- スノーピークチタントレック700(廃盤モデル)を購入した経緯
- スノーピークチタントレック700のサイズ・重量・デザイン・特徴の詳細
- チタントレック700の蓋(リッド)の詳細と収納について
- スノーピークチタントレック700のスタッキングについて
- スノーピークチタントレック700を登山で使用したレビューについて
- リッドとしてチタントレック700は使えるのか?について
- まとめ
スノーピークチタントレック700(廃盤モデル)を購入した経緯
廃盤になってから少し経ってから存在に気づき、急いで探し回ったものの見つからず、いつしか転売ヤー達の餌食となった高額商品を見つめては溜息の連続だった誰かさんでございます。
高いけど買っちゃおうかな~っと思ったことは1度や2度ではございません。
得意の「左クリック連打」を封印し、アメリカに行く機会が有ったら購入しようと温めていたのですが、ついに流れが変わり、この機会を逃してなるものか!!と、鼻息荒く「左クリック」からの「カード情報入力」という運びになりました。
さっきから何のことを言っているのか!?と、気になっている方も多いかもしれませんが、題名の通り「スノーピークチタントレック700」という商品をついに買うことが出来ました!!
2018年に廃盤となったスノーピークチタントレック700なのですが、それから約5年程価格の推移を見ては溜息の連続でございました・・・。
これほどまで「欲しいな~♪」と思った物は「彼女(山ガール)」以外では1、2を争う登山グッズになるのですが、今回は廃版モデル(海外限定モデル)であるスノーピークチタントレック700について掘り下げてみたいと思います!
むしろ、スノーピークチタンチタントレック700が何か知らない方もいるかと思いますが、簡単に書きますと「700mlのチタン製蓋付きカップ」になります。
チタン製のカップになりますので、気になるのがサイズや重量になるかと思います。
また、スノーピーク製のカップは、異なるサイズをスタッキング(重ねて収納)が出来るのですが、チタントレック700は、どのサイズと出来るのかについても触れていきたいと思います!
スノーピークチタントレック700のサイズ・重量・デザイン・特徴の詳細
こちらが約5年越しに購入した海外限定モデルでありますスノーピークチタントレック700になります!
いや~ついに私の手元に来ましたか!と、なんだか嫁さんを迎えた気分に浸ってしまいました(笑)
そんなチタントレック700のサイズにつきましては、直径10.5cm、高さ12.8cmになっておりまして、上述してます通り、蓋が付いたカップになります。
カップと言うのかコッヘルと言うのかそれともクッカーが正しいのか悩ましい感じのサイズ感になるのですが、私にとっては「絶妙なサイズ感」だったりします。
この辺につきましてはスタッキングの所で触れたいと思うのですが、スノーピークチタントレック700の気になる重量は、135gとかなり軽量なモデルとなっております!
流石、チタン製だな~っと思ってしまう重量の軽さになるのですが、更に軽量化を図りたい場合は、蓋を外して持ち運べば、なお軽く使うことが出来ます!
そんな深型のチタン製カップであるのですが、特筆すべき点として挙げることが出来るのが「優れたスタッキングと収納性」かと思っております。
スタッキングについては後述したいと思いますが、チタントレック700の部品などの詳細について触れたいと思います!
こちらがスノーピークチタントレック700の本体になるのですが、気になるのが蓋に付いている突起部分だと思います。
チタントレック700は「男の子なのかな?」と思いきや、蓋に穴が空いているので「女の子なのかな?」と、一見すると判断するのが難しい商品にになっております(笑)
お金を入れてお祈りしたくなるのは、何かの病気かも知れませんよね(笑)
そしてスノーピークチタントレック700の本体の内側には、メモリが刻印されております!
このOZとCCのメモリが地味に便利で使い勝手が非常に良いです!
特に山飯で生米から炊飯する方が多いと思いますが、その時の水の分量を測るのに重宝すると思います!
また、取っ手につきましては、スノーピーク特有のデザインになっておりまして、収納をとらない設計になっております。
こんな感じに開いて使うのですが、シッカリした作りになってますので、強度の方も問題ないと思います!
