- 奥秩父マニアックルート瑞牆山東尾根(東陵)を歩こうと思った経緯
- 瑞牆山登山と奥秩父バリエーションルートの動画・日程・天気・メンバー
- 瑞牆山登山ルート・標高差・コースタイム(瑞牆山東尾根~八丁平~富士見平小屋)
- 瑞牆山山頂からの奥秩父の景色の写真について
- 瑞牆山東尾根奥秩父バリエーションルートの詳細について
- 八丁平から富士見平小屋への登山ルートの写真
- 富士見平小屋の売店(食べ物・飲み物)の値段と様子、山飯について
- まとめ
奥秩父マニアックルート瑞牆山東尾根(東陵)を歩こうと思った経緯
異動で引越しが決まった相方と一緒にテント泊をすることになったのですが、いつも行き慣れた瑞牆山に変化をつけたいと思い、奥秩父バリエーションルートの初級コース(※諸説あり)と言われている瑞牆山東尾根(東陵)を歩いてきました!
どうせなら瑞牆山へのクラシック登山ルートであるカンマンボロンも絡めて登りたかったのですが、相方の体調があまり良くなく、時間的なこと考え瑞牆山東尾根のみにしてみました。
瑞牆山カンマンボロンのルートは、昔一般登山道だったみたいですが、現在は廃道扱いになっております。
それに引き換え瑞牆山東尾根は、そもそも登山道の扱いになっておりません。
しかしながら、奥秩父の山深く鬱蒼とした樹林帯からふと見える金峰山が素晴らしく、人間嫌いな根暗な登山者におすすめしたいバリエーションルートになります!
も~まさに私の為にあるような奥秩父マニアックルートになるのですが、注意点としましては、途中にエスケープルートがなく、道標等も全くありません。
登山者が歩くのも稀なルートになりますので、途中で怪我をして動けなくなってしまうと、自分の事を中々見つけてもらえません。
また、滑落すると命取りになる場所も少なからずありますので、登山初心者の方は、瑞牆山東尾根は絶対に使わないようにしてください。
コンパスと地形図が読めるくらいの技術があれば、問題のないマニアックルートになります。
そんな感じで、瑞牆山の山頂から瑞牆山東尾根を経由して、八丁平、富士見平小屋まで周回した様子に移りたいと思います!
こんな静かな瑞牆山東尾根での1日になりました!
富士見平小屋のテント場の様子と、瑞牆山登山ルートについて書いた前編の記事になります!
瑞牆山登山と奥秩父バリエーションルートの動画・日程・天気・メンバー
上記写真を押すと、瑞牆山と奥秩父バリエーションルートの1つである瑞牆山東尾根と、富士見平小屋周辺の動画を観ることができます!
瑞牆山東尾根からの金峰山の景色は、あまり見ない角度になりますので、新鮮な感じでした!
瑞牆山東尾根縦走の様子の動画が、登山の参考になれば幸いです。
そして今回の登山の日程・天候・メンバーがこちらになります!
登山日程:5月25日、26日(土、日曜日)[1泊2日富士見平小屋テント泊]
天 候:5月25日 快晴 とても暑く日没後も蒸し暑さがそのまま
メンバー:Sさんと私の計2名
瑞牆山登山ルート・標高差・コースタイム(瑞牆山東尾根~八丁平~富士見平小屋)
今回歩いた瑞牆山東尾根の登山ルート地図になります!
赤線が歩いたルートになるのですが、瑞牆山東尾根は、結構くねくねとして地味に時間が掛かるコースになります。
八丁平から富士見平小屋までのルートは、少し不鮮明なところがありますが、それなりに踏み跡は明瞭です。
そしてこちらが奥秩父バリエーションルートのコースタイム(瑞牆山~八丁平~富士見平小屋)になります!
瑞牆山 14:56 → 16:48 八丁平登山道分岐 16:50 → 17:31 小川山・瑞牆山分岐 17:32 → 17:42 富士見平小屋
瑞牆山の山頂から瑞牆山東尾根で小川山への登山道と合流すまで(バリエーションルート区間)、約1時間30分ほどかかりました。
相方の体調が悪かったものの、1時間30分で歩けてますので、このくらいのコースタイムで瑞牆山東尾根を計画すれば十分かと思います!
