- 災害に備えて簡易トイレに使える凝固剤かためるくんを購入した経緯
- 自作で簡易トイレが作れる凝固剤かためるくんの容量と使用量の詳細
- 簡易トイレの自作に使える凝固剤の使用期限と保管の仕方について
- 簡易トイレの作り方と必要な道具について
- 登山で残ったラーメン汁対策について
- まとめ
災害に備えて簡易トイレに使える凝固剤かためるくんを購入した経緯
今年は例年以上に地震が多いですが、そろそろ大きいのが来るのではないかなと冷や冷やしております。
いくら気を付けていても駄目な時は駄目ですが、それでも大災害に負けないように、備蓄を進め、来るべき日に備えている今日この頃です。
そんな中、能登半島地震を契機に備蓄状況をチェックしてみると「トイレ」が地味に足りない事に気が付きまして、「簡易トイレ」をモリモリ買おうと動くことに致しました。
簡易トイレを購入しようと調べてみると、結構お値段が高く、それなりに場所を食うので何かで代替えできないか考えてみることにしました。
昔、ビーグル犬を室内で飼っていたのですが、「おしっこシート」を使っていたことを思い出し、当初、そちらを買えばよいのではないかと考えるようになりました。
ただ、収納場所をかなり食うので、狭い我が家では微妙だな~っと感じ、それならば凝固剤(吸水性樹脂・高吸水ポリマー)を買って自作で簡易トイレを作ればよいのではないかと考えが変わっていきました。
簡易トイレに使える凝固剤(吸水性樹脂・高吸水ポリマー)にきましては、色々なメーカーから発売されているのですが、先人達の口コミ・レビューがよい「かためるくん」を試しに買ってみることに致しました。
今回は、自作で簡易トイレを作る事が出来る凝固剤のかためるくんについて掘り下げてみたいと思います!
簡易トイレ以外にも、登山で食べたラーメンの汁(スープ)対策にも使えるので、その辺も絡めながら書いてきたいと思います。
自作で簡易トイレが作れる凝固剤かためるくんの容量と使用量の詳細
こちらが防災用品として購入した凝固剤である「かためるくん」になります。
名前の通り、水分を固める事が出来まして、簡易トイレを作る際には必要不可欠なアイテムになります。
現在、Amazonのみで取り扱っております。
そんな「かためるくん」の容量ですが、1袋で1.6kg入っておりまして、かなり重量を感じる重さになります。
念の為、2つ購入したのですが、3kgオーバーになりますので、保管場所に困っている感じです(笑)
ま~災害時には絶対に買えないアイテムだと思いますので、備蓄と考えればむしろ2袋だと少ないかも知れませんよね!
凝固剤かためるくんを購入する際、もう少し容量の少ない物はないのかな~っと思い調べてみたのですが、半分の800gと、1.6kgの2つしか見つける事が出来ませんでした。
ただ、簡易トイレの自作を考えているならば、容量が少ないと足りなくなる恐れもありますので、家族構成などを考慮して買う必要がありますよね!
そして凝固剤かためるくんの使用量になりますが、5gで350mlの液体を固める事が出来ます!
簡易トイレで使う場合の凝固剤の使用料の目安としては、1回あたり5gで十分になります。
なお、年齢や色々な要因で変化するのですが、1回あたりの排尿量は300ml~400ml、1日の排尿量は、1.5L~2.0Lになると言われております。
排尿量から計算すると、凝固剤は1日30g前後の使用量となります。
また、排便の方は、1回あたり100g~200gと言われておりますので、3g位の凝固剤の消費になるかと思います。
排便量、排便量を考慮した凝固剤の使用量について計算してみたいと思います!
凝固剤かためるくんの容量は1.6kgですので、排尿量、排便量を考慮すると、1日33gの消費となり、計算すると約48日分は賄える計算になります。
2人暮らしなら24日、3人暮らしなら16日分は大丈夫な計算になりますので、備蓄量の目安になれば幸いです。
ちなみに、自治体等の備蓄の推奨量を調べてみると、簡易トイレは1人あたり7日分を目安に備蓄して欲しいそうです。
ただ、災害の大きさや地域によっては更にトイレが使えなことが予想されますので、個人的には1ヵ月分くらいは簡易トイレの備蓄をしたほうが安心だと思っております。
簡易トイレの自作に使える凝固剤の使用期限と保管の仕方について
こちらが開封した凝固剤かためるくんの様子になります。
上述の通り樹脂製(吸水性樹脂・高吸水ポリマー)になるのですが、かなりサラサラとした形状になっております。
一見すると「砂糖」のようにも見えますよね!
