家からアクセスのが良い関係で、奥秩父の方へ登山やテント泊で出没することが多いのですが、その中でもお気に入りの山小屋が「笠取小屋」になります。
雰囲気の良い環境と美味しいお水の虜になっているのですが、直ぐ近くに鎮座する笠取山からの景色がよく、テント泊を絡めながら楽しんできたりします。
久しく笠取山でテント泊していなかったのですが、先日、寒い中出没してきました。
今回は、笠取山でのテント泊について解説したいと思います!
- 笠取山へテント泊した経緯について
- 笠取山テントで利用した駐車場について
- 笠取山分水嶺までの登山ルートと水場の詳細
- 笠取山テント泊!テント場の様子と笠取小屋の料金詳細
- 笠取山テント泊の水場とトイレについて
- 水干(多摩川源流)と笠取山周回登山の様子
- 笠取山テント泊で作った料理について
- 笠取山テント泊の登山ルート・標高差・コースタイム詳細
- まとめ
笠取山へテント泊した経緯について
あちこち痛みの激しい山岳テントがついに限界を迎え、ついに新しいテントを購入いたしました!
数年前から買い替えないとな~っと思っていたものの、金額が高いこともありまして、騙し騙し使っておりました。
そんな延命処置もむなしくテントのポールが折れてしまい、こりゃ~駄目だと思い購入したのですが、新しいテントになれば、そりゃ~早く使いたい!っとなるのが人情ってもんですよね(笑)
そんな事情もありまして、どこかでテント泊をしたいな~っと地図を眺めながら考えていると、久しぶりに笠取山へ登りたくなり、幕営地に選んだ感じになります。
笠取山は、「奥秩父主脈縦走路」に鎮座する山になるのですが、今年のGWにテント泊縦走を考えているもので、偵察の意味合いも込めて出没した感じです。
購入したテントが、長期縦走に耐えられるかのテストも兼ねての笠取山テント泊だったのですが、想定以上に寒く、天気予報も大外れでモリモリ雪が降り積もり、中々厳しい時間になりました。
そんな感じで今回は、笠取山でテント泊をした時の様子について書いていきたいと思います!
特に気になるのが、笠取山にあります分水嶺や多摩川の源流である水干を始め、アクセス方法、駐車場、水場関係になるかな~っと思いますので、そちらについても触れながら書いていきたいと思います!
笠取山へのテント泊に移る前に、今回登山した際に撮影した動画がこちらになります!

上記写真を押すと、YouTubeで動画を観ることが出来ますので、笠取山の登山ルートの様子と美しい景色を堪能していただけたらと思います!
笠取山テントで利用した駐車場について
こちらが笠取山へテント泊する際に利用した「道の駅みとみ」周辺の地図になります。
道の駅みとみには、長年通い詰めているので、この季節は人もまばらでガラガラだろうな~っと思いテント泊の駐車場として選んだのですが、到着してみると予想通りのガラガラ具合で問題なく利用することが出来ました。
しかしながら、新緑や紅葉の季節になりますと、観光地でもある「西沢渓谷」へ行かれる方が多く、駐車場も大混雑しますので、注意してください。
道の駅みとみには、トイレは勿論のこと、売店や食堂、自動販売機等も充実してますので、笠取山への登山の起点にもなる感じです。
トイレは写真左側と右端にありまして、昔は水場もあったのですが、現在は利用できない状態でしたので、真水が欲しい場合は、持参するか自動販売機で購入する形になります。
なお、道の駅みとみまでのアクセスになりますが、最寄りのICは勝沼インターになりまして、渋滞しなければ1時間前後の道のりになります。
笠取山分水嶺までの登山ルートと水場の詳細
それでは道の駅みとみから笠取山の分水嶺を目指してテント泊登山を開始したいと思います!
道の駅みとみから「雁峠」を目指すのですが、その際「亀田林業所」の敷地を歩きます。
私有地になりますが、登山者は「黙認」になっておりますので、お仕事の邪魔にならないよう注意してください。
12月7日に笠取山でテント泊したのですが、朝の9時過ぎの気温が3度でした。
いや~夜はさらに冷えそうですね~・・・。
心臓の毛を今から増毛しなくては!!(?)
