アオヒゲ危機一髪♪ 樽の中身は何だろう!?

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登山中のストーカー行為・つきまとい対処方法!女性テント泊縦走は危険がいっぱい!?(後編)

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ストーカー・つきまとい行為

 

 

 

登山中のストーカー行為・つきまといについて

前回は、登山人口と山ガールはどの山域に多いのか!?を纏めてみましたが、今回は登山・テント泊縦走中のストーカー・つきまといについて書いてみたいと思います!

 

山が好きな人間に悪い奴はいない!

 

そんな事を平気で言う方が時々いますが、私は真っ向から否定いたします。

 

根拠のない事を平気で言うんじゃない! と、言いたくなってしまうのですが、それでも「山好きに悪い人はいない」と信じたくなる気持ちは分からなくもない感じです。

 

理想と現実をシッカリ区別しておかないと、痛い目に遭うのは自分自身になりますので、今日はその辺を絡めながら書いてみたいと思います。

 

特に女性登山愛好家(山ガール)の皆様にとっては、頭の痛い話になるかもしれません。

 

なお、今回の内容は、私自身の話ではく、テント泊中に仲良くなった女性登山者からの話になります。

 

不正確な部分がありますことをお含みおきください。

 

そんな感じで、前回、前々回と「統計」を出しながら記事にしましたが、そちらを使って「登山・テント泊中のストーカー行為・つきまとい対処方法」について掘り下げていきたいと思います!

 

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ストーカー・つきまとい関係について書いた記事になります!

結構、生々しい話になりますが、良かったら参考にしてみて下さい!

 

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登山者数(登山人口)と、山ガールが多い山域は何処か!?について書いた記事になります!

登山好きが集まる都道府県は何処か!?についても書いてますので、何かの参考になれば幸いです。 

 

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ストーカー・付きまといと登山者数との関係について

ストーカー事案の相談状況

※警視庁より出典

 

 こちらの表は、ストーカー事案の相談状況を纏めた資料になりますが、右肩上がりに増えていることが見て取れますよね。

 

直近の平成29年度においては、ストーカー・つきまといの相談件数が、23,000件を越している状況です。

 

ストーカー絡みの相談が、かなり多い事に驚いてしまったのですが、これはあくまでも氷山の一角なんだろうな~と思ってしまいました。

 

約970万人の方が登山を楽しんでいる統計

※総務省統計局より出典

 

そして登山人口について前回の記事で書きましたが、約970万人の方が登山を楽しんでいると統計で出ております。

 

ここで気になるのが、

 

「登山者の中にどれだけストーカー・つきまといの人間が潜んでいるのか!?」

 

になりますよね。

 

日本の人口が約1億2千万人になりますが、ストーカーの割合を上記の相談件数の数字から計算してみますと、約0.02%になります。

 

0.02%と聞くと、あまり高くない数字に聞こえますよね!?

 

しかし、登山者数が970万人になりますので計算すると、年間2,000人弱のストーカー行為を行う可能性がある人物が山中にいる事になります。

 

仮に登山者が5,000人いる山域に出没すると、約1人のストーカー(問題を起こす可能性がある人物)がいる計算になります。

 

これって結構怖くないですか!?

 

日本で一番登山者数が多いのは東京の高尾山になりますが、年間300万人が訪れてますので、上記の計算式に当てはめてみると、600人/年のストーカーが潜んでいる可能性があるといえます。

 

数字の求め方が少し乱暴なのかもしれませんが、仮に半分だとしても300人になりますので、1日1人はストーカー行為をする輩が高尾山の山中に潜んでいる可能性があるといえます。

 

これが多いのか少ないかは、色々なご意見がありそうですが、個人的には多いな~と感じております。

 

多分、そのストーカー1名は私の事ではなかろうか? と、勝手に疑心暗鬼になっている誰かさんでございます(笑)

 

ま~鏡に映る自分の姿をみると、ストーカーに疑われても仕方がないよな~と、思ってしまい、なんだか寂しい気持ちになってしまいました。

 

こんな私を癒してくれる、ストーカー気質の山ガールがいましたら、遠慮なくご連絡ください!

