奥秩父には数多くの名峰がありますが、色々な表情を持った山が多く好きな山域だったりします。
5月中旬頃から梅雨の時期になるとシャクナゲの花が咲き乱れますし、秋になるとカラマツの紅葉を始め、山肌一面が錦の彩に包まれる姿は、見る者を圧倒させちゃう力強さがあるよな~っと感じております。
そんな奥秩父の中でも「盟主」と呼んでよい一座としてあるのが金峰山になるかと思います!
日本百名山にも選ばれておりますし、標高も2,500mを越える高さもあって景色が素晴らしく、また、山頂にはランドマークとして存在感がモリモリな五丈石も鎮座していて変化に富んだ山になります。
今回は、金峰山への登山と、テント泊が出来る山小屋である「富士見平小屋」について解説したいと思います!
- 金峰山へ登山した経緯と五丈石、富士見平小屋テント泊について
- 金峰山登山!瑞牆山荘から大日岩までの登山ルート詳細!
- 金峰山登山!五丈石までの登山ルート詳細
- 金峰山の山頂からの景色と五丈石について
- 富士平小屋テント泊!テント場の様子と水場、トイレについて
- 金峰山登山と大日岩、五丈石への登山ルート、標高差、コースタイム詳細
- まとめ
金峰山へ登山した経緯と五丈石、富士見平小屋テント泊について
当初、福島県の名峰である磐梯山と安達太良山へ登山すべく計画していたのですが、生憎の雨模様となりまして、行き先が二転三転してしまいました。
磐梯山の麓にあります五色沼周辺でキャンプも計画していたのですが、天気予報がコロコロ変わってしまい、最終的には予報となったので今回は諦めることになりました。
ただ、折角計画したテント泊での登山ですので、他の山域で楽しめないかと探していると、金峰山周辺はギリギリ天気が持ちそうな感じで、急遽、富士見平小屋でテント泊を絡めて登ってみることになりました。
今回登山をした金峰山は、昔(今も?)「甲州御嶽山」といわれておりまして、奈良県の熊野古道奥駆道の登山口付近にあります吉野の金峰山から「蔵王権現」を勧請したことから始まっております。
その際、金峰山の山頂に鎮座する五丈石が本宮になりまして、そんな経緯から昔から霊山としても崇められている信仰の山になります。
ですので、本来は本宮である五丈石に登るのはご法度なのですが、そんな経緯を知っている方もだいぶ少なくなったのではないかと思われます。
そんな金峰山へ実際に出没してみると、八ヶ岳周辺は天気が悪く、本当にギリギリな感じの天気だったのですが、雨に降られることもなく登山とテント泊を楽しむことが出来ました!
そんな感じで今回は、金峰山への登山と大日岩、五丈石、富士見平小屋でのテント泊をした時の様子について書いていきたいと思います!
特に気になるのが、金峰山への登山ルートと、富士見平小屋の水場、トイレ、テント場の様子になるかと思いますので、そちらについても触れながら書いていきたいと思います!
まずは、金峰山やテント泊をした富士見平小屋周辺について撮影した登山動画がこちらになります!
上記写真を押すと、YouTubeで金峰山への登山ルートとテント泊した富士見平小屋の様子について観ることが出来ますので、登山の参考になれば幸いです!
金峰山登山!瑞牆山荘から大日岩までの登山ルート詳細!
計画が二転三転しましたが、無事に金峰山の登山口の1つである瑞牆山荘に到着しました!
周辺には、無料の駐車場とトイレがありまして、金峰山、瑞牆山への登山者が多く集まっておりました。
丁度、バスが到着したので瑞牆山荘周辺は登山者で大混雑でした。
今回の金峰山登山でご一緒したナカジーさん(左)とカオリン(右)になります!
磐梯山、安達太良山へ行けなくて残念無念でしたが、ナカジーさんは金峰山は未踏とのことで、興奮モリモリな感じでした!
それでは瑞牆山荘からテント場のある富士見平小屋を目指して登山スタートでございます!
距離は短いものの、地味にキツイ登り坂が続く登山ルートになります。
相変わらずナカジーさん、カオリンの荷物が凄く、何が入っているんだろう?っと、興味津々な時間になりました。
富士見平小屋のすぐ近くにあります水場で補給して金峰山への登山に備えました。
非常に冷たくて美味しい水なので、ぜひ、ご賞味ください!
なお、この水場は涸れることはないので、当てにして大丈夫です!
富士見平小屋でテントを張った後、金峰山を目指して登山スタートしました!
とりあえず、休憩&ビュースポットである大日岩を目指して登っていきたいと思います!
大日岩までの登山ルート上には、数多くのキノコがありました!
