新型コロナウイルスの影響もあって、山小屋泊よりもテント泊を選ぶ登山者が急増しましたよね。
どこの山小屋もテント泊者で溢れかえっておりますが、そんな登山で必須なのが大型ザックですよね。
色々と言われておりますが、個人的には60L以上のザックが「大型ザック」の分類になると思っております。
そんな大型ザックですが、色々な登山メーカーから発売されていて購入時に迷いに迷ってしまうと思います。
今回は、色々と試着等して試した結果、購入したおすすめの大型ザックについて書いていきたいと思います!
- 大型ザック登山用を購入した経緯
- 大型ザックおすすめのグレゴリー軽量モデルについて
- 大型ザック登山用おすすめオスプレー軽量モデルについて
- 大型ザック登山用おすすめミレー軽量モデルについて
- 登山用大型ザックおすすめグレゴリーの機能とサイズ感、ザックカバーレビュー
- 大型ザック登山用おすすめ軽量モデルグレゴリーレビュー!テント泊縦走の感想
- まとめ
大型ザック登山用を購入した経緯
テント泊デビューしてから10年以上経過するのですが、当時購入した山道具の痛みが激しく更新の時期を迎えております。
テントを購入したタイミングで大型ザックを購入したのですが、何だかんだで150泊以上してきたもので、元はとったものの、背中から「高原の香り」を始め、「ファスナーが閉まらない」等、不具合が多発しておりました。
「高原の香り」がどんな匂いなのか気になりますが、騙し騙し登山用大型ザックを使ってはいたものの、テント泊縦走となると小さなトラブルでも山の上では対処できないので、大きなリスクになるな~っと思っておりました。
ただ、物価高や円安も影響してか、大型ザックの登山用も値上がりが凄く、10年以上前に購入した時の値段が3万円前後と記憶していたのですが、今では倍以上になっていて、簡単には手が出ない状況でした。
しかしながら、背中から臭う「高原の香り」が「フレッシュ☆地中海の香り」に変化したタイミングで、あまりの臭いに涙と鼻水が止まらなくなり、こりゃ~そのうち討ち取られてしまうな~っと身の危険を感じるようになりました。
ただでさえテント泊縦走中は、体力の消耗が激しいのに、味方である大型ザックが背中から攻撃してくるとなると、流石に「Mな乙女心」を極めた私にも対応が困難な感じでした。
「フレッシュ☆地中海の香り」から「ドボッン♪肥溜めの香り」になってしまうと、ただでさえ白い目で見つめてくる山ガールが、益々遠ざかってしまうと感じ、節約に節約を重ねながらお金を貯め、よ~やく今回大型ザックを買うことが出来ました♡
あたい、頑張ったんだよ!
誰も褒めてくれないので自分で褒めてみたのですが、中々高価な買い物であることから、何度も登山用品店に足を運び、色々なメーカーの大型ザックを試してみました。
今回は、色々と試した上で購入したおすすめの大型ザック登山用についてレビューしたいと思います!
大型ザックおすすめのグレゴリー軽量モデルについて
こちらが今回悩みに悩んで購入した大型ザックであるグレゴリーバルトロ75になります!
実は、今まで背中から「高原の香り」や「フレッシュ☆地中海の香り」で異臭攻撃してきたザックもグレゴリーバルトロ75になりまして、結局、モリモリ悩んだものの同じモデルに辿り着いた感じです。
「浮気しない山男は好きですか?」っと山ガールに聞いていみたい感じではあるのですが、前回と同じモデルの大型ザックながら、流石に10年以上も時の経過がありますとだいぶ進化していて驚いてしまいました。
まずは、大型ザックを購入する上で重要なサイズ毎の重量について纏めたのがこちらになります!
- Sサイズ 容量70L、ザックの重量2,190g
- Mサイズ 容量75L、ザックの重量2,260g
- Lサイズ 容量80L、ザックの重量2,430g
- 最大積載重量 サイズ共通で24.9kg
グレゴリーバルトロ75という名前ながら、サイズによって容量、ザックの重さが異なっております。
私のスペックは、身長174cm、体重62kg、イチャイチャしてくれる山ガールを随時募集中♡な感じなのですが、サイズはMサイズをチョイスしました。
色々と試着した時に感じたレビューになるのですが、Sサイズは165cm前後、Lサイズは身長180cm前後くらいがジャストフィットではないかと思いました。
試着した際、店員さんも同じようなことを言ってましたので、グレゴリーの大型ザックを購入する際のサイズ感の目安にしてください!
