- キャプテンスタッグガスバーナーについて
- キャプテンスタッグガスバーナーの火力・重量・サイズの詳細
- キャプテンスタッグシングルガスバーナーの使い方・セットの仕方とOリングにつて
- コッヘルとの相性と調理について
- キャプテンスタッグシングルガスバーナーの燃費・ガスカートリッジについて
- コールマン遠赤ヒータアタッチメント(暖房器具)との相性について
- まとめ
キャプテンスタッグガスバーナーについて
先日、登山用品やアウトドアグッズの整理整頓を行ってみました。
狭い段ボール御殿に住んでいるもので、登山用品や18禁グッズ(?)が部屋で散乱しているのですが、ついついピンク色の表紙を見つけると手が止まり見入ってしまう誰かさんでございます。
特に「袋とじ」がヤバいです!!!!
え~・・・あと10歳くらい若ければ、手が止まるどころか「上下ピストン運動」が発動し、リニアもビックリな「高起動変態戦隊アオヒゲレンジャー」に変身しちゃんですけどね!
益々訳が分からなくなってきましたが、長年登山・アウトドアを趣味にしているもので、いつの間にか山道具が充実していてビックリしてしまったのですが、整理をしていると懐かしいガスバーナー(シングルガスバーナー)を発見しました。
当初、不要な登山道具やアウトドア用品を売ってしまおうかと思ったのですが、例の貧乏性が発病し、そちらは実行に移すことが出来ませんでした。
売れなかった山道具がこちらになります!
登山を始めた頃に愛用していたキャプテンスタッグのシングルガスバーナーになるのですが、長年苦楽を共にしてきた大事な山道具なだけに買取に出したり捨てることが出来ず「お蔵入り」していた感じです。
現在は、プリムスP-153シングルガスバーナーという軽量・コンパクトなガスバーナーを愛用しているのですが、こちらはお値段が高いのがネックになります。
キャプテンスタッグのガスバーナーは、プリムスに比べると本体のお値段が安く、ガスボンベ(OD缶)も他のアウトドアメーカーと比較すると安いので、コスパ優れる山道具になります。
今回は、頑丈で性能も良くお値段が安いシングルガスバーナーであるキャプテンスタッグについて掘り下げてみたいと思います!
特に気になるのがガスバーナーの火力や重量、サイズ、燃費あたりかと思いますので、そちらについても触れていきたいと思います!
キャプテンスタッグガスバーナーの火力・重量・サイズの詳細
こちらが登山を始めた時に購入したキャプテンスタッグガスバーナーになります!
20年ほど前に購入したのですが、現在も廃盤になることなく売れ続けている商品になります!
現在のお値段を調べてみると、やはり値段が上がっておりました。
私が購入した時は、3,000円位だったのですが、20年経ってプレミアがついたんでしょうかね?(笑)
そんなキャプテンスタッグガスバーナーですが、気になるのが火力・重量・サイズですよね!
まずはガスバーナーの性能を判断する1つの目安になる火力の方ですが、こちらは2,700Kcal/hになっております。
あくまでも個人的な意見になりますが、登山・アウトドアでガスバーナーを使うなら、火力は2,500Kcal/h以上あることが望ましいと思います。
登山中は風の影響を受ける環境ですので、火力が弱いと煮炊きに時間が掛かり中々温まりません。
山の中は寒いですし、大事な行動時間を調理時間で消費してしまうのはリスクの増加に繋がりますので、ガスバーナーの火力は強いに越したことはありません。
しかしながら、火力が強いということは、それだけ燃料の燃費に影響しますので、その辺も考慮する必要があったりします。
その点、キャプテンスタッグガスバーナーは、値段が安いのにも関わらず、火力も2,700Kcal/hありますので、合格点だと思います!
また、自動点火装置も付いているので、ライターやマッチは不要です。
※登山は何が起こるか分かりませんので、非常用にライター・マッチを携帯することをおすすめします。
しかもこの自動点火装置が地味に優秀で、20年経った今でも現役でござます!!
「老いてなお盛ん」を辞世の句(?)にしている私にとっては、見習わなければならない逞しさだと感じております!
こちらが老いてなお盛んなキャプテンスタッグガスバーナーになるのですが、専用のケースも付いているので持ち運びも簡単です。
ガスバーナーのサイズになりますが、五徳を広げ状態(使用時の大きさ)は、縦幅、横幅ともに12.5cmの正方形になっておりまして、高さが8.2cmになっております。
収納サイズにつきましては、縦幅11.7cm、横幅10.5cm、高さ6.5cmになります。
収納サイズにつきましては、写真の通りチョット存在感がある大きさになります。
そしてガスバーナーの重さですが、こちらは約300gになります。
軽量なシングルガスバーナーが多く発売されておりますが、300gはチョット重たい部類に入るかな~と感じております。
重量がそこそこありますので、ウルトラライトな装備で登山をしたい方にはキャプテンスタッグはおすすめしません。
キャプテンスタッグシングルガスバーナーの使い方・セットの仕方とOリングにつて
続きましては、キャプテンスタッグシングルガスバーナーの使い方とセットの仕方について書いてみたいと思います!
