- 三ツ峠山・清八山日帰り登山について
- 三ツ峠山・清八山日帰り登山の日程・天候・メンバーアクセス・駐車場・登山口付近地図
- 三ツ峠山・清八山周辺のトイレ・水場・コース状況
- 三ツ峠山・清八山登山の装備・登山アイテム・コースタイム
- コース・標高差(笹子駅~三ツ峠山~清八峠~天上山~河口湖駅)
- 笹子駅~清八山・本社ヶ丸登山口までの登山の様子と雪の状況について
- 清八山・三ツ峠山・清八峠登山の様子と登山道の状況について
- 三ツ峠山・清八山登山のまとめ
三ツ峠山・清八山日帰り登山について
厳冬期の好きなルートの1つである、三ツ峠山の裏口ルート(北尾根)から縦走し河口湖まで歩いてきました!
「三ツ峠山の裏口ルート」と書くと、なんだか微妙な感じですので「裏筋ルート」にした方が良いかも知れませんね♡
裏筋ルートは良いですよね~(´∀`*)
そそり立つ名峰三ツ峠山を、下からジワジワと攻略する訳ですので、そりゃ~登山が好きな方にとっては快楽以外の何物でもないですよね!!
先っちょの山頂方面をジワジワ登ってくれるのも好きですが、個人的には中腹辺りでマッタリしてもらうのもアリかな~と思います!
あんまり書くと登る時に困ってしまうのでアレですが(?)、先日の大雪の影響で、三ツ峠界隈の山々はすごい積雪量になっておりました。
厳冬期に、今回と同じルートで何度か登っているのでアレですが、トレースが期待できない時は、安易に入らない方が良い区間かと思います。
特に清八山~三ツ峠山の御巣鷹山までは、北斜面ですので一気に積雪量が増えます。
登山道も不明瞭で、マーキングも非常に乏しく、道標も多くないので道迷いのリスクがあります。
その点、十分考慮して、この厳冬期の間の三ツ峠北尾根は登ってください!
そんな感じで前編は、JR笹子駅から出発し、追分バス停~清八山・本社ヶ丸登山口~清八山~八丁山・三ツ峠山分岐になります!
後編は、清八峠~大幡山~茶臼山~三ツ峠(御巣鷹山・開運山・木無山)~霜山~天上山~河口湖駅になります!
こんな1日になりました!
三ツ峠山・清八山日帰り登山の日程・天候・メンバーアクセス・駐車場・登山口付近地図
登った日:1月27日(土) [日帰り]
天 候:晴天
メンバー:単独
そして三ツ峠山へのアクセスですが、今回は車を使わず電車を使いました。
<行きのアクセス>
JR笹子駅 7:33着
こちらは、笹子駅付近の地図になります。
笹子駅笹子周辺には、コンビニ等はありませんので、食料等の調達はできません。
笹子駅周辺に、無料(有料)駐車場はありません。
駐車場がないので、公共交通機関でアクセスした方が良いと思います!
三ツ峠山・清八山周辺のトイレ・水場・コース状況
三ツ峠山、清八山登山の起点になる笹子駅ですが、駅の改札内にトイレがあります。
今回歩いた区間に、それ以外のトイレ・水場はありません。
また、駅周辺に自動販売機があり、三ツ峠山、清八山登山口へ行く途中にも数台あります。
また、三ツ峠山・清八山の登山コースの状況ですが、こんな感じになっておりました。
笹子駅から凍結・積雪があります。
清八峠への登山口付近で、くるぶし位の積雪です。
清八峠直下で膝上位の積雪になり、ツボ足・ラッセルになりました。
途中まで、薄くトレースがありましたが、清八峠の手前で消滅し、一部ルートファインティングが必要でした。
雪道は、非常に時間が掛かりますので、計画に余裕持って臨んでください!
ピッケルは不要ですが、急登が続きますので、前爪のある12本爪アイゼンがベストかと思います!
