アオヒゲ危機一髪♪ 樽の中身は何だろう!?

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白山噴火?群発地震に思う事。大量遭難者・大量被災者の危機とリスク

白山の群発地震と日本各地の火山噴火ニュース記事

※MROより出典

 

 

 

白山の群発地震と日本各地の火山噴火との関係性について

富士山を始め、7月1日になりますと、標高の高い山の多くが「山開き」になります。

 

日本百名山であり、日本最西端の2000m超峰の白山周辺で異常事態が起こっております。

 

白山は、白山国立公園に認定され、石川県・岐阜県・福井県・富山県に跨る広大な山麓を有する名山になります。

 

そんな白山で何が起こっているかと申しますと、冒頭の記事のとおり、山頂直下で群発地震が多発しております。

 

6月19日(金)には、体に感じない地震が1日に255回も起きたそうです。

 

白山に限らず、最近は日本各地で地震が頻発してますよね。

 

特に心配なのが、北アルプスの上高地周辺(長野県・岐阜県の県境付近)の群発地震ですが、付近には活火山である「焼岳」があるだけに、非常に不気味に感じております。

 

また、九州の桜島につきましても、最近は「山体膨張」が確認されている状態でして、近々大きな爆発を伴う噴火が起こるのではないかと、警戒が強化されております。

 

そして小笠原諸島にあります「西之島」につきましても、現在も活発な噴火を繰り返しておりますので、日本を始め、世界的にも地震・火山の活動期に入っていると容易に想像できますよね。

 

この群発地震と相次ぐ火山の噴火は、何か関係性があるのではないかと感じてしまいます。

 

ちなみに活発に噴火している小笠原の西之島ですが、あの火山の標高をご存知でしょうか!?

 

若干、変わっているかと思いますが、直近の調査によると標高140mほどになるそうです。

 

これからも噴火が続けば、さらに西之島の火山の標高が高くなるかもしれませんが、海底に目をやると、あの辺は、水深4,000m近くあるところになります。

 

海底から陸地に飛び出している標高をプラスすると、全体で4,000m峰位になりますので、見かたによれば富士山を押しのけ日本一の山であるともいえます。

 

夢は膨らむばかりですが、火山とは縁遠いように思える白山ですが、実は「活火山」になりまして、過去から大きな噴火を繰り返しております。

 

気象庁では、主な活火山については、24時間体勢で観測しているのですが、白山につきましても調査対象になっております。

 

白山周辺で起きている群発地震につきましても、ただちに噴火が起こるような逼迫した状況ではないみたいですが、それでも自然の力は予測不能ですからね。

 

過去には御嶽山や、草津白根山を始め、予期せぬ噴火が発生し、大規模な死傷事故が起きてますしね。

 

 

白山登山地図

実は、今年は白山に登りたいと考えていたのですが、いざ、計画を立案しようとした矢先に新型コロナの騒ぎが始まり、今では完全に止まってしまっております。

 

そんな中で、この「白山の群発地震発生」の報が入ってきた訳ですが、登山中に噴火されても困るので、かなり絶望的な状況になっております。

 

私と同様に、今年白山へ登山を計画している方も多いと思います。

 

今回は、白山の群発地震と噴火の可能性について掘り下げてみたいと思います!

 

白山の場所と日本百名山・日本三大霊峰(日本三名山)について

 

噴火や群発地震の話の前に、白山が何処にあるの?どんな山なのか?を、ご存知ない方も多いと思います。

 

こちらが白山周辺の地図になるのですが、実は「白山」という山は存在しません。

 

「八ヶ岳」や「立山」、「北アルプス」と同じく、山の総称として「白山」と呼ばれております。

 

そんな白山の最高峰は、御前峰になりまして標高2702m、次に高い山が大汝峰で標高2684m、剣ヶ峰(標高2677m)、七倉山(標高2557m)、四塚山(2519m)になります。

 

この辺の山の総称を「白山」と呼ぶ感じです。

 

白山は、石川県・岐阜県・福井県・富山県に跨る広大な山麓になりますので、何処から見ても非常に目立つ山であるためか、昔から「信仰の山」として崇められております。

 

そんな歴史もあって、白山は「日本三大霊山の一つ」として数えられていて、「日本三名山(三大霊峰)」と呼ばれることもあったりします。

 

この日本三名山(三大霊峰)は、あまり聞いたことがないかもしれませんが、白山以外ですと富士山、立山のことを指します。

 

我々登山愛好家にとっては、日本百名山や花の百名山の方が耳にした事があるかと思いますが、白山は両方とも該当しております。

 

白山が日本百名山であるのは疑いようがありませんが、花の百名山であるのも「まさに!」ってな感じですよね。

 

「白山」の名前が付けられているお花の種類って本当に多いですが、思いつくのを書いてみるとこんな感じです。

 

  • ハクサンイチゲ
  • ハクサンコザクラ
  • ハクサンシャクナゲ
  • ハクサンフウロ
  • ハクサントリカブト
  • ハクサンチドリ

 

いや~思いのほか「ハクサン」を冠する植物が多いですよね!

