと思います!
貧乏性でケチな私なもので、スリーピングマットを購入する前に、モリモリ商品レビューを読み、悩みに悩んで購入した寝袋マットになりますので、1つの参考になるかと思います!
現在、4つほど登山、キャンプ用に使っている軽量・コンパクトモデルのスリーピングマットを所有しているのですが、おすすめできる上記写真の3つの寝袋マットに絞って書いてみたいと思います!
形や大きさが3つとも異なっておりますが、何が良くて何が駄目で、どれがおすすめなのか!?についても触れたいと思います!
まずは写真手前に写ってます黄色のスリーピングマットである、サーマレストウレタンマットから始めていきたいと思います!
おすすめスリーピングマットサーマレストZライトソル寝袋マットの詳細
こちらは、サーマレストマット Zライト ソル スモール Z Liteというスリーピングマットになります。
スリーピングマットで商品を探すと、必ずと言ってよいほど最後に行きつく商品になるのではないかと思います!
今回ご紹介するスリーピングマット3種類の中で比較しますと、サーマレストZライトソルは唯一の「ウレタンマット」の分類になります。
他の2つにつきましては、「エアー式スリーピングマット」になるのですが、両方ともメリット・デメリットがある感じです。
ウレタンマット、エアー式スリーピングマットのメリット・デメリットの比較につてもまとめて後述したいと思います!
まずは、サーマレスト(寝袋マット)ウレタンマットのスペックの詳細になりますが、こんな感じになっております!
- サイズ:幅51cm、長さ(縦)130cm、高さ2cm
- 収納サイズ:幅51cm、長さ(縦)13cm、高さ12cm
- 重さ:290 g
- R値:2.6
R値につきましては、簡単に書くと、スリーピングマットの暖かさを表す単位になります。
R値の数字がが高いほど暖かい事を意味するのですが、寝袋マットを購入するうえで、必ず確認しなければならない単位になります。
スリーピングマットのR値の比較につきましても後述したいと思います!
続きましては、エアー式スリーピングマットである、クライミットイナーシャオゾンに移らせていただきます!
サーマレスト寝袋マットとR値について詳細に書いた記事になります!
ウレタンマットの中では、おすすめできるスリーピングマットですので、良かったら参考にしてみてください!
登山用寝袋マットクライミットイナーシャオゾンの詳細と比較
なんとも奇天烈な形をしたスリーピングマットですが、商品の名前は、クライミットイナーシャオゾンになります。
世界的に問題になっている「オゾンホール」に影響する寝袋マットなのか!?と、思ってしまう名前になりますが(?)、こちらは正真正銘スリーピングマットになりまして、登山、キャンプで使える優れ物になります!
まずは、クライミットイナーシャオゾンのスペックの詳細がこちらになります!
- サイズ:幅54.6cm、長さ(縦)183cm、高さ4.4cm
- 収納サイズ:幅4cm、長さ(縦)6.5cm、高さ3cm
- 重さ:346g(スタッフサック含まず)
- R値:不明
上述したR値になりますが、クライミットイナーシャオゾンは記載がないため不明になっております。
夏山登山を含め、3シーズン(春・夏・秋)でキャンプなどで使っても寒さの問題はないと思います。
根拠としましては、真冬のテント泊でクライミットイナーシャオゾンを使った事があるのですが、私の場合、-5度前後の温度が使用の限界でした。
他のスリーピングマットと比較しても、そこそこ寒い環境でも使えるエアー式マットになります。
そして、クライミットイナーシャオゾンは、他の寝袋マットと比較すると、特筆すべき点が2つありまして、1つは上記写真の通り、寝袋の中に入れて使用します。
もう1つの点は、こちらの下記写真をご確認ください!
手前の青いスリーピングマットが、クライミットイナーシャオゾンになるのですが、上の銀色のマットと比べ、穴が開いている以外に違いがあるのですが、お気づきでしょうか!?
そうなんです!
クライミットイナーシャオゾンには「エアー式枕」が元々付いております!