三ツ峠山・清八山登山の装備・登山アイテム・コースタイム
こちらが今回の三ツ峠山・清八山の登山で使用した登山装備、登山アイテムになります!
水 1.5L(余り 0.7L)
お湯(テルモス) 0.5L(余り 0.1L)
貧乏セット(カップラーメン、おにぎり2個)、チョコレート90g、飴玉10個、柿の種2袋、コーヒーセット一式(粉20g)
ヘッドライト、予備電池、ダブルストック、手袋(薄手・厚手・防寒テムレス)、カップ、ガスバーナー、バラクラバ、ライトダウン、地形図、12本爪アイゼン、コンパス、着替え一式(ズボン・靴下・タオル・シャツ)、ツラクナイト、その他諸々
大雪が積もる寒い時期ですので、水の消費が少ないのが印象的ですよね。
そして、こちらが三ツ峠山・清八山の登山のコースタイムになります!
笹子駅 7:44 → 8:03 追分バス停 → 9:13清八山・本社ヶ丸登山口 9:17 → 11:00 清八山
清八山・本社ヶ丸登山口の手前から、だいぶ雪が積もってましたので、コースタイムが予想以上に掛かってしまいました。
コース・標高差(笹子駅~三ツ峠山~清八峠~天上山~河口湖駅)
前編で歩いた清八山・三ツ峠山登山の地図とコース標高差になります!
標高差の通り、笹子駅から清八山までは、地味に急な坂が永遠と続きます。
笹子駅に着き、周辺が予想以上の積雪量でしたので、清八山から「本社ヶ丸(標高1,630.8m)」へ行く計画は取りやめました。
結果的にこの判断が大正解でした。
清八山から三ツ峠山まで、距離こそ短いですが、急坂もあったりと、標高差以上の辛さがあるコースになります。
笹子駅~清八山・本社ヶ丸登山口までの登山の様子と雪の状況について
JR中央線の笹子駅から清八山・三ツ峠山を目指したいと思います!
笹子駅の周辺なのですが、一面銀世界でした・・・。
暖房が入っている電車の中ですら少し寒かったのですが、外に出ると、心臓の毛が根こそぎ抜けるほどの威力でした。
口の周りは「アオヒゲ」で守られているので、寒さは特に問題はなかったです(笑)
寒い季節には頼りになる毛根たちです☆彡
徒歩のみ行ける清八峠経由で三ツ峠へ登りたいと思います!
「清八山」と書いて「せいはちやま」と読むそうです。
「山下清」と書いて「おにぎり」と読ませる感じに似てますよね(?)
なんだか分からないくらい雪が積もってますが、赤矢印方面に進むと「おにぎり」へ辿り着けるかも知れません(?)
※清八山まで道標がありますので迷うことはありません。
随所に「清八峠」、「三ッ峠山」への案内があります。
舗装の林道歩きが続くのですが、雪がある時期ならさほど苦になりませんよね!
固い舗装路よりも、雪の上の方が足の裏の負担も低減されますしね。
よ~やくこのルートを歩く事が出来て良かった限りです。
林道歩きが長いので、無雪期は敬遠してしまいますからね~
ひっそりと分岐がありました。
都留市方面は、1人分のツボ足の痕跡が残ってました。
林道経由で本社ヶ丸へ登ったのでしょうかね!?
舗装路なのですが、予想以上に雪が深く、車の轍があって助かりました!
ミニ四駆を走らせたいですね!!(?)
轍の正体は、こちらの東京電力さんの施設の関係者だと思われます。
ここまでは、モリモリ雪が降ってもそれなり除雪されるかと思われます。
この辺まで来ると、林道なのか登山道なのか良く分からんですよね・・・。
とりあえず、雪が凄くて足取りが非常に重いです・・・。
よ~やくお天道様が見えてきました!
清々しいこの時間が私は好きですね~(´∀`*)
本当に静かな空間で癒されます!
