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クマ出没ニュース!丹沢山塊ツキノワグマの状況とコロナウイル終息後の登山の注意!

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捕殺されたツキノワグマの写真

 

 

クマ出没ニュースについて

去年は、家の方でバタバタしてしまい、地元の丹沢山塊のクマ出没情報を記事にしてシェア出来ていなかったのですが、実は大量出没しておりました。

 

人の被害が無いと、あまりクマ出没のニュースはされませんが、去年(2019年)は非常に多く、大変危惧しておりました。

 

 

2019年クマ出没のニュースグラフ

こちらのクマ出没の資料は、神奈川県からの出典になるのですが、グラフを見て頂ければ一目瞭然ですよね。

 

2019年(令和元年)は、近年稀にみるツキノワグマの出没多発の年でした。

 

私は登山を始めた頃からツキノワグマの生態に興味を抱き、日頃から地元の丹沢山塊の熊出没ニュースを注視している感じです。

 

長いこと丹沢山塊の熊出没のニュースに触れていると、だいたいのパターンや多く出没するエリアが分かってきたのですが、それでも1日に30km近く移動することもあるツキノワグマですので、油断大敵な感じです。

 

丹沢山塊に多く登る山仲間には、クマ出没の情報を時々流していたのでアレですが、特に冬眠を控え活発に動き回る9月~11月の目撃情報が多い状況でした。

 

熊の出没は、冬ごもりするにあたり栄養をつけようと多くの餌を求めて動き回る秋に集中すると聞きますが、丹沢山塊においては、全ての熊が冬になると冬眠するわけではございません。

 

奥多摩山塊の熊の一部も冬眠しない個体がいますが、神奈川県の熊はそれが顕著な感じで、冬でも目撃情報があったりします。

 

私自身、丹沢山塊で数回ツキノワグマと遭遇したり目撃した事があるのですが、その中には真冬の時期もありました。

 

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こちらの記事でクマと遭遇した時のこと書いてますので、良かったら参考にしてみて下さい!

 

そんな季節問わず油断ならないクマとの遭遇ですが、今回は直近の熊出没ニュースと、現在流行中の新型コロナウイルスによる登山の影響・注意についても書いてみたいと思います!

 

丹沢山塊の熊出没による捕殺について

まずは、丹沢山塊の熊出没による捕殺について書いてみたいと思います!

 

丹沢山塊には、約30頭ほどツキノワグマが生息しているといわれております。

 

個人的には、少し増えているのではないかと思っているのですが、詳細については良く分かっておりません。

 

この「30頭ほど生息している」というのも眉唾な所がありまして、シッカリと個体を数えたわけではなく、統計などを駆使したおおよその目安であるといわれております。

 

ただ、ハッキリしているのは、広大な丹沢山塊であってもツキノワグマの生息数は少なく、不謹慎な事を書けば、遭遇はある意味ラッキーであるとも言えます。

 

神奈川県の絶滅危惧種としてもエントリーしているツキノワグマですが、2019年は出没が多かったことが影響し、残念ながら数頭が捕殺されております。

 

熊の捕殺のニュースは、10月に集中したのですが、一部載せてみたいと思います!

 

神奈川県熊の捕殺した時の情報

熊の捕殺後の写真

※神奈川県より出典

 

少しショッキングな熊の捕殺後の写真ですが、事実を知る上でも重要だと思いそのまま載せております。

 

登山やアウトドアをしてない一般の方は、神奈川県には熊は生息していないと考えている方が多いと思いますが、写真の通り、野生の熊がシッカリと生息し意外なほど人間の身近な所で息をひそめて生活しております。

 

信じられない方もいるかも知れませんが、過去には相模湖を泳ぐ熊が目撃されたニュースもありました!

