- 奥武蔵武甲山縦走について
- 奥武蔵武甲山縦走登山の詳細とコースタイム・ルート・標高差(鳩ノ巣駅~川苔山~有間山)
- 鳩ノ巣駅から川苔山縦走登山の様子とルートの詳細
- 日向沢ノ峰への登山とルートの詳細
- 奥武蔵縦走!有間山登山と有間峠へのルートの詳細
- まとめ
奥武蔵武甲山縦走について
今日は奥武蔵の名峰武甲山を目指して縦走した時の記録を書きたいと思います!
奥武蔵の山も素晴らしい名峰が多いですが、私が住む神奈川県からだと登山口まで少し遠く、なかなか出没できないエリアになります。
そんな奥武蔵の山々ですが、今回は武甲山を目指して縦走しようと思い、奥多摩の鳩ノ巣駅から出発し、川苔山・有間山を経由したコースで登山をしてみました!
正に奥武蔵縦走と言うよりも、奥多摩縦走+奥武蔵縦走な感じですが、山の尾根は武甲山まで繋がってますので、十分登山することが可能です!
距離やアップダウンなどを考慮すると、鳩ノ巣駅から武甲山までは、時間的にもギリギリな距離になりますので、縦走登山をする時期が重要なのですが、今回は冬になりますので、日没との戦いになりました。
武甲山周辺も熊の出没が多いので、暗い中を歩きたくないな~と思いながら急ぎ気味に進んだのですが、思いとは裏腹に体が付いてこず、後半は色々な意味で大変な一日になりました。
そんな奥武蔵の名峰武甲山の縦走の前に、先ほど八ヶ岳の阿弥陀岳と栃木県鹿沼市の岩山で相次いで滑落遭難事故が起こってしまったみたいです。
まずは、お亡くなりになった登山者のご冥福をお祈り申し上げます。
山を愛する仲間が事故で逝ってしまうのは悲しい事ですよね。
面識もなければ報道されている情報以外は何も知りませんが、それでも私と同じ趣味を持っていた訳ですからね。
阿弥陀岳については、天候が味方しませんでしたよね。
この寒波だと山は相当荒れるだろうな~っと思っていただけに残念です。
あんまり大きな声で言うと怒られちゃうのかも知れませんが、最後まで一生懸命諦めず良く頑張ったと思います。
なので、その場に居ない人間がギャーギャー言う事に私は少し疑問に感じます。
よく、「周りが迷惑」とか言う方もいますが、確かに7、8割は当たっていると思います。
でも、救助の最前線にいる人達が皆そうに思っているかはチョット違うような気が致します。
「迷惑」と思いつつも、「生きててくれ!」、「最後まで頑張れ!」、「家に帰るぞ!!」ってな思いの方が強いんじゃないかな~っと思います。
山が好きで、山に携わる救助とかの仕事をしている山男達です。
少なくとも、私がもし救助をする側の人間だったら・・・
すみません。意見が分かれそうな部分ですのでアレですが、私も気をつけないとな~っと素直に思いました。
そんな感じで話を戻し、奥多摩から奥武蔵の盟主武甲山まで縦走した時の記録に移らせていただきます!
厳冬期の赤岳・阿弥陀岳と比べたら全然アレですが、それでも雪が深く中々大変な奥武蔵縦走の一日になりました!
今回も地味に長いので、前・後編の2部構成で行きたいと思います!
奥武蔵武甲山縦走登山の詳細とコースタイム・ルート・標高差(鳩ノ巣駅~川苔山~有間山)
今回の奥武蔵縦走登山の日程、アクセス、コースタイム、ルート・標高差の詳細がこちらになります!
登った日:1月28日(月) [日帰り]
天 候 :快晴
メンバー:単独
交通手段
<行きのアクセス>
JR鳩ノ巣駅近くの無料駐車場にバイクを駐輪。
<帰りのアクセス>
西武秩父線 横瀬駅から電車に乗り、バイクを駐輪している鳩ノ巣駅に戻る。
2月も差し迫る時期ですので、朝晩はかなり寒いです。
また、標高1,000m付近は下界よりも6度気温が低いので、氷点下の世界になります。
今回の奥武蔵縦走は、天気が良かったの幸いしましたが、雨が降ったり風が強くなりますと、体感温度は更に冷えますので、この時期の登山は防寒対策が必須になります。
そしてこちらが奥武蔵縦走をした時のコースタイムになります!
