- チョキ・金峰山!八幡尾根激藪登山について
- チョキ・金峰山登山の日程・天候・メンバー・駐車場・登山装備
- コースタイム・ルート標高差(木賊峠~コレイ坂~チョキ~八幡山)
- 木賊峠~コレイ坂~チョキ登山の様子
- 八幡尾根から八幡山登山と薮の登山道の様子
- まとめ
チョキ・金峰山!八幡尾根激藪登山について
今日は、奥秩父主脈縦走路に鎮座する「金峰山」と、変わった山名で前から気になっていた「チョキ」へ登山で出没した記録を書きたいと思います!
チョキの山頂からのびる「八幡尾根」と言うバリエーションルートがあるのですが、今回、そのルートを使って金峰山に登ってみました。
チョキから続く八幡尾根は、素晴らしいシャクナゲの激藪コースになるのですが、容赦ない攻撃にウットリ♡しつつ、悶絶した一日になりました♡
金峰山登山は、ヤマクエの登山レベルで「54」と、そこそこ高いのですが、今回のチョキを経由した八幡尾根ルートはさらに上級コースではないかな~っと思います。
激藪コースをこよなく愛する「変態登山者」にお届けしたいチョキ・八幡尾根・金峰山登山の記録になります(笑)
そんな感じで地味に長いので、今回も前・後編の2部作で行きたいと思います!
前編は、木賊峠~チョキ~八幡尾根~八幡山までになります!
こんな激藪登山の一日になりました!
チョキ・金峰山登山の日程・天候・メンバー・駐車場・登山装備
登山日程:5月20日(土) [日帰り]
天 候:快晴
メンバー:私と登山仲間のGさん
交通手段:木賊峠に車を駐車。
路肩を含めれば15台前後は木賊峠に停めれます。
木賊峠にはトイレ・水場はありません。
また、木賊峠までのアクセスは、雨が後ですと落石で通行止めになっていことが多いので注意して下さい。
そして今回のチョキ・金峰山登山の装備がこちらになります!
水 3.6L(3.1L持参。富士見平小屋水場0.5L補給。余り 0L)
お茶 0.5L(0.5L持参。余り 0L)
味噌ラーメン85g、おにぎり3個、チョコ120g、飴玉20個、お煎餅90g、コーヒーセット一式(珈琲豆90g、燃料0.4L)、ヘッドライト、予備電池、合羽、熊鈴、日焼け止め、トイレットペーパー1/5消費、ダブルストック、長袖シャツ、手袋(軍手)、ゴーグル(八幡尾根は激藪の為必須装備です!)、その他諸々
チョキ~八幡尾根~八幡山~金峰山直下まで薮が凄いので、シッカリと対策した装備が必要です。
コースタイム・ルート標高差(木賊峠~コレイ坂~チョキ~八幡山)
木賊峠 5:40 → 5:56 コレイ坂 → 6:30 チョキ登山口 → 7:05 チョキ 7:27 → 10:37 八幡山 10:44
今回のチョキ・八幡尾根・八幡山までのコースタイムになります!
チョキから八幡尾根・八幡まではバリエーションルートになりまして、一般登山道はございません。
登山道の状況によって、コースタイムにばらつきがあるかと思いますので、参考程度に眺めていただけたらと思います。
そして、今回の登山歩いたルートと標高差がこちらになります!
前編で歩いた木賊峠~コレイ坂~チョキ~八幡山までの登山ルートと標高差になります!
木賊峠~コレイ坂~チョキは、なだらかな林道歩きが中心になりますが、八幡尾根は急登のうえ薮が凄くかなり大変です。
八幡山までルートが分かりにくい箇所が多いので、登山初心者は、安易に利用しないでください!
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木賊峠~コレイ坂~チョキ登山の様子
よっ!富士山!!
木賊峠からの景色になります!
朝焼けの富士山がとても美しいですね~(´∀`*)
奥秩父の「クリスタルライン」にある、「木賊峠」周辺の様子になります!!
駐車場もありまして、展望も良い峠になります!
木賊峠は、こんな感じになっております!
トイレ・水場はありませんが、東屋もあり、それなりの台数の車を停める事が出来ます!
私の家からだと、木賊峠まで結構な距離があるので、こちらで前泊いたしました。
3シーズン用のシェラフで寝たんですが、寒かったです(>_<)
木賊峠で身支度をしているとだいぶ日が昇ってきました。
この時期は、4時頃から明るくなるので行程の時間を長くとれて良いですよね!
富士山の雪もだいぶなくなってきましたね~・・・。
今年の富士山の山開きは7月1日なので、あの山頂も賑やかになるんでしょうね~
そんな感じで木賊峠からコレイ坂・チョキ・金峰山を目指して出発でございます!