 

ネチネチとした夜をご提供したいと思います!(?)

 

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女性テント泊縦走は危険がいっぱい!?登山中のストーカー行為について

女性テント泊縦走路登山


登山中や、テント泊縦走の最中に、ストーカーに愛されてしまい、つきまといを受けてしまうと、楽しい登山が一変してしまいますよね。

 

もしかすると、「山の中にストーカーやつきまとい行為をする輩はいない」と本気で思っている方がいるかも知れませんよね。

 

先日でもないのですが、とある登山本で「登山中の迷惑行為」なるアンケートの結果が載っていたのですが、少数ながら「つきまとい行為」がランクインしてありました。

 

その点を踏まえて、私が聞いた登山中のストーカー行為の被害について書いてみたいと思います!

 

上述した女性登山者は、北アルプスの裏銀座をテント泊で縦走中にストーカー行為をする男性登山者と遭遇してしまったそうです。

 

ストーカー行為をした男性登山者は、40~50代くらいだったみたいです。

 

その女性登山者は、年齢は30代かな~と思われますが、レディーに歳を聞くのはナンセンスですので、正確なところはよく分かりません。

 

結構小柄な方で、「その体でよくテント泊縦走するな~」と思える感じだったのですが、3泊4日で赤線繋ぎ(未踏区間完歩)をする為に、北アルプスに来たそうです。

 

天候にも恵まれ、最高な山での時間になるはずだったものの、ただ1つ予定外の出来事が起きました。

 

お察しのとおり、テント泊装備の男性登山者に目を付けられ、ストーカー行為を受けてしまったそうです。

 

2日目のテント場で、そのストーカー行為をする登山者の近くに幕営したのが、ことの始まりだったそうです。

 

テントの設営中からやけに馴れ馴れしく話しかけてくる感じで、正直ウザイな~とそのとき感じてたみたいですが、そんなのお構い無しの猛アタックだったそうです。

 

私も時々「嫌よ嫌よは好きのうち」の精神で女性を口説くので(?)、ある意味この男性登山者と遜色ないのかも知れません。

 

ま~私の場合、言葉を発する度に「コトコト炒めた飴色の玉ネギのような臭い息」を鼻の穴をめがけて噴射するので、性質の悪さは1つ上かも知れません(?)

 

その後、テントを撤収し、次の目的地に向かい進んでいくと、登山道の脇で男性登山者が座って待っていたそうです。

 

も~これ以上書かなくても察しがつくと思いますが、次の幕営地まで付かず離れずの距離を保ち、時々近づいてきては、あ~でもない、こ~でもないと猛アタックが始まり、酷い目に遭ったそうです。

 

昼飯休憩の時は、一緒に来た同伴者のような馴れ馴れしさを爆発させ、ゆっくり食事も取れなかったみたいです。

 

そして何よりも怖かったのが、「周りに自分達しかいなかった」ことだったそうです。

 

何をしでかすか分からない人間と山深い空間で二人っきりになれば、女性でなくても怖いですよね。

 

言葉は悪いですが、野外とはいえ誰もいない縦走路は「密室空間」になりますので、茂みに連れ込まれ乱暴されても助けに来ませんからね。

 

更に言葉は悪いですが、乱暴したあとに証拠隠滅として「滑落」を装って処分する事もできなくないですからね。

 

山深いところで山岳事故を装えば、発覚しても「登山中の事故」で片付けられてしまう可能性は0ではないかな~と思います。

 

なんだかサスペンスドラマのような話になってましたが、それでも谷に落とせば発覚するまで相当時間が掛かるでしょうしね。

 

結局、身の危険を感じながら次の幕営地に無事に着き、その後も付きまといが終わる兆しがなく、怖くなり山小屋に逃げ込んで、テント泊から小屋泊に切り替えたそうです。

 

危険を察し、当初の計画を前倒しにして下山することにし、早い時間に出発して事なきを得たと話してくれました。

 

しかしながら、当初の予定よりも早い下山になってしまったので、赤線(未踏区間)が繋がらず悔しい思いをしたとも言ってました。

 

これはトラウマになるよな~と思いつつ、同じ場所に再度足を踏み入るのは勇気がいることですよね~

 

