- 蛭ヶ岳から丹沢主稜縦走について
- 蛭ヶ岳から丹沢主稜縦走(青ヶ岳山荘・檜洞丸)までの登山ルート詳細
- 大室山・犬越路避難小屋まで丹沢主稜縦走の登山ルート詳細
- 加入道山(加入道避難小屋)・畦ヶ丸までの縦走登山の様子
- 屏風岩山・世附権現山・谷峨駅までの縦走登山の様子
- 蛭ヶ岳から丹沢主稜縦走登山のルート・標高差・コースタイム詳細
- まとめ
蛭ヶ岳から丹沢主稜縦走について
前回に引き続き、丹沢大縦走の様子について書いていきたいと思います!
当初の計画は、蛭ヶ岳山荘で1泊し、丹沢主稜縦走路を使て檜洞丸、大室山へ登り、甲相国境稜線に乗り換えて山中湖へ下山でした。
しかしながら、初日のロングハイクの疲れが影響してペースが上がらず、山中湖方面に進むのを断念し畦ヶ丸へエスケープし下山することにしたのですが、最終バスの時間に間に合わず、谷峨駅まで歩いて帰るという最後の最後まで波乱が連続した1日になりました。
当初の計画通りにはいきませんでしたが、檜洞丸や大室山から見る富士山の景色に癒され、3人で楽しく登山が出来たので、満足度の高い山行となりました!
そんな感じで蛭ヶ岳から出発し、檜洞丸、大室山が鎮座する丹沢主稜縦走路を歩きつつ、畦ヶ丸、権現山、谷峨駅へ縦走した様子に移りたいと思います!
まずは、丹沢大縦走として前日に登山した大山から蛭ヶ岳への登山記事がこちらになります!
大山から入山し、三ノ塔、塔ノ岳、丹沢山を経由して蛭ヶ岳まで登山した記録になります。
丹沢大縦走で宿泊した蛭ヶ岳山荘について詳細に書いた記事になります!
上記写真を押すと登山動画(YouTube)を観ることが出来ますので、蛭ヶ岳から檜洞丸、大室山が鎮座する丹沢主稜を縦走し、谷峨駅までの様子になりますので、登山の参考になれば幸いです!
蛭ヶ岳から丹沢主稜縦走(青ヶ岳山荘・檜洞丸)までの登山ルート詳細
よっ!日本一!
蛭ヶ岳山荘から見る朝焼けの富士山になります!
今日の目的地である山中湖が見えてますね。
アソコまで歩けるのか気になる所ですが、モリモリ行きましょう!
そんな感じで丹沢主稜縦走のスタートでございます!
まずは檜洞丸を目指して攻めていきたいと思います。
美しい丹沢主稜縦走路の朝焼けになります。
檜洞丸の威圧感が半端ないですよね~
夜明けを迎える南アルプスになります!
見ていると登りたくなってしまいますよね~
それにしても蛭ヶ岳から檜洞丸までの稜線は、結構エグイ急坂が続きます。
夢中に歩くマエちゃんになります。
お金落ちてないかな?っと、考えながら登っているんでしょうね(笑)
お金は落ちてませんでしたが、美しい蛭ヶ岳の姿をゲットすることが出来ました☆彡
サブちゃんは、相変わらず「ゾーン」に入ったら歩きっぷりでした。
何を考えながら歩いているんでしょうかね!?
きっと「アオヒゲさん(私)、素敵♡」と考えながらゾーンに入っているんでしょうね(笑)
水の調達を考えていた神ノ川乗越になります。
道標の先を200m位歩くと水場が見えてきます。
今回は、荷揚げした水が結構余っていたので、こちらで給水はしませんでした。
ゾーンに入りながらモリモリ進んで行くと「源蔵おね」の入口が見えてきます。
久しく歩いていないので、何処かのタイミングで利用したいですね~
地味にキツイ登りをこなすと、檜洞丸直下で営業している青ヶ岳山荘が見えてきました。
青ヶ岳山荘から見る蛭ヶ岳と丹沢山方面の景色になります!
いや~景色が良いですね!!
青ヶ岳山荘から少し登れば檜洞丸の山頂になります!
檜洞丸の標高は、1,601mになります。
丹沢主稜縦走路上に鎮座するお山になりますが、ツツジの季節は多くの登山者訪れる人気スポットになります。
檜洞丸のマイナールートであります、檜洞丸北尾根について書いた記事になりますので、良かったら参考にしてみてください!
ツツジのお花も良いですが、やっぱり檜洞丸から見る富士山は格別でございます!
蛭ヶ岳からだいぶ進んだみたいで、富士山が近くに見えるようになってきましたね~
大室山・犬越路避難小屋まで丹沢主稜縦走の登山ルート詳細
檜洞丸からの景色を堪能したところで、次の獲物は丹沢主稜縦走上に鎮座する大室山になります。
大室山に向けて登山ルートを進んで行くと、御正体山と南アルプスの景色が広がってきました!