分水嶺を目指して進んでいくと、登山ルート上のススキがとても綺麗でした!
雁峠への登山ルートは、カラマツの紅葉が見事なので、新緑や秋のテント泊もおすすめでございます!
更に笠取山分水嶺を目指して登っていくと、渡渉ポイントが出てきました。
3、4回ほど渡渉しますので、雨で増水していると渡れないと思います。
笠取山分水嶺へ登山する場合は、数日前からの天気にも注意を払う必要があります。
それにしても沢の水が透き通るほど綺麗で私のピュアな心と良い勝負でした!(???)
ピュアな胃袋が悲鳴を上げているので、今日は(いつも)30%引き弁当で癒したいと思います!
物価が高く、割引シールがないと私の家計は破綻してしまう感じです。
誰か私におにぎり(お稲荷さんも可)の差し入れをしてくれる、素敵な山ガールはいませんかね!?
沢の水面に映る自分の姿に絶句し、こりゃ~山ガールも近づいて来ない訳だな~っと改めて感じた時間になりました(笑)
私の人生の分水嶺は、だいぶ「老い」に傾いてきてますね~(???)
良く分からない哲学の時間を楽しんでいると、沢沿い歩きから笹原歩きになってきました。
雁峠の手前にある水場の様子になります。
今回は水量豊富で味の方も良かったです。
ま~近くに笠取小屋の水場もありますので、あえてここで給水する必要はないですよね。
そんな感じで雁峠(標高1,780m)に到着です!
奥に見えているのが笠取山になります。
雁峠は、ベンチがも多く開けた場所なので、休憩するのによい所になります。
目指す笠取山ではありますが、まずは分水嶺へ向かいたいと思います!
こちらは雁峠から甲武信ヶ岳方面に至る奥秩父主脈縦走路の様子になります。
この急坂がテント泊縦走者にとって鬼門になりますね。
分水嶺を目指して進んでいくと、左手に雁峠小屋が見えてきます。
数十年前に、一度復活が試みられたそうですが頓挫し、今に至っております。
雁峠小屋は、立ち入り禁止なのであれですが、一応、避難小屋として使えるといった情報を得たことがあるものの、中々のホラー感もあって、今まで利用したことはありません。
そんな感じで笠取山の分水嶺に到着でございます!
荒川、多摩川、富士川の分水嶺になっておりまして、雨が降った場所によって運命が変わる面白い場所になります。
私も街中で「スナック」、「クラブ」、「キャバクラ」の分水嶺に差し掛かることがあるので、痛いほどこの気持ちが分かります(?)
分水嶺のアップ写真になります。
3つの川の境界線になっているので、中々珍しい分水嶺になるそうです。
なお、テント泊する笠取小屋まで分水嶺から歩いて10分くらいの道のりになります。
また、笠取山の山頂直下には、多摩川の源流である「水干(みずひ)」があるのですが、そちらもテントを設営したら足を延ばしたいと思います!
分水嶺には石柱が置かれてまして、ロマンを駆り立てくれます!
なんとなく「日時計」な感じにも見えますが、それは思っていても言ってはいけません(笑)
分水嶺から眺める笠取山がとても綺麗でした。
分水嶺から笠取山の山頂までは、30~50分くらいのコースタイムになります。
分水嶺は、360度の絶景が広がるのですが、甲武信ヶ岳方面もバッチリ見ることが出来ました。
中央正面に見えているのが奥秩父の最高峰である「北奥千丈岳(標高2,601m)」になります。
北奥千丈岳も久しく登っていないので、今年のGWにテント泊縦走で目指したいと考えてます。
分水嶺から見る富士山も美しかったものの、先っちょはモザイクが濃くなっておりました。
18禁な感じの富士山もチラリズムな感じで悪くはないですよね♡
分水嶺からの景色を堪能したところで、テント場のある笠取小屋を目指したいと思います!
