- コッヘル(クッカー)とは!? チタンコッヘルで山めし!
- スノーピークチタントレック900の詳細
- チタントレック900の収納力(スタッキング)について
- スノーピークチタントレック900の容量と調理について
- エバニューチタンマグポット900の詳細
- スノーピークチタントレック900のメリット
- スノーピークチタントレック900のデメリット
- まとめ
コッヘル(クッカー)とは!? チタンコッヘルで山めし!
これから暑くなると、山で煮炊きしたり、山頂で食べるインスタントラーメンも減ってしまいますが、それでも登山において使用頻度が地味に多い「チタンコッヘル(クッカー)」について今日は書いてみたいと思います!
「コッヘル」と書くとイメージが湧き難い方もいらっしゃるかも知れませんが、簡単に書くと山飯調理に使う「小さな鍋」みたいなものになります。
コッヘルの事を「クッカー」と呼ぶ方もいますが、意味は同じになります。
こんな感じの小さなお鍋の様な調理器具がコッヘルになります!
主にキャンプや登山等の屋外で使用する小型の調理器具(鍋・カップ)を指すんですが、登山で使うとなると、コンパクトで軽量なコッヘルでないと荷物が重くなりシンドクなってしまいますよね・・・。
多くの登山用品メーカーから、色々な素材で出来たコッヘルが発売されておりますが、種類が多くて迷ってしまいますよね・・・。
コッヘルの素材だけでも、アルミ・ステンレス・チタン等がありますので、何が良いのか私も買う時にだいぶ迷いました。
登山の楽しみは色々ありますが、白目泡吹きの刑に服しながらながら、
「なんで私はお金と時間を掛けて、こんな拷問を受けにわざわざ山に来て登っているんだろう!?」
と、自問自答する時間が登山の醍醐味だと思っているんですが、それ以外ですと、綺麗な景色を眺めたり、山頂で食べるご飯や、可愛い山ガールを遠くで見つめながら、色々なシチュエーションを楽しむのも有りますよね~♡
可愛い山ガールと2人でテント泊に行き、何故か寝袋が1つしかなく、寒い夜を乗り越えるためには一緒に入って寝るしかない!!!と言う、シチュエーションが最近のお気に入りだったりします♡
火照った二人の体は急上昇し、寝返りをうつのも狭くて面倒ならば、後は自ずと進むべき道筋は・・・♡
柔らかいゴルジュに収まるか、それとも凄い藪の樹林帯に突入するかはその時の気分でしょうが、どちらも踏破するのは時間の問題です(´∀`*)
あ~~~♡
なんだか良く分からない感じですが、今現在、山飯調理等に愛用しているチタン製の軽量コッヘルがこちらになります!
スノーピークチタントレック900の詳細
スノーピーク(snow peak)から発売されている「チタントレック900 」になるんですが、購入して10年近く経とうとしております。
非常に頑丈で、あと10年位は問題なく使えるんじゃなかろうかと思ってますし、出来たら私が死ぬまで使えればな~っと願っている今日この頃です。
気になるコッヘルの重さが175gで、さすがチタン素材だな~っと思える軽さでございます!
チタントレック900の収納力(スタッキング)について
スノーピークから発売されている、ガスバーナーとガス缶のセットと併せると、633gになるそうです。
私はプリムスのバーナーを使っているんですが、こんな感じに問題なくコッヘルの中に収納(スタッキング)しております!
チタンコッヘルの中に、ガスバーナーとガス缶、ライターを入れている状態です。
重さにつきましても、スノーピークとあまり変わらないかと思われます。
スノーピークチタントレック900の容量と調理について
コッヘルの容量は、ポット(下の部分)で650ml、蓋(上の部分)で250mlになります。
コッヘルの中に900ml入りますので、イメージとしては、カレー等のレトルト食品(200g前後)を2つ茹でる(温める)事ができる大きさになります。
普通のカップラーメンに使うお湯の量が、大体450ml前後、「カップヌードル」等の少し小さなカップラーメンが300ml前後のお湯を使いますので、1度に2つ分のお湯を沸かすことが出来ます。
蓋の方で250ml入りますので、スティック状のお茶や珈琲等をそちらに注いで飲んでおります。
何か温かい飲み物を飲む時に、こちらの蓋で充分代用できますので、「登山用カップ」等を使わなくてすみ、「荷物の軽量化」につながります。
ただ、こちらの蓋は少し癖が有るので、そちらについては後述(メリット・デメリット)したいと思います!
そして、プリムスのコッヘルを購入するにあたり、非常に迷ったと言うか、現在欲しいな~っと思っているのがこちらになります!
エバニューチタンマグポット900の詳細
名前は、エバニュー(EVERNEW)から発売されている「 チタンマグポット900 」でございます!
何故、物欲を刺激しているかと申しますと、重さが脅威の99g(内、ケース15g)と非常に軽く、スノーピーク(snow peak)の「チタントレック900 」と比べ76gも軽い点でございます!
容量も950mlですので全く問題なく、もしかするとこの1L前後のチタンコッヘルの中では一番軽い物になるんじゃないかと思われます!
IHにも使えるコッヘルですので、家での調理にも対応可能です!
そんな感じで、10年近く使ってきたプリムスのチタンコッヘルの感想をメリット・デメリットで記載したいと思います!