本当に情け容赦ない空間でゲッソリします☆彡
※この辺で足首より上の積雪でした。
清八山はまだか~~!!と叫んでいると、「清八山・本社ヶ丸登山口入口」の看板が・・・。
よ~やくスタート地点に立てたことを知って悶絶してしまいました(>_<)
今までのあの苦しみは何だったのでしょうかね・・・。
清八山・本社ヶ丸登山口の入口にカウンターが置かれてました。
私は1,333人目のおじさんだったみたいです。
ゴロが良いような悪いような中途半端なような・・・。
「ハラタイラさんに1,333点!」と、叫んでおきました(?)
頭が痛いな~と思ったら、ピコピコ♪煩く、なんざんす?と時計を見ると雷マークがついてました。
急激に気圧が下がると警告音が流れるようにしているのですが、暫くすると強風になり片頭痛もさらにひどくなり・・・。
気圧が下がると天気が悪くなるので、雪山をやられる方は、「気圧計」を持っているとリスク回避につながると思います。
※雷の警告(気圧センサー)をしてくれる時計を選び使っております!
だいぶ値段も下がってきたので、一考の価値はあるかも知れません!
清八山・三ツ峠山・清八峠登山の様子と登山道の状況について
登山口周辺も結構な積雪量なのですが、トレースは明瞭でした。
どこが登山道なのか、良く分からんですよね(笑)
振り返っての笹子雁ヶ腹摺山~滝子山方面の景色でございます!
アッチも雪が深そうですね~
なんだか日本じゃない景色ですよね~
都会の景色も好きですが、やっぱり、山の景色の方が癒されますよね~!
今度はアオヒゲのおじさんを捕まえる網が登山道に設置されてました。
ここで捕まってしまう人生も悪いものではございません(笑)
おじさんホイホイを無事に追加すると、さらに雪が深くなり、チョッと怖いトラバースが出てきます。
清八山・三ツ峠山まで、先が思いやられます・・・。
身の危険を感じたので、ここでアイゼンを装備する事にしました。
これで安全に戦えますね!
12本爪アイゼンは、今シーズン初ですね~
清八山まで急斜面が多いので、前歯がある12本爪アイゼンの方が登るのが楽だと思います!
いや~清々しいですね~!
ここでインド人?パキスタン人?のような流暢な日本語を話す登山者と合流しました。
カレーの話をしたかったのですが、時間がないので早々にお別れしました。
途中にあるベンチなのですが、私のお尻のスリット同じ大きさだったので座るのはやめておきました(笑)
ここで合体しても困ってしまいます(?)
「も~お手上げ」の図です(笑)
途中から登山道にトレースが無くなり、強烈なツボ足と吹き溜まりは腰ラッセルになりました(>_<)
腰ラッセルはさすがにジタバタしてしまいます・・・。
「生きた証」を残してみました。
インド人もビックリしたことでしょう・・・
「助けて(>_<)」と書いて「白目」と説く、その心は「助けて(>_<)」でした(笑)
どこが登山ルートなのか分からくなってきました。
少しM気質なので、チョッとだけ急斜面を選んで登ってみる事しました♡
清八山直下はさらに雪が深く・・・。
本社ヶ丸~清八山間は、ノートレースでした。
本社ヶ丸山頂付近は、岩場があるので、慣れてない方は清八山へ行かない方が無難だと思います。
無雪期にも、本社ヶ丸は滑落事故が起きております。
よ~~やく目指す三ツ峠山が見えてきました!
近いようで遠いですね~・・・。
なんと!清八山周辺に雪尻までありました!!
この辺は風も強いので、納得でございます・・・。
自然の造形美ですよね~!
ツボ足歩きを満喫していると、よ~やく清八山に到着できました!
清八山の標高が1,593mで秀麗富嶽十二景 十二番山頂になります!
秀麗富嶽十二景に選ばれているお山は、どれも素晴らしい富士山の眺望があるのですが、清八山からの景色は・・・
清八山は、間違いのない秀麗富嶽十二景の破壊力ですよね~!!