 言ってませんでしたが、きっと暫くその界隈で危険と感じ登山は出来ないですよね。

 

ストーカーに遭遇した時の対処方法について

ストーカー・つきまといをした罪種別の内訳

※警視庁より出典

 

こちらは、ストーカー・つきまといをした罪種別の内訳になります。

 

「殺人」こそ少ないですが、傷害、暴行の件数が多いことが良く分かるかと思います。

 

ストーカー・つきまといをする輩とは、そもそも話にならない事が多いと思います。

 

理性が働き、思いやる心があれば、そもそもストーカー・つきまとい等の迷惑行為はしませんよね。

 

もし、登山中やテント泊縦走中に、ストーカー行為を受けてしまった時の対処法としましては、とにかく人がいる所に逃げるのことが大事かと思います。

 

今回のように、山小屋に逃げ込み事情を説明すれば、小屋番さんたちは助けてくれるはずです。

 

また、夏の登山シーズンになると、山域によっては山岳警備隊が巡回している場合もありますし、山小屋に「出張所」があったりもします。

 

迷惑行為をする輩がいたならば、警察や山小屋に相談する事がとてもい大事だと思います。

 

単独行動なら、事情を説明して夫婦で登山している方や、グループで登っている方のパーティーに一時的に加えてもらうのも有効かと思います。

 

とにかく単独で行動をしない事がとても重要です!

 

そして、どうしてもストーカー・つきまといと二人っきりの空間になってしまったならば、相手を刺激せず、その場を上手く立ち回る演技力も大事なのかなと思います。

 

露骨に嫌がれば、事態はさらに悪化する場合もあり得ますしね。

 

ただ、こればかりは相手次第なのかも知れませんよね。

 

ストーカー・つきまといの動機について

 ストーカー行為・つきまといの動機

※警視庁より出典

 

上記の資料は、ストーカー・つきまといをする輩の「動機」についての集計になるのですが、やはり「好意の感情」が主な理由になっております。

 

寂しい話になりますが、「他の人間と関わらない」ことを徹底するのも大事なのかな~と思ってしまいました。

 

優しさを勘違いしてしまう「困った人」がいるのも事実ですからね。

 

単独で登山をしていると、話し相手もいないので、無性に人恋しくなることがあったりしますが、そんな油断を狙っている悪い登山者が、小さな確率ですが確実にいることを頭の片隅に入れておく必要がありますよね。

 

今回の女性登山者の時にもありましたが、「待ち伏せする」がストーカー・つきまといの常套手段です。

 

登山道は限られてますので、付きまといに遭い、身の危険を感じたならば、計画を変更して安全な道(登山者が多い区間)で下山するのも大事かと思います。

 

まとめ

山の中で一番怖い存在で思い浮かべると、真っ先に「クマ」と答える人が多いと思いますが、私の場合は「人間」になります。

 

他人の目があるからこそ理性が働き抑止力になる部分がありますが、山の中ですとお天道様は見てますが、人間は誰も見てません。

 

監視カメラもなければ警察もいません。

 

大声出して助けを呼んでも、誰にも届きません。

 

そんな状況で、ムラムラしている私のような変態気味な登山者が、自分好みの単独の女性登山者を見つけたならば・・・

 

 登山者が少ない山域を単独で縦走する場合は、クマ等の獣に注意を払うのも大事ですが、是非、人間にも警戒して頂けたらなと思います。

 

99%は良い登山者であり、人畜無害で困ったら助けてくれる存在です。

 

残りの1%の為に色々気を遣うのは正直面倒くさいですが、自分が登山中に嫌な思いをしない為にも重要な事かなと思います。

 

山の中で困ったことがあれば、遠慮なく山小屋や登山者に助けを求めてみてください!

 

99%は良い登山者です。

 

きっと、貴方のために行動してくれます。

 

それが山を愛する人間の本当の姿だと思います。

 

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 残念ながら、登山中に女性が犯罪に巻き込まれる事件が過去に起こっております。

単独登山は楽しいものですが、それなりに危険が潜んでおります。

良かったら参考にしていただければ幸いです。