なお、グレゴリー大型ザックのカラーは3種類ありまして、購入したラスカブルーを始め、オブシディアンブラック、ブリックレッドが用意されております。
そして、非常に新鮮だったのが、大型ザックながら軽量化が大分進んだ点になります。
こちらは、10年以上前に購入したグレゴリーバルトロのサイズと重量になります。
- Sサイズ 容量71L、ザックの重量2,320g、最新モデル対比130g減
- Mサイズ 容量75L、ザックの重量2,420g、最新モデル対比160g減
- Lサイズ 容量79L、ザックの重量2,520g、最新モデル対比90g減
- 最大積載重量 サイズ共通で25.9kg
Mサイズと比較しますと、約160gも軽量化が進んでいてビックリしました。
160gですと、お米ですと約1合の重さになりますし、Tシャツ1枚分くらいの重量の削減になりますので、1gでも軽くしたいテント泊縦走者にとっては、かなり魅力的に移る軽量化だと思います。
山ガールの皆様、スケスケランジェリーだと10枚分くらいの削減になりますかね?って聞いてみたい感じなのですが、個人的には「面積が小さいほど喜ばしい。」っが感想になります(?)
なんの面積を言っているのか気になるところですが、最大積載重量が約1kg減ってしまったのは、残念ですね。
25kgの荷物ですと、だいたい3泊くらいの重量になるかと思われますので、それ以上長期でテント泊を考えている方は、「最大積載重量」のチェックをして大型ザックの選定をしてください!
そして上述の通り、大型ザック選びでモリモリ悩んでしまったのですが、その際、候補として挙がったモデルについて触れたいと思います!
大型ザック登山用おすすめオスプレー軽量モデルについて
こちらが登山用大型ザックを購入する際に迷ったモデルの1つである、オスプレーイーサープラス70になります!
大型ザックと言えばオスプレイーも外せないメーカーになりますよね。
登山仲間もオスプレーの大型ザックを使用している方が多いのですが、グレゴリーと同様に、軽量で非常に使いやすモデルを展開しております。
そんなオスプレーの 登山用大型ザックのサイズと重量ですが、纏めるとこんな感じになっております!
- S、Mサイズ 容量68L、ザックの重量2,590g
- L、XLサイズ 容量70L、ザックの重量2,710g
- Lサイズ 容量80L、ザックの重量2,430g
- 最大積載重量 サイズ共通で14kg~27kg
今回は、オスプレーのイーサープラス70が目に留まり、色々と試着?してみたのですが、昔から私の体形には合わない所がありまして、今回も「う~ん・・・」ってな感じになりました。
ザックの重量も軽量モデルながらグレゴリーと比較するとやや重いものの、機能面は文句なし!だったのですが、背面の感覚やウエストベルトがシックリこなかった事もありまして、今回は断念いたしました。
こちらのオスプレーの登山用大型ザックは、1週間のテント泊縦走にも耐えられるスペックになりますし、堅牢で非常によく出来てますので、購入する際は、一考の価値がおすすめモデルになります!
そしてグレゴリー、オスプレーで迷いつつ、最後の最後まで私を悩ませたのがミレーの大型ザックになります。
大型ザック登山用おすすめミレー軽量モデルについて
こちらは、登山用品店で大型ザックを物色していた時に気になったおすすめモデルになります。
昔、日帰り登山用のザックでミレーを使っていたので、軽量なので大型ザックも良いのではないかと思い、試着を繰り返しました。
そんなミレーの登山用大型ザックのサイズと重量ですが、こちらはユニセックスモデルになっておりまして、サイズにもよるのですが2,470gとなっております。
特筆すべき点としてあるのは「ポケットの数」になりまして、全部で11個もあって収納しやすいモデルになります。
特にすごいのが「大型フォールディングポケット」になりまして、お尻付近に大容量なポケットが付いてまして、不使用の時はコンパクトに折り畳める優れ物になります!