折角なので、スプーンを使って凝固剤かためるくんをすくってみました。!
使用量の目安としますと、これ位の容量で5g前後になるかと思います。
そして気になるのが簡易トイレの自作で使える凝固剤かためるくんの使用期限ですよね!
説明書には使用期限については記載がありませんでした。
凝固剤の使用期限について調べてみると、7年前後が1つの目安になるみたいです。
先人達の口コミ・レビュー読むと、10年ぐらいは問題なく使える!ってものもありましたので、結構長い間、簡易トイレの自作で使える感じになります。
また、保管方法につきましては、高温多湿を避けて、直射日光に当たらない所に置いておけばOKです!
凝固剤の性質上、水気が多いところ(お風呂、洗面所等)に保管するは避けた方が無難だと思います!
簡易トイレの作り方と必要な道具について
続きましては、簡易トイレの作り方に移りたいと思います!
凝固剤かためるくんがあれば、ほぼ簡易トイレ作りは完成な形になるのですが、個人的におすすめなのがBOSのごみ袋になります。
こちらが簡易トイレの備蓄として別途購入したBOSのごみ袋になります!
写真の通り、色々なサイズが発売されておりまして、簡易トイレ用に使うならLサイズと20Lサイズが使いやすいのでおすすめになります!
BOSのごみ袋についてご存じない方も多いと思いますが、この商品は「医療用」として開発され、防臭力がとても高いので色々な用途に使う事が出来ます!
カラーも数種発売されているのですが、簡易トイレとして使用するなら中身が見えない「ブラック」がおすすめになります!
LサイズのBOSのごみ袋の詳細になりますが、サイズの方は幅30cm、長さ40cmになりまして、マチ付になります!
枚数は90枚入っておりますので、かなりボリュームがある感じになります。
凝固剤の容量を考慮すると、もう少し枚数が少なくても良いかな~っと思ってしまいますが、BOSのごみ袋は簡易トイレ以外にも使い道が多々ありますので、多く備蓄するに越したことはないと思います!
ちなみに男性なら、Lサイズの中に凝固剤を入れて、そのまま用を足せば2、3回分は使える容量になります。
そしてこちらがBOSのごみ袋20Lサイズになります。
男性なら袋の中にそのまま用を足せますが、女性の場合は難しいので20Lサイズが活躍いたします。
BOSごみ袋20Lのサイズは、幅50cm、長さ70cmになっておりまして、1箱30枚入っております。
簡易トイレを作る際、一番簡単なのが、「自宅のトイレにBOSのごみ袋20Lサイズを被せて使う!」になります。
洋式・和式便器の形状を生かし、被せたごみ袋の中で用をすませば、特に難しいことはありませんよね!
地震などで便器が破損してしまった場合は、段ボール箱にBOSのごみ袋20Lサイズを被せて使えば、直ぐに簡易トイレとして使用する事が出来ます!
BOSのごみ袋を簡易トイレに使うメリットとしては、数回ネジって結べば臭いが外に漏れない点になります!
夏場の糞尿の臭いは相当なものになりますので、消臭できる袋を使わないと、悲惨な毎日になってしまいますよね~・・・。
犬を飼っていた時は、散歩中の糞の片づけや、使用済みのおしっこシートを袋に入れておりました。
また、臭いがするオムツや生ゴミを入れている方も多いので、簡易トイレ以外にもおすすめなごみ袋になります!
また、BOSのごみ袋は使いやすいよう設計されているのも魅力の1つになります!
パッと見るとティッシュペーパーに見えちゃいますよね(笑)
BOSごみ袋のLサイズと、350mlのペットボトルとの大きさの比較になります。
/>上述の通り、1回の排尿量は、ペットボトルと同じくらいになりますので、2回くらいは十分簡易トイレとして使用できることが分かるかと思います!
渋滞中の車の中でトイレに行きたくなった場合でも、凝固剤かためるくんとBOSごみ袋があれば簡易トイレになりますので、男性なら問題なく危機を切り抜けると思います(笑)
ちなみに凝固剤で固めた糞尿は、そのまま燃えるゴミとして出すことが出来ます!