この近くにある「袴腰」からの景色が絶品だとGさんに教えてもらいました。
なんかの機会に登ってみたいと思います!
※袴腰の登山口に道標が建ってました。
こちらが「支線入口」になります。
このゲートの先に「チョキ登山口」があります。
また、この近くに「コレイ坂」があります。
とても綺麗な林道で、木々も美しくなかなか雰囲気の良い道でした。
コレイ坂からチョキ登山口方面に歩いていくと、瑞牆山が見えてきました!
相変わらずゴツゴツしておりますね~~~
あんな父ちゃんがいたら怖いでしょうね~~(?)
鉄塔が邪魔ですが、アイツも頑張って仕事しているんで褒めてあげんとイカンですよね~!
歩いて来た木賊峠方面の景色でございます!
なんだか「外輪山」みたいに見えるのは私だけでしょうかね!?
左のピークが袴腰になります。
「袴」と聞くと、卒業式に着るコスプレ姿が僕は結構好きです♡
チョキを目指して進むと南アルプスも綺麗に見えてました!
だいぶ雪が少なくなりましたね~~
ぼちぼち出没したいですね!
目指す「チョキ」です!
実は、アレは「偽ピーク」でチョキの山頂は見えておりません。
そんな事とはつゆ知らず、山頂に着いたら「グー」で瞬殺してやる!!!と息巻いてました(笑)
林道支線を歩いていると「チョキ登山口」がありました。
矢印の通り「左(北)」へ進みます。
チョキ登山口には、もりもりマーキングがありました。
見落としやすいかな~っと思いますので、左側(北側)をよく見ながら林道歩きをしてください。
私が持っている2012年山と高原地図ですと、この付近で林道が終わっているのですが、現在、その先も林道が続いておりました。
さ~Gさん!チョキを目指してモリモリ行きましょう!!て感じなんですが、踏み跡は非常に薄いです。
私の青髭も、これくらい薄いと助かのるですが・・・(笑)
青髭が濃いものの、存在感は「チョキ」に敵いませんでした(>_<)
頭が「パー」なんで、勝てる見込みはございません・・・。
目指すチョキです!
木々のモザイクが濃いですが、それでも結構な急登であることがわかりました。
こんなチョキ登山は、こんな急登だとは思っていなかったので驚きました。
踏み跡は相変わらず不明瞭ですが、山頂目指して登れば大丈夫だと思います。
よっ!富士山!!
チョキの山頂から50m前後下の所に景色が開ける場所がございます!
チョキからこんな綺麗な富士山を見ることができるとは思ってなかったので、得した気分になりました!
山頂に着いたら「グー」で瞬殺するのは控えようかな?とブツブツ忙しい時間帯でした。
登りきると、狭い空間がありました。
あれ?お宅様はチョキですか???
よ~やく念願だったチョキ(標高1,883m)に到着でございます!!
だいぶ前から気になっていたお山だったので、登れて嬉しいです!!
嬉しさのあまりv(^^)vv(^^)vv(^^)v 時々(´-`).。oO って感じでした。
オナラじゃないので間違えないでね♡
チョキの山頂の隙間から八ヶ岳が見えました!
一番右のピークが八ヶ岳の主峰赤岳ですね~♡
八ヶ岳もだいぶ雪がなくなりましたね~
東に目をやると、これから目指す金峰山がモヤモヤ~でサマ~ズな感じに見えました。
ここから(チョキ山頂)先は八幡尾根のバリエーションルート(Vルート)になるので、気が抜けませんね~
瑞牆山もだいぶ近づきました。
写真には写ってませんが、瑞牆山山頂に登山者の姿が見えました。
絶景を楽しんでいるんでしょうね!!
瑞牆山の連中と「ジャンケン」したら、今なら負ける気がいたしません!!
八幡尾根から八幡山登山と薮の登山道の様子
ブツブツと妄想に忙しですが、八幡山を目指して進みたいと思います!
チョキの山頂から八幡山方面は、それなりに濃い踏み跡が続いてました。
とりあえずP2,035と八幡山を目指します!
今回の我々の羅針盤になった「境界見出票」でございます!
基本、八幡尾根は、金峰山まで境界見出票が定期的に出てきますので、これが有ればコース間違いをしてない事になります。
しかしながら、ルート上の激藪で見当たらないことも多いので・・・。
金峰山の稜線がとても綺麗です!!
それにしても、まだまだ遠くアップダウンも強烈そうですね・・・。
アップの金峰山なのですが、砂払ノ頭付近の岩場の迫力が凄いですよね!!
