- 源次郎岳・大菩薩峠日帰り登山について
- 源次郎岳・大菩薩峠登山の日程・天候・メンバー・アクセス・登山装備
- コースタイム・ルート標高差(源次郎岳~中日川峠~砥山~上日川峠~大菩薩峠~裂石)
- 源次郎岳登山の様子
- 下日川峠~中日川峠~砥山~上日川峠~ロッヂ長兵衛登山の様子
- 大菩薩峠登山・福ちゃん荘と雪山撤退について
- まとめ
源次郎岳・大菩薩峠日帰り登山について
前回に引き続き、雪がモリモリ積もる大菩薩を目指し、甲州高尾山から棚横手山、源次郎岳、上日川峠を日帰りで縦走登山をした記録の続きを書きたいと思います!
前から登りたかった「源次郎岳(山梨百名山)」に、今回初めて出没したのですが、この積雪期は誰も登る方がいないみたいで、とても静かな山頂でした!
また、源次郎岳から大菩薩峠までの道のりも未踏だったもので、今回登山ルートに組み込んだんですが、あまりの積雪の深さに悶絶してしまいました。
しかしながら、とても静かな縦走路で、春の新緑や秋の紅葉のシーズンも最高だろうな~と感じました。
しかしながら、棚横手山~源次郎岳~中日川峠までは、ツキノワグマの出没がとても多く、源次郎岳では、過去に登山者が熊に襲われ重傷を負っております。
積雪期は、熊も冬眠しているので心配ありませんが、無雪期で今回の山域を縦走する時は、熊の出没に注意してください!
そんな感じで登山から話が少し変わり、今日の昼ごはんに「レバニラ炒め」を頼んだんですが、レバーが全然入ってなく「野菜炒め」な感じでした。
「そっか~・・・レバーが苦手だと思って減らしてくれたんだね。ありがとう。」
と、怒るのもアレなんでポジティブに考えるようにしたんですが、あまりにもモヤシが多くて「もやしっ子」になっちゃいそうな感じでした。
そして地味に辛く、中和するのに数少ないレバーが大変重宝致しました!
「レバニラ炒め」って、こんな中和をする料理だっけ!?って感じですが、看板に偽りあり!ですので、
「カスレバ炒め」に改名することをお勧めしたい!そんな感じです!!!
寂しい昼飯だったんだよ・・・ってな事が伝わればと思い、ブログで報告してみました。
そんな感じで、前回の続きである源次郎岳日帰り登山に移らせていただきます!
前編の南大菩薩甲州高尾山・棚横手山・大滝山登山の記事
勝沼ぶどう郷駅から出発し、甲州高尾山・棚横手山・大滝山まで登山をした前編の記録になります!
甲府盆地の雲海がとても綺麗で印象深い登山の時間になりました。
源次郎岳・大菩薩峠登山の日程・天候・メンバー・アクセス・登山装備
登山日程:1月17日(土) [日帰り]
天 候:濃霧、曇時々晴れたものの暴風で目も開けられず・・・
メンバー:単独
交通手段:源次郎岳・大菩薩峠へのアクセスは、前編に記載
そしてこちらが源次郎岳・大菩薩峠へ日帰り登山の装備になります!
水2.5L(余り 0.0L)、お湯(テルモス)0.5L(余り 0.0L)
※我ながらナイスコントロール!