20年ほど使てますので、だいぶ年季が入ってますよね~
色々な汁が飛び散っておりますが、汁の数だけ思い出がありますよね!
(よっ!良いこと言った!!)
こちらが「老いてなお盛ん」な自動点火装置になります。
オレンジ色のポッチを押し込むと火花が飛び出しガスに着火し火が点きます。
私の胸についているラムレーズン色の2つのポッチを刺激すると「妖艶な溜息」が出るのとは大違いですよね(笑)
五徳に関しましては、折りたたみ式になってまして、「ご開帳方式」で広がります。って、ご開帳方式の意味が良く分かりませんよね(笑)
無事にご開帳を終えたキャプテンスタッグシングルガスバーナーでございます。
五徳をこの状態にしたら、今度はガスボンベ(OD缶)へセットしていきます。
※ガスボンベにセットする時は、五徳を広げなくてもOKです。
そしてこちらがガスボンベ(OD缶)と五徳をジョイントさせる部品になります。
ガスボンベ(OD缶)へセットする部分にOリングがついております。
キャプテンスタッグに関わらずガスバーナーには、必ずOリングが装着されているのですが、こちらの寿命は3~5年と言われております。
結構、メンテンナンスしていない方が多いと思いますが、ガスバーナーは可燃性ガスを扱う危ない山道具になりますので、定期的にOリングの交換をして下さい!
ガスバーナーのOリングの交換については、こちらの記事が整備の参考になるかと思います!
キャプテンスタッグガスバーナーの交換用Oリングは、上記になりますので、値段も高くないので専用の物を購入してください。
話をガスバーナーのセットの仕方に戻しますが、こちらのジョイント部分をガスボンベ(OD缶)へ装着してみたいと思います!
こんな感じにガスボンベ(OD缶)へセットします。
右側に付いているネジみたいな黒いダイヤル?を回してガスの量(火力)を調整いたします。
ガスボンベ(OD缶)にセットしましたら、五徳部分を装着させてセット完了でございます!
ねじ式になってますので、回せば締まっていきます。
ガスバーナーをセットするのに工具等は不要です。
こちらがセット完了したキャプテンスタッグのガスバーナーでございます!
使い方になりますが、先ほどの火力を調整する黒いダイヤルを回すと「シュ~~~♪」とガスが流れる音がしてきます。
あとは、オレンジ色の自動点火装置を押せば火花が飛び出し着火しますので、直ぐに使用することが可能です!
自動点火装置がうまく作動しない場合は、ライターやマッチの火を五徳に近づけて着火させてください。
着火の時に炎が上がりますので、火傷に要注意です!
コッヘルとの相性と調理について
続きましては、登山・アウトドアで調理でよく使うコッヘル(鍋)とガスバーナーの相性について触れたいと思います。
キャプテンスタッグガスバーナーは、基本、どんなコッヘルでも使うことが可能です。
五徳を広げると約13cmと大きく、形が正方形になりますので、安定感が非常に良いです!
コッヘル底のサイズが30cmくらいまでは余裕で使うことが可能だと思います。
また、五徳の先端が、地味に角度が付いてまして、コッヘルの底を優しく包み込むような形状になっております。
この五徳の角度は、自分である程度調節することが可能ですので、コッヘルの大きさに合わせることが出来たりします。
野外での調理は、風邪の影響を受けますので、どうしてもコッヘルが安定しないことがありますが、キャプテンスタッグガスバーナーは、そこそこ本体が重いこともあって調理しても揺れず、その点かなり優秀だと思います。
愛用しているスノーピークのチタンコッヘルを乗せている状態になるのですが、こちらも20年近く経つのに全く問題なく使えております。
上記コッヘルの正式名称は、スノーピークチタントレック900になるのですが、軽量で頑丈なので山飯調理等におすすめでございます!