こっちから見る金峰山は新鮮ですね~(´-`).。oO
え~オナラではございません。
変換間違いです(笑)
とても静かで森も美しく最高な「八幡尾根」なのですが、これから先は藪が凄いとのことで、今からビクビクしております(´-`).。oO
今回は、尻の奥に隠れているブラックホールがヒクヒクしているので、オナラで正解かもしれません(笑)
え~・・・さっきから何をしたいんでしょうかね、このオッサンはf^_^;
それにしても八幡尾根は歩きやすく快適な尾根道です!
本当に激藪があるの!?と、この時は疑っておりました。
こんな感じの景色を八幡尾根は見せてくれます!
チョキ周辺は、雰囲気が良いですね~~♡
も~少しロマンチックな山名の方が良かったんじゃないかな~っと思ってしまいます。
例えば、「赤テープぐるぐる山」は如何でしょうか!?と思わされる素晴らしいアミアミ模様のマーキングがしばらく定期的に続きます。
きっと、毎晩こんな感じにグルグルしちゃっているんでしょうね~♡
地味な登りをこなすと崩壊地になります。
縁をこんな感じに登っていきます。
結構切れ落ちてますので、滑って滑落しないように注意してください!
八幡尾根のルート上にこんな岩場が出てきます。
右(東)方面に我々は巻きましたが、ルートが非常に不鮮明です。
そしてシャクナゲの藪道になりますので、とても歩き難くなってきます。
先ほどの岩場あたりで「藪漕ぎ装備」を装着した方が良いかと思います!
ここから先は、しばらく激藪になります。
少し開けた場所の岩に「187」と書かれてました。
どちらかというと「助けて!」「も~お家に返して!」と書いてみたくなる藪漕ぎでした(>_<)
私は、標高2,000mから少し低い所(木賊峠から6kmほど)で「藪漕ぎセット」を装備しました。
八幡尾根は、非常に濃い藪漕ぎになりますので、最低でも「長袖シャツ」、「防護眼鏡(ゴーグル)」、「手袋(軍手)」の3つは必要です。
あると便利な物としては、「脛当」、「ナタ(鉈)」かな~と思います。
スネ毛濃い私でもカバーしきれないほどシャクナゲの枝の攻撃にさらされ、膝や脛がかなり痛くなりボロボロになりました(>_<)
激藪地帯から抜け出すと、極楽浄土の様な開けた所に出ます。
今までの薮との格闘が嘘のような場所でした。
このまま続いて欲しいな~っと思ったのもつかの間で・・・
勘弁してください(-∧-) と祈りを捧げてしまいたくなる激藪がまた出てきました。
も~どこが八幡尾根のルートなのかわかりませんね~~
途中、こんな感じの岩場の横を通ったりします。
段々と金峰山の雰囲気が漂う巨石が多く出てくるようになってきました。
さらに進むと、小屋の跡?みたいなところがありました。
昔、この辺で作業をしていたんでしょうね~・・・
多分、シャクナゲをモリモリ植えていたのかもしれませんね(笑)
激藪→岩場→開けたところ・・・ってな感じを永遠と八幡尾根は繰り返します。
今日は、金峰山まで長丁場になるな~っと思わされる悪路の連続でした。
ルートを探すのも大変でございます。
だいぶ前から踏み跡はなくなり、ルートファインディングが必要になってきます。
地図読みができないと、八幡尾根歩きは、なかなか厳しいコースだと思います。
岩稜帯になると一気に景色が開けます!
藪がないだけ助かりますが、景色を楽しむ余裕がなくなってきました・・・。
南アルプスのお山も綺麗に見えました!
真ん中の真っ白なお山は仙丈ヶ岳でしょうかね!?
目立たないピークの所が目指していた「八幡山」でした!
いや~八幡山まで噂通りの激薮道で驚きました!
チョキから八幡山を経由して金峰山を目指す登山者は、変態指数が高いことがよく分かりました!って、我々も同類ですかね!?(笑)
まとめ
八幡山まで来れば、目指す金峰山もだいぶ近いのですが、ここから先はもっと酷い激藪になり、時間と体力を容赦なく削り取っていく感じになっていきます。
チョキまでは、結構サクサク登れただけに、このギャップに痺れてしまいました・・・
果たして無事に金峰山まで登れるのか!?
日没までに下山できるのか!?
そんな感じで、チョキ・金峰山登山は次回後編に続きます!!
涙なくしては語れない、八幡尾根の激藪との戦いと、それを切り開き、金峰山へ辿り着いた感動がモリモリ詰まった後半戦です!