また、取っ手の位置が少し高い所にあるので、火に当たって熱くて持てないイライラが、ある程度防げている構造になっております。
また、専用の収納袋も付いてくるので別途購入する必要もありません!
しかしながら、スノーピークの収納袋は、強度がイマイチ弱いので、この「網タイツ仕様」は、個人的には改善して欲しいな~っと思っております。
網タイツ姿は、やはり女性に限ると思います♡
チタントレック700の蓋(リッド)の詳細と収納について
そしてスノーピークチタントレック700の特徴の1つが、この蓋(リッド)のデザインだと思います!
先ほどの蓋の突起は、こんな感じにカップに引っ掛けることが出来ます!
登山中などは、蓋の置き場に困る事が結構ありますが、スノーピークチタントレック700ならすべて解決になります!
盾のように守備力が高い蓋でございますね~
まるでローマ帝国が得意だった「テストゥド陣形」の様なリッドでございますね!
テストゥド陣形には短所が多いので、攻撃的な陣形であります「ファランクス陣形」を使ってスノーピークチタントレック700をレビューしたいと思います!
実はこの穴は、スノーピークチタン先割れスプーンを収納することが可能です!
こんな感じにチタントレック700の中に収納(?)することが出来ます!
テストゥド陣形の弱点をファランクス陣形で補っておりますので、ある意味最強の陣形で勝負しているスノーピークチタントレック700になります!
なんだか「バカ丸出し」な感じと言うか「尻を隠して頭隠さず」なデザインが可愛いですよね(笑)
ちなみにこの状態でも、専用ケースに収納する事は可能でした!
そしてリッドには、カップに固定できるように突起が2つ付いております!
お湯を注ぐ時や、パスタなどの湯切りをする際に、カップが外れないように固定してくれるデザインになっておりまして、このリッドがとても良い働きをしてくれました!
そしてチタントレック700の大きな魅力になるのが、色々な大きさのカップとスタッキング出来る点になりますので、そちらについて触れたいと思います!
スノーピークチタントレック700のスタッキングについて
スノーピーク製カップの魅力の1つとしてあるのは色々な大きさのカップとスタッキング出来る点になります!
色々なメーカーからチタン製のカップは発売されておりますが、スタッキングのホことを考えると、ついついスノーピーク製を選んでしまう誰かさんになります。
まずはカップのサイズが近い「チタンマグ600」とスタッキング出来るのか?になりますが、残念ながら出来ませんでした。
写真の様に引っかかってしまうので、チタントレック700とチタンマグ600は、スタッキング出来ませんので注意してください!
しかしながら、チタンマグ450とチタンマグ300は、写真の様にチタントレック700に収納することが出来ます!
登山やキャンプでチタンマグ300、チタンマグ450はよく使うので、この2つのサイズがスタッキング出来るのは大きな魅力だと思っております!
そしてスノーピークチタントレック700は、一回り大きいスノーピークチタントレック900の中に収納(スタッキング)することが出来ます!
では実際にスノーピークチタントレック700をスノーピークチタントレック900の中に収納してみたいと思います!
スタッキングしてみると、蓋の部分が浮いているように見えておりますが、トレック900の蓋の深さがそこそこあるので、問題なく収納することが出来ます!
トレック900の蓋をかぶせてみると・・・
問題なくスノーピークチタントレック700を収納することが出来ました!
この中に700mのカップが入っているとは思いもしませんよね!
2つのカップを併せると1,600ccの大容量になりますので、3人以上の団体登山やキャンプで力を発揮してくれると期待しております!
そして登山でよく使っているアルコールストーブ(エバーニュー製)との収納になるのですが、結論から先に書きますと、かなりコンパクトに収納することが出来ます!
トレック700の中にチタンマグ450をスタッキングします。
エバニューのアルコールストーブをこんな感じにチタンマグ450の中に収納します!
燃料(アルコール)については、いつも1回分の60mlを持っていくのですが、アルコールストーブの中に収納していきます。
カップの隙間に五徳やライター等を収納すれば、かなりコンパクトにすることが出来ます!
蓋が邪魔してアレですが、アルコールストーブに必要な道具をスノーピークチタントレック700なら綺麗に収納することが出来ますので、かなりおすすめでございます!