 

それにしても、体長が120cmで体重74kgもあると、やはり迫力がありますよね。

 

こんな大きなクマに襲われてしまったら、チョット想像したくないですよね。

 

少しメタボ気味な熊のような気もしますが、10月に捕殺されてますので、エサの乏しい冬を乗り切るため、モリモリ食べてワンパクになっていたんでしょうね。

 

捕殺はとても残念なことですが、近隣住民の安全・安心の為には仕方がないとも言えますよね。

 

「捕殺後の措置」のところに「熊鍋」と書かれてなくチョット安心してしまいました。

 

熊の捕殺につきましては、こちらを含めて3頭行われたとニュースになっていたのですが、これでクマの出没が収まればよかったのですが、残念ながら・・・

 

2023年丹沢のクマ出没について

2023年丹沢山塊クマ出没ニュース

※タウンニュースより出典

 

熊出没のニュースが多いですが、私が住む神奈川県でも頻繁に目撃情報が上がっている状況です。

 

特筆すべきクマ出没のニュースは、上記の厚木市内で捕殺されたツキノワグマになります。

 

街からも近く、登山者が多く入山する丹沢山塊ですが、そもそもツキノワグマが生息している事を知らない方も多いですよね。

 

報道によると、6月20日に捕獲した個体は、メスのツキノワグマになりまして、体長が127cm、体重44kgになるそうです。

 

ここ数ヶ月ほど、厚木市の県立七沢森林公園周辺で、ツキノワグマの目撃情報がありましたので、この個体だと思われます。

 

ちなみに今回の出没騒ぎのあった厚木市の七沢公園周辺の地図がこちらになります!

 

 

地図を見て頂くと分かる通り、市街地の直ぐ近くにある公園になりまして、過去にもクマの目撃情報が寄せられている地域になります。

 

そんな市街地の近くで今回ツキノワグマが捕まったのですが、残念ながら今回は捕殺となってしまいました。

 

上述の通り、丹沢のツキノワグマは数が少なく絶滅寸前の状況です。

 

それでも、人に危害を与えてからでは遅いと言った意見が多いと思いますのでアレですが、豊かな森を育む為にもクマの存在は欠かせません。

 

上手く共存できれば良いのですが、現状は難しいですよね。

 

今回のツキノワグマによって人身事故が起きてないのが救いになりますが、今年は熊の餌であるブナの実やドングリが不作になると言った予報があったりします。

 

ツキノワグマが生息している山に入る際には、十分注意して臨んでいただけたらと思います!

 

 

丹沢山塊ツキノワグマの出没状況と注意すべき時間

本来なら、里山に出没していた3頭を捕殺すれば、ある程度ツキノワグマの目撃情報は減るはずですが、残念ながらその後も続き危ない状況でした。

 

夏位からツキノワグマの出没が多かったのですが、そのニュースを全て載せると凄いことになりますので、捕殺された後の状況を載せたいと思います!

 

ツキノワグマの出没状況

丹沢山塊クマの出没状況

神奈川県箱根や湯河原ツキノワグマの出没状況

※神奈川県より出典

 

神奈川県の熊出没の傾向としては、山が広がる県央から県西エリアにかけて集中しております。

 

厚木市、伊勢原市、相模原市、秦野市、山北町、松田町、神奈川県唯一の村である清川村が主な出没エリアになります。

 

特筆すべき点としては、箱根や湯河原でもクマと思われる目撃情報がある事でしょね。

 

近年まで、箱根・湯河原にはツキノワグマは生息していないと言われておりました。

 

しかし、ここ数年生息エリアが広がったみたいで、箱根・湯河原にもクマの出没ニュースがチラチアある状況です。

 

上記の熊出没のニュースを見て分かる通り、3頭捕殺しても熊の目撃状況がほとんど変わらずほぼ毎日続出してますよね。

 

また、熊の出没時間を見ていると、ある程度パターンがあることが分かるかと思います。

 

熊の活動時間は、夕方から早朝にかけて活発になると言われておりますが、その通りの結果になっていると読み取れますよね。

 

登山や山菜採り等で山に入る場合は、早朝と14時以降はクマの出没に注意すべき時間帯であるといえますよね!

 

クマの出没に注意すべき時間帯が分かれば、保険としてクマ鈴を鳴らし始めるなどの対策も出来ると思います!

 

熊という相手を知らなければ対処のしようもありませんので、登山を始め、山の中に入る事がある人にとっては、クマの出没に注意すべき時間帯を知る事は、必須の知識だと思います!