オスプレイと比較するとミレーのザックは、私の体に合っているみたいで背負いやすくお値段もグレゴリー、オスプレイと比較すると安かったので、最後の最後まで悩んだモデルになります。
最終的にグレゴリーとミレーの2つに絞り、何度も試したのですが、やはりグレゴリーの機能面に惹かれてしまい、今回は断念することになりました。
ミレーの登山用大型ザックは、コスパ優れる内容ですし、長年の実績もありますので、購入を剣する際は、一考の価値があるおすすめモデルになります!
登山用大型ザックおすすめグレゴリーの機能とサイズ感、ザックカバーレビュー
続きましては、登山用大型ザック軽量でおすすめのグレゴリーの機能とサイズ感、付属してくるザックカバーについて書いていきたいと思います!
まず、おすすめの点としましては、グレゴリーの大型ザックには、防臭効果のあるメッシュと通気性に優れたエアークッション・バックパネルが搭載されております!
このエアークッション・バックパネルがとても良い仕事をしていて、体を包み込むような快適なサイズ感を提供してくれます!
どうして熱がこもり、汗が溜まりやすい背中の部分が涼しくなりますので、長時間ザックを背負っても爽快感が保てるようになっております。
ショルダーベルトにつきましては、肌にへばり付かない様に凹凸がありまして、こちらも防臭性に優れているので「高原の香り」をかなり低減してくれます。
重い荷物の負荷が、どうしても肩に集中してしまいますが、ショルダーベルトに厚みがあるので、ある程度分散してくれます。
この辺、上述したおすすめの大型ザックの中でも、グレゴリーの方が重量の分散力は上かな~っと思った点になります。
また、機能としてましては、ウエストベルトの所には、大きな収納ポケットが付いております!
大型ザックにかかわらず、登山用のザックには、だいたいウエストベルトの収納は、標準装備されていると思いますが、グレゴリーのザックは、容量が大きくて地味に便利だったりします。
ファスナーも使いやすい感じではあるものの、若干、閉めにくいな~っと感じるときがあります。
ファスナーの使い勝手は、オスプレイの大型ザックの方が上かな~っと感じました。
そしてこちらがグレゴリー登山用大型ザックの背面部分の様子になります。
非常に機能性に富んだデザインをしているのですが、そちらについても触れたいと思います!
グレゴリーのザックの代名詞と呼んでよい、ドリンクホルダーの様子になります。
サイドポケットの近くにあるドリンクホルダーになるのですが、非常に取りやすい角度になってまして、旧モデルと同様、痒い所に手が届く仕様になっております。
大型ザックの場合、荷物の量にもよりますが、サイドポケットに手が届かないことが多く、ペットボトル等を取り出し難いことが多々あります
その点、グレゴリーの大型ザックは、ドリンクホルダーに特徴がありまして、水筒やペットボトルの給水が簡単にできるので、非常におすすめだったりします。
今回もグレゴリーの大型ザックを選んだ理由の1つしてあるのが、こちらのドリンクホルダーの使い勝手が非常に良い点が大きいです。
そしてこちらがグレゴリーの雨蓋の様子になります。
旧モデルと比べ、更に機能性が増しておりまして、ポケットが2つになって使いやすくなっておりました。
雨蓋の裏側には、チェックの付いたポケットもありますので、荷物の仕分けがしやすいようになっております
また、グレゴリーの大型ザックには、専用のザックカバーが標準装備されております。
専用のザックカバーが付いていないモデルもあるのですが、別途購入する必要がないのは有難い感じですよね!
また、チェーンスパイク、軽アイゼン等を収納できる大きなポケットもありますし、ピッケルフォルダーもありますので、冬用登山装備も十分収納できるスペックがありました。
しかしながら、背面がメッシュ生地になりますので、熱が逃げてしまう構造なので、積雪期のテント泊縦走の場合、少し寒いかもしれません。
そして大型ザックになりますので、ザックの中は2気室になっております。
2気室の境目は、シッカリと縫製されていないので、完璧にザックの中が2つの部屋に分かれてはおりません。
今まで使っていたグレゴリーバルトロも同じ仕様だったので慣れてしまいましたが、小さな登山グッズは隙間から下に落ちてしまうことがありますので、その点注意が必要になります。
そしてザックの標準的な機能であるハイドレーションを収納する部分もシッカリとした作りになっておりました。
3Lくらいのハイドレーションなら、問題なく装着することが出来ます!