笠取山テント泊!テント場の様子と笠取小屋の料金詳細
こちらが今回の笠取山テント泊で利用した笠取小屋になります。
今回は冬季休業中で小屋番さんはいませんでしたが、料金を支払えばテント泊、小屋泊(冬季小屋)が出来ます。
なお、小屋の前には広々とした平地が広がっているのですが、こちらはテント場ではないので、設営できません。
笠取小屋のテント泊の料金は、通常800円になるのですが、12月1日~3月31日までの冬季期間は、500円になっております。
なお、素泊まりは4,500円になります。
料金は、小屋の入口の所にポストがありますので、そちらに入れるシステムなのですが、小屋番さんがいないとお釣りが出ませんので、事前に用意した方が安心です。
こちらが笠取山のテント場になります。
見えている建物が笠取小屋になりまして、裏側にテント場があるのですが、結構広いです。
そんな感じで私もテントの設営を行いました。
到着が早かった影響か、トイレ、水場にも近く平地のテント場をゲット出来てラッキーでした♡
冒頭に記載しました通り、新しく購入したテントがこちらになります!
ファイントラックのカミナドーム2になるのですが、設営も簡単で居住性も良く、買って大正解でした!!
ファイントラックカミナドーム2について詳しく書いたレビュー記事になります!
お値段が少し高いですが、それ以上に性能がよいのでおすすめのテントになります!
笠取山テント泊の水場とトイレについて
こちらが笠取山テント泊で利用した水場になります。
非常に冷たくて美味しい水になるのですが、水量豊富なので一年中枯れる心配はございません!
水場周辺の様子になるのですが、気温が低いこともありまして、氷の彫刻が出来てました!
なお、こちらの水場は、笠取小屋から歩いて5分くらい下ったところになります。
少し急なルートになりますので、なるべく明るいうちに給水をおすすめいたします。
そしてこちらが「笠取公衆便所」になります。
笠取小屋のすぐ隣になるトイレになるのですが、こちらも一年中利用することが出来ます。
笠取山周辺には、こちらのトイレしかありませんので、利用価値が非常に高いです。
なお、テント場の直ぐ近くにトイレがあるのですが、建物の裏側は、バイオ式トイレの浄化槽になっているそうで、幕営禁止ですので注意してください。
こちらがトイレの様子になります。
紙も豊富に用意されてましたので、持参の必要はありません。
笠取小屋の方でトイレの管理をしているんでしょうね~
いつも綺麗に管理してくれていてありがたいですね。
水干(多摩川源流)と笠取山周回登山の様子
テントも無事に設営し寝床を確保できたところで、時間もあるので「源流のみち」を使って笠取山の山頂近くにあります水干へ向かいたいと思います!
水干は、なんだか干物の様な名前になりますが、多摩川の源流になりますので、「源流マニア」にとっては聖地だったりします。
源流のみちを進んでいくと水干への分岐が見えてきます。
早速、下っていきたいと思います。
見難いですが、こちらが多摩川の源流になります。
「最初の1滴」というよりは、「最初の駄々漏れ」な感じの水干でした(笑)
毎度の事なのですが、こちらで顔や体をモリモリ洗ってしまいました。
多摩川を水源にしている都民の皆様、少しオジサン臭い水の臭いがしませんでしたか!?
あちこちから損害賠償請求が聞こえてきてますが、水干の場所は、こんな感じになります。
あちこちに源流のライバルがいるように見えてしまいますが、笠取山がれっきとした多摩川の源頭になります。
最初の一滴から少し登り返すと「水干」の立派な道標が鎮座しております。
「みずひ」と読むのですが、どうしても「みずほし」と呼んでしまう誰かさんになります。
むしろ「水牛」にも読めちゃいますよね(笑)
水干から眺める大菩薩嶺がとても綺麗でした!
数年前、大菩薩嶺から笠取山へテント泊縦走したのが懐かしいです。
大菩薩嶺へ登山し、その勢いで笠取小屋までテント泊縦走した時の記事になります!
想像以上にアップダウンが激しく、私の体から水分が抜けて「水干」になってしまいました・・・。
折角なので水干のピストンだと勿体ないと思い、笠取山を周回しつつ笠取小屋へ戻ることにしました。
途中、綺麗な沢が多く氷の彫刻が凄いことになってました!