登山で残ったラーメン汁対策について
続きましては、簡易トイレの資材を使って登山のラーメン汁対策について書いてみたいと思います!
山頂で食べるカップラーメンって本当に美味しいですが、残ったスープの処理が面倒ですよね。
ラーメンの汁をそこら辺に捨てるのはご法度になりますので、私の場合は全て飲み干すようにしておりました。
しかしながら、塩分が濃いラーメンスープを全て飲むと喉が渇き大事な水を消費してしまうのがネックでした。
そこで登場するのが簡易トイレでお馴染みの凝固剤かためるくんになります!
カップラーメンの汁ですと、だいたい300ml位残るかな~っと思い、凝固剤を5g持参しました。
なんだか「薬の運び屋」的な気分を味わえた瞬間でした☆彡
この粉末を持ちながら歌舞伎町をぶらぶらする勇気は私にはありません(笑)
とりあえず、大好きなカップラーメンを食べながら、今生の世界から離脱したいと思います(?)
ラーメン大好き小泉さんをリスペクトしている私なもので、ものの1、2分で完食となりました!
いつもなら、残ったラーメン汁を全て飲み干すところなのですが・・・
今日はゾーンに入れる「白い薬(?)」を持っているのです!
早速、凝固剤かためるくんが待っている袋の中にラーメン汁を注ぎたいと思います!
今回は凝固剤の性能が見やすいように透明な袋に入れてますが、本来ならBOSごみ袋の使用がベストになります!
袋の中に入れて数秒すると吸着が始まりまして液体から個体になってきます。
何だか気持ちが良い触感になってきました・・・♡
妙に生暖かく、女性のアレを揉んでいるような夢の時間になってきました・・・♡
お豆さんがあれば完璧だな~っと妄想していると、何となく「数の子」の様な「天井」にも見えなくはない変化となりました(笑)
それはイカンぜよ!!っと思いつつ、凝固剤の性能が素晴らしく、アっという間に本気汁がなくなりました。
ガチガチの個体とまでは行きませんが、十分汁気が無くなりますので、漏れるの心配はない感じです。
また、凝固剤には臭いを抑える効果もあるみたいで、ラーメン特有の臭いがだいぶ薄まった感じでした。
10分もすれば、ほぼ水気はなくなりました。
なんとなく「鍋に再投入してコラーゲンを楽しみたい!」っと思ってしまったのは、何の病気でしょうかね?(笑)
え~・・・これなら登山中に食べたラーメンの汁等を無理に全部飲まず、安全に持ち運ぶ事が出来ますよね!
今回はラーメンの汁を使って凝固剤の性能を試しましたが、糞尿にも同じ効果がありますので、非常に頼もしい存在になってくれると思います!
まとめ
今回は、自作で簡易トイレの作り方について書きましたが、想像以上に凝固剤の性能が良いので、更に追加で購入しようかと考えております。
凝固剤自体にも消臭性能があるみたいですので、BOSの袋が尽きたしても、何とかなりそうだと感じました。
災害でトイレが使えなくなると、庭に埋めて凌ぐ方もいるみたいですが、そんな短時間では土に還らず、雨が降ると泥と糞尿のコラボで凄い事になってしまうそうです。
食料や水などの備蓄も大事ですが、トイレの確保も重要だと感じたエピソードでした。
現在、地震が頻発していることもあってか、凝固剤を始め、消臭袋の在庫が乏しく、中々簡単に買えない状況になっております。
備えあれば患いなしですので、買える時に備蓄し、来るべき大災害に備えたいですよね!
ご紹介したBOSから簡易トイレのキットがセットになっている物が販売されております!
洋式、和式トイレ問わず設置することが出来、調べた限り他社よりもコスパが良く臭い対策が万全なのが心強いと思います!
自力で簡易トイレを作るのが難しそうだな~っと感じている方は、一考の価値があるかも知れません!
登山用の簡易トイレについて書いた記事になります!
既製品は便利な反面値段が高いので、自作で簡易トイレを作った方が良いかも知れません。
防災グッズと災害時必要なものをリスト化した記事になります!
登山者(私)が選ぶおすすめアイテムと技について触れてますので、良かったら参考にしてみてください。
災害が起きますと品不足で欲しい物が買えなくなりますが、日頃から買い溜めしておくと便利なアウトドアグッズ、食料品、マスクについて書いた記事ですので、何かの参考になれば幸いです!