キャプテンスタッグシングルガスバーナーの燃費・ガスカートリッジについて
こちらは、キャプテンスタッグガスバーナーを着火させている状態になります。
写真の通り、ガスが出る穴が無数に広がっているのが確認できるかと思います。
ガスが抜ける穴が多い事により強風でもガスの炎が消えにくい構造になっております。
それにしても綺麗な炎ですよね~
ガスが抜ける音も大きくないので結構静かな燃焼音になります。
そしてこちらがガスバーナーの燃料であるキャプテンスタッグのガスカートリッジ(OD缶)になります。
ガスカートリッジの容量は230gになりまして、プリムスや他のアウトドアメーカーの物よりも、若干、お値段が安いです。
そしてキャプテンスタッグガスバーナーの燃費になりますが、上述したCS-250ガスカートリッジの場合、約1時間まで使用することが可能になります。
1缶で1時間燃焼すると覚えておけば間違いございません。
しかしながら、火力の強弱によって燃費も変わってきます。
キャプテンスタッグガスバーナーは、最大火力が2,700Kcal/hになりますが、最大火力で1時間前後燃焼するので燃費は良い方かなと思います。
現在愛用しているプリムスP-153シングルガスバーナーは、最大火力が3,600Kcal/hになるのですが、同じようなガス缶(燃料)の容量で50分前後の燃焼時間になります。
最大火力が違うのでアレですが、それでも10分前後燃焼時間延びるのは魅力的ですよね!
また、キャプテンスタッグのガスカートリッジは、比較的購入しやすいのも魅力になります。
そこそこ広いスーパーや量販店なら、ガスカートリッジが売っていることがありますので、アウトドア専門店などに行かなくても調達することが可能だったりします。
あくまでも自己責任になりますが、他のメーカーのガスカートリッジを燃料として使用することも可能です。
こちらはプリムスのガスカートリッジになるのですが、キャプテンスタッグガスバーナーでもセットし使用することが可能です。
メーカーの方では、専用のガスカートリッジを使用してくださいと注意書きがあるのですが、使おうと思えば・・・になります。
おすすめはしませんが、私自身、他のメーカーのガスカートリッジを使ったことがありまして、その時は特に問題はありませんでした。
コールマン遠赤ヒータアタッチメント(暖房器具)との相性について
寒い時期に大活躍す山道具が、こちらのコールマン遠赤ヒータアタッチメントになります。
コールマン遠赤ヒータアタッチメントについて簡単に説明しますと、ガスバーナーで空焚きし、その熱を増幅させて(輻射熱)ヒーターのように周辺を暖かくする暖房道具になります。
だいぶ使い込んでおりますが、寒い時期のテント泊、アウトドアでは心強い味方になってくれます。
さ~キャプテンスタッグガスバーナーにコールマン遠赤ヒータアタッチメントをセットしてみたいと思います!
果たして、セットできるのでしょうかね!?
駄目かな~と思いきや、綺麗にキャプテンスタッグガスバーナーにコールマン遠赤ヒータアタッチメントをセットすることが出来ました!
五徳との相性もばっちりで、シッカリと固定されております!
コールマン遠赤ヒータアタッチメントの上に、チタンコッヘルを置いた様子になります!
五徳とヒータアタッチメントの安定性が良いので、上にコッヘルを置いても不安定にならずお湯を沸かすのも問題なさそうです。
しかしながら、ヒータアタッチメントの輻射熱が凄いので、ガスカートリッジを熱してしまい破裂の危険性が付きまといます。
五徳がかなりシッカリしているので、輻射熱を遮断してくれるとは思いますが、それでもキャプテンスタッグガスバーナーでヒータアタッチメントの使用は止めた方が無難だと思います。
コールマン遠赤ヒーターアタッチメントについて詳しく書いた記事になりますので、興味がある方は読んでみて下さい!
テント泊・キャンプの寒さ対策として有効な山道具ですが、分離式シングルガスバーナーで利用するのが現実的かな~と思います。
まとめ
キャプテンスタッグガスバーナーは、登山でも使える性能がありながらも、お値段が安く、下手な中華製のシングルガスバーナーを購入するよりもおすすめでございます!
特に、登山やキャンプを始めたばかりの方は、欲しい山道具が数多く、金欠気味になりやすい時期だと思いますので、安い費用で火器を購入できるメリットは大きいと思います。
キャプテンスタッグガスバーナーは、最終的には「安物買いの銭失い」になってしまう可能性が高い山道具の1つなのかも知れませんが、ガスバーナーを1つも持っていない方や、高価な価格帯(軽量・コンパクトモデル)を購入する前の繋ぎとして考えている方にうってつけの商品だと思います。
キャプテンスタッグは、アウトドアブランドとしての歴史も長く安心感もありますし、丈夫で長持ちのうえ、ガスカートリッジの購入が比較的簡単ですので、おすすめですよ!
こちらは、分離式バーナープリムスP-155Sのレビュー記事になります!!
ガスバーナーと言えば、EPI・SOTOバーナーが有名ですが、そちらと比較した内容になってますので、何かの参考になれば幸いです!
キャプテンスタッグから発売されている登山用お箸について書いた記事になります!
軽量・コンパクトなお箸になるので、おすすめですよ!