段々寒くなってくると、登山中に問題になるのが「ライターの火が点かない」になりますよね。
シングルガスバーナー等の自動点火装置も着火しずらくなりますし、100円ライター等はうんともすんとも言わず「火器難民」になってしまうことがあったりします。
そんな寒さや風に弱いライターですが、火が使えないのは死活問題になりますので、色々と試してリスク回避をしようと日々奮闘しております。
そんななくてはならないライターですが、先人達のクチコミ・レビューが良い「ダグラスのオイルライター」に興味が沸き、購入して使ってみることに致しました!
長い歴史に裏付けられた高い技術力を遺憾なく発揮してくれているダグラスオイルライターについて今回解説したいと思います!
- ダグラスオイルライターを購入した経緯について
- ダグラスオイルライターNEO1型のサイズと重量の詳細
- ダグラスオイルライターのオイルの注入の仕方とフリント交換について
- ダグラスオイルライターのオイルの注入の仕方と注意点について
- ダグラスオイルライターの使い方とサイズ感、メンテナンスについて
- ダグラスオイルライターレビュー!登山、キャンプで使った感想について
- まとめ
ダグラスオイルライターを購入した経緯について
冒頭の通り、登山やアウトドアでライターが使えないと、食事はおろか暖も取れず、生きるか死ぬかの瀬戸際に追い込まれてしまう恐れがありますよね。
登山に行く時は、念のためライターを2つ持って行くのですが、先日、標高3,000m近くで使ってみると、2つとも使えず一気に窮地に陥ってしまいました・・・。
いくらライターの操作をしても、うんともすんとも言わず、斜め45度で叩いてもなしのつぶてな状況に、何時しか涙が零れてしまいました(嘘)
最終的には、「ライター様、ヒノカグツチ様(火の神様)、も~悪いことしませんから許してケロ~♪」っと懺悔の時間になったものの、そんな心のこもっていないお詫びの時間で許してくれる存在ではございません。
あまりにも火が点かない姿を哀れに感じたのか、一緒に登山していた仲間に助けてもらったのですが、これが単独山行だったらと思うと恐怖しかありませんでした。
なんとか対策しないとな~っと思い、先人達の口コミ・レビューを調べていくと、燃費が良くて寒さ、風に強いと評判のダグラスオイルライターが目に留まりました。
「ダグラス」と聞くと「マッカーサー」を連想してしまう誰かさんなのですが、1920年頃に一世を風靡した歴史あるオイルライターとのことで、一気に興味が湧いてしまいました。
オイルライターの難点は、燃費が悪く、暫く使っていないとオイル切れを起こすので、マメに燃料を注入しなければならないのですが、ダグラスのオイルライターは、気密性が高く燃費が良いとのことで、物は試しと買ってみることに致しました!
そんな感じで今回は、非常におすすめなダグラスオイルライターについて書いていきたいと思います!
特に気になるのが、使い方を始め、燃費やオイルの入れ方、定期的に交換が必要ならフリント(火打石)についても触れていきたいと思います!
ダグラスオイルライターNEO1型のサイズと重量の詳細
こちらが今回購入した、ダグラスオイルライターNEO1型になります!
なんだか「ガンダム」に居そうなニュータイプなオイルライターの名前ですよね(笑)
私なら「アオヒゲダス ヨイコハヒアソビダメダス NERO1時までに」ってなセンス溢れる名前を付けてしまうと思います!(???)
アチコチから大顰蹙が聞こえて来てますが、「ヤッパダメダス!?」っと我に返ったものの、さっきから何を言いたいのか私も分からなくなってきました(笑)
そんなダグラスのオイルライターになりますが、NEOシリーズは、私が購入した1型からⅣ型までありまして、数字が高くなるほど凝った作りに比例して価格も上がる感じになっております。
ダグラスのオイルライターを物色していると、シンプルなデザインであるNEOⅢ型とオイルライターらしいデザインのⅣ型が気になったのですが、登山やアウトドアでの使用を考えると、重量が軽いモデルが良いと思い、一番安くてシンプルな造りをしているNEO1型を選びました。
そんなダグラスのオイルライターで気になるのがサイズと重量になるかと思います。
まず、ダグラスオイルライターNEO1のサイズの方ですが、縦幅7.5cm、横幅2.1cm、厚さ1.2cmとかなりコンパクトな作りになっております。
そして気になるオイルライターの重量は、36gとかなり軽量になります。
材質は真鍮製になるので、少し重たいかな~っと思っていたのですが、実際に持ってみると重さを感じないものの、見た目はかなり重厚感溢れる作りになっております。
ちなみにダグラスオイルライターの生産国は、我が国日本になりますので、品質面につきましても安心できるオイルライターになります!