途中から平坦な尾根道になりました。
いや~カラマツの森が美しく、紅葉の時期に再訪したいな~っと思ってしまいました。
笠取山テント泊で作った料理について
無事に笠取山、水干を堪能したところでテント場に戻り、今宵の山飯を作りたいと思います!
なんだか荷揚げの量が1人前とは思えない感じですよね(笑)
買い物に行くと、何故か「ローストポーク」がいつも半額になっております。
私のことが好きなんでしょうかね?
愛情も大事だけど、世の中お金だよ!っと、よくわからない説教が始まった瞬間でした(笑)
寒い時期はシュウマイに限りますよね~♪
トランギアから発売されいるビリーコッヘルを使って蒸しているのですが、鍋にもなりますのでテント泊やキャンプに大活躍中です!
今回も「謎肉」を買って炒めてみたのですが、前回のテント泊で作った料理よりも私の好みに合致しておりました♡
炊き立てのご飯とあわせれば、「幸せのお裾分け状態」に突入しました(?)
笠取山のテント場は、陽が沈むと一気に冷えてきたので、ここでマシマシの肉まんで更に暖まりたいと思います♡
モザイクが濃い状態になりましたが、味の方は「文句なし!」となりました!!
こんなに食べきれるかしら!?っと思ったのですが、蓋を開ければ完食で、果てしない食欲に自分自身が驚いてしまいました!
笠取山でのテント泊の明かりに持ってきたHEXARUL1.5充電式LEDライトになるのですが、重さが48gと世界最軽量クラスの軽さに1軍に昇格しております!
電池の持ちも良いので、長期のテント泊縦走にも耐えられるので、これからも大事にしたいな~っと考えております!
そんな感じで今回の笠取山テント泊の詳細に移りたいと思います。
笠取山テント泊の登山ルート・標高差・コースタイム詳細
こちらが今回登山をした笠取山テント泊の登山のルートと標高差の地図になります。
登山をした日は、12月7日なりまして、スタート地点の標高が高いこともありまして、終始肌寒く防寒対策が必須な状況でした。
また、標高差の地図の通り、駐車場があります道の駅みとみから分水嶺を経由して笠取小屋までは、のぼ登り一辺倒な登山ルートが続きます。
ただ、急坂は少ないので、距離の割には疲労感は少ないコースだと思います。
そしてこちらが笠取山テント泊のコースタイムになります!
道の駅みとみ 9:07 → 9:21 新地平バス停 → 9:33 亀田林業所ゲート → 11:45 雁峠 → 11:57 分水嶺 → 12:09 笠取小屋 13:05 → 13:13 笠取山 → 13:29 水干 → 14:15 笠取小屋(テント泊)
道の駅みとみから分水嶺までのコースタイムが約3時間ほどでした。
途中で昼食休憩を入れてますが、テント泊をした笠取小屋までのコースタイムや約4時間と、テント泊初心者も利用しやすい唐山の行程になります。
まとめ
想像以上に寒かった笠取山でのテント泊だったのですが、久しぶりに訪れたこともありまして、新鮮な時間を過ごすことが出来ました。
テントに雪が積もるほど天気の変化が目まぐるしく、山の天気は変わりやすいよね~っと、改めて感じた時間にもなりました。
相変わらずお水が美味しく感激してしまい、いつも以上に顔を洗う手にも力が入ってしまいました!
笠取山周辺は、新緑や紅葉がとても美しいので、また、季節を変えてテント泊したいな~っと考えております!
そんな感じで次回は、これまた久しぶりに登った唐松尾山、西御殿岩へ縦走した時の様子について書きたいと思います!
笠取山でテント泊すると、グルっと集会登山を楽しめるのでおすすめですよ!
笠取山テント泊から西御殿岩と黒槐山へ登山した翌日の記事になります!
笠取小屋でテント泊した時の過去の記事になります!
こちらも詳細に書いてますので、笠取屋でテント泊する際の参考になれば幸いです!