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兵庫県の熊出没情報!氷ノ山・六甲山・摩耶山・有馬温泉にツキノワグマは何頭生息しているのか!?

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熊冬眠

 

 

兵庫県の熊とツキノワグマの餌について

今回は、氷ノ山・六甲山・摩耶山・有馬温泉を擁する兵庫県のツキノワグマについて掘り下げてみたいと思います!

 

神奈川県在住名もので、兵庫県に行く機会は少ないのですが、生息している熊について調べてみると、驚きと発見の連続でした。

 

最近は、秋がだいぶ深まってきた感じですが、この時期に登山をすると怖いのが「熊との遭遇」になりますよね!

 

秋の時期は、冬眠に備えて熊の動きが活発になりますので、細心の注意が必要ですよね!

 

今年は例年になく熊の出没が全国的に相次いでおりますが、理由についてはよく分かっていないみたいです。

 

熊の出没が相次ぐ年に共通しているのが「ドングリや木の実の不作」になります。

 

ドングリや木の実は、豊作の年もあれば凶作の時もあるのですが、熊にとって大事な食料になりますので、出来の良し悪しによって熊の活動範囲が変わってきます。

 

木の実が凶作になると、餌を求めて人里へ熊が下りてきますので、どうしても人間と接触する機会が増えてしまいトラブルの原因になってしまいます。

 

ドングリや木の実の凶作は、だいたい3年周期くらいに訪れるのですが、今年に関しましては、それほど不作の年ではないと予想されております。

 

私自身、よく登山をしているので木の実を観察しながらウロウロしているのですが、ブナの実、ミズナラの実ともに出来は悪くない感じです。

 

では、何故熊の出没が今年は特に多いかになりますが、その理由の1つとして考えられるのは「雪解けが早かった」かも知れないと考えております。

 

雪解けが早ければ、冬眠している熊の活動も早まりますので、それだけ活動期間が長くなります。

 

熊の個体数も、それほど一気に増えるわけではないので(年に2頭前後しか出産しません)、暖冬による影響かな~と考えているのですが、そちらの根拠等はさらに後述したいと思います。

 

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兵庫県六甲山系の熊出没情報について

先日、友人からこんな問い合わせがありました。

 

「秋に六甲山系に登山を考えているんだけど、ツキノワグマっているのかな?」

 

私は答えました。

 

「知らんがな!」

 

これで話が終ってしまったのですが、神奈川県で生活している私なのですが、兵庫県の六甲山系のツキノワグマについて興味が湧き調べてみる事にしました。

 

若い頃、大阪で住んでいたことがあったものの、兵庫県の六甲山系で熊の出没情報を耳にした事はありませんでした。

 

むしろ、六甲山といえば熊ではなく、イノシシの出没のほうが有名ですよね!

 

六甲山は、何度か登った事があるのですが、イノシシが多くて本当に驚きました。

 

兵庫県は、神戸ビーフが有名ですが、ジワジワと広がるジビエ料理の人気に後押しされ、六甲山の新たな名物になるかもしれませんよね!

 

www.aohigetozan.com

登山中にイノシシと遭遇し肝を潰した時の話になります! よかったらご参考にしてみてください!

 

話がツキノワグマからイノシシになってしまいましたが、兵庫県には熊が生息しているのか?と思ったのですが、想像以上に生息数が多く驚きました!

 

まずは兵庫県のクマ出没情報がこちらになります!

 

兵庫県のクマ出没情報n

 ※兵庫県森林動物研究センターより出典

 

 

兵庫県といっても広いですが、それでもツキノワグマの目撃が相次いでいることがよく分かりますよね!

