クライミット・イナーシャオゾンについて
当ブログで何度か取り上げている、「クライミット・イナーシャオゾン」と言う、あまり聞き慣れない寝袋用マットなのですが、折角買ったので一年を通してゴリゴリ使おうと試行錯誤している最中でございます!
ヘタレなもので、テント泊の荷物をいかに軽くするかを日々考えているのですが、そんな時にこちらのクライミット・イナーシャオゾンマットを見つけ、散々悩んだ挙句、よ~やく購入に至った経緯があります。
名前で言ってもアレだと思いますので、寝袋マットの商品としてはこんな感じになります!
「魚の骨」のような、何とも不思議な形をした寝袋マットですよね!
見た目が弱々しく強度もなさそうに見えますが、過去のレビュー記事にも書いているとおり、今のところ問題ない感じです!
構造上、背中の部分が肉抜きされた形なもので、厳冬期の寒さに耐えられるかを知りたく、自分が実験台になって何度か試してみました!
前回使った時は、テント内の温度が0度と微妙な温度だったので、も~少し寒い時期を狙って・・・と、考えておりました。
そんな感じで、寒さも厳しいお正月にテント泊登山をした時に使ってみたのでクライミット・イナーシャオゾンの最低使用温度の再レビューをしたいと思います!
今回、よ~やく自分にとってクライミット・イナーシャオゾン寝袋マットの使用できる「最低温度」が分かりましたので、とても良い収穫になりました!!
こちらの記事を以って、クライミット・イナーシャオゾンの寒さの温度関係のレビューは最後にしたいと思います。
既に10回以上、宿泊で使っておりますので、耐久性に問題はないと思っております。
壊れた場合、こちらの記事に加筆・修正を今後はしたいと考えております。
ちなみに、「リペアキット」も付属されているので、多少の穴なら自分で修理も可能だと思います!
クライミット・イナーシャオゾンのスペックは、こちらの過去記事に詳しく書いておりますので、良かったらご参照下さい。
クライミット・イナーシャオゾン最低使用温度レビュー
そんな感じで、今回使用した環境は下記の通りになります。
テント場:三条小屋(三条の湯)
標 高:1,100m前後
月 日:1月6日
気 温:AM4:00頃、テントの中は-6℃
服 装:ライトダウン、長袖1枚、長袖シャツ1枚、ダウンパンツ、冬用ズボン、薄手の手袋、靴下、テントシューズ、バラクラバ
寝 袋:ナンガ オーロラ600(快適睡眠温度-14度、限界使用温度-30度)
今回使った寝袋の詳細は下記になります。
今回使用した時の山行記録は下記になります!
使用した私のスペック
ちなみに私のスペックは、身長185cm、体重60kg、O型、かに座の12頭身になります。
え~~ごめんなさい。また嘘をつきました。
実際は、身長176cm、体重62km、O型、かに座の10頭身になります。
え~~小さなプライドが邪魔をして、キーボードの入力が自分の意志とは違う文字を打ってしまいます(>_<)
きっと、私に憑りつく「貧乏神」が、操っているんだと思われます(・ω・)ノ
正確に書くと、身長174cm、体重64km、O型、かに座のドラえもんみたいなオジサンになります。
お決まりとは言え、「芸人根性」が邪魔をして、こ~やって書かずにはいられないもので、面倒臭いオジサンで本当に申し訳ないと思っております(笑)
クライミット・イナーシャオゾンの使い方について
え~~気が済んだところで、今回は、クライミットのメーカーが推奨している「寝袋の中に入れて使用する」パターンではなく、普通の寝袋マットと同じように使用しました。
文字だと分かりにくいので、下記写真のようにして寝てみました。
(下にクライミット・イナーシャオゾンマットを敷き、上に寝袋)
メーカー推奨のクライミット・イナーシャオゾンの使い方は、こんな感じになります。
同じ色で見難いですが、寝袋の中にクライミット・イナーシャオゾンを入れて使用します。
寝袋のフードに頭を突っ込まないと首元から冷気が進入するので、流石に今回は寒いかな~っと思い、寝袋の中にはクライミット・イナーシャオゾンを入れないでおきました。
やはり、寝袋の中に入れて使用すると、枕の部分が大きいもので、フードをかぶって寝るには狭くてチョッと厳しいです!
ま~私はかなりの「頭デッカチ」なので、その影響だと思っております(苦笑)
自分が耐えられる寒さがまだ分かっていない段階ですので、あまりにも寒い環境で使用するのが怖かったのですが、今回は実験にはもってこいの温度で助かりました!
クライミット・イナーシャオゾンは、この温度が限界!
今回のテント泊は、テントの中が-6℃、もしかしたらも~少し寒かったのではないかな~っと思っているのですが、想定していた環境になって良かった限りです。
-10℃は耐えられないかな~っと思っていたので、-5℃前後で1度試してみたかった感じです。
で、肝心の寒さなんですが、ギリギリアウト!でした(>_<)
三条小屋には「温泉」があるので、のぼせるまで入浴し、熱々の体で21時前に寝袋に入って気絶したのですが、背中が寒くて夜中の1時頃に目が覚めてしまいました。
その時のテント内の温度が-5℃。
ただ、「少し冷たいな~」くらいの感じなので、寝れない訳ではございません。
いつの間にか再度気絶し、目覚めた時の温度が-6℃でした。
結果、私の持っている山の装備ですと、クライミット・イナーシャオゾンで快適に寝られる寒さの限界は-6度と自分の中で決めました!!
この温度より寒くなりそうな環境なら使用しないことに決めました。
も~少し厚着をすれば、あと少し寒くても大丈夫のような気もしますが、その為に荷物が増えるのは意味がないですしね。
まとめ
構造上、寒さに弱いんじゃないかな~っと思っている方も多いと思いますが、-5℃前後まで使えるのは驚きじゃないでしょうか!?
クライミットは、枕が付いて重さが約350gと軽く、寝心地も良いので、これからも大活躍しそうです!
今回、限界の寒さが分かったのが大きな収穫でした!
使ってみないと分かりませんしね。
寒さの感じ方は人それぞれですし、寝袋や着ている服の性能にも影響がありますので、あくまでも最低使用温度につきましては目安程度に思っていただけたら幸いです。
疲れているのに寒くて寝れないだと翌日の行動に影響しますしね。
一応、厳冬期にも使える寝袋マットもありますので、気になる方はチェックしてみて下さい!
名前が、KLYMIT(クライミット) インサレーティッド スタティックV 4シーズン用になりまして、重量650gでソコソコ軽く、R値が4.4(数値が高いほど暖かい) なので暖かいと思います!
益々物欲に火がついちゃいますが、私はクライミット・イナーシャオゾンで熱い夜を過ごしていきたいと思います♡