奥秩父バリエーションルートらしい薮漕ぎ箇所も多くありますので、「ヤブニー」を思う存分楽しんでくださいね♡
瑞牆山山頂からの奥秩父の景色の写真について
瑞牆山の山頂からの奥秩父の主峰金峰山の景色になります!
左奥に見えているのが朝日岳でしょうかね。
なんとなく、金峰山の中腹から下は茶畑な感じになってますよね!?
「金峰茶」というブランドで売れば買ってくれる登山者が多そうですよね(笑)
お茶と言ったら柏餅ですよね♡
おじいちゃんになったのか、最近柏餅やお団子が妙に好きになった誰かさんでございます。
それでも一番好きなのは「オネーちゃん」なんですけどね(笑)
入れ歯作る時に使いたい見事な歯型でございます!(?)
この柏餅の葉っぱを使って「葉っぱ隊」を結成した限りでした♡
いや~柏餅と瑞牆山山頂からの奥秩父の景色のコラボは最高ですね!
金峰茶があれば、更に良かっただけに残念でございます。
それにしても瑞牆山からの景色が素晴らしく、柏餅が喉に詰まりそうで怖い感じでした。
おじいちゃんになったのか、最近よく誤嚥するのが悩みの1つでございます。
水は勿論の事、空気吸うだけで誤嚥する私って、なんなんでしょうかね!?
瑞牆山から見る奥秩父の山並みでございます。
山頂は、登山者がお祭りだったのですが、それを差し引いても素晴らしい眺望でした。
この時期に綺麗な景色が見れて私は幸せ者でございます!
瑞牆山東尾根奥秩父バリエーションルートの詳細について
瑞牆山の山頂を楽しんだので、次は本日のメインディッシュである奥秩父バリエーションルートの1つである瑞牆山東尾根を歩きたいと思います!
瑞牆山山頂直下にあるこの梯子が目印になるのですが、赤矢印方面に進むとルートが開けてきます。
何度も書きますが、一般登山道ではないので、十分注意して使ってください。
先ほどの赤矢印の所を進むと急降下になります。
モリモリ下るとマーキングが見えてきました。
このマーキングが短い間隔で出てきますので、これを目印に使ってください。
降りてきた道を振り返っての写真になります。
何処か登山道だか分りませんよね?
むしろ登山道ではなくバリエーションルートですからね。
危ないので登山初心者の方は使わないようにしてください。
大きな岩の隙間を縫うように進んでいきます。
踏み跡明瞭なところもあるのですが、基本、道は荒れてます。
要注意の急斜面トラバースになります。
ここは滑落するとかなり危険です。
ロープとも呼べない細い紐がありますが、強度が怪しいので使わないようにしてください。
足元はしっかりしてますので、落ち着いて下れば問題ないレベルです。
しかしながら、雨で濡れていたり、積雪があるとかなり厄介だと思います。
先ほどまでいた瑞牆山の山頂になります。
だいぶ下ってきましたね~・・・。
瑞牆山東尾根からでないと見れない巨石になります。
ジェンガを無性にやりたくなった誰かさんでございます(笑)
絶望的な絶壁ですが、瑞牆山東尾根は、岩登りはありません。
しかしながら、楽しもうと思えば幾らでも良い岩がモリモリあります!
時期的に瑞牆山東尾根の石楠花の花が見れるかな~と思ったのですが、少し早かったみたいで、全く咲いてませんでした(涙)
石楠花の花の時期は、瑞牆山東尾根は素晴らしいお花ロードに変身します♡
こんな感じの道がモリモリ続きます。
マーキングがこれでもか!とあるので、道迷いは少ないと思います。
そもそも瑞牆山東尾根を歩こうと考える変態なら問題ないルートだと思います。
しかし、相方は道を間違えていたので、やはり使う時は慎重に!
瑞牆山東尾根には、実は展望テラスがあります!