数あるスリーピングマットの中でも、枕が付いているモデルは非常に少ないです。
また、この枕がかなり優れもので、頭と首を絶妙な圧力で支えてくれてジャストフィットいたします。
枕の高さもエアーの量で調整できますので、細部までこだわった良い仕事をしている寝袋マットになります!
クライミットイナーシャオゾンの詳細について書いた記事になります!
寒い時期にテント泊で使ったレビューについても書いてますので、良かったらスリーピングマット選びの参考にしてみてください!
スリーピングマットおすすめ!登山・キャンプ用サーマレストネオエアーXサーモと比較
そして最後を飾るスリーピングマットですが、特におすすめなのが、こちらのサーマレストネオエアーXサーモになります!
一番最初におすすめしたウレタンマットである、サーマレストマット Zライト ソルと同じメーカーから発売されているエアー式スリーピングマットになります!
まずは、サーマレストネオエアーXサーモのスペックの詳細がこちらになります!
- サイズ:幅51cm、長さ(縦)183cm、高さ5cm(?)
- 収納サイズ:幅5cm、長さ(縦)9.5cm、高さ3cm
- 重さ:430g
- R値:5.7
他の寝袋マットと比較して特筆すべき点として挙げる事が出来るのがR値の高さになります!
R値5.7というのは、スリーピングマットの中でもかなり高い値になってまして、他のメーカーのと比較しても、これほど暖かい寝袋マットは非常に少ないと思います。
サーマレストのスリーピングマットの中では、最上位モデルになっております。
R値が高いので、厳冬期の登山、キャンプ用は勿論、オールシーズン使えるモデルになります。
サーマレストネオエアーXサーモは、クライミットと同じくエアー式スリーピングマットになりますので、こちらのバルブから空気を入れて膨らませればOKになります。
エアー式スリーピングマットの難点が「空気を入れる事」になるのですが、そちらについても3つの寝袋マットと比較して書いてみたいと思います!
おすすめのスリーピングマットである、サーマレストネオエアーXサーモについて詳細に書いた記事になります!
他のメーカーの寝袋マットとも比較してますので、良かったら参考にしてみてください!
寝袋マットの大きさ・重さの比較!軽量なスリーピングマットは!?
スリーピングマットは、登山、キャンプで使う道具ですので、大きさや重さが気になりますよね!
特に重さにつきましては、テント泊縦走が好きな方にとっては気になるところですよね!
まずはスリーピングマットの大きさを比較してみたいと思います!
スリーピングマットの大きさの比較について
ご紹介した上記3つのスリーピングマットの大きさについてまとめてみると、こんな感じになります!
- サーマレストウレタンマット 幅51cm、長さ130cm、高さ2cm
- クライミット寝袋マット 幅54.6cm、長さ183cm、高さ4.4cm
- ネオエアーXサーモ 寝袋マット幅51cm、長さ183cm、高さ5cm(?)
一番コンパクトなスリーピングマットは、サーマレストZライト ソルウレタンマットである事が分かります。
しかしながら、長さが130cmしかありませんので、寝るには大分短いですよね!?
クライミットイナーシャオゾンと比較すると、長さで53cmも短いので、コンパクトと言うよりは、むしろ登山、キャンプで使えない!と、思う方が多いと思います。
53cmも長さが足りないと、脚が出てしまい寒い思いをしてしまいますよね!
スリーピングマットを登山で使う場合、軽量・コンパクトである事が求められますので、敢えて短いマットを選ぶ方が地味に多いです。
私もその一人なのですが、その点につきましてもチョットした工夫で何とかなってしまいます。
一番簡単な方法は、足元にザックを敷き、マットが足りない部分を補うやり方と、別で購入しなければなりませんが、登山・キャンプ用の枕(ピロー)を使用するになります。
この2つのやりかたで、マットの足りない部分を補えますので、軽量・コンパクトだけでスリーピングマットを選ぶなら、サーマレストZライトソルが一番になります!