それにしても富士山の景色が美しく、中々大室山に脚が向きませんでした・・・。
目指す大室山になります。
いや~分かっていましたが、檜洞丸からガツンと下ってモッコリ登りとなります。
溜息が入り混じる丹沢主稜縦走の時間になりました。
檜洞丸から大室山までの登山ルートには、鎖場や梯子があるので、サクサクと歩けない感じです。
滑落すると「さようなら~~」になってしまう所もありますので、要注意になります。
鎖場をこなして先に進むと、緩やかな尾根道が広がってきました。
そろそろ犬越路避難小屋が近そうですね~
素敵な笑顔で出迎えてくれました!
丹沢主稜縦走路の癒しスポットですね♡
丹沢主稜縦走路から眺める箱根の山並みになります。
大涌谷の噴気が薄っすらと見えてますね~
そんな感じで犬越路避難小屋に到着しました!
檜洞丸から3.7km、大室山まで2.7kmの位置にあります!
こちらが犬越路避難小屋の内部の様子になります!
大人6人前後がゆったりと過ごせる広さになります。
も~ここで昼寝したい時間帯でした(笑)
犬越路避難小屋周辺の紅葉が美しかったです!!
分かっておりましたが大室山まで地味にキツイ登りが永遠に続きます・・。
元気だったサブちゃんも、疲労の色が出てきたような・・・。
大室山の山頂近くから蛭ヶ岳が綺麗に見えました!
いや~だいぶ来ましたね~・・・。
犬越路避難小屋から白目の連続でしたが、よ~~やく大室山の山頂に到着出来ました!
大室山の標高は、1,587mになりまして、山梨百名山にも選ばれている名峰になります!
山頂周辺は、神奈川県と山梨県の県境にもなっております。
山頂付近で簡単な昼飯にし、加入道山・畦ヶ丸を目指してスタートしたいと思います!
加入道山(加入道避難小屋)・畦ヶ丸までの縦走登山の様子
大室山から加入道山方面は、甲相国境稜線と呼ばれているルートになります。
木道が整備されていて、かなり歩きやすいルートになります。
今までの地獄が嘘のようですね~~
モリモリ進んでいくと加入道避難小屋への分岐となりました。
折角なので、加入道山の山頂に着いたら加入道避難小屋に寄りたいと思います!
そんな感じで加入道山の山頂になります!
大室山から1時間ほどのコースタイムになるみたいです。
加入道山の山頂から直ぐの所に加入道避難小屋があります。
こちらが加入道避難小屋になります。
最近建て替えられた避難小屋になりまして、非常に綺麗です!!
建物の脇に雨水を貯めるタンクが設置されております。
だいぶ水が無くなってきたので、加入道避難小屋の雨水タンクから2Lほど補給することに致しました。
アウトドア用の小型浄水器であるソーヤーミニになるのですが、簡単に水を浄水する事が出来るのでかなり重宝しております!
丹沢山塊の稜線は、水場が少ないので、避難小屋の雨水タンクを利用すると、効率的に登山を楽しむ事が出来ます。
こちらの記事でおすすめのアウトドア浄水器をご紹介しておりますので、参考になれば幸いです!
加入道山頂からモリモリ進むと「白石峠」に到着できました。
こちらもエスケープルートとして考えていたのですが、そのまま山中湖を目指すことに致しました。
ゆるいアップダウンが連続するコースになるのですが、ジャガクチ丸に到着です!
あんまり聞き慣れないピークですよね~
なんとなく「じゃがりこサラダ」を彷彿とさせる感じですよね(笑)
そして山中湖へ進むと畦ヶ丸にエスケープするかの判断をこの分岐で行いました。
結果、体力・時間的に難しいと判断し、計画を修正して畦ヶ丸に登り下山することに致しました。
残念そうなマエちゃんの表情が印象的でした。
やや急な坂道をこなせば畦ヶ丸の山頂になります。
流石に時間が遅かったので、我々だけの貸切になりました!
折角なので、畦ヶ丸の山頂の近くにあります畦ヶ丸避難小屋にも寄ってみました。
今思うと、この寄り道が下山後の大惨事の引き金になったよな~っと感じております・・・。
ちなみに畦ヶ丸避難小屋も、最近建て替えられたので、非常に新しく綺麗でした!
加入道避難小屋と同様に、建物の脇に雨水タンクが設置されておりますので、浄水器があれば水を得る事が出来ます。
畦ヶ丸避難小屋にはトイレがあるので、非常に便利です!
水場がないのがネックですが、浄水器があれば問題なく使えると思います!
ただ、冬場は雨が少ないので、季節によっては荷揚げが必要ですよね~
屏風岩山・世附権現山・谷峨駅までの縦走登山の様子
畦ヶ丸避難小屋を満喫したところで、屏風岩山・世附権現山まで縦走し、バスで帰る計画に切り替えました。
ただ、計画が甘く、結局谷峨駅まで歩くことに・・・。
畦ヶ丸から屏風岩山までの縦走路の紅葉がとても綺麗でした!
