アオヒゲ危機一髪♪ 樽の中身は何だろう!?

登山とキャンプ、写真撮影が大好きな「自称爽やかなオジサン」のアウトドアブログです。

ラージメスティン炊き方!網サイズ、収納ケースに便利!パスタ、ラーメン、蒸し調理に!

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ラージメスティン

 

 

ラージメスティンを購入した経緯について

登山、キャンプ等のアウトドアのシーズンを向かえておりますが、先日キャンプ場が密集している所を通っていくと、どの施設も利用者が多く、大盛況な状況でした。

 

登山ブーム、アウトドアブームと言われて久しいですが、このキャンプブームについては、かなり過熱しているんじゃないかと思ってしまいました。

 

勿論、登山の方も統計的資料からして愛好者が多く、ブームの状態である事は間違いないですが、それでもキャンプブームの過熱の方が凄いな~っと感じております。

 

アウトドアを扱う本が沢山出版されておりますが、その中でも「ソロキャンプ」が流行っているそうで、色々と特集が組まれておりました。

 

私もソロキャンプデビューしようかな~と思っているのですが、アウトドアの楽しみの1つにあるのが「食事」になりますよね!

 

綺麗な景色に囲まれた所で食べるアウトドア料理は、本当に美味しいものですが、日本人として忘れてはいけないのが「ご飯」ですよね!

 

飯ごうで炊いたご飯は、本当に美味しいですが、火力や水分量を間違えてしまうと、「炭水化物抜きダイエット」を強制的に行う羽目になるのが怖いところですよね~・・・。

 

そんな炊飯のリスクを最小現にしてくれる調理器具としてあるのが、トランスギアから発売されている「メスティン」になります。

 

登山、アウトドア愛好家なら、「メスティン」について聞いた事がある方も多いかもしれませんが、最近デビューした方は、聞いたことがないかも知れません。

 

私も始めて「メスティン」という言葉を聞いた時に、小さなプライドが邪魔をし、知ったかぶりをしてしまいました。

 

メスティン!?私の場合は「オスティン」なんだけどね!

 

メスティン!?アメリカのやんちゃな歌手に「ジャスティン・ビーバー」がいるけど、その仲間で「メスティン・ビーバー」がいるのかも知れないね♡

 

メスにもオティンティンがある珍獣の名前かしら!?

 

色々と妄想は尽きませんが、今回は普通のメスティンよりも更に多くのご飯を炊くことのできる「ラージメスティン」を購入してみました!

 

メスにもラージなオティンティンがあ・・・(自己規制)と、購入する前に妄想したかどうかは内緒になるのですが、普通のメスティンですと、多くて2合までしかお米を炊くことができません。

 

私は「炭水化物男子」を自称しているもので、山ガールと米をモリモリ食べたい!と常日頃から思っているのですが、ラージメスティンを使えば電気を使わずにギリギリ3.5合までお米を炊飯することができます。

 

ソロキュンプですと、メスティンで1.5合炊飯できれば十分ですが、将来一緒にキャンプに付き合ってくれる奇特な女性が現れるかもしれませんので、今から準備しておこうと思いラージメスティンを用意した感じです(笑)

 

多分、ラージメスティンを使うようなシチュエーションは、来世でも起きないような予感が致しますが、お米の炊飯以外にも、収納道具としての活用や、インスタントラーメン、パスタの調理にも使えますので1つ持っていると便利だと思います!

 

寒い時期になりますと、ラージメスティンと網を使って「蒸料理」を作ることも可能ですので、山飯(キャンプ料理)の幅が非常に広がります!

 

前置きが長くなってしまいましたが、今回はラージメスティンを使ってのご飯の炊き方(水の量)と、蒸料理に欠かせない網について書いてみたいと思います!

 

 

購入したラージメスティンの大きさ(サイズ)・重量とバリ取りについて

ラージメスティン大きさ重量バリ取り

 

こちらが今回購入したトランギア ラージメスティン(TR-309)になります。

 

大きさ(サイズ)につきましては、横20.7cm、奥行き13.5cm、高さ7cm、になってまして、重量につきましては270gになります。

 

ラージメスティンの容量につきましては、1,350mlになります。

  

普通のメスティン(TR-210)の大きさが、横16.5cm、奥行き9cm、高さ6.5cm、重量が160g、容量750mlになりますので、ラージメスティンは1回り大きいモデルになります。

 

ちなみにメスティン(TR-210)の場合、最大2合まで炊飯可能ですが、長年の経験上、1.5合以上は美味しく炊けません。

 

キャンプの場合は、車等で直接テントサイトまで荷物を運べますので、重量はさほど気にならないと思いますが、登山の場合ですと、ラージメスティンは、地味に重くサイズもかさ張ると思います。

 

 

普通のメスティンと、ラージメスティンを並べて大きさを比較

 普通のメスティンと、ラージメスティンを並べて大きさを比較した写真になりますが、名前のとおり大きいですよね!