また、スノーピークのギガパワーストーブとガス缶(110)をスタッキングすることが出来ますので、よく考えられた商品だと思います!
スノーピークチタントレック700を登山で使用したレビューについて
続きましては、実際に登山でスノーピークチタントレック700を使ったレビューを書いていきたいと思います!
まずはアルコールストーブとの相性になるのですが、スタッキングも出来ますし、問題なくお湯を沸かすことが出来ました!
容量が絶妙な700mlになりますので、カップ麺と珈琲を同時に作ることが可能です!
この「700ml」と言うのが、私にとってはかなり魅力に映る部分になります。
カップ麺に使用するお湯の量が、だいたい250ml~400ml、珈琲等の飲み物が200ml前後になるかと思いますので、700mlあれば十分賄えますからね!
蓋が付いているので、お湯が沸くのも早かったです!
ちなみに650mlのお湯を沸かすのに、60mlの燃料でギリギリでした。
エバーニューのアルコールストーブは、60mlの燃料で約15分前後燃焼するのですが、寒い時期はお湯が沸くまで時間が掛かるので、予備燃料があると安心だな~っと今回感じました。
また、スノーピークチタントレック700の蓋(リッド)は、お湯が注ぎやすい形状になってまして、珈琲を入れるのに丁度良いです!
少しずつお湯を落とすことが出来ますので、美味しい珈琲を淹れる事が出来ます!!
珈琲とカップ麵のコラボはチョット微妙な感じでしたが、同時に楽しめることが出来てスノーピークチタントレック700を買って大正解だと感じた瞬間でした!
そりゃ~大好物のマカダミアを食べたくなるのも頷けますよね(笑)
ソロ登山なら、2度お湯を沸かさずに済みますので、かなりの時短になるかと思います!
リッドとしてチタントレック700は使えるのか?について
スノーピークチタントレック700を使って珈琲を淹れている最中に、ふと思ったのが「カップのリッドとして使えるのか?」になります。
ニューヨークで働くエリート達は、リッドの付いたカップを片手に珈琲をオフィスへ運び、メールチェックをしている絵に憧れている「田舎侍」を自称している私なのですが、山の中でも優雅に珈琲を飲めないものかと思ってしまいました。
リッドを付けたまま珈琲を飲むことが出来るのか興味が湧き、実際に試してみる事にしました!
「思い立ったが吉日」ですので、早速熱々のスティックコーヒーを作ってみました!
なんだか火傷しそうで怖いですが、スノーピークチタントレック700のリッドを付けたまま飲めるのか試してみたいと思います!
結果になりますが、リッドを付けたまま飲むことは可能です!
保温力も上がりますし、虫や埃などがカップ内に入りにくいので、リッドを付けたまま飲むのはありだと思います!
しかしながら、少し飲みにくいのと、熱々の飲み物ですとかなりの確率で火傷すると思います。
リッドを付けたり外したりしながら飲むのが現実的かな~っと思います!
まとめ
スノーピークチタントレック700は、絶妙なサイズ感で使いやすいのに、なぜ廃盤モデルになってしまったのが不思議でなりません。
上述してます通り、700mlの容量になりますので、500mlのビールを注ぐのに最適だったりします!
泡の部分を加味してもいい塩梅に注ぐことが出来ますので、ビール好きにもおすすです!
チタン製ですので、炊飯には向かないのですが、色々な山飯作りに大活躍してくれると思っております!
前から欲しかったスノーピークチタントレック700ですので、登山やキャンプで使い倒そうと考えております!
高温にさらされると「チタンブルー」に変色しますので、経年変化も楽しみだったりしております。
耐久性につきましては、まだなんとも言えない感じですので、何か不具合等あれば、こちらの記事に加筆したいと思います!
スノーピークシングルチタンマグについて詳細に書いた記事になります!
普段愛用してます300ml、450mlマグについて書いてますので、良かったら参考にしてみて下さい!
スノーピーク缶クーラーについて書いたレビュー記事になります!
350ml缶の保温(冷たいものは冷たく、温かいものは温かく)に最適になりますので、缶クーラーを1つ持っているとかなり便利だと思います!