これを食べればBダッシュ出来るようになるかな~っと、色々な妄想が膨らんでしまいました。
素直に負けを認めた瞬間です(笑)
私のお稲荷さん、竿竹よりも肉厚で気持ちがよさそうな所に当たる曲がり具合でした!(???)
清々しいほど完敗していると、大日小屋が見えてきました。
ほぼ廃墟ながらトイレと水場がありまして、こちらでテント泊も可能です!
大日小屋から目指す大日岩までは、コースタイムで30分ほどになります。
大日岩までの登山ルートは、徐々に凶悪な感じになってきます。
鎖場や岩場が多いルートになりますので、雨で濡れていると難儀します。
モリモリ登っていくと、大日岩、金峰山への分岐に到着しました。
この辺は樹林帯の平地が広がり休憩するのに最適です。
それでは大日岩を登ってみたいと思います!
こちらが金峰山のランドマークの1つである大日岩になります。
大日岩の登山ルートは、赤ペンキが付けられているので、特に難しいことはありません。
大日岩へ登っている最中の金峰山の景色になります!”
金峰山のもう1つのランドマークである五丈石が見えてますね!
そんな感じでカオリンの尻を堪能しながら(?)大日岩へ登っていると、漬物石に最適な巨石が鎮座してました。
中々のバランス具合に驚かされてしまいました!
最近、闇バイトで荒稼ぎしていると噂のカオリンです!
覆面姿が良く似合ってますよね!って、次回逢う時に拉致監禁されそうで今から怖いです(笑)
金峰山登山!五丈石までの登山ルート詳細
大日岩を堪能したところで、次の獲物は金峰山山頂直下に鎮座する五丈石でございます!
美しい樹林帯をモリモリ進んで先を急ぎたいと思います!
こちらが金峰山の登山ルート上にあります「千代の吹上」になります。
いつも「千代の富士」と見間違えてしまう人気スポットであります!(?)
登山ルート上からの瑞牆山になります!
翌日登ろうか!?ってな話になっていたのですが、天気が悪く今回は断念いたしました。
五丈石までの登山ルートも、断崖絶壁があったりと油断ならない感じです!
また、良く滑る岩の鎖場もありまして、簡単に登らせてくれない感じになっております。
無の境地で登っていくと、目指す金峰山の山頂と五丈岩が大分近づいてきました!
いや~~良い景色ですね~!!
良い天気だな~っと思っていると、徐々にガスが増えてきました。
きっと、ナカジーさんのメタンガスが悪さをしているんだろうな~っと思いつつ、尻から黄色い気体が噴き出す瞬間を楽しみにしていた時間帯でした♡(???)
振り返っての金峰山の登山ルートになります!
樹林帯を抜けると吹きっ晒になりますので、ウェア等で体温調整が必要となる登山コースになります。
金峰山の山頂からの景色と五丈石について
そんな感じで無事に金峰山の山頂直下に鎮座する五丈石に到着です!
2人とも喜びを爆発させていたのが印象的でした。
ぐったりと哀愁漂う金峰山の山頂でした!
こちらから少し登ったところに金峰山の三角点があります。
五丈石から少し登ると本日の最高峰であり、日本百名山、山梨百名山に選ばれている金峰山の山頂に到着できました!
金峰山の標高は、2,599mになりまして、あと1mなんとかならんですか?っと聞いてみたくなりますよね(笑)
誰に聞いたら良いのか分からなかったのですが、金峰山の山頂から眺める五丈石の迫力が凄かったです!
いや~~天空の城ラピュタにありそうな世界観ですよね。
現在(過去も)、五丈石へ登るのは禁止されております。
冒頭に記載の通り、五丈石は「本宮」になっている神聖な場所ですので、登ってみたくなる気持ちもわかりますが、その点も考慮していただけたらと思います。
金峰山の山頂からの瑞牆山の眺めになります。
中央付近に見えている岩が先ほど登った大日岩になります。
富士平小屋テント泊!テント場の様子と水場、トイレについて
今回テント泊をした富士見平小屋の料金になります。
最近、「板」がテント場の設備に加わりまして、そちらの上でテント泊をする場合は、1泊500円の追加料金が必要になります。
イメージ的には、涸沢ヒュッテのテント場と同じような感じになります。
テントを汚したくない方や、水平な場所を求めている方は、500円追加で支払いして、板の上で幕営した方が良いかもしれません。
なお、先ほど記載した水場は、富士見平小屋から徒歩2分ほどの場所にあります。
富士見平小屋では、子供用のヘルメットを無料で貸し出ししております。
結構ヤンチャな登山ルートですので、念のため、ヘルメットは装着した方が安心だと思います。
そんな感じでこちらが富士見平小屋の入口になります!