 

愛しの氷結の大きさが霞んでしまう存在感のあるサイズになります。

 

30L以上のザックでないと、収納するのが大変かな~と思います。

 

ラージメスティンは、単独装備というよりは「共同装備」として使うのが良いかと思います!

 

そんな感じでラージメスティンの組み立てとバリ取に移らせていただきます!

 

ラージメスティンの組み立て方について

ラージメスティンの組み立てハンドルが外れた状態で梱包

購入した状態は、このようにハンドルが外れた状態で梱包されてますので、組み立てる必要があります。

 

ハンドルにつきましては、ラージメスティン本体の接続部分に通すだけですので、難しい事は全くございません。

 

 

ラージメスティンに赤ハンドル

ラージメスティンに赤ハンドルを付けた様子になります。

 

工具などは不要ですので、ものの2、3分で組み立ては完了すると思います。

 

 

ラージメスティンに蓋をしている状態

ラージメスティンに蓋をしている状態です。

 

時々、蓋と本体の接続が悪く、綺麗に収まらない初期不良があるそうです。

 

素材がアルミニウムですので、指の力である程度調整することが可能です。

 

今回購入したラージメスティンは当たりだったみたいで、問題なく蓋も綺麗に閉まりました。

 

 

ラージメスティンハンドルの組み立てが成功綺麗に蓋の上に乗る

 ハンドルの組み立てが成功すると、このように綺麗に蓋の上に乗りますので、1つの目安にしてください。

 

シッカリとハンドル部分が組み立てられていないと、蓋との間に大きな隙間が出来てしまいます。

 

メスティンのバリ取りのやり方について

メスティンのバリの写真

 そして、メスティンを購入したら、避けて通れない儀式として「バリ取り」があります。

 

残念ながらメスティンはプレスして成型し、金属(アルミ)を裁断しているだけですので、蓋や本体の切断面に「バリ」が残っております。

 

上の写真はメスティンのバリの写真になるのですが、不要な突起物(小さな凹凸)が見えているかと思います。

 

何も考えずに切断面(バリ)を触ると、指を切ってしまいますので、ヤスリ(サウンドペーパー)で表面を研磨し滑らかにする必要があります。

 

 

サウンドペーパーを使ってメスティンバリ取り

そんな感じでサウンドペーパーを使って、メスティンのバリを取ってみましょう!

 

 

サウンドペーパー目の粗さ#800の細目

サウンドペーパーは、100均で売られているもので十分です!

 

目の粗さは、#800の細目が使いやすいかと思います。

 

 

メスティンのバリの部分にサウンドペーパーをかける

メスティンのバリの部分にサウンドペーパーをかけると、みるみる取れてきます。

 

メスティン本体と、蓋にもバリがついてますので、同じように研磨していきます。

 

 

バリ取した後のメスティンの様子

 こちらがバリ取した後のメスティンの様子になるのですが、不要な突起物がなくなり、縁が滑らかになっている事が見てとれると思います。

 

バリを取ることにより、怪我を未然に防ぐことができますので、面倒臭がらずに行ってください!

 

本来なら、トランギアの方でバリ取をしなくても大丈夫な品質にしてくれれば良いんですけどね。

  

ラージメスティン用の網(バッド)の大きさと重量、蒸料理について

ラージメスティンをご飯を炊くだけに使うのは勿体無いですよね!

 

容量も大きいので、そのポテンシャルを生かすためにも網(バッド)を購入し、是非蒸し料理の調理器具としてラージメスティンを利用してみて下さい!

 

 

ラージメスティン用の網(バッド)

 

こちらがラージメスティン用の網(バッド)になるのですが、大きさは22型になります。

 

 

ラージメスティン蒸し料理網大きさ22型

ラージメスティンを使って蒸し料理を使うなら、大きさは22型になりますので、サイズを間違わないようにして下さい。

 

ちなみに普通サイズのメスティンの場合は、18型の網(バッド)になります。

 

22型の網の大きさは、横19.4cm、縦10.8cmになりまして、気になる重量は40gになります。

 

ラージメスティンにこちらの網を持っていくと、合計で310gの重さになります。

 

普通サイズのメスティンで使用する18型の網の大きさは、横15.8cm、縦8.6cmになりまして、気になる重量は30gになります。

 

メスティンにこちらの網を持っていくと、合計で190gの重さになりますので、比較すると120gラージメスティンの方が重たくなります。

 

 

ラージメスティンと22型の網(バッド)をセットした様子

ラージメスティンと22型の網(バッド)をセットした様子になります!