アルコールストーブ34g、ゴトク16g、メタノール120ml(60ml使用)、防風85g、コッヘル・カップ245g(コッヘル175g、カップ70g)
貧乏セット 赤いキツネ、白米150g、チョコレート120g、飴玉25個(レモン飴他)、柿の種2袋、コーヒーセット一式(粉30g)
ヘッドライト、予備電池、6本爪アイゼン、ダブルストック、ダウンジャケット・手袋(薄手・厚手)、バラクラバ、サングラス、熊鈴、その他諸々
積雪期ですので、水の消費量がとても少なく、荷物が軽かったものの、防寒着が多く異様に嵩張りました。
コースタイム・ルート標高差(源次郎岳~中日川峠~砥山~上日川峠~大菩薩峠~裂石)
大滝山 9:09 → 9:18 深沢峠 9:20 → 10:03 源次郎岳(昼食) 11:06 → 11:36 下日川峠 11:38 → 11:49 NTT中継アンテナ → 12:16 中日川峠 12:18 → 12:52 上日川峠 12:54 → 13:07 福ちゃん荘 → 13:35 大菩薩峠 13:48 → 14:23 雷岩 14:27 → 15:04 ロッヂ長兵衛 → 16:00 大菩薩峠登山口バス停
こちらが後編で歩きました、源次郎岳・中日川峠・砥山・上日川峠・裂石(大菩薩峠登山口バス停)までのコースタイムになります。
源次郎岳の手前から積雪が深く、中日川峠・砥山・上日川峠はかなりハードなツボ足歩きになりました。
無雪期の登山には今回のコースタイムは当てになりませんが、積雪期に源次郎岳から大菩薩峠を目指す場合の参考になれば幸いです。
そしてこちらが源次郎岳~中日川峠~砥山~上日川峠~大菩薩峠~裂石への登山コース・標高差の地図になります!
後編は、大滝山から出発し、源次郎岳~中日川峠~砥山~上日川峠~大菩薩峠~大菩薩峠バス停まで日帰りで縦走登山したルートと標高差になります!
大滝山から源次郎岳・大菩薩峠までは、アップダウンが少なく、無雪期ならサクサク歩けるルートだと思います。
源次郎岳登山の様子
大滝山の山頂から、赤矢印の方から「深沢峠・源次郎岳」を目指します!
藪が少しありますが、マーキングもありますので迷うことはないかな~って思われます。
大滝山から源次郎岳方面へモリモリ下り赤矢印の感じに降り立ちました!
源次郎岳方面から棚横手山を目指す場合は、ここの取付き地点が分かり難いと思います。
案内はありませんので注意してください。
今回の登山でも大活躍な地形図です!
現在、赤丸辺りにいると思われます。
この源次郎岳界隈は、山と高原地図だと分かり難いので、国土地理院の地形図があると便利だと思います!
源次郎岳登山口がまで暫く舗装された林道歩きなのですが、結構荒れておりました。
林道を少しだけショートカット出来る箇所があるのですが、足元が微妙なので登るの止めておきました。
段々と林道とは思えない雪景色になってきました!
新雪でノートレースなのでテンション上がってきました!!
源次郎岳の登山口まで、所々展望が良い所があります!
あちらは金峰山、国師ヶ岳方面なのですが、邪悪な雲が・・・
UFOか!?って感じの光の塊ですが、アレは太陽でございます!
一瞬の隙間の奇跡!って感じです(´∀`*)
ニッチな世界で生きている私にとっては、見習わないといけない感じですね~~(?)
見上げると霧氷が・・・♡
雪があると、地味な林道歩きも楽しいもんですね~!
源次郎岳登山口に近づくと、中々やんちゃに崩れている所がありました!
※2019年9月現在復旧して通行可能です。
そして写真は撮らなかったんですが、この周辺に「熊棚」がアチコチにあって驚きました。
あの数からすると、結構熊が生息しているかと思われます。
ラッキーなことに、源次郎岳登山口に近づくと、林道の工事中で除雪されておりました。
よ~やくツボ足から解放されてホッといたしました・・・。
こんな時期でも工事しているんですね~
本当にお疲れ様です。
さらに進んでいくと立派なゲートがあり、そこからさらに5分ほどの距離に「源次郎岳」の取り付き地点があり赤矢印の方角に進んでいきます!
源次郎岳登山口付近に「熊に襲われて怪我した人がいるから気をつけな!」ってな内容の貼紙がありました。
あの熊棚の数ですから、この源次郎岳周辺は確実に熊がいるかと思われます。
用心してください!