西に目をやると、遠くに南アルプスの山並みが見えてました!
左奥に見えているお山は達沢山でしょうかね!?
大沢山の稜線も綺麗ですね~!
今度、登りたいですね~~
奥に見えているのが八ヶ岳でございます。
風も強く天気も悪そうですね~
八ヶ岳も、この時期は強風の極寒ですから凍傷に注意ですよね~!
南アルプスが本当に綺麗でした!
右から北岳・間ノ岳・農鳥岳です!
白峰三山も、今年は登りたいですね~
一番左に見えている白い先っちょは、日本最南端にある3,000m峰の聖岳ですね!
赤石岳・荒川岳も真っ白ですね~!
今年の夏は、赤石さん、荒川さんとイナバウアー三昧と行きたいところですね!
やっぱり南アルプスが私は好きですね~
中央アルプス、北アルプスよりも人が少なく静かですからね~!!
右のお山が甲斐駒ヶ岳でお隣が鳳凰三山ですね!
アッチも風が強くて寒そうですね~
白峰三山ともそろそろ見納めですね~
この時期登るのは・・・
雪との戦いになりそうですね~
そんな感じで清八山から富士山のアップでございます!
今日は空気が澄んでいて、富士山の景色が本当に綺麗でした!
清八山、三ツ峠山は、本当に富士山の景色が素晴らしいですからね!!
なんだかお腹が減ってしまい、清八さん宅で貧乏タイムにしてみました!
今日は、健康を考えてノンフライ麺のシコニーな感じにしてみました♡
ところ、こちらの写真で1つ「やっちまっている」のが映っております。
気づいた方は、素晴らしい登山愛好家だと思います!
答えは分かりますかね???
やっぱり生麺は素晴らしい「シコニータイム」を演出してくれます♡
そんな感じで答えは「ガス缶(燃料)がノーマルで冬用ではない」が正解です!
痛恨のミスでよね~
お恥ずかしい話です(>_<)
かなり寒く、やっぱりノーマルですとガスバーナーに火が付きませんでした。
仕方がなく、タオルでガス缶を包み腹の中で温めてみました。
すると、見事に羽化して着火いたしました♡
厳冬期に火が付かない時にやってみてください!
ガス缶自体もキンキンに冷えますので、「凍傷」には注意です!
ガスバーナーの燃料であるガス缶の切り替え温度について書いた記事になります!
良かったら登山のご参考にしてみてください!
なんとかお腹も満たされ、清八山から三ッ峠を目指したいと思います!
この辺は、ピッケルが欲しい感じでした。
滑落してしまうと、さようなら~にはならないと思いますが、それでも結構痛そうな感じの場所ですね~
残念ながら清八山から三ツ峠山へは完全なノートレースでした。
清八山・清八峠は、数日前に単独者が登った形跡がありました。
振り返っての「生きた証」でございます!
生きた証も絵になりますね~(´∀`*)
ここが清八山直下にある、三ツ峠山・八丁山への分岐になります。
左の写真が八丁山方面に通じる登山道で、右の写真が三ツ峠に至る登山道です。
両方とも雪が凄く、なんだか分からないですよね(笑)
とりあえず、両方ともノートレースで積雪がモッコリでした。
三ツ峠山・清八山登山のまとめ
当初、清八山へ登る前に本社ヶ丸に寄ってマッタリしてから三ツ峠山を目指すつもりでしたが、あまりにも雪深く、そちれは止めたのが正解でした。
三ッ峠周辺の山々も、大変雪が多い山域になりますので、この時期の山登は「体力」と「時間」に気を付けないと、非常に危ない目に遭ってしまいます。
結局、三ッ峠山までに会った登山者は、インド人?パキスタン人?の1名のみと、大変静かな山の時間でした。
この時期は、入山する人も少ないので、雪山で遭難しないように注意が必要ですよね!
そんな感じで次回後編に続きます!
三ツ峠山から天上山~河口湖駅まで日帰り縦走した後編の記事になります!