- 奥多摩大縦走と雲取山登山について
- 奥多摩登山後の温泉と雲取山~長沢山~天目山~川苔山~本仁田山のコース状況、水場、トイレについて
- 雲取山~長沢山~天目山~川苔山~本仁田山コースタイム・ルート・標高差
- 奥多摩大縦走雲取山~芋ノ木ドッケ~長沢山登山とルートの詳細
- 奥多摩大縦走天目山~川苔山~本仁田山登山とルートの詳細
- まとめ
奥多摩大縦走と雲取山登山について
奥多摩大縦走をし、奥多摩山塊を一筆書きで周回するのはキツイな~と思わされた前編でしたが、本当の試練はこれからでございます・・・。
今回の登山のゴールである奥多摩駅を目指している途中で「雷雲」と遭遇してしまい、散々な目に遭ってしまいました。
雷が鳴り響き土砂降りの中を縦走したのですが、も~全身びしょびしょで、 「雨も滴るキモイおじさん」 に降格することができました・・・。
スケスケランジェリーって、まさにこの事を言うのだろうな~と思わされる濡れっぷりになりました。
「アオヒゲランジェリー」というブランドを立ち上げて、世のオジサマの趣向と性癖に沿ったアイテムを世に売り出したい!と、思った山の中での時間でした(笑)
そんな冗談も言えないほど凄い雨の量に、合羽が全く役に立ちませんでした・・・。
色々とアクシデントが多い1日になった後半戦だったのですが、で雲取山から長沢山~天目山~川苔山~本仁田山まで縦走する事もそうそうないので、充実感溢れる時間になりました!
そんな感じで今回の後編は、雲取山~長沢山~天目山~川苔山~本仁田山へ奥多摩代縦走した登山について書いていきたいと思います!
その前に、雲取山目指して奥多摩大縦走を前編の記事がこちらになります!
JR奥多摩駅から出発し、六ツ石山~鷹ノ巣山~七ツ石山~奥多摩小屋~雲取山へ縦走した記録になります!
この区間の縦走も、かなり骨の折れる時間になりました・・・。
そして、雲取山・奥多摩大縦走の日程などの詳細が下記になります!
登った日:7月27日~ 07月28日
天 候:AM晴れ/曇り PM雷雨(豪雨)/晴れ
メンバー:単独
夏の奥多摩は、天気が急変することがありますので、要注意になります。
奥多摩登山後の温泉と雲取山~長沢山~天目山~川苔山~本仁田山のコース状況、水場、トイレについて
奥多摩大縦走のゴール地点であるJR奥多摩周辺の地図になります。
当初、奥多摩代縦走を終えて下山したならば「もえぎの湯」の温泉に入ろうかと考えていたのですが、時間が遅く営業時間に間に合わないことが発覚し、訪れるのを断念しました。
ただ、奥多摩駅から「日帰り温泉もえぎの湯」は、歩いていける距離にありますので、登山後におすすめです!
また、もえぎの湯の手前に玉翠荘という旅館でも日帰り温泉を行ってますので、そちらを利用するのもアリかと思います。
そして大縦走した雲取山~長沢山~天目山~川苔山~本仁田山のコース状況ですが、ルート上に道標も多く特に道迷い数量な場所は所はありません。
しかしながら、長沢背稜周辺(長沢山)は、一部ルートが不明瞭な個所があり、キレ落ちているところもあるので滑落に注意してください!
長沢山~天目山の区間は、登山されている方が少ないので、何かトラブルがあっても中々助けを求めることが出来ませんので注意が必要だとと思います。
今回の代縦走とは違うタイミングで長沢背稜を歩いた時の記事になります。
こちらの記事で長沢山~天目山の登山について詳しく書いてますので、良かったらご参考にしてみてください!
長沢背陵と言ったら、やっぱりシャクナゲですよね!
そして、奥多摩縦走する上で重要なのがトイレ・水場の状況ですよね!
今回のルート上には2箇所の水場とトイレがあります。
- 酉谷山避難小屋 水場アリ(小屋の前)、トイレあり
- 一杯水避難小屋 水場アリ(小屋から3分ほど)、トイレあり
両方とも水場が枯れて利用できないことがありますので注意してください!
