焚き火で焼きみかんを作ろうと思った経緯について
寒くなると「こたつ」、「みかん」、「猫」、「ミニスカブーツのオネーさん」を連想してしまう私なのですが、最後の1つは余計でしたね(笑)
我が家には「こたつ」がないので憧れてしまうのですが、「みかん」に「猫」が合わさると、日本人の大半が連想できる冬の自宅の様子になりますよね!
こたつでミニスカオネーさんとイチャイチャしたいと思いつつ、鏡に映る自分の容姿に限界を感じ、最近はみかんを食べて直ぐ寝てしまうのですが、毎年段ボールで送って下さる方がいまして、食べきれない感じでございます・・・。
みかんは美味しいだけではなく、栄養が豊富で、寒い冬の時期に食べると効果的と聞きますのでモリモリ食べてはいるのですが、それ以上の在庫を抱えているもので、なんとかしなくては・・・となってしまいました。
腐ったみかんは・・・と言いますが、確かに1つ腐るとあっと言う間に周囲に伝播し、ブルーチーズのようなみかんが量産されてしまいますよね。
そんな感じで大量のみかんを頑張って消費しようと思い調べてみると「焼きみかん」という単語に興味を惹かれてしまいました。
冷凍みかんなら知っているけど焼きみかんってなんざんす?
炙りサーモンが大好物なもので、みかんも炙って食べてみるか!となり、キャンプのデザートとして焼きみかんを作ってみる事にしました!
今回は「みかん焼いちゃうの?」と心配になってしまう方も多いと思いますが、「焼きみかん」について掘り下げつつ、作り方や効果などについても触れていきたいと思います!
焼きみかんの効果について
焼きみかんを作る上で、非常に気になったのが「焼きみかんの効果」になります。
そもそもみかんを焼いて食べて大丈夫なのか?何か効果はあるのか?周囲から軽蔑の視線を送られないか?など、気になる事が沢山あったのですが、調べた結果について先に書いてみたいと思います!
まずは、みかんを焼いて食べても大丈夫なのか?になりますが、答えは「大丈夫」になります。
焼いて食べても全く問題ございません!
むしろ、加熱することにより大きな効果も生まれます。
そして、焼きみかんの効果について纏めると、下記の通りになります!
- みかんの栄養価や効果を高めてくれる
- 加熱すると糖度が増すので酸っぱいみかんを甘くしてくれる
- 焼きみかんの効果を知らない方が多いので頭がおかしい人と思われるかも?
まずはみかんの栄養価や効果を高めてくれる点について書いていたいと思います!
焼きみかんがみかんの栄養価や効果を高めてくれる理由について
燻製料理が好きな方は多いと思いますが、それとみかんの効果を高めてくれるのは似ているところがあります。
簡単に書きますと、焼くことにより中身の成分が凝縮されるので、栄養価や効果をより一層高めてくれます。
特に期待できる効果は、みかんの食物繊維を吸収しやすくなる点になります!
みかんには、水溶性食物繊維である「ペクチン」が多く含まれているのですが、焼くことにより、みかんの糖分と酸が反応し、体内で吸収されやすくなります。
みかんには白い筋の様な不味い部分がありますが、そちらに多くのペクチンが含まれてまして、焼くことにより柔らかくなるので食べやすくなるメリットもあったりします。
食物繊維は、糖質の吸収を抑えたり便秘の予防にも効果がありますので、みかんを焼くことにより、生食するよりも多くの効果を得ることが出来たりします!
みかんを焼くと甘くなる理由について
みかんに含まれている糖質は、加熱する事によって糖度が増す性質があります。
その性質を利用しているのが「マーマレード」になるのですが、生の状態と比べてみかんを加熱すると糖度が平均1~2%ほどアップすると言われております。
特に「酸っぱいみかん」の場合は、焼くことにより酸味が抜ける効果もありますので、より甘みが際立つ感じになります。
しかしながら、そもそも甘いみかんを焼くと、ジャムの様なエグミと言うか、味がぼやけた感じになってしまうので、甘くて美味しいブランドみかんよりも、そこらで売っている安いみかんを焼く方がメリットが大きいと言われております!
焼きみかんを作っていると変人に思われるか?
今回キャンプ場で焼きみかんを焚き火で作ったのですが、周囲で焼いている人は誰一人いませんでした。
焼きみかんについて知らない方が多いのも影響していると思いますが、焚き火でみかんを焼いていると「あいつ大丈夫か?」と変人扱いされてしまう恐れは0ではないと思います!
焼きみかんを作っている時に、若者から声を掛けられたのですが、私を見る目は、変人を軽蔑するかのような鋭い眼光だったのが今でも忘れられません(笑)
確かに私もキャンプ場で焼きみかんを作っている人を見たことがないので、「何やっているんだろう?」と思ってしまうのも無理はないですよね。
焼きみかんの効果についてはこれ位にし、焚き火でどのように作るのか?について書いていきたいと思います!
焚き火で皮ごと焼きみかんの作り方について
焼きみかんの効果に引き続きまして、実際にキャンプの焚き火を使って焼きみかんを作った様子について書いていきたいと思います!
使用している焚き火台は、ピコグリルになりまして、みかんの大きさ的に右側のチタン網を使って焼いていこうと思います!