テント泊で使っている枕について書いた記事になります。
サーマレストの足りない長さをカバーできますので、おすすめな使い方になります!
寝袋マットの重さの比較について
続きましては、寝袋マットを選ぶ上で重要な重さの比較をしてみたいと思います!
3つのマットを比較すると、こんな感じになっております!
- サーマレストウレタンマット 290 g
- クライミット寝袋マット 346 g
- ネオエアーXサーモ 寝袋マット 430 g
重さにつきましても、サーマレストウレタンマットが軽量で圧勝しております!
一番重いネオエアーXサーモ 寝袋マットを比べると、140 gも軽い結果になっております。
しかしながら、寝心地や収納サイズもスリーピングマット選びには重要ですよね!?
続きましては、スリーピングマットの収納と寝心地の良さを比較してみたいと思います!
スリーピングマット収納の比較!コンパクトで寝心地が良い寝袋マットはどれ!?
スリーピングマットを選ぶうえで重要なのが「コンパクトになるのか!?」になります!
上記写真は、スリーピングマットを収納した状態で並べたものになるのですが、大きさが一目瞭然ですよね!
写真の下からになりますが、まずは私が愛してやまない350mlのビールになりまして、次がクライミットイナーシャオゾン、サーマレストネオエアーXサーモ、サーマレストウレタンマットになります。
そしてコンパクトに収納するには「高さのサイズ(嵩張る)」が重要になりますよね!
先ほどのスリーピングマットを水平に撮った写真になるのですが、ウレタンマットの高さが際立ってますよね!
写真手前のクライミットは、パツンパツン状態なのでアレですが、真ん中のサーマレストネオエアーXサーモは、まだまだ袋内に余裕がありまして、上から押せば更に高さがなくなります。
収納時に高さのあるウレタンマットですが、測ってみると9cm(公称12cm)ですので、コンパクトであるとは言えない感じです。
スリーピングマットは、嵩張るからと言って、寝心地が良いとは限らないのが怖い所になります。
個人的な意見になりますが、スリーピングマットの大きさ(コンパクト)、重さ、寝心地を加味しながら上記3つを比較し総括すると、こんな感じになります!
サーマレストマットZライトソルウレタンマットのおすすめユーザーと総括
サーマレストマットZライトソルは、ウレタンマットになりますので、エアー式スリーピングマット比べると、エアー漏れ(パンク)の心配がありません。
ウレタンマットのメリット・デメリットですが、総括するとこんな感じです!
- 強度があるので何処でも使用可能で雑に扱っても大丈夫
- 値段が安い
- 軽いが長さによってはメリットがなくなる(エアー式と変わらない)
- そこそこ暖かいが厳冬期のテント泊だと役不足
- 座布団として使える
- メンテナンスが簡単
- 寝心地があまり良くない
- 嵩張ってコンパクトに収納できない(家の収納を圧迫する)
おすすめユーザーは、テント泊初心者、キャンパーかと思います。
エアー式のスリーピングマットは、パンクの恐れがありますので、その時の対処法を知らないと寒い夜になってしまいます。
値段も少し安く、雑に扱えてそこそこ暖かいウレタンマットがテント泊初心者には良いかな~と思います!
クライミットイナーシャオゾンのおすすめユーザーと総括
続きましては、エアー式スリーピングマットであるクライミットイナーシャオゾンのメリット・デメリットを総括してみたいと思います!
- 値段が少し高い
- 枕が付いていること考えると重量が軽い
- 非常にコンパクトに収納できる
- 枕を含めて寝心地が抜群に良い
- そこそこ暖かい
- メンテナンスが簡単(拭くだけ)
- 空気を入れるのは楽(10~20回空気を入れる)
- 寝袋の中に入れてマットを使うので少し窮屈になる
- 空気を抜くのが大変
- 収納袋が小さく入れるのが大変で時間が掛かる
- エアーバルブに口をつけるので衛生的ではない
- パンクの恐れがある(リペアキットは付属されている)
おすすめユーザーは、トレラン、テント泊中級者、キャンパーかと思います。
重量が400g切ってますので、軽量・コンパクト重視のトレランの方にも使えるスリーピングマットだと思います。
構造上、空気を抜くのが大変なので、早立ちしたいテント泊縦走者にとっては、撤収が面倒くさいと思います。
時間にゆとりのあるキャンパーにもおすすめできる寝袋マットだと思います!