そして、登山装備につきましては、下記の通りになっております。
水:3.5L/日、スポーツ飲料1.5L/日
※1日5L消費
菓子パン3個、チョコレート135g(内、135g消費)、コーンポタージュ1本、ココアスティック3本(2本未使用)、飴玉2袋(塩飴)、アクエリアス粉末1L用、カレー250g、米 200g海苔B5サイズ、乾麺 2個170g
シュラフ、銀マット、オパンティー(色は内緒♪)、合羽、バーナー、ダブルストック、ヘッドライト、予備電池、熊鈴、虫除けスプレー、消臭スプレー、その他諸々
夏の奥多摩は蒸し暑いので、水の消費がモリモリになってしまいます。
ルート上の水場を上手く利用しながら大縦走して頂けたらと思います!
雲取山~長沢山~天目山~川苔山~本仁田山コースタイム・ルート・標高差
雲取山荘6:08 → 6:17 大ダワ → 6:57 芋ノ木ドッケ 7:01 → 7:39 桂谷ノ頭 → 8:09 長沢山 8:13 → 9:11 ヘリポート → 10:17 酉谷山 10:24 → 10:35 酉谷避難小屋 → 11:49 ハナド岩 11:57 → 12:11 三ツドッケ 12:46 → 13:02 一杯水避難小屋 → 13:05 一杯水水場 13:09 → 13:58 蕎麦粒山 14:23 → 14:39 踊平分岐 → 15:13 踊平 → 15:42 狼平 15:50 → 16:02 川苔山 16:11 → 16:24 舟井戸 → 16:59 大ダワ → 17:45 本仁田山 17:52 → 18:37 林道出会 18:51 → 19:17 JR奥多摩駅
こちらは、奥多摩大縦走した雲取山~長沢山~天目山~川苔山~本仁田山のコースタイムいなります!
雲取山から長沢山までのコースタイムが約2時間、天目山までが約6時間、最後のピークである本仁田山まで約11時間30分の道のりになりました。
奥多摩縦走をする場合は、ある程度日没の時間が遅い時期でないと、真っ暗になってしまいます。
そしてこちらが奥多摩大縦走のコースと、雲取山から出発し~長沢山~天目山~川苔山~本仁田山への登山ルート・標高差の地図になります!
後編で歩いた奥多摩縦走区間になるのですが、標高差の地図の通り、 フラットな道も多いですが、地味にアップダウンがも多く、思いのほか時間が掛かってしまいました。
蕎麦粒山の手前で雷雲に遭遇してしまい、暫く動けなかったのも大きな時間のロスになりました。
標高こそ低いですが、川苔山、本仁田山への登り返しが足腰に大ダメージとなりました・・・。
奥多摩大縦走雲取山~芋ノ木ドッケ~長沢山登山とルートの詳細
グースカピーから目ざめ、外に出ると夜明けになってました。
雲取山の山頂から、昨日歩いた小雲取山・七ツ石山方面が綺麗に見えました!!
やっぱり、石尾根は最高ですね!
飛龍山はまだお目覚めではないようです・・・。
目覚めが悪そうな名前ですもんね!(?)
雲取山の山頂でマッタリしていると、東の空が朝焼けになってきました!
いや~綺麗です!!
そして日の出となりました!
この時間帯が山の中で一番好きですね~(´∀`*)
神々しい時間ですよね!
そんな感じで雲取山避難小屋です!
奥多摩小屋よりも造が立派なのが気になりますよね(笑)
とても避難小屋とは思えない豪華な宿ですよね!
奥多摩大縦走の重要な拠点の1つになるかと思います。
雲取山から結構急な坂道を下ると雲取山荘になります。
昨日は、団体さんが泊まり大賑わいでした!
こちらが雲取山荘の水場になります!
冬季は凍結して使えませんが、それ以外の季節は無料で開放されております。
奥多摩大縦走の重要な水場の1つになりますので、是非、利用したいものですよね。
雲取山荘の水場でモリモリ飲んで、大ダワ、長沢山を目指します!
今日は男らしく男坂で行きたいと思います!
途中にある廃墟(雲取ヒュッテ)でございます!
営業している時に泊まってみたかったですね~
大ダワで一休みました!
この時間は風がまだ冷たくて心地よいです!