地形図を見れて藪の雰囲気を察することが出来る方なら、この景色を見ることが出来ます!
この場所は内緒にしたいと思います。
探せた貴方は立派な「ヤブニーの変態」の称号を捧げたいと思います!
瑞牆山東尾根は、基本金峰山方面の展望はありません。
このテラスからは、来たものではないと見れない金峰山の景色が広がります!
ま~瑞牆山の山頂からの景色とあまり変わらないんですけどね(笑)
瑞牆山東尾根の展望地であるテラス周辺の写真になります。
左のローソク岩もどきが目印になります。
さ~地形図を見ながら探してみてください。
ここまでのルートのマーキングは一切ありませんので念のため。
この絶壁も目印になると思います!
これが分かれば非常に簡単だと思います!
連れて来られた感満載の相方のSさんです!
凄い景色ですね~!と、感激してました。
ま~幸が薄い感じなので、感激しているようには見えませんよね(笑)
明日行く金峰山の五丈石と中腹に立つ金峰山小屋が見えてますね!
明日の登山が楽しみですね~☆彡
大事な顔と体が傷だらけになるヤブニーの時間になりました♡
も~そこは触っちゃダメ♡
も~止めてよ~~♡
あっ!そこは弱いところだから責めないで♡
こんな感じの事を叫んでました(笑)
奥秩父バリエーションルートらしい鬱蒼とした樹林帯である瑞牆山東尾根でした。
いや~雰囲気が良く、私のツボな感じのコースでした。
瑞牆山東尾根で間違えてはいけない左折ポイントです。
ここは北(小川山の方向)になります。
それにしても瑞牆山東尾根は道があれてまして、倒木と石楠花の藪道になります。
痛んでもよい服装の方が良いかもしれません。
ゴーグルは不要ですが、手袋はあった方が良いかと思います。
お城の石垣のような岩地帯を進んでいきます。
似たような景色が続きますね~・・・。
アップダウンを繰り返し、小川山の一般登山ルートとの合流が近づいてくるとコースがフラットになってきます。
よ~~やく小川山への一般登山道と合流しました。
瑞牆山の山頂からここまで約90分の道のりでした。
先ほどの道標の所に出たのですが、こちらが振り返っての写真になります。
瑞牆山東尾根の入口付近には、マーキングがモリモリついてました。
小川山から向かう場合は、先ほどの道標が一番の目印になるかと思います。
八丁平から富士見平小屋への登山ルートの写真
そんな感じで瑞牆山東尾根を攻略し、八丁平から富士見平小屋へ戻りたいと思います!
先ほどの道標からモリモリ下ると、この道標がある八丁平になります。
八丁平から富士見平小屋まで約1時間の道のりになります。
八丁平から富士見平小屋までのルートもあまり歩かれていない感じです。
なんだか熊が出てきそうな雰囲気がモリモリだったのですが、どちらかというと瑞牆山東尾根の方が更に怖いですよね!
何やら沢が見てきました。
ここで渡渉して対岸に渡ります。
この沢の上流が水場になるみたいですが、この地点でも飲んで大丈夫でした。
一応、煮沸した方が良いと思いますので生水は自己責任でお願いします!
ちなみに登山用浄水器(ソーヤミニ)がありますので、こんな場面で水を得たい場合に重宝します。
非常に軽いので、1つ登山装備で持っていると安心だと思います!
沢の直ぐそこに造林小屋跡があります。
ビバーク候補地として最適ですが、結構ゴミが多いです。
更に富士見平小屋へ進んでいくと、先ほどまでいた瑞牆山が見えてきます!
瑞牆山のアップでございます!
凄いゴツゴツとした山ですよね~
ラスボス感漂う山容でございます。
よ~やく瑞牆山・小川山への分岐にたどり着けました。
ここまで来れば富士見平小屋まであと少しですね!
富士見平小屋の売店(食べ物・飲み物)の値段と様子、山飯について
日没前に富士見平小屋へ戻ってくることが出来ました!
こちらが富士見平小屋の売店で販売してます、食べ物・飲み物の種類と値段になります!