 

とくに北但馬と南但馬地域に熊の出没が集中していることが分かります。

 

友人が気にしていた六甲山での熊の出没は、ほぼありませんが、それでも阪神地域で目撃情報がありますので、油断ならない感じですよね。

 

熊の目撃多いものの、捕獲頭数については、例年並みに推移していると思われます。

 

冒頭でも触れましたが、急激にツキノワグマの頭数自体は増えていないためかな~と、熊の捕獲状況の表を見て感じました。

 

また、市街地にも近い兵庫県宝塚市でも熊の痕跡が見つかったとニュースでありました。

 

 

兵庫県宝塚市の北部の山の中熊の目撃

※神戸新聞より出典

 

こちらは去年のニュースになりますが、兵庫県宝塚市の北部の山の中で、熊の目撃と、熊のフンが見つかったという記事になります!

 

上述した南但馬地域のツキノワグマが兵庫県の南部に移動して活動している事が分かりますよね。

 

現状、六甲山で熊と遭遇する確立はとても低いといえますが、それでも0%とは言えませんよね。

 

2020年10月16日の20:00頃、兵庫県宝塚市花屋敷緑ガ丘の路上で、1.5mのツキノワグマが歩いているという通報がありました。

 

現在、熊の行方を探しているそうですが、見つかっておりません。

 

宝塚市は、かなり大きな街なだけに、まさかツキノワグマが出没するとは想像できませんよね。

 

今年は長雨により山の木の実の育成が悪く、餌不足になってますので、引き続き同じような熊の出没が多く発生すると思われます。

 

熊の活動は、夕方から早朝にかけて活発になりますので、出没情報が有った場所には出歩かないことが重要だと思います。

 

兵庫県蘆屋に熊出没ニュース

※神戸新聞より引用

 

2021年6月20日に、今度は高級住宅街としてよく知られている芦屋市の北部でクマの目撃情報がありました!

 

1.5mほどのツキノワグマを鷹尾山で目撃したそうですが、肝心のクマはまだ見つかっていないそうです。

 

芦屋でクマの目撃は、確かにあまり聞かないだけに、ショッキングなニュースですよね!

 

先日も札幌市の住宅街でヒグマが出没して、重軽傷を出しましたが、芦屋の方も十分注意しないといけませんよね。

 

 

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氷ノ山・六甲山・摩耶山・有馬温泉の熊出没と目撃地域について

氷ノ山・六甲山・摩耶山・有馬温泉の熊出没と目撃地

※兵庫県より出典

 

 

こちらは、兵庫県内の、ツキノワグマの目撃現場と、出没地域について地図上で纏めた資料になります。

 

非常に分かりやすい熊情報ですよね!

 

上述してますとおり、兵庫県の中部から北部にかけて、熊の目撃と出没が多い事が分かります。

 

観光地や市街地が広がる、兵庫県の南部の方にかけては、熊の目撃・出没情報がほぼない状況です。

 

兵庫県の山というと、氷ノ山(ひょうのせん)が有名ですが、こちらに登山をする場合は熊との遭遇に備える必要がありそうですよね。

 

氷ノ山の山頂付近では、熊の目撃情報がないみたいですが、麓から延びる登山道は遭遇する危険がありますよね。

 

氷ノ山の熊出没情報を調べてみると、やはり登山中に遭遇した方がいるみたいですので、登山をする方は要注意ですね!

 

また、兵庫県を代表する六甲山、摩耶山や、日本三大温泉の1つである有馬温泉周辺も、熊の出没には注意した方が良いかもしれませんよね。

 

有馬温泉周辺も、自然が多く残っておりますが、山の尾根伝いに熊が下りてくる可能性もないとはいえません。

 

また、六甲山、摩耶山も目撃情報はほぼありませんが、宝塚市では熊の出没がありましたので、油断は出来ませんよね。

 

ツキノワグマは、夕方から早朝にかけて活動が活発になり、1日で30km前後移動することもありますので、特に登山をする方は熊鈴等の熊対策が必須ですよね。

 

兵庫県のツキノワグマの生息数について 氷ノ山・六甲山・摩耶山・有馬温泉等、多くの観光地を有する兵庫県ですが、素朴な疑問として「兵庫県にはどれだけの熊が生息しているのか?」が気になり調べてみました。