芋ノ木ドッケを目指します!
ここから暫く急登が続きます・・・。
2日目の縦走で、この登り返しが1、2を争う辛い時間になりました・・。
可愛い~~!
芋ノ木ドッケ周辺で咲いていましたが、名前は分からずじまいでございます!
それにしても芋ノ木ドッケまでは、結構急な道が続きます。
ゴールまで果てしないですね~・・・。
私は無事に奥多摩駅まで辿りつけるのでしょうか・・・。
急登をこなし、よ~やく芋ノ木ドッケに到着です!
芋ノ木ドッケの標高が、1,946mなので地味に高いです!
今流行のハーブの原料に使えますかね!?
もしかすると、「Bーダッシュ」が出来るようになるかもですね(笑)
B-ダッシュしたくなるような長沢背稜の始まりでございます!
雰囲気が良いですよね~♡
長沢山まで綺麗な尾根が続きウットリです!
奥多摩大縦走の中でも、この区間は登山者が少なく静かで最高でした!
白目になる尾根が続きゲッソリです(´∀`*)
長沢山までアップダウンが地味にあってキツイです。
意識がなくなりそうになると、長沢山に到着しました!
長沢山の山頂からの展望は微妙で残寝ですね~・・・。
そしてここでアブの攻撃を受けてしまい、白目から復活しました!
どうやら「元気になるツボ」を刺してくれたみたいです(笑)
奥多摩大縦走天目山~川苔山~本仁田山登山とルートの詳細
奥多摩大縦走の途中、変態のマークその2がありました!
奥多摩大縦走すると、Hな文字を2回も見ることが出来ます!!
ブンブンとヘリコプターが飛んでましたので、着陸で使うのでしょうね~
大好きな奥多摩の山が採掘されてました・・・
悲しくなりますね~・・・。
でも、その恩恵にあずかっている訳ですので、簡単に否定も出来ませんね。
色々考えながら進んで行くと、ウトウノ頭方面の分岐になりました。
酉谷山の長いのぼりの始まりました・・・。
いや~アップダウンが地味に多いです・・・。
何も考えられなくなってくると酉谷山の頂上になりました!
天気がよければ展望が良さそうです!
今回は残念ですね~・・・。
それにしても虫が多く・・・。
こちらが酉谷山避難小屋への分岐になります!
奥多摩大縦走をする時に、水場・トイレもあるので重宝する避難小屋かな~と思います!
さらに天目山を目指して進むと七跳尾根の分岐になります。
七跳尾根は、未踏なので今度行ってみたいですね!
奥多摩縦走コースも段々と道が悪くなり蜀の桟道が続きます・・
ここで眉毛が一本眉毛に変身し、虹の架け橋となりました!
なんのこっちゃ!てな感じのリズムで歩いておりました(笑)
そんな感じでハナド岩でございます!
何もないですね!?
てか、歴史を感じさせる風合いに酔いしれてしまいました(?)
私の人生そのものな感じの擦り切れ具合でございます。
川苔山、本仁田山を目指しモリモリ進むと天目山(三ツドック)の山頂に到着です!
奥多摩らしくない山頂プレートですよね!
天目山で腹が減ったので、昼飯にしました。
久しぶりに「ちゃんぽん」が食べたくなり買っちゃいました!
「ヒィンガーハット」でも立ち上げて頑張っちゃおうかな♡と、妄想してしまいました!
これから向かう蕎麦粒山方面です!
なんだか非常に怪しげな雲が・・・。
私の「半笑い」異常に怪しいです・・・。
天目山周辺のルート上に花が咲き乱れておりました!
ついつい「半笑い」しながら奥多摩大縦走をしてしまいます!
そろそろ本格期に壊れてきましたね~
天目山の山頂からの景色になります!
見晴らしもよく、登山者も全然いないので静かで最高の山頂でした。
天目山の山頂から急坂を下ると一杯水避難小屋が見えてきます!
デュアルシステムな感じの入口でした!
こちらの避難小屋も、奥多摩大縦走においては重要な拠点の1つになりますよね。
こちらが一杯水の水場です!