鳩ノ巣無料駐車場 7:15 → 7:48 大根ノ山ノ神 7:55 → 9:29 川苔山(昼食) 10:10 → 10:54 踊平 10:56 → 11:23 日向沢ノ峰 11:26 → 11:29 有間山分岐 → 12:02 仁田山 12:05 → 12:11 有間峠 → 12:48 有間山(タタラの頭) → 13:10 橋小屋の頭
奥武蔵縦走の出発地点である鳩ノ巣駅ですが、私の住む地域から始発の電車に乗っても7時台に到着出来ず、今回は駅付近にあります無料駐車場までバイクで行きました。
個人的な見解ですが、武甲山まで縦走する場合、この時期ですと川苔山に9時、有間山には12時前に到着出来ないと日没を迎えてしまいます。
その点を考慮しながらコースタイムを設定し、奥武蔵縦走を楽しんでいただけたらな~と思います。
出来るだけ5時台には鳩ノ巣駅を出発し武甲山を目指したいところだと思います。
そしてこちらが今回の奥武蔵武甲山縦走のコース・標高差の地図になります!
鳩ノ巣駅から入山し、川苔山~日向沢ノ峰~有間山までの記録になります!
標高差の地図の通り、鳩ノ巣駅から川苔山まで急登が続きます。
その後は有間山でダラダラとアップダウンが連続するのですが、かなり体力を削り取っていくルートになります。
武甲山まで体力をどれだけ残せるかも重要ですので、ペース配分に気を配る必要があります。
コースの標高差などを参考にしてルート設定などの登山の計画をして頂けたら幸いです。
鳩ノ巣駅から川苔山縦走登山の様子とルートの詳細
今日はJR鳩ノ巣駅近くにある無料駐車場から武甲山を目指して川苔山へ縦走登山したいと思います!
バイクで来る途中、凄い雪が降ってきて、邪悪な雪ダルマになってしまいました・・。
道も凍結しているし、バイクでウロウロするのも命懸けでございます!
とりあえず「正法院」を目指します。
しばらく登るとルート上に大根ノ山ノ神がありました!
私は「ダイコン」と叫んでしまったんですが、正解は「オオネ」と呼ぶみたいです(笑)
とんだ大馬鹿野郎な大根役者でございます!!(?)
大根ノ山ノ神の目の前が林道になります。
川苔山周辺の良さげな地図がありましたので一枚撮っておきました!
カタカナ言葉多くて舌を噛みきってアッチの世界に逝ってしまいそうですね~~
まずは川苔山手前の舟井戸を目指します!
かなり圧雪されていて非常にツルツルでございます・・・。
早々に軽アイゼンを装備しました。
緩やかな尾根道ですね~~
川苔山までの道のりが緩やかなもので、鼻歌に力が入ってしまいます(笑)
地味に登ると舟井戸となります。
ここにベンチがあり、宇宙と交信する時に役立ちそうです(?)
さらに登れば川苔山の山頂となります!
本日私が川苔山の山頂に来たファーストみたいで、人の気配が全くありませんでした。
そして山頂は風が強くてとても寒いです・・・。
武甲山まで、まだまだ遠いですね~
奥武蔵縦走と言いつつ、まだ奥武蔵の山域すら入っておりません・・・。
今日は「もっこす」だよ♡
「ミックスモヤシ」とは名ばかりで、ほぼモヤシでした(笑)
多分、色々な形のモヤシがミックスになっているんでしょうね~~
それなら怒れませネ!こんにゃろ~!(笑)
よっ!雲取山!!
寒々しい景色ですが、とても綺麗です!!
山脈のコントラストがおじさんのハートを鷲摑みにしてきます!!
それにしても川苔山の山頂がとても寒くてお湯が中々沸きません・・・。
とりあえずバーナーに向かって「頑張って♡」と応援しておきました(笑)
よっ!日本一!!
いや~川苔山からも日本一が見えるんですね!!!
知らんかったので、なんだか得した気分です(´∀`*)
応援したのが効果てきめんで、ゴジャゴジャした何かが出来上がりました♡
少し早いですが、武甲山まで長丁場なので、川苔山で昼飯に致しました。
フィルターを使ってみたのですが、余計寒々しい景色になってしました(笑)
奥多摩も山深く、寒くなければ何時までも見ていられるんですけどね~~
カチンコチンチンカチン♬になってきたので、先を目指したいと思います!!
こちらの記事で川苔山登山の別のルートから登った時の様子を書いてますので参考にしてください!
当ブログのオフ会で川苔山を登ったのですが、波乱万丈な登山の1日になりました。
日向沢ノ峰への登山とルートの詳細
正面に堂々鎮座しているお山が、目指す奥武蔵の大持山・武甲山方面になります!