 

実は、日本に生息しているツキノワグマの正確な頭数は、現在把握されておりません。

 

15,000頭か?20,000頭か?など、色々とツキノワグマの生息頭数については言われているのですが、熊の出没が多い兵庫県では、実態調査をしておりました。

 

兵庫県全体の熊の生息頭数505頭~1,354頭

※兵庫県より出典

 

やはり、正確な熊の生息頭数については分かっていないみたいですが、平成28年に精度の高い調査をした結果、兵庫県全体の推定としては505頭~1,354頭前後ツキノワグマがいるのではないかと結論が出ておりました。

 

兵庫県にはザックリ1,000頭の熊が暮らしていると言えますよね!

 

私の地元の近くにある奥多摩山塊には、約500頭前後の熊が生息していると言われておりますが、その2倍になりますので、結構多いですよね。

 

兵庫県も広い面積を有する県ですので、奥多摩山塊と単純には比較できませんが、それでも多いな~と思ってしまいました。

※私の地元である丹沢山塊の熊の生息頭数は、約30頭と言われております。

 

熊の数が増えすぎてしまうと、それだけ人との接触も増えてしまいますので、兵庫県としては、こんな感じの管理を実施ております。

 

兵庫県熊の管理

 

800頭以上のツキノワグマの生息が確認できた場合、狩猟を解禁したり、捕獲をして頭数の管理をする事になっております。

 

ツキノワグマは、絶滅が危惧されている動物ですので、なかなか難しい管理が求められますよね。

 

人間と熊が上手く共存するためにも、この頭数管理は仕方がないことかな~と、思ってしまいました。

 

熊の出没が増えている原因とまとめ

最後になりますが、今年は熊の出没が多いといわれております。

 

 

兵庫県の月別の熊の目撃件数

兵庫県熊の捕獲数

 

こちらの表は、兵庫県の月別の熊の目撃件数になりますが、例年よりも5月の数字が多いですよね?

 

あくまでも憶測になってしまいますが、雪深い兵庫県中部から北部にかけての雪解けが例年よりも早まったことが関係していると思われます。

 

5月以降は、例年通りの目撃件数かな~と思われますので、特に多いような印象はありませんよね。

 

熊に聞かなければ分かりませんが、もしかすると、冬眠明けが早まった影響で、今年の冬の冬眠が前倒しになると感じ、活発に動き回っているのかな~と妄想しております。

 

全国的に見ても、異常気象が続いておりますし、食べ物の旬の時期も1ヶ月くらい早まっているような気がしております。

 

動物達も敏感に感じ取っていて、食料の調達に余念がないのかな~と思ってしまいました。

 

熊が多く生息する森は、それだけ自然が豊かで他の動物達にっても魅力的な場所となります。

 

種の多様性がない森は、自然環境が単純になってしまい、一部の動物が爆発的に増えてしまったりと、大きな弊害があったりします。

 

熊はとても臆病な動物ですので、刺激を与えたりしない限り、襲ってくることは殆どありません。

 

匂いと音に敏感な動物ですので、熊鈴等の対策をすれば、向こうから逃げてくれます。

 

必要以上に熊を恐れる必要はありませんが、それでも動物達のフィールドにお邪魔していると思って登山やアウトドアを楽しむ必要がありますよね。

 

これから秋の登山・アウトドアシーズになりますが、ツキノワグマに遭遇しないよう楽しみたいものですよね!

 

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 熊鈴の効果について書いた記事になります!

実際の体験談ですので、良かったらご参考にしてみて下さい!

 

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有馬温泉と同じくらい有名な温泉地である箱根・湯河原でも熊の出没がありました。 そちらについて書いた記事ですので、良かったらご参考にしてみて下さい!

 

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南アルプスにどれだけの熊が生息しているのか調べたときの記事になります! 兵庫県の調査と同様、色々と考えさせれる結果でした。