水量が少なくちょっと当てにするのは危険ですね。
一杯水避難小屋から蕎麦粒山方面に歩いて3分前後の所にあります。
一杯水避難小屋から先に進み、蕎麦粒山への巻き道と山頂への分岐になります。
あと少しで蕎麦粒山の山頂!って所で猛烈な雷雨となり、身の危険を感じここまで戻りました。
雷が凄く、巻き道沿いの岩場で難を逃れる事に・・・。
とても怖かったです・・。
出ベソが無事で良かったです(笑)
奥多摩大縦走中に遭遇した落雷体験談を書いた記事になります。
稲妻って、上から下に落ちるイメージですが、私が遭遇したのは「横」でした。
雷以外にもゴチャゴチャ書いてしまってますが、良かったらご参考にしてみてください!
そんな感じで踊平への分岐です!
急速に晴れてきて暑くなってきました。
そして、ここまでの道のりが悪路で結構微妙でございます。
蕎麦粒山は、また今度登りたいと思います!
奥多摩大縦走を完歩すべくモリモリ進むと、踊平でございます!
桂谷ノ峰・日向沢ノ峰に行きたかったのですが、自然には勝てませんし、身の安全が一番ですよね。
それにしても雷が怖かった・・・。
晴れたと思ったらガスってきました。
奥多摩大縦走らしい、神秘的な景色ですよね!
ホタルブクロがモリモリ咲いてました!
女性の涙袋の方がセクシーですよね♡
なんだか良く分かりませんが、少し晴れて展望も復活してきました!
アレは昨日登った鷹ノ巣山ですかね!?
よ~~やく川苔山山頂です!
だいぶゴールが見えてきましたが、それでも奥多摩駅までまだまだありますね~・・・。
川苔山山頂にアジサイがモリモリ咲いてました!
可憐で美しいです!
次に向かう本仁田山がルート上から見えてきましたが、ちょっとこの景色に萎えてしまいました。
いや~結構登り返すのですね~・・・。
川苔山~本仁田山間のルートに設置されていた縄になります。
かなり滑り、サイドが崖なので滑落に注意下さい!
可愛いお花が♡
こちらも本仁田山の随所で咲いておりました♪
情報量が多過ぎてお腹いっぱいになってしまいました・・・。
混乱してきたので、雲取山へ戻りましょうかね?(笑)
こちらがコブタカ山になります!
ピークらしくないところですし、なんだか良く分からない場所でした。
奥多摩駅まで5.5kmの案内をみて、絶望してしまった誰かさんです・・・。
旦那!チョット遠すぎです・・・。
絶望しながら進んで行くと、本仁田山の頂上になりました!
それにしても登山者が全然いません・・・。
だいぶ山ガールに嫌われてしまっているみたいです・・・。
一杯水避難小屋からここまで誰とも会いませんでした。
露骨な愛情表現ですよね(笑)
本仁田山の頂上からの景色になります!
いや~薄暗くなってきましたね~・・・。
本仁田山からの登山道が急激な下り道で膝が割れそうです・・。
正面に見えているのは鷹ノ巣山ですかね?
綺麗でございます!
昨日は大変つらい目に遭わせてくれてありがとう!(笑)
モリモリ下っていき、よ~やく林道につきました。
こちらが本仁田山の登山口になりまして、案内も豊富でした。
本仁田山から奥多摩駅に着く頃には日が暮れてしまいました・・・。
とても長い2日間でしたが、思い出に残る奥多摩大縦走になりました!
まとめ
奥多摩山塊を、私のように周回を考えている登山者は少ないかと思いますが、出来たら2泊で計画すると行程に余裕が生まれて良いかと思います。
しかしながら、奥多摩の営業小屋は、雲取山荘を最後に、北から東の方は全て「避難小屋」になってしまうのがアレですよね。
奥多摩の山を、思う存分満喫したい方にはお勧めの縦走ルートですので、是非、チャレンジしてみてください!
登山中に、素敵な夢を見れると思いますし、一人前の「ブルセラムーン」になって、「自分」を見つめなおす時間になるかと思います(笑)
最後まで良く分かりませんが、また機会を作って、奥多摩の山で歩けてないところを重点的に登山したいと思います!
今回の奥多摩大縦走とよく似たルートを歩いた時の記事になります!
奥多摩もバリエーションルートが豊富ですが、道迷いからの遭難だけには注意したいものですよね。