 

写真の通り、専用の網ではないかと思えてしまうくらいピッタリとはまります。

 

ラージメスティンを使って蒸し料理を作れる目安になりますが、肉まんでしたら大きいサイズで3個、普通サイズで4個位を1度で蒸す事が出来ると思います。

 

シュウマイや小籠包のサイズですと、最大10個前後は一度に蒸す事が出来ます!

 

3人分以上の蒸し料理をする場合は、ラージメスティンを使わないと追いつかないかと思いますが、1,2人分でしたら、普通のメスティンで十分だと思います!

 

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 メスティンと網(バッド)を使って蒸し料理をした時の記事になります!

調理時間等も書いてますので、メスティンの調理の参考にしてみてください!

 

 

ラージメスティンでお米の炊き方と水の量について

ラージメスティンを使ってのお米の炊き方と水の量秤

続きまして、ラージメスティンを使ってのお米の炊き方と水の量について書いてみたいと思います!

 

 

ラージメスティン本体の重量を実測251g

まず、ラージメスティン本体の重量を実測してみたのですが、公称270gのところ実際の重さが251gと19gほど軽い結果になりました。

 

きっと、モリモリバリ取した成果でしょうかね!?て、それを考慮してもだいぶ軽いですよね。

 

きっと、原料が高騰しているアルミニウムですので、ケチっているのではなかろうかと勘繰ってしまいました(笑)

 

 

ラージメスティンを使って2合のお米を炊く水の量400ml

まず、ラージメスティンを使って2合のお米を炊くのに使う水の量は、400mlになります。

 

この炊飯に使う水の量は、新米や古米によっても変わるのですが、基本、2合の生米を炊く時は400mlプラスマイナス30mlが目安にになります。

 

水分量が多い新米や無洗米なら、水の量を少し減らし、逆に古米なら多くするイメージになります。

 

登山やキャンプの場合、荷物になる「軽量カップ」を持って行くのが面倒なので、メスティン自体に何か目印になる物がないかと調べてみました。

 

 

ラージメスティンに400mlの水を入れた状態

こちらがラージメスティンに400mlの水を入れた状態になるのですが、リベット(2つ横に並んでいる丸いポッチの)から5mmほど下の位置が水面になりました。

 

これですと、水面の目印になるものが何もありませんよね~

 

仕方がないので、ラージメスティンで2合のお米を炊飯する時ように、水面の高さに傷をつけて目印を作ることにしました。

 

今後、2合のお米を炊く時は、その傷の高さまで水面が来るようにすれば軽量しなくてもOKですので、時短になりますよね!

 

 

ラージメスティンお米3合を炊く時に使う水の量は600ml

そしてラージメスティンを使って美味しく炊く事の出来る最大値と思われる3合の水の量で目印を探してみたいと思います!

 

お米3合を炊く時に使う水の量は600mlになりまして、2合と同じくお米の状態や気候に応じて水分量を調整いたします。

 

 

3合炊飯するのに必要な600mlの水をラージメスティンベットの下段ギリギリ水面高さに

こちらが3合炊飯するのに必要な600mlの水をラージメスティンに入れた状態になるのですが、なんと!リベットの真ん中に水面が来るではないですか!!!

 ※2.5合の場合、水の量は500mlになりますが、リベットの下段ギリギリの高さになりました。

 

 

ラージメスティンで3合炊く時リベットの真ん中に水面が来るようにすれば600ml

 ラージメスティンで3合炊く時は、上記写真のとおり、リベットの真ん中に水面が来るようにすれば600mlになりますので、水を計量しなくてもOKになります!

 

ここで注意なのが、先にお米を入れた状態で水を入れますと、容積が増えてしまうので、正しい水分量になりません。

 

リベットの真ん中に水面が来るように注ぎ、その後に生米をラージメスティンの中に入れてください!

 

ラージメスティンで美味しくお米を炊くなら3合が良いと思いますので、1つの目安として覚えて置いて損はないかなと思います!