かなり距離がある事が分かり、かなり萎えてしまいました・・・f^_^;
日没までに間に合うか!?
奥武蔵縦走コースは見なかった事にし、川苔山から日向沢ノ峰を目指します。
北斜面は雪が多くゲッソリとしてきます・・・。
こちらが踊平になります!
少し舞でも披露したところですが、時間がないので日向沢ノ峰を急ぎます!!
少し進むと白目が確定する日向沢ノ峰への登りのルートとなります・・・
誰がこんな急登を造ったんだ!!と怒りたくなりました。
登山道を振り返ると、先ほどモヤシミックスを堪能した川苔山方面の景色が見えました!
川苔山は、綺麗な山容をしておりますよね~!
よっ!なんとか見えたよ日本一!!
白目になりそうな所で日向沢ノ峰に到着出来ました・・・。
日向沢ノ峰の山頂は、あまり景色が良くありません。
川苔山方面に下って行くと景色が開けてきます。
日向沢ノ峰から見るツボ足も中々絵になりますよね~!!
体力・気力を容赦なく削っていきます・・・。
削るなら腹の贅肉をやって欲しい!と願わずにはいられない時間帯でした。
よっ!富士山!日本一!!
今日は大当たりの景色ですよね~!!
この景色が見えただけでも来た甲斐があったというものです!!
日向沢ノ峰から蕎麦粒山を目指し進んでいくと、こちらの「棒ノ折」の分岐が見えてきます。
ツボ足ですが、棒ノ折方面にトレースは有ります。
このコースも地味アップダウンが続きメンタルやられるんですよね~~
久しく歩いていないので、メンタル崩壊しに行っちゃおうかな♡
少し進むと有間山への分岐となります。
よ~やくここから奥武蔵縦走でございます!
武甲山まで遠く長い道のりとの戦いの始まりですね~
残念ながら有間山方面は、ノートレースでした。
さ~腹を決めてアッチへ進みたいと思います!!
奥武蔵縦走!有間山登山と有間峠へのルートの詳細
奥武蔵縦走ルートである有間山への登山道は明瞭なので問題なく歩けます!
雪が深くて下りでもゲッソリしてきます・・・。
有間山への登山道からの景色になります!
右のピークが棒ノ折方面です!
小さく見える湖が「名栗湖」でございます!
棒ノ折への稜線がとても綺麗でした!!
やっぱり、メンタル崩壊しに歩かないとな~っと思わされる景色でございます(笑)
藪が多く歩きにくい感じでしたが無事に奥武蔵縦走の初めてのピークである仁田山に辿り着けました。
有間峠方面へのルートが分かりにくいので注意して下さい。
ここまで来ると有間山も近いのですが、思いもよらぬルートに体力が・・・。
仁田山からモリモリ下ると有間峠になります!
有間峠も景色が良い所で、ついついヤッホーと叫びたくなってしまいます(笑)
そうなんです!仁田山から稜線上に有間山へは行けず、一回峠へ下りなければなりません。
折角稼いだ標高が無駄に・・・。
有間峠から30mほど林道を東の方に歩くと有間山登山口が見えてきます!
ここから奥武蔵有間山・武甲山を目指し再出発でございます!!
有間峠から少し登ると雪がモリモリ出てきて情け容赦なく足元に引っ付いてきます。
奥武蔵縦走、簡単のようで厳しいですね・・・。
今回、ここから武甲山までは踏み跡があり、ツボをお借りして歩けたのでラッキーでした♬
有間山に近づくと、ルート上が藪っぽくなり・・・。
登山者が多い奥武蔵山塊ですが、この界隈は歩く人が少ないんでしょうね~
日陰は快楽を容赦なく注入してくれます♡
Mな登山者に対するツボを心得ておりますよね~(笑)
アップダウンを繰り返し、よ~やくタタラノ頭に到着です!
一応、ここも有間山のピークの1つみたいです。
さらに進むと橋小屋の頭に到着となりました!
ここも有間山みたいです。
そ~なんです!
色々と有間山が複数あるみたいです。
影武者が必要なほどアレだったんでしょうね~・・・(?)
有間山ノ山頂から蕨山へ至るルートと分岐します。
蕨山は未踏なので、機会作って登りたいんですけどね~~
まとめ
そんな感じで、奥武蔵縦走して武甲山への登山は、今回ここまででございます!
この後もハードなコースの連続で・・・
目指す武甲山に辿り着けるのか・・・
奥武蔵縦走は、次回後編に続きます!!
有間山から大持山・子持山を経由して武甲山まで縦走登山をした続きの記事になります!