 

調べてみると、ゴゼンタチバナという高山植物も、白山最高峰の御前峰から名前をとっているそうで、白山由来のお花が非常に沢山あったりします。

 

そもそも、高山植物の研究が西の山域から進んだことが影響してまして、高山植物の宝庫である白山周辺で多くのお花が見つかったことが原因だったりします。

 

また、明治初期までは、白山にもライチョウが生息していたのですが、残念ながら現在は絶滅しております。

 

山の中に人が多く入ってしまったことが遠因だとは思いますが、いつか復活して欲しいものですよね!

 

 

白山噴火の歴史と群発地震・火山活動の観測状況について

 話を白山の噴火と群発地震に戻しますが、有史以来、数多くの記録が残っております。

 

白山の歴史は、噴火と群発地震、火山活動の歴史と言っても過言ではございません!

 

記録の中で一番古い火山活動は、1042年の水蒸気噴火まで遡ることが出来ます。

 

実際は、もっと昔から白山の火山活動があったはずですが、1042年は平安時代になりますので、この辺が資料的にもギリギリなのかもしれませんよね。

 

そんな白山噴火の歴史を羅列するとこんな感じになります!

 

  • 1042年水蒸気噴火、
  • 1177年噴火
  • 1239年噴火
  • 1547年噴火
  • 1548年再噴火
  • 1554年~1556年噴火・火山活動
  • 1579年噴火
  • 1659年噴火
  • 1935年噴気活動(小規模な火山活動)
  • 2005年群発地震
  • 2011年群発地震
  • 2020年群発地震

 

白山の噴火や火山活動を眺めていると、1500年代がかなり活発な感じですが、それ以外は約150年周期で噴火や群発地震が発生している感じで、特に規則性がある感じではないですよね。

 

しかしながら、最後の噴火が1659年ですので、ある意味いつ噴火してもおかしくないですよね。

 

この群発地震が、直ちに火山活動とは結び付かないかもしれませんが、地震と同様、噴火も事前の予知が難しいですので、油断できない状況だと感じております。

 

ちなみに活火山である白山はランクCに分類されているのですが、今のところ警戒レベルがあるランクBに昇格される予定はありません。

 

活火山ランクのCは、「100年活動度および1万年活動度がともに低い活火山」という定義になるのですが、こちらは正直当てにするのは危険かなと思っております。

 

根拠としては、上述した気象庁により「24時間監視対象の活火山」に白山が選ばれているからです。

 

 

白山周辺に設置されている火山観測地震計等の観測機器の位置と数

 ※気象庁より引用

 

こちらは、白山周辺に設置されてます、地震計等の観測機器の位置と数になります。

 

白山は、とても広大な山域になりますが、それを取り囲むように地震計等の観測機器が設置されてまして、火山活動を24時間監視しております。

 

白山が噴火!となりますと、広範囲に影響がありますので、それも考慮しての24時間監視活動になるんだと思います。

 

 

白山の山頂直下弥陀ヶ原の地震計(火山活動)の集計結果

※気象庁より引用

 

こちらが2005年から運用が開始された白山の山頂直下にあります弥陀ヶ原の地震計の集計結果になるのですが、毎年少なからず地震が観測されております。

 

特に2009年が顕著になりますが、それと同じく2011年の東日本大震災が起きた辺りの白山の群発地震の多さが妙に気になってしまいました。

 

東日本大震災は、2011年3月11日に起きましたが、白山の群発地震のグラフを見ると、2010年の6月から増加し始め、2011年3月まで頻発し、その後、減少傾向になっております。

 

2009年には、グニチュード6.5の静岡地震(駿河湾地震最大震度6弱)も起きていたりします。

 

あくまでも憶測ですが、白山の群発地震が、大地震の予兆のように見ることが出来るかも知れません。

 

火山と地震には、因果関係がありますので、今回の白山の群発地震も、大地震の前触れとして捉え、用心に用心を重ねる事が重要かなと感じております。

 

自然の事は計り知れないところがモリモリですが、日本各地の地震といい、暫く静かだった白山の群発地震の活発化は、何かを暗示しているようで地味に怖く感じております。

※あくまでも個人の見解で、科学的根拠はありません。

 

しかしながら、気象庁の方で白山を始め、主な活火山を24時間監視しているのは心強いですよね!

 

ここで気になるのが、仮に白山が噴火した場合の影響ですが、興味本位で調べてみると、チョット洒落にならない感じでしたので触れたいと思います!