 

続きましては、ラージメスティンを使ってのお米の炊き方になりますが、まずは吸水時間が重要になってきます。

 

お米を水に浸し吸水させると、炊飯の失敗がだいぶ低減できます。

 

吸水させていないと、芯のあるお米になってしまう事があるのですが、シッカリと水分を吸わせるとフンワリとした炊き上がりになります。

 

あくまでも目安ですが、季節によって吸水時間が変わりますので、記載したいと思います!

 

夏場・・・・・吸水時間30分以上

 

春・秋・冬・・吸水時間は1時間以上

 

寒い時ほどお米の吸水が悪くなりますので、上手く炊きたい場合は、出来るだけ長くお米を水の中に浸して下さい。

 

また、あまりにも暑い所で吸水しますと、水が腐ってしまう可能性もありますので、夏場の炊飯は要注意でございます。

 

シッカリとお米を吸水させたのち、シングルガスバーなどを使って火にかけて炊くのですが、ここからは色々なやり方がありますので、どれが正解かというとハッキリしません。

 

あくまでも私のお米の炊き方になりますが、ラージメスティンにお米と水を入れ、ガスバーナーに強火で火にかけます。

 

5~8分位すると、水が沸騰し蓋の隙間から湯気が出てきますので、それを合図に弱火にします。

 

10分ほど弱火でかけていくと、ラージメスティンの中から「パチパチ」と音がしてきます。

 

音が始まると、段々と香ばしい匂いが立ち込めてきます。

 

このような状況になったら、火傷をしないように一度蓋を開けてお米の様子を確認してみて下さい。

 

味見してみて問題なければ再度蓋をし、火から外して10分前後蒸らせば完成になります!

 

味見して芯がある場合は、少量の水を万遍なく振り掛けて、再度火にかけて様子を見てください。

 

また、ベチャベチャなお米になってしまったら、さらに弱火にかけて水分を飛ばし、様子を見て下さい。

 

メスティンでの炊飯に失敗しても、ある程度はリカバリー出来ますので、諦めずにトライしてみて下さい!

 

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メスティンを使ってのお米の炊き方や水の量、無洗米、玄米について書いてますので、良かったら参考にしてみて下さい!

 

収納ケース、パスタ・ラーメンの調理について

 上述してますとおり、ラージメスティンはそこそこ大きな調理道具になりますが、容量も大きいので、登山やキャンプの小物入れのケースとして使うことも出来ます。

 

登山の場合、パッキングが上手くいかないと荷物の重さが偏ってしまい、首、肩、腰を痛めてしまうことがありますが、ラージメスティンは長方形になりますので、ザックに収納しやすいメリトットがあったりします。

 

 

登山やキャンプの小物をラージメスティンに収納

こちらが登山やキャンプの小物をラージメスティンに収納したものになりますが、バーナーや少しかさばる卵ケース(エッグホルダー)も入りますので、調理道具兼収納ケースとして大活躍いたします!

 

また、容量が大きいのでパスタを茹でたり、インスタントラーメンの袋麺を割らずに調理できるメリットもあります。

 

大は小を兼ねると言われてますが、ラージメスティンは、正にその言葉通りの活躍をしてくれる山道具であると言えますよね!

 

私の場合、生米と一緒に、調理するのに必要な小物類をラージメスティンの中に収納するようにしております。

 

まとめ

 生米の炊飯を始め、パスタやラーメンの調理にも向いてますし、網を購入すれば「蒸し料理」、燻製用チップを購入すれば「燻製料理」を作る事も出来ますので、1つもっていると料理の幅を広げることができます!

 

ラージメスティン薫染

こちらは、ラージメスティンではなく、キャメロンズ ミニスモーカーの写真になるのですが、薫染用チップがあれば同じように調理することが可能です!

 

また、普段使っていない時は「小物の収納ケース」としてラージメスティンを使うことも出来ますので、無駄のない投資になるかと思います!

 

テント泊やキャンプで美味しいお米を炊きたい方に、ラージメスティンはおすすめできる山道具になります。

 

お米を炊ける道具は色々ありますが、その候補の1つとしてラージメスティンを忘れずに比較していただけたら幸いです!

 

 

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ラージメスティンを使って山ご飯でチャーハンを作ってみました!

テント泊の食糧計画についても書いてますので、良かったら参考にしてみてください!

 

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美味しいお米にあう料理を作る必要がありますが、おすすめの登山用軽量フライパンについて書いた記事になります!

山飯、キャンプ飯の幅が広がりますので、是非導入して欲しい道具でございます!