富士見平小屋の名物料理の1つにあるのが、こちらの鹿三種ソーセージになります!
お値段1,200円になります!
安いんだか高いんだか良く分かりません!
とりあえず、「長さは良い勝負、太さは私の圧勝だな♡」と、ほくそ笑む時間になった富士見平小屋のビーフカレーの上にのる鹿ソーセージでした。
なんと!富士見平小屋の売店ではカフェメニューも充実してまして、山ガールが喜びそうな物が載ってました。
アイスコーヒーが1、000円になります!!
山の値段ですね~・・・。
それにしても、「バラティ」ってなんざんすかね?
富士見平小屋のテント場に戻ると、そこはお祭り会場になってました。
富士見平小屋で食べるにはお金がないので、予定通り貧乏山飯を作りたいと思います!
荷揚げした「命の聖水」になります!
この時間が至福の一時ですよね~♡
今日の山飯は、らくらくクッギング♪のラベルに惹かれて購入した焼肉でございます!
この日は非常に暑く、食中毒が怖いので、お肉を冷凍して登山用のクーラーボックスに入れて持ってきました。
登山用の小型クーラーボックスは、テント泊愛好家におすすめしたい山道具になります!
こちらの記事で食中毒と登山用のクーラーボックスについて書いてますので、良かったら参考にしてみてください!
この時間でもお肉が少し凍っていて、問題なく食べることが出来ました!
生肉調理で怖いのが、フライパン返しなどの調理器具が菌に汚染されてしまう事ですよね!
先日テント泊装備に導入した、マヨネーズのキューピーから発売されている強力除菌スプレー(ケイブランシュ)が重宝しました!
こちらもキャンプの食中毒予防に必須のアイテムになりますので、参考になれば幸いです。
間違いない山飯の時間になりました!!
ラージメスティンで炊飯したお米の様子になります!
少し硬めに炊いたのですが、こちらも山飯には欠かせない炭水化物ですよ♡
山ご飯最高!!と、ついつい叫んでしまいました♡
料理が出来るアピールを山ガール達に出来ましたかね!?
え?ただ焼いただけじゃないですと!?
返す言葉が見つかりません・・・。
今宵の山飯はまだまだ終わりません!
次は「フライパンで簡単♪」と書かれたラベルに心惹かれて購入してしまったレバー炒めになります!
実は私、レバーが大好物なのです!
レバー嫌いな方が多いですが、生のレバーを食べれなくなり非常に残念に思っております。
おりゃ~~!!
ただ焼いただけのレバー炒めの完成です!!!
モリモリ食べた影響か、私のレバーが肝脂肪になってしまい、フォアグラの様な油モッコリな食材になってしまいました。
そんなフォアグラの様な脂肪肝を愛してくれる山ガールを随時募集しております♡
まとめ
前々から歩いてみたかった瑞牆山東尾根に行けてとても満足度の高い1日になりました!
初めて歩くバリエーションルートは緊張するものですが、とりあえず熊がいなくてホッと致しました。
奥秩父もツキノワグマの生息しておりますので、油断なりませんからね~
瑞牆山・金峰山周辺でも、ツキノワグマの目撃情報がありますので、熊の活動が活発になる朝・夕方は特に注意が必要です!
それにしても、瑞牆山東尾根は思った以上にマーキングが多く、少し拍子抜けてしまった感じですが、それでも登山者が誰もいない贅沢な時間を過ごせて良かった感じでした。
瑞牆山東尾根は、登山の技術を磨くのに打ってつけのルートになりますので、ステップアップしたい方におすすめでございます!
一般登山道ではないバリエーションルートになりますので、判断力も必要ですし、何かあると困ってしまいますので、単独行動は避けて、二人以上で臨んで頂けたらと思います。
そんな感じで次回は瑞牆山のお隣に鎮座する金峰山登山について書いてみたいと思います!
素敵な山ガールとの出会いがあったものの、肝心なアレを忘れてしまい・・・。
瑞牆山東尾根に引き続き、金峰山、金峰山小屋へ登山した時の詳細になります!
南アルプス、八ヶ岳、富士山の景色がとても綺麗でした。