スノーピークチタントレック900のメリット
チタン製はやっぱり軽くて丈夫です。
アルミ製のコッヘルも物色したんですが、やはりチタン製の方が丈夫だろうな~っと触って直ぐに分かりました。
ご存知の通り、スノーピーク(snow peak)は日本の会社ですが、長年培われてきた金属加工のノウハウがモリモリ詰まった出来の良さです。
普通に使っていれば、30年前後は使えるアイテムかも知れません。
滑落や道迷いなどせずに無事に私が生きているなら、20年後に再レビューしたいと思います!(笑)
※エバニュー(EVERNEW)も創業90年を超える立派な日本のメーカーです。
250ガス缶と小型バーナー等を中に収納でき、荷物をコンパクトに出来ます
細々としたアイテムをコッヘルの中に入れて持ち運べるので、場所の節約になります。
「生卵」を食材として山に持っていく場合は、こちらのコッヘルの中に入れて運んでおりおります。
写真のように「エッグホルダー」に生卵を入れて、チタンコッヘルの中に保管しております。
エッグホルダーだけでもある程度の衝撃は大丈夫ですが、コッヘルの中に入れておけば、岩場で滑落しても生卵だけは無事かと思われます。
250ガス缶と小型ガスバーナー(プリムスP-153)エッグホルダーを入れてギリギリ蓋が閉まる感じですので、この持ち運び方は使えるんじゃないかな~と思います!
手入れが簡単で嫌な金属の臭いがしません。
チタンは錆びませんし、独特な金属臭もしませんので、素材の味を邪魔しません。
アルミ製のコッヘルを使っていた時期があるのですが、アルミは酸に弱く、長いこと使っていると白い錆のようなものが表面に出てきてしまい、使えなくなりました。
強度等を考えると、チタン素材のコッヘルの方が長持ちしますし、長い目で見ると経済的なのかも知れません。
コッヘル内のメモリが見やすく地味に便利。
少し見難くて申し訳ございませんが、コッヘル内にメモリが打たれていて量ることが出来ます!
カップラーメンのお湯を沸かす時などに意外と重宝します。
ちなみに最大25ozまで量れるのですが、mlに換算すると、約740mlになります。
折角なんで、コッヘルに書かれているOZ(オンス)とml(ミリリットル)の換算早見表を作ってみましたので、ご参考になれば幸いです!
25oz = 約740ml
20oz = 約592ml
10oz = 約296ml
スノーピークチタントレック900のデメリット
付属のメッシュバッグの強度が弱い
構造上しょうがないのかも知れませんが、使っていくうちにコッヘルを入れるメッシュ製の袋が破けてしまいます。
切れて使えなくなってしまったので、別途、メッシュ生地のスタッフサックを購入しました。
ポット(下側)と蓋の収まりが悪く、ガタガタしてしまいます。
構造上の欠点ではないか?と思ってしまうほど収まりが悪く、蓋が外れてしまいます。
イメージ的には、「蓋がのっかているだけ」で、なにかに噛んでいる訳ではなく、簡単な振動で外れてしまいます。
見た目はシッカリ蓋がされている感じですが、実際は乗っかっているだけで、振動で上蓋がガタガタします。
これは、非常に扱い難く、付属のメッシュ等の入れ物に収めないと、蓋が外れ中身が出てしまいます。
熱伝導が悪く調理には向いてません。
熱伝導の良さは、アルミ>ステンレス>チタンになりますので、熱伝導が悪いチタンの場合は、火が当たっている所しか熱せられません。
こちらの「スノーピーク(snow peak)の「チタントレック900 」を使って生米からご飯を炊いてみたんですが、焦げてしまい、かなり微妙な感じになりました。
調理には向いておりませんので、「お湯を沸かす」、「スープを温める」等のアイテムとして使った方が良いかと思います。
チタントレック900を使って、ラーメン、うどん、蕎麦などの汁系の調理には向いていると思います!
また、チタントレックを使って生米から炊くなら、こちらのメスティンというアルミ製の飯ごうをお勧めします!
美味しくご飯を炊けるノウハウを書いてますので、良かったらご参考にしてみてください!
取っ手が熱くなってしまい握れない
バスバーナーの性能等によるのかも知れませんが、コッヘルの持ち手も一緒に温まってしまい、熱くて握ることが出来ないことがあります。
コッヘルの持ち手にシリコンチューブを装着すると改善できますので、火傷したくない方は一考の価値があるかと思います!
シリコンチューブの耐熱温度が360度ですので、直火さえしなければコッヘルの持ち手が熱くならず火傷対策になります。
私は、100均で買った「シリコン製」のこんなのを使って持ち手の熱さ対策をしております。
テトリスみたいなアイテムですが、ま~熱くなければ何でも良いのです・・・(笑)
コッヘルの取っての位置が、も~少し上の方に有ると火が当たらず、熱くならないんでしょうけどね・・・。
蓋の持ち手が弱い
蓋にスープ等を入れて飲んでいると、持ち手と蓋の接合部分がガクッと外れてしまい(収納時の様に折り曲がってしまう)中身をこぼしてしまった事が数多くあります。
持ち手の固定が弱く、赤丸の所が90度に折れてしまう事が有るので、コッヘルの蓋で何かを飲む時は要注意です!
まとめ
一長一短な感じですが、チタンコッヘルを1つ持っていると、色々と応用も利きますので山での調理にも便利だと思います!
エバーニューのチタンマグポット900が非常に気になりますが、壊れて使えなくなるまでこちらのチタントレック900を大事にしたいと思っております!
コッヘルも、色々なのが売られていて迷ってしまいますが、何かの参考になれば幸いでございます!
チタンコッヘルと相性の良いストーブとして愛用しているエスビット風防ステンレスストーブについて書いた記事になります!
軽量・コンパクトになるモデルですので、持ち運びが便利で、チタンコッヘルを使って山飯作りが楽になりました!
おすすめの固形燃料ストーブです!