 

 

白山噴火による大量遭難・大量遭難者の危機とリスクについて

今回の白山群発地震が、何もなく沈静化して欲しいですが、仮に噴火となると、大きな被害が予想されます。

 

特に、登山シーズンや観光シーズン中に白山が噴火してしまうと、想像以上の遭難者・被災地が出てしまいます。

 

白山周辺の人口と年間登山者数年間観光客数の資料

※気象庁より引用 

 

こちらは白山周辺の人口と年間登山者数、年間観光客数の資料になります。

 

まずは白山周辺の人口ですが、岐阜県・石川県を合わせて約11.5万人ほどになりますので、火山活動が活発になると、この方たちの生活に影響してしまいます。

 

噴火の場合、噴煙、噴石などは風向きなどの影響もありますし、溶岩が流れる方向によって被害が大きく変わってきますが、それでも11.5万人の人口を抱えていると、大量被災者が出てしまうのは容易に分かりますよね。

 

また、白山では、年間8千人の観光客と、年間4.5万人の登山者が入山します。

 

最新の統計ですと、白山の年間の登山者数は5万人を越しているそうです。

 

観光客と登山者を合わせますと、年間6万人弱の方が白山に入山していることになります。

 

白山の山開きが7月1日からになりまして、だいたい10月下旬で閉山を迎えます。

 

白山に訪れる6万人は、この4ヶ月間に集中するわけですが、1日に換算すると約488人になります。

 

土日祝などは、更に多いと思いますが、急に白山が噴火しますと、観光客、登山者や、山小屋の関係者などを合わせて500人以上の方が大量遭難する恐れがあります。

 

白山周辺の人口が11.5万人ですので、そちらの避難誘導などが先となり、この500人前後は捨て置かれる可能性が高いですよね。

 

噴火地点からも近く、リスクのある救助になりますので、中々難しい状況になってしまうのではないかと予想しております。

 

また、白山の立地は、かなり山奥にある関係でアクセスが悪いです。

 

 

 

多くの方は、こちらの地図にあります「市ノ瀬」までマイカーでアクセスし、そこからシャトルバスに乗り換えて白山・別山の登山口に行くパターンが多いのですが、この市ノ瀬までは手鳥川沿いを走る県道33号線の1本しかありません。

 

噴火による噴石、地震による地割れ、斜面の崩落(崖崩れ)により、県道33号線が使用できなく恐れがあり、市ノ瀬周辺で登山者・観光客が帰りの足を奪われ孤立する恐れがあります。

 

また、白山の北側の登山口である「白山一里野温泉」も、アクセスは山間を走る国道360号線(白山白川郷ホワイトロード)の1本のみになりますので、市ノ瀬と同じように孤立してしまう危機が考えられます。

 

周辺に目をやると、国道156号、国道157号も白山から近いので、少なからず救助や物流などに影響があると思われます。

 

白山は、広範囲が国立公園に認定されており、また、日本屈指の豪雪地帯でもありますので、開発が進んでいないのが魅力の1つですが、その反面、一度災害が起きますと、火の手が入っていないので、防災面で非常に弱い地域であるとも言えます。

 

大量遭難者の中に自分が入らないよう、白山の火山活動が活発になってきたら近寄らない事が重要だと考えております。

 

これは白山に限らず、どの活火山でも同じことが言えますが、多くの登山者、観光客が集まる白山は、アクセスや地形的にも登山口周辺で孤立して動けなくなるリスクが隠れてますので、そのことを頭の片隅に入れておくことが肝要です。

 

それこそ日帰りでも、食料や水などの登山装備を少しシッカリさせることもリスク回避の上ではアリだと思います!

 

特に市ノ瀬は、袋小路のような場所になりますので、道路(県道33号線)が寸断すると、そのまま大量遭難者の仲間入りになるだけに、上高地と同じように怖い場所だなと思ってます。

 

まとめ

白山の群発地震と、噴火について書いてきましたが、美しい自然の宝庫である山域が一変するような事態にはなって欲しくないですよね。

 

白山は、人気の山であるのと同時に、周辺には温泉街もありますので「観光地」としての側面も持ってます。

 

一度噴火が始まると甚大な被害が発生してしまいます。

 

自然の力の前では、人間は本当に無力ですので、なす術がないですよね。

 

リスクを言い出したらキリがありませんが、地震が続くと斜面が脆くなり、落石や雪崩の危険性もありますので、そちらにも注意を払う必要があります!

 

白山の登山道には、よく噴火する浅間山のように噴石から身を守れるシェルターがありませんので、御嶽山の噴火と同じような被害が起きてしまいます。

 

現状、予測ができない事が立て続けに起こってますので、自分の身は自分で守るという意識を持つことが重要ですよね。

 

その為にも、最新の情報を収集し、白山を始め、活火山の近くに行く機会が有るならば、事前に情報収集をし、必要ならば計画を延期したり、山岳用のヘルメットを保険として持っていくなどの対策が必要だと思います。

 

新型コロナや、白山の群発地震や噴火の事を考えると、今年の登山は延期にしようかなと考えている最中です。

 

今年は、本当に計画倒れになる事が続いているのですが、山は逃げませんので、色んな意味で落ち着いたら白山を楽しもうと思っている誰かさんでした!

 

www.aohigetozan.com

小規模ながら、焼岳噴火した時の様子について書いた記事になります。

焼岳が噴火しますと、地形的に北アルプスの上高地周辺で大量遭難・大量被災者が発生する恐れがあります。

そちらについても触れてますので、よかったら参考にしてみて下さい!

 

www.aohigetozan.com

箱根山の火山活動も心配ですよね。

最近沈静化してますが、箱根山などの活火山情報について触れてますので、何かの参考になれば幸いです。