売店もありまして、色々な物が売られておりました。
特に特に目についたのが「かき氷」になります。
期間限定になるみたいですが、山梨県産のシャインマスカットが使われたかき氷になりまして、美味しそうだな~っと思いつつ値段の高さに断念しました(涙)
また、食事や飲み物も充実してまして、山の中にいることを忘れてしまう品揃えの多さでした!
そしてこちらが富士見平小屋でテントを設営している様子になります!
お二人とも慣れたもので、あっという間にテントの設営が完了しました!
テント泊で気になるのがトイレかと思います。
こちらが富士見平小屋のトイレになるのですが、数が少なく渋滞することがしばしばありました。
特に朝の渋滞が凄いので、我慢しすぎないことが重要になります。
そしてテント泊の楽しみの1つであるのが山飯ですよね!
30%割引シールが並んでおりますが、早速作っていきたいと思います!
今回は3人なので、ラージメスティンを使って生米から炊いてみました。
ナカジーさんが新米を持ってきてくれたので、非常に美味しいお米を堪能することが出来ました!!
夜は肌寒いかな~っと思いシューマイを蒸すことにしました!
トランギアビリーコッヘルは、鍋以外にも蒸し器としても使えるので非常に便利です!
今日は奮発して牛肉のハラミだよ♡
ミックス野菜と炒めれば、それだけで十分なツマミになりますよね!
シューマイも良い感じに蒸しあがりました!
こちらも簡単に蒸し料理を味わえるので、すぐにツマミが欲しい時に良いかもしれません。
米も無事に炊けて3人で楽しい宴会の時間になりました。
カオリンも手料理をふるまってくれて豪華な夕食になりました♡
いや~こんな料理、中々テント泊では食べれませんよね!
そしてデザートとして、先ほど断念したシャインマスカットも持ってきてくれてました!
余りの甘さに顎の骨が砕けるほどとろける至福の時間を過ごすことが出来ました♡
楽しいテント場での宴会も無事に終わり眠りにつき、翌朝の様子になります!
折角なので、肉まんも持ってきたのですが、朝から熱々を食べられて豪華な時間になりました♡
天気が悪いので早々に富士見平小屋から撤収しました。
下山途中、今回登らなかった瑞牆山が不気味なお姿を見せてくれました。
また、どこかでリベンジしたいですね!
楽しい金峰山登山と富士見平小屋でのテント泊の時間は、あっという間に終わってしまいました。
思い出深い山行になりましたが、今回の金峰山への登山の詳細に移りたいと思います!
金峰山登山と大日岩、五丈石への登山ルート、標高差、コースタイム詳細
こちらが今回登山をした金峰山登山と大日岩、五丈石への登山ルートと標高差の地図になります。
登山をした日は、9月14日なりまして、駐車場がある瑞牆山荘から既に蒸し暑く、金峰山の山頂直下まで暑さとの戦いになりました。
また、標高差の地図の通り、富士見平小屋までは比較的なだらかな登山ルートになるのですが、大日岩までが1つの関門になりまして、そこから五丈石までも樹林帯の急途が続くタフなルートになります。
そしてこちらが金峰山登山と大日岩、五丈石までのコースタイムの詳細になります!
9月14日のコースタイム
瑞牆山荘 10:12 → 10:45 富士見平小屋 11:36 → 12:12 鷹見岩分岐 → 12:21 大日小屋 → 12:50 大日岩 12:59 → 14:03 砂払いノ頭 → 14:56 五丈石 → 15:04 金峰山 15:14 → 16:32 富士見平小屋
9月15日のコースタイム
富士見平小屋 8:21 → 8:45 瑞牆山荘(駐車場)
無料駐車場がある瑞牆山荘からテント泊した富士見平小屋まで約1時間弱のコースタイムになりました。
富士見平小屋から大日岩までのコースタイムが約1時間、そこから五丈石までは約2時間の道のりになりました。
富士見平小屋で宿泊すれば、往復5時間前後で金峰山へ登ることが出来ますので、かなり時間的に余裕が生まれるのでおすすめです!
まとめ
久しぶりにテント泊をした富士見平小屋ですが、天気予報で転戦してきた登山者が多かったのか、かなり混雑していて驚いてしまいました!
また、これまた久しぶりに登った金峰山への登山が地味にきつく、蒸し暑いこともあってかなり消耗してしまいました。
しかしながら、金峰山の山頂付近はとても涼しく、景色もまずまずな感じで癒しの時間になりました! 次回は「鷹見岩」へ行ってみたいので、そちらを絡めて金峰山、瑞牆山を楽しんでみたいと思います!
富士見平小屋でテント泊をした時の様子になります!
水場やトイレなど主催に書いてますので、良かったら参考にしてみて下さい!
金峰山への登山ルートの詳細について書いた記事になります!
今回登った大日岩や大日小屋についても触れてますので、良かったら参考にしてみて下さい!