安いオイルライターは、燃料漏れや着火しなかったりと品質に不安が残る商品が多いのですが、ダグラスオイルライターは日本製になりますので、その点も購入する判断材料の1つになりました。
ダグラスオイルライターのオイルの注入の仕方とフリント交換について
続きましては、ダグラスオイルライターを使う上で必須な「オイルの注入の仕方」と「フリント交換(火打石交換)」について触れたいと思います!
ダグラスオイルライターを購入すると、オイルの注入の仕方や、フリントの交換の仕方について細かく書かれた説明書が付属してきます。
まずは、オイルライターで儀式のようなプレイとしてあるのが「オイルの注入」になります。
100円ライターのように、元々オイルが入っている訳ではなく、定期的に注入する必要があります。
オイルの入れ方につきましては、実際に行っている様子を写真交えて後述したいと思います!
そしてこちらがダグラスオイルライターのフリントの交換の仕方になります!
タイプによってフリントの場所が異なりますが、交換自体は簡単です!
フリント(火打石)がないと、オイルに着火しなくなりますので、こちらも定期的な交換が必要になります。
フリント自体の料金も安いので、ランニングコスト的にも問題ないと思います。
こちらがダグラス純正のフリントになります!
オイルライターを購入時に、一緒に買っておくと安心だと思います!
ダグラスオイルライターのオイルの注入の仕方と注意点について
ダグラスオイルライターに使うオイルは、こんなのを使っております!
オイルライターと言ったらZIPPOが有名ですが、そちらからライター用のオイルが売られておりまして、長いこと愛用しております!
オイルライターの良い点は、このオイルが入手しやすいところになります。
それこそコンビニでもライター用のオイルが売られておりますので、全国どこでも入手可能なのが魅力の1つになります。
それでは早速、ダグラスオイルライターにライター用のオイルを注入したいと思います!
購入したNEO1型の場合、お尻の部分に蓋がありまして、そこからオイルを注入します。
それにしても「お尻の部分からオイルを注入」って、中々きわどい表現ですよね(笑)
え~・・・こちらがお尻の部分にありますオイルの注入口になります。
蓋の部分を回すと、こんな感じに緩くなります!
蓋を外すと一面白いお花畑?な感じになってまして、こちらにオイルを注入します!
綿のようなタン〇ンのような、そんな物質が詰め込まれております。
こんな感じに購入したライター用のオイルを綿の部分に入れていきます。
ここで注意が必要なのは、オイルが入る量が結構少ないので、溢れないよう少しずつ注入してください。
大雑把な性格をしているもので、危うくライター用オイルが溢れる寸前になってしまいました。
オイル自体はベトベトするものの危なくないですが、近くに火があると燃え移ってしまいますので、火器のある所ではオイルの注入は行わないようにしてください!
オイルを注入したら蓋をして完成でございます!
購入して初めてオイルを注入した場合、ライターの芯まで染み渡るのに時間がかかります。
だいたい1時間くらい放置してから使用できるようになります。
ダグラスオイルライターの使い方とサイズ感、メンテナンスについて
それではオイルの注入が終わったので、ダグラスオイルライターの使い方とサイズ感、メンテナンスについて書いていきたいと思います!
ダグラスオイルライターの使い方につきましても、モデルによってデザインが異なりますので、微妙に違ったりします。
まず、左側の蓋が点いてる部分にライターの芯が収納されておりまして、右側の歯車みたいな部品を下に回すと着火する仕組みになっております。
そして赤枠に囲った部品にフリントが収納されております。
左側のライターは、ダグラスオイルライターを購入した同じタイミングで買ってしまったのですが、中々性能が素晴らしく、甲乙つけがたい感じです♡
詳細は別の記事で書きたいと思いますが、オイルライターではないのでアレですが、ライターのサイズ感の参考になれば幸いです!
比較すると、やはりダグラスオイルライターの方がコンパクトでギミック溢れる感じですよね!
サイズ感の比較になる物がないかな~っと思い部屋を物色していると、中華民国のコインが出てきたので置いてみました!
ダグラスオイルライターのコンパクトさがよく分かりますよね~(笑)
やたらニヤニヤしている中華民国のお金でした!
ダグラスオイルライターの真鍮の輝きと比較してしまうと、少しチープ感漂うお姿ですよね!
サイズ感に引き続きまして、ダグラスオイルライターの使い方に移りたいと思います!