サーマレストネオエアーXサーモのおすすめユーザーと総括
続きましては、同じくエアー式スリーピングマットであるサーマレストネオエアーXサーモのメリット・デメリットを総括したいと思います!
- 値段が非常に高い
- 寝返りするとガサガサ音がする(やや煩い)
- それほどコンパクトにならない
- やや重たい
- 寝心地が非常に良い
- 非常に暖かく厳冬期でも大丈夫
- メンテナンスが簡単(拭くだけ)
- 空気を抜くのが簡単で収納も楽
- 空気を入れるのは面倒(30~50回前後空気を入れる)
- マットの面積が少し狭い
- エアーバルブに口をつけるので衛生的ではない
- パンクの恐れがある(リペアキットは付属されている)
おすすめユーザーは、テント泊初心者、中級者、上級者、キャンパー、ライダーかと思います!
よ~は、全てのユーザーにおすすめできるスリーピングマットになります!
パンクの恐れがあるものの、そこそこ軽く、寝心地も良く、暖かいので、登山で疲れた体を優しく癒してくれると思います!
やはり、「良く眠れること」が重要な訳ですので、そこを疎かにしてはいけないと思っております。
一番おすすめのスリーピングマットは!?
色々浮気してスリーピングマットを4つ購入しましたが、サーマレストネオエアーXサーモが私のおすすめです!
勿論、各スリーピングマットにも特徴がありますので、用途に応じて使い分けるのも手かな~と思います!
最終的に、スリーピングマットはウレタンマットに戻るといわれておりますが、今のところ私はバランスが良く季節を問わず使えるサーマレストネオエアーXサーモ1択になります!!
この暖かさと寝心地を知ってしまうと、中々戻れません。
ただ、寝心地の良さはクライミットイナーシャオゾンも同じくらい良いです!
エアー式スリーピングマット(寝袋マット)の注意点とメンテナンス、除菌スプレーについて
そして最後になりますが、エアー式スリーピングマットの注意点について触れたいと思います。
上述してますが、バルブに口をつけて空気を入れなければならないのですが、メンテナンスを怠ると面倒なことになります。
何が面倒かと申しますと、変な臭いがしカビが生えてしまいます。
ま~口が臭い私なので、これはある意味当然ですよね(笑)
スリーピングマットをメンテナンスする時は、必ず除菌スプレーを使ってバルブを洗浄します。
現在、マヨネーズのキューピーから発売されているKblanche(ケイブランシュ)という除菌スプレーを愛用しております!
国産の除菌スプレーですので、安心安全です!
スリーピングマットは、日帰り登山と比べると、間隔を空けて使うことが多いアイテムですので、気づかぬうちにカビらせないためにも、バルブのメンテナンスは重要です。
テント場やキャンプ場で、カビカビのバルブに口をつけて空気を入れるのは嫌ですよね?
痛い目に遭わないためにも、エアー式スリーピングマットのバルブのメンテナンスは重要ですよ!
キューピーから発売されている除菌スプレーについて書いた記事になります!
除菌力が高い特許成分が含まれているスプレーになります!
登山、キャンプは勿論のこと、家庭でも使える除菌スプレーですのでおすすめですよ!
まとめ
スリーピングマットのおすすめとして、今回3つのアイテムについて書きましたが、実際に使ってみての感想になりますので、怪しいレビューサイトよりはそれなりに的を得ていると思います(笑)
テント泊、キャンプで一晩を送るためには、スリーピングマットが不可欠ですので、何かの参考になれば幸いです。