 

 

新型コロナウイルス終息後の登山の注意

現在、新型コロナウイルスの蔓延により、我々の生活はとても窮屈な状況になっておりますよね。

 

登山を始め、アウトドア全般を自粛している方も多いと思います。

 

例年、春になるとツキノワグマやヒグマの冬眠が明けて、活発に動き回る時期になります。

 

「水芭蕉」は春の花として有名ですが、熊にとっては大好物な食材になっております。

 

これには訳がありまして、味の方は食べたことが無いのでクマに聞いてもらわないと分からないのですが、水芭蕉には毒消しの作用があるみたいです。

 

冬眠時の体内の毒素を出す為、水芭蕉を求めて自生しているところに出没することが多くなります。

 

人間の生活圏と微妙に交わるところでは、鉢合わせしてしまい、春は熊との人身事故が多い時期になります。

 

今回の新型コロナウイルスの影響で、日本各地、どの山域でも登山を自粛している方が多く、あまり人が山に入っていないと思われます。

 

野生動物は、登山道周辺を「人間のテリトリー」として認識していると言われております。

 

人間が歩けば登山道周辺に臭いが残り、物音もしますので動物は近づかなくなります。

 

しかし、新型コロナウイルスの影響で、山に人が入っていないと思われますので、登山道周辺にも多くの野生動物が近寄り、侵入していると思った方が自然だと思います。

 

時期尚早かもしれませんが、新型コロナウイルスが終息し、山に入る人が増えてくると、思わぬ熊との遭遇があるかもしれませんので、注意が必要だと思っております。

 

今後の感染者数にもよりますが、今年のGWの登山は自粛となり絶望的かな~と個人的には思っております。

 

GWが終わり、なんやかんやしていると、今度は梅雨が始まり登山をする方は激減します。

 

梅雨明け後となりますと、だいたい7月下旬頃になりますので、新型コロナウイルスの影響が出始めてから約4ヶ月間、山の中に人が入っていないといった山域が出てきてしまうと考えられます。

 

自然破壊の最大の原因である人間が、山の中に入らなければ、環境保護の面では素晴らしい成果になるとも言えますが、コロナウイル終息後の登山は熊を始め、野生動物との遭遇に注意が必要だと考えております。

 

勿論、人が山に入っていないということは、登山道の踏み跡も消滅しているかもしれませんし、道も悪く歩き難くなっている事も考えられます。

 

入山者が少ない山域での登山の場合は、色々な意味で注意が必要だと感じております。

 

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新型コロナウイルスの影響による登山、山小屋について書いた記事になります!

山小屋の宿泊や、テント泊にも影響が出ておりますが、各山小屋の対処状況についてまとめておりますので、良かったら確認してみて下さい!

 

まとめ

熊の出没につきましては、山の中のエサ(ドングリ・ブナの実など)の状況により、数年サイクルで増減するのですが、2019年度の神奈川県では、近年稀にみる多さでした。

 

2020年は、暖冬だったこともあり、草木が芽吹くのも早く、それに併せて熊の活動も始まったと考えるのが自然だと思います。

 

新型コロナウイルスの影響で、登山等を自粛している方が多い事もあってか、出没のニュースが殆ど聞こえてこないのが現状ですが、終息後はチョット危険だと思っております。

 

長い期間、家で自粛していた腹いせに、コロナウイルの終息後は一気に入山する方が増えると予想しているのですが、それに比例して、熊との遭遇によるケガなども増加すると推測しております。

 

不謹慎な事を言えば、自然や野生動物にとっては、新型コロナウイルスは救世主のような存在だと思っております。

 

人間の活動が低下すれば、自然や野生動物にとっては、それだけ生きやすい世界に変化するという事ですので、なんとも複雑で難しい話ですよね。

 

やはり、自然との共存、熊との共生は、人間にとっての課題であり、乗り越えなければいけない問題だと感じたクマ出没のニュースでした。

 

新型コロナウイルスは、何かの啓示なのかな~と思ってしまった今日この頃でした。

 

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熊と出会わない対策と、遭遇してしまった時の行動について書いた記事になります!

クマの冬眠や、過去の出没のニュースについても触れてますので、参考になれば幸いです

 

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丹沢・奥多摩・奥武蔵の熊出没情報について書いた記事になります!

丹沢を始め、奥多摩、奥武蔵の山々も、ツキノワグマの生息域になっております。

例年、多くの熊目撃情報がありますので、登山をする場合は、クマ鈴等でシッカリ対策して楽しんでください!

 

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新潟県のクマ出没ニュースについて書いた記事になります!

今年は木の実が不作の見込みで全国的に熊の出没が多くなりそうです。