まず、左側のキャップを外します。
回せばすぐ外れますし、チェーンが点いているので紛失防止になっております。
蓋を外すとオイルライターの芯が出てきます!
なんだか「チョロ毛」な感じのオイルライターの芯ですが、右手の歯車を下に回すと火花が飛び着火する仕組みになっております。
歯車を1回転させると、簡単に着火することが出来ました!
ガスライターのように火力を調整できないのですが、それでも風に強いので登山を始め、アウトドアの火器として優秀だと感じました。
ローソクの様なダグラスオイルライターの火を眺めていていると、いつかしか「祈りを捧げたい」という、よくわからない心理になりました(笑)
そしてメンテナンスになりますが、オイルとフリント交換以外、特に行うことはありません。
真鍮は、経年変化を楽しめる素材になりますので、本体に錆止め等を塗ったりはせず、私は特にメンテナンスはしておりませ。
ただ、真鍮も錆びますので、濡れたままでの放置は止めた方が良いかと思います!
ダグラスオイルライターレビュー!登山、キャンプで使った感想について
そんな神々しい光を放つダグラスオイルライターですが、早速、登山やアウトドアで使った時に感じたことをレビューしたいと思います!
まず、私は「アルコールストーブ使い」になりまして、経費節減としてシングルガスバーナーをあまり使用しません。
勤め先が化学会社ということもありまして、廃棄用のメタノールを貰うことが出来る関係で、アルコールストーブで登山、アウトドアの時の煮炊きしております。
「廃棄用メタノール」と言っても、蒸留しているので純度も高く、変な物も混ざっていないので安全だと思っているのですが、アルコールストーブの構造上、ライターで着火が少し難しい感じになります。
ガスライターだと火傷の危険もあるので利用していなかったのですが、消えにくいオイルライターなら大丈夫かな?っと思い使ってみました。
結果、ライターの向きがアクロバティックな体位になったものの、着火自体は問題なく出来たものの、やはり「ボッ♪」っと火が上がるので、少し危険だな~っと感じました。
そして自動点火装置が壊れているシングルガスバーナーへの着火にダグラスオイルライターを使用してみました!
こっちは問題なく着火することが出来ました!
この時は、避難小屋で山飯を食べたのですが、気温が3度前後と寒かったものの、問題なく火が点きました。
小型で軽量なので、寒い時期はポケットに忍ばせて体温で温めておけば、着火自体は問題ないと思いました!
なお、ダグラスオイルライターの消し方ですが、息で吹き消すか、蓋をすれば簡単にできます!
ガスライターの様に指を離して消す仕組みでないので、慣れないと微妙かもしれませんが、個人的には全然苦になるプレイではない感じです。
そんな感じでダグラスオイルライターを使ってのレビューになりますが、寒い環境でも(0度前後で使用できた実績もあり)力強く火が点く姿に頼もしさを感じました。
オイルの持ちもよく、9月の上旬に注入したのですが、今現在(10月30日)もしっかりと着火してくれます!
やはり、精巧に作られておりますので、着火時に外すキャップの蓋がシッカリ締まり、オイルの揮発を防いでくれているんだろうな~っと思われます。
使用頻度にもよりますが、オイルを1回入れると長い期間持ちますので、ランニングコストの面でもかなり助かっております。
1つ気になる点としましては、かなりコンパクトなオイルライターになりますので、紛失しないか心配だったりします。
無くしてしまっても、オイルライターのジャンルの中ではかなり優秀ですので、再度買ってしまうだろうな~っと妄想しております!
まとめ
ダグラスオイルライターは、真鍮製で雰囲気も良く、経年変化を楽しむことが出来ますので、これからも大事に育てながら登山やキャンプで使っていきたいと考えております!
オイルライターながら、少し高価な価格帯になりますが、実際に使ってみれば納得出来ると思いますし、むしろ安いのではないか?っと感じて頂けると思います。
オイルライターは、構造も簡単ですので、故障しにくい点も魅力の1つだと思います。
燃料の注入や、フリント(火打石)の交換があって少し面倒に感じるかもしれませんが、そんな手間も愛おしく感じる時間になると思います!
ダグラスのオイルライターは、色々な種類が発売されておりますので、別モデルも買ってみたいな~と考えている誰かさんになります!
燃費もよいので、ライターで困っている方がいらっしゃいましたら、是非、ダグラスのオイルライターもチェックしてみてください!
ダグラスオイルライターと同じく愛用しているIMCOオイルライターについて書いたレビュー記事になります!
ダグラスオイルライターに比べると燃費が悪いものの、ギミックが素晴らしく、魅力あふれるオイルライターだと思います!