ベルトの方も中々堅牢な作りになってはいるものの、こちらは旧モデルの方が頑丈かもしれないな~っと感じました。
また、ベルトの部分はオスプレイ、ミレ-の方が更にシッカリしていると感じました。
そして大型ザックでは有難い機能としてあるのが、サングラスフォルダーになります!
こんな感じにショルダーベルトの前面にサングラスを保管することが出来るので、非常に便利な仕様となっておりました!
今までは思いザックを降ろしてサングラスの出し入れをしていたのですが、そんな作業がいらなくなったので、登山の時短にもなっております!!
重いザックを降ろしたり背負ったりするのは、体力の消耗にもつながるので、痒い所に手が届くな~っと感心してしまいました!
大型ザックながら、軽量なモデルになりますし、ポケットも多く必要十分な機能が付いていますので、グレゴリーのザックはテント泊の登山におすすめでございます!
大型ザック登山用おすすめ軽量モデルグレゴリーレビュー!テント泊縦走の感想
続きましては、登山用大型軽量ザックのおすすめであるグレゴリーを使ってテント泊した時のレビューをしたいと思います!
こちらは、2泊3日でテント泊した際の登山グッズになります。
テントを始め、寝袋、燃料、食料など様々なアイテムが並んでいるのですが、積雪があるルートなもので、荷物を減らして軽量化に努めた感じになります。
偉そうなことを言っている割には、ビールとチューハイが目に付きますよね(笑)
グレゴリーの大型ザックを使って便利だな~っと思ったのが、雨蓋のポケットが2つに増えた事になります。
アナログな人間なもので、いまだに紙の登山地図を愛用しているもので、雨蓋の上段に収納して、取り出しやすいようにしております。
ザックの上部は、岩や木などをよくぶつける場所になりますので、こんな地図やティッシュペーパーなど、壊れない系を収納するのに便利だったりします。
大型ザックに2泊3日の荷物をパッキングが終わった様子になります!
旧モデルと比較すると、若干、荷物の入る容量が減ったように感じてしまったのですが、そこは長年鍛えたパッキング技術で対抗してみました!
こちらの記事で登山のパッキングの仕方と便利なノウハウについて書いてますので、良かったら参考にしてみてください!
非常に重くなる大型ザックですので、パッキングの良し悪しが疲労度に影響するので、とても重要な登山技術になります!!
軽量な大型ザックに買い買えたこともありまして、思いのほかサクサクとテント泊縦走することが出来ました!
こちらはGWにテント泊縦走の時にグレゴリーの大型ザックを使用した時の様子になるのですが、いくら歩いても「高原の香り」がしなくて、防臭性能も素晴らしいな~っと感じました。
テント泊縦走で一番大きな荷物になるのが、テントだと思いますが、現在、ファイントラックのカミナドーム2を愛用しております!
小型・軽量モデルのテントになるので、大型ザックの収納を邪魔することはありませんでした。
上述の通り、荷物の軽量化がとても重要であることが再確認できたテント泊縦走になりました。
まとめ
色々なメーカーの大型ザックを物色したのと、その都度店員さんと熱いトークをしたのがブログの記事の作成に大いに役立ちました(笑)
だいぶ冷やかしてしまったので「出禁」になっていないことを祈っているのですが、大型ザックを購入する際は、何度も試着をして体に合ったものを選んでください!
店頭で購入も良いですが、あまりにも大きく重たいので、家に持ち帰るのが一つの核心部になってしまうので、ある程度選定が終わった状態ならばネットで買ってしまうのもアリだと思います。
大型ザックも価格の変動が激しいですが、インフレが続いている事を考えると、今後も値上がりが止まらないと思われますので、私みたいにウジウジして好機を見逃さないようにしてください!
今回ご紹介した大型ザックは、自分の体形に合えば、どれも素晴らしい商品だと思いますので、気になる方は是非、チェックしてみて下さい!
今まで苦楽を共にしてきた「高原の香り」が愛おしいグレゴリーバルトロ75(旧モデル)について書いたレビュー記事になります!
テント泊の強い相棒になってくれますので、是非、チェックしてみて下さい!