源次郎岳の山頂を目指し進んでいくと、こちらが牛奥峠だそうです。
持っている地図に記載のない峠ですが、蛙岩の方へ進むと「勝沼ゴルフコース方面」に行けるみたいです。
歩いてみたい感じですが、熊が居そうで怖いですよね~~
進みにつれて段々と雪が深くなりツボ足が足腰の筋肉をイジメてきます・・・。
この刺激がたまらないんですけどね(笑)
地味な登りをこなしていくと、源次郎岳と下日川峠への分岐になりました!
今日のメインディッシュである源次郎ちゃんに会いに行きたいと思います!!
源次郎岳・下日川峠の分岐から地味に痩せ尾根の急斜面が続き・・・
新雪なので、アイゼンが利かず滑る滑る・・・
ファイトー!!モッコリー♡
今日一番のハッスルタイムになりました!
お助けロープが雪から出ていて良かったです!
急登をこなすと・・・
この空間はなんざんす???
UFOでも呼ぶところか!?と、思っていると・・・
源次郎岳が待っていてくれました!
本日2つめの山梨百名山ゲットでございます!!
私の分身が「2つ!」とジェスチャーしておりますね~(´∀`*)
源次郎ちゃんと肩を組んで喜んじゃいました♡
源次郎岳とサシで話したかったので、柿の種を2つ用意いたしました。
特に会話が盛り上がることもなく、独り言のようなランチの時間になりました(?)
この源次郎岳の裏から恩若ノ峰へ至る破線コースになるみたいです!
このコースの途中で、登山者が熊に襲われ怪我したみたいです。
ご利用の予定の方は注意してくださいね!
熊鈴の効果について書いた記事になります!
良かったら熊対策のご参考にしてみてください!
下日川峠~中日川峠~砥山~上日川峠~ロッヂ長兵衛登山の様子
さ~腹もイッパイになったところで、源次郎岳から下日川峠を目指したいと思います!
いや~フラットで歩きやすい縦走路ですね~♪
ツボ足でなければ最高なんですけどね・・・。
ワカンやスノーシューがあると楽なんでしょうけど、あるのは臭いアイゼンだけなんで・・・。
下日川峠に近づくにつれて、段々と足が上がらなくなってきました。
そんな感じでこちらが下日川峠になります!
この周辺が少し登山ルートが分かり難く、赤い矢印の通り色々なコースで中日川峠へ行けれます!
確実なのは、この丁字路を右(東)に行き林道を歩くのが良いかと思います。
逆から来た場合、赤矢印辺りの先が先ほどの丁字路(源次郎岳方面の入口)になります。
この辺、少しルートが分かり難いです。
下日川峠から中日川峠・砥山に進むとNTTの中継アンテナがルート上にあります。
雪がさらに深くなり膝下位の積雪です。
中日川峠へ行く場合は、案内がありませんが赤矢印の通り建屋右手に縦走路が続きます!
白銀の世界には青空がやっぱり映えますよね~(´∀`*)
この南大菩薩の縦走路は、小さなアップダウンがあるものの、強烈なのが少なくて歩きやすいです!
見事な熊棚ですね~!
棚横手山からモリモリあってビビってしまいました・・・。
「この辺はよく熊を見る」と、福ちゃん壮だかロッヂ長兵衛のどちらかの小屋番さんが言っていたのを覚えております。
この辺でルートミスが発覚し・・・
雪道は本当に油断ならないですよね~~
危ない危ない・・・
そして時間がだいぶヤバくなってきました・・・。
源次郎岳から中日川峠までは、地味に遠いですね~
ここら辺は雪があっても登山道が明瞭ですが、結構分かり難い所が多いです。
積雪期はコンパス・地形図が必須ですね。
よ~やく林道と合流しました!
この周辺が「中日川峠」みたいです。
車の轍があって、ツボ足から解放された瞬間でした(´∀`*)
いや~良い仕事してますね~(^_-)-☆
よっ!大菩薩湖と小金沢山!
