アオヒゲ危機一髪♪ 樽の中身は何だろう!?

登山とキャンプ、写真撮影が大好きな「自称爽やかなオジサン」のアウトドアブログです。

御嶽山の噴火に思う事。行方不明者の扱いと日本の活火山について

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御嶽山の噴火

 

 

御嶽山の噴火について

御嶽山の噴火から今日で丸3年ですね。

 

あの御嶽山噴火の時の状況は、今でも昨日の出来事のように鮮明に覚えております。

 

御嶽山の噴火の迫力と、今までに見たことのない景色の連続に言葉を失いました。

 

月日が経つのは本当に早いものですが、もしかすると、ご遺族にとってはあの日から時間が止まったままなのもしれませんよね。

 

まずは、お亡くなりになった多くの登山者のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

  

今日現在、まだ5名の方が御嶽山で行方不明のとのことで、一刻も早く見つけ出して欲しいものですよね。

 

残されたご家族の「気持ちの整理」もつかないでしょうから、一番酷な状況下に置かれているといえますよね。

 

この噴火から3年間、どんな気持ちで帰りを待っているかと想像すると、言葉がみつかりません。

 

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御嶽山の噴火に伴う行方不明者の扱いについて

東日本大震災の時のように、今回の御嶽山の噴火によって行方不明になった方達の対応に関する「特例法」が出たのどうかは分からないのですが、報道等でもされていないので、従来と同じ扱いになっている可能性が高いと思われます。

 

マニアックな話になってしまうんですが、今回のような噴火による災害においても、行方不明者の扱いは「失踪者」と同じになります。

 

ちなみに山で遭難して生死が分からない時も「失踪者」として扱われます。

 

だからなんだ!って感じですが、「失踪者」になってしまうと生命保険が下りなかったり、各種の優遇制度を享受することができません。

 

ですので、行方不明にご家族がいる場合は、経済的に非常に大変な目に遭ってしまいます。

 

悲しみに追い打ちをかけるような制度になっているのが現状なんですが、そ~言った面からも「早く行方不明者を見つけ出して欲しい」と強く思ってしまいます。

 

この「失踪者」について、詳しく書いた記事がこちらなります。

 

www.aohigetozan.com

 失踪宣告と死亡届について書いてますので、気をつけていても遭難する可能性がある登山愛好家にお勧め記事でございます!

 

登山中に滑落・遭難事故を起こし、発見してもらえない、大変なことがご家族に待っております。

 

長い記事になってしまいましたが、良かったらご参考にしてみて下さい。

 

記事にしているうちに「意地でも遭難し行方不明者になるものか!」と思ってしまいました!

 

日本の活火山と御嶽山について

御嶽山について少し書くと、長野県と岐阜県にまたがるお山で、標高3,067mの火山になります。

 

意外なことに、富士山に次いで2番目に標高が高い活火山のお山が御嶽山になります。

 

むしろ、3年前の噴火がある前までは、御嶽山が「活火山」だと知りませんでしたf^_^; 

 

御嶽山には、火口湖がモリモリあって、紅葉の時期に登ってみたいけど、登山者と観光客が多くてチョット嫌だな~・・・ぐらいしか思ってませんでした・・・。

 

この噴火による大災害以降、登山する前に活火山であるかどうかを確認するようになったのは言うまでもございません!

 

日本の活火山

※気象庁より出典

 

小さくて見難い資料で申し訳ございませんが、こちらが気象庁から出されている日本各地の「活火山」が表記されている地図になるのですが、山登りに行く前には、眺めて確認しております。

 

こ~見ると、日本各地に活火山があり、有名なお山も数多くエントリーされてますよね~・・・。

 

四国・紀伊半島に活火山が無いのが意外と言うか面白いですよね!?

 

記憶に新しいのは、神奈川県の箱根(大涌谷)で噴火したのがありますし、直近ですと、北アルプスの焼岳でも小規模ながら噴火しましたよね。

 

焼岳に関しては、上高地という観光地からも近いので、噴火すれば非常にインパクトがある出来事になりますのよね~・・・。

 

結構に気になっているもので、時々気象庁の資料を読んだりしているんですが、大きな噴火活動に推移する事もなく、沈静化しているのは嬉しい限りです。

 

それでも焼岳は、かなりやんちゃな活火山ですので、引き続き注視する必要がありそうですよね。

 

焼岳の噴火についても記事にしてますので、興味がある方はチェックしてみて下さい!

 

www.aohigetozan.com

 

焼岳の噴火は、時間帯によっては、大ごとになっていたと思われます。

 

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御嶽山の噴火の影響と立入禁止について

話が飛んでしまいましたが、御嶽山は現在は「噴火警戒レベル1(噴火発生時はレベル3)」になっているものの、口付近から半径1km前後は、現在も立ち入ることができない状況です。

 

正確に書くと、九合目避難小屋より御嶽山山頂側に無断で立ち入る事ができない状況です。

 

許可なく山頂付近に立ち入ると、法律により罰せられますので、要注意でございます!

 

某登山サイトで、御嶽山の入山が禁止になっているにも関わらず、登山を強行し、それをWEBで公開した登山者がいましたが、アレには開いた口が塞がらりませんでした・・・。

※記事は削除され、警察の取り調べを受けたみたいです。

 

他人のふり見て・・・と申しますので、私もブログ等で色々とギャーギャー書いてしまっているので、これを教訓にしたいと思っております。

 

素晴らしい登山者も数多くいますが、残念ながらごく一部には登山道具を盗んだりする悪い登山者もいますので、その事を忘れてはいけないですよね。

 

噴火に伴い、多くの山小屋にも被害が出ていますし、御嶽山の裾野で営んでいる観光業にとっても大打撃ですよね~

 

少しでもお金を落として復興の手助けになるならば、9合目までしか行けれませんが、御嶽山へ登山するのも良い事ですよね!

 

ただ、活火山に登る場合は、ヘルメットを持って行った方がなにかと安心なのも事実ですよね。

 

御嶽山の噴火で多くの命を奪った原因が「噴石」ですからね~

 

話ですと、時速200km前後の速さで石(噴石)が飛んでくるわけですので、たとえヘルメットを被っていたとしても、なかなか難しいのが現実ですよね~

 

私の石頭をもってしても、多分、簡単に撃ち抜かれてしまうかと思われます・・・。

 

リスクを考えたら何もできませんが、「復興」と「安全」を天秤にかけると、地元の自治体は中々難しい舵取りを強いられているんだろうな~と思ってしまいます。

 

まとめ

御嶽山の噴火活動がこのまま沈静化し、晴れて山頂まで登れるようになる日が待ち遠しいですよね!

 

そんな日が早く来て欲しいな~と願わずにはいられませんし、噴火によって多くの命が奪われないような仕組み(噴石シェルター等)を構築して欲しいですよね。

 

自然の力には敵いませんが、安全には考慮して、引き続き山登りを楽しみたいものですよね!