この辺は破線ルートになるので、少し道が分かり難くなります。
蛭ヶ岳を出発してからだいぶ経ったこともありまして、段々暗くなってきました・・・。
真っ暗の中をモリモリ進み浅瀬権現山へ登っていくと、ミツバ岳への分岐が見えてきました。
ミツバ岳は、ミツマタの花で有名な山なのですが、3月中旬前後から見ごろを迎えるので、出没しても良いかも知れません!
白目を通り越し、目玉が爆発する急登りをこなすと、浅瀬権現山に辿り着けました・・・。
いや~~最後まで痺れる縦走でございます・・・。
誰がこんな極悪なルートを設定したんでしょうかね!?(私です・・・)
フラフラになりながら権現山から丹沢湖を目指して下山を開始したいと思います。
帰りのバスの時間が気になりつつ下山したのですが、非常に分かり難いルートであることをすっかり忘れておりまして、中々距離を稼ぐ事が出来ませんでした。
浅瀬バス停に到着できたものの、10分遅く・・・。
タクシー会社に電話したものの断られてしまい、JR谷峨駅まで歩く羽目になりました・・・。
最後の最後まで痺れる縦走登山でございます・・・。
意識不明の重体になりながら、よ~~やく谷峨駅に到着する事が出来ました・・・。
色々と想定外の連続になりましたが、終わり良ければ総て良し!って感じですかね!?
蛭ヶ岳から丹沢主稜縦走し、甲相国境稜線を経て谷峨駅まで無事に縦走出来て苦しくも楽し時間になりました!
そんな感じで今回の蛭ヶ岳から丹沢主稜縦走登山の詳細に移らせていただきます!
蛭ヶ岳から丹沢主稜縦走登山のルート・標高差・コースタイム詳細
こちらが今回登山をした蛭ヶ岳から丹沢主稜縦走登山ルートと標高差の地図になります。
登山をした日は、11月24日なりまして、紅葉がぼちぼち色づき綺麗な木々が散見されました。
標高差の地図の通り、蛭ヶ岳の山頂からもアップダウンが連続しまして、特に檜洞丸、大室山山頂直下の登りがかなりキツイ急登が続きます。
また、檜洞丸から大室山の区間も、鎖場や梯子が設置されているところもありまして、滑落に十分注意してください!
そしてこちらが今回登山をした蛭ヶ岳から丹沢主稜縦走登山のコースタイムになります!
蛭ヶ岳 6:52 → 7:22 臼ヶ岳 7:38 → 8:53 青ヶ岳山荘 8:55 → 8:57 檜洞丸 9:19 → 10:44 犬越路 10:48 → 11:50 大室山 11:55 → 12:55 加入道避難小屋 12:56 → 13:05 白石峠 13:16 → 14:29 モロクボ沢ノ頭 → 14:49 畦ヶ丸避難小屋 14:50 → 14:56 畦ヶ丸 14:58 → 15:20 畦ヶ丸避難小屋 15:50 → 16:32 屏風岩山 16:42 → 17:33 二本杉峠 17:41 → 18:19 世附権現山 18:48 → 19:44 浅瀬入口バス停 19:51 → 21:05 JR谷峨駅
蛭ヶ岳から丹沢主稜縦走路を経由して谷峨駅までのコースタイムは、約14時になりました。
チョコチョコと休憩しているのですが、それでも10時間オーバーの歩行を強いられますので、体力、脚力が求められるタフなコースになります。
今回は、モロクボ沢ノ頭で山中湖へ進むか、畦ヶ丸へエスケープするか判断しました。
モロクボ沢ノ頭から山中湖までのコースタイムは、6時間前後になると思われますので、12時前後には到着していないと帰りのバス等に間に合わない恐れがあります。
モロクボ沢ノ頭に14:30頃到着したので、畦ヶ丸へエスケープしたのですが、権現山の急登に苦しめられ、バスに間に合わない大失態をしてしまいました・・・。
朝食の絡みもありますが、蛭ヶ岳山荘を4:00頃出発できれば、山中湖へ縦走も可能だろうな~っと今回歩いて感じました。
まとめ
残念ながら、当初の計画である大山から山中湖への縦走は、達成できませんでしたが、丹沢大縦走はいつか達成したいな~っと考えております!
まさか帰りのバスに乗り遅れるとは予想していなかったのですが、そんなトラブルも良い思い出になるだろうな~っと考えております。
初めて宿泊した蛭ヶ岳産も非常に新鮮な時間でしたしので、今度は丹沢山の「みやま山荘」へ宿泊してみたいと思ってます。
また、季節を変えて今回登らなかった山々へ出没したいと考えてます!
今回のルートの逆から丹沢主稜縦走をした時の記事になります!
西丹沢ビジターセンターから入山し、蛭ヶ岳を経由して大倉バス停へ下山した内容になります!