コッチから見慣れてないので、なんだか新鮮な景色ですね~♪
アッチの小金沢嶺縦走路も雪が深そうですね~~
残念ながら、雪が深くて砥山山頂を見つけれませんでした(>_<)
多分、砥山のピークは踏んだと思われます・・・。
雪がない時期にまた砥山へ訪れたいと思います!
砥山から少し進むと、やっとのことで大菩薩峠への入口である「ロッヂ長兵衛」まで来れました!
ロッヂ長兵衛の建物が見えた時の安堵感と言ったらも~!!!って感じです(´∀`*)
ここまで来れば大菩薩峠までは勝手知ったる道なので、遭難の恐怖がなくなったのは大きいですね~!
大菩薩峠登山・福ちゃん荘と雪山撤退について
ロッヂ長兵衛から大菩薩峠を目指したいと思います!
大菩薩峠周辺の霧氷がとても奇麗でした♡
そして、変な時間なので登山者が少なく最高でした!
大菩薩峠を目指し進んでいくと福ちゃん荘が見えてきました。
福ちゃん荘も凄い雪ですね~~
この日は営業していたみたいです。
福ちゃん荘から大菩薩峠までの登山道も凄い雪ですが、トレースがあるだけ有難いもんです。
さ~大菩薩峠まであと少しです!
よっ!大菩薩峠!!!
凄く風が強く、全ての物を吹き飛ばす感じでした・・・。
いや~今日は条件が悪すぎですね・・・。
風で雪が舞い上がり、寒そうですね~~~(>_<)
写真では伝わらないと思いますが、大菩薩峠から大菩薩嶺の稜線上は、猛烈な風と深いツボ足にゲッソリ涙目になってしまいました。
こんなに荒れた大菩薩様は初めてですね~・・。
冬の大菩薩様も舐めちゃいけませんね~!!
大菩薩峠から、なんとか雷岩まで辿り着けました・・・。
しかし、帰りのバスの時間が迫っていて、大菩薩嶺には行かずここで下山(撤退)としました。
最終のバスになりますので、乗り遅れる事は許されませんからね~~
残念ですが、また大菩薩嶺へ来れば良いのです。
天気が良いと、雷岩から富士山が奇麗に見えるんですけどね~~
今日は残念でございます(>_<)
さ~雪山撤退ですが、最後まで安全に気を配り下山したいと思います!
大菩薩嶺付近から下山で使った「唐松尾根」も雪が深いものの、明瞭なトレースが有ります!
樹氷も綺麗で癒されました!
大菩薩登山口付近まで下りてくると雪も少なくなってきました!
いや~バスの時間がギリギリでございます・・・。
久しぶりに、ここから走ってみました!
この手前で息が切れ大失速してしまいました(笑)
やっぱり私は走るのが苦手みたいです!
あれだけバスケットやっていたんですけどね~~・・・。
よ~やく大菩薩峠登山口バス停でございます!
意外と早く着けちゃいました。
バスが来るまでとても寒く、その時間が今回の核心部になったのは言うまでもございません!!
まとめ
大菩薩周辺は、思った以上に雪が深く、かなりキツイ行程になりましたが、それでも静かで奇麗な景色も多く大変癒されました!
源次郎岳周辺は、熊が怖いので、無雪期に歩くのは・・・って感じですが、雰囲気の良い山頂で、また機会を作って出没したいと考えております!
源次郎岳~大菩薩峠の区間は、フラットな道のりが長く、積雪もシッカリありますので、ワカンやスノーシューをお持ちの方には面白いコースかと思います!
源次郎岳周辺は、交通の便がアレですが、スノートレッキングにお勧めですよ!!
今回と同じく積雪期に大菩薩峠と大菩薩連嶺縦走した記事になります!
日帰り登山の中でもハードな道のりの1つになりますが、富士山の景色が素晴らしく、おすすめできる縦走路でございます!
大菩薩の登山の参考になれば幸いです!