勿論、チタン網ではなく普通の焼き網でも大丈夫ですし、焚き火台がない場合は、みかんをアルミ箔に包んだうえでストーブの上に置いて焼いたり、トースターを使っても大丈夫です!
トースターを使ってみかんを焼く場合は、6~10分程度裏表をまんべんなく焼くと美味しく出来るのでお試しを!
そんな感じで焚き火の上にみかんを置いた様子になります。
何だか異様な絵ですよね(笑)
「私を焼かないでケロ~~」と叫んでいるように見えてしまいます(笑)
焚き火の火力にもよりますが、みかんを5分前後焼けば「焼きみかん」が出来上がります!
また、みかんの皮をむかずにそのままの状態で焼くことが大事ですので、その点注意してください!
皮を剥いたみかんを焼くと、糖分が網にくっつき焦げの原因になりますので、焼きみかんを作る場合は、皮ごと丸ごと焼いてください!
ちなみに今回使用したみかんは、皮ごと食べる事を考慮して無農薬の物を利用しました。
(貰ったみかんのパッケージに「無農薬」と記載があり)
無農薬かどうか分からない場合は、ぬるま湯でみかんを洗うと農薬が落ちますので皮ごと食べても大丈夫です!
海外製のみかんは、国内品とは違ってポストハーベスト(収穫後の農薬散布)の可能性が高いので、焼きみかんで使用するのは避けたほうが無難だと思います。
(海外製のオレンジも同じ理由になりますので、避けたほうが無難です)
美味しそうな焼き色がついてきましたが、果たしてこれが正解なのかどうか私には分かりません(笑)
みかんの酸味と焚き火の煙が混ざり合い、何とも言えない爽やかな空間になってきました!
「ファブリーズ焼きみかん味」が発売されたら、思わず手が伸びてしまいそうで怖いですね(笑)
(先人達のレビューや口コミを読むと、これ位の焼き色が皮ごと丸かじりの目途(美味しい状態)になるそうです)
焚き火の炎に興奮してしまい、焼けるところまで焼いてしまおう!と、訳の分からない心理状態になってしまった誰かさんでございます(笑)
我に返った瞬間、焼きみかんの惨状を見て「これが私が求めていた焼きみかんなのか?」と思ってしまいました。
誰がどう見ても、焼きみかんには見えませんよね(笑)
・・・
これはなんざんす???
地球上の食べ物なのか???
ど~頑張っても「焼きみかん」ではなく「炭みかん」の間違いではないのか!?
これを皮ごと食べる勇気は僕にはありませぬ・・・。
焼きみかんの味は?皮ごと食べるメリットについて
焼きみかんです!と言っても「嘘をつくな!」と言われてしまうほど完璧な出来上がりな「炭みかん」の完成です☆彡
究極な焼きみかんを求めていた私ですので、このビジュアルに感動いたしました!(嘘)
そんな感じで折角作ったので、皮ごと食べてみたいと思います!
味の方は、お察しの通り「炭を食べているようなモフモフな食感☆彡」でした(涙)
この焼きみかんを使って歯を磨いたら、隅々まで綺麗に洗えそうな予感がしました♡
流石に皮ごと焼きみかんを食べるのは1口が限界だったので、炭を取り除いた状態がこちらになります!
思いのほか中身は無事で驚きました。
これなら正真正銘「焼きみかん」と言っても差し支えないですよね!
キャンプのデザートとしてや焼きみかんを作れば、キャンプガールから黄色いみかん色の声援を貰えるかもしれません♡
みかんの白い繊維が地味に嫌いなのですが、確かに焼くことによってほぼなくなっていて驚きました!
しかしながら、白い繊維はなくなったものの、黒い炭が登場してしまい、どっちもどっちな感じになってきました(笑)
それでは焚き火で作った焼きみかんを実食してみたいと思います!
さ~ペクチンよ、俺の腹の中で暴れまわってくれ~!!
う~~~・・・・
一口食べた感想を正直に書きますと、可もなく不可もない味わいでした。
確かに甘みは増してますが、食感がブヨブヨな感じで私は嫌いでございます。
強いて味を例えるなら、マーマレードの出来損ないのような、フレッシュ感がだいぶ残ったジャムのような味わいと口当たりでした。
ドライフルーツが好きな方はツボかも知れないないな~と思ったものの、敢えて焼くメリットを見いだせなかった誰かさんでございました。
ちなみにもう1つ焼きみかんを作って皮ごと食べてみたのですが、このパターンは、苦みがやや強く、「大人の焼きみかん」な感じの味わいでした。
正直、皮ごと焼きみかんも私の口にはチョット合わない感じだったのですが、食べれない訳ではなく、好きな人は結構多いかも?と思ってしまいました。
焼きみかんの結論は、果物に苦みは要らないな~っと感じてしまい、生のみかんが一番美味しいかな?となりました。
やはり、あまり焼き過ぎないのがコツかも知れません!
まとめ
体の事を考えるならば、栄養価や効果を考えて皮ごとまるごと食べるのがおすすめになるのですが、普段食べ慣れていないだけにチョット癖が強いと感じてしまうかもしれません。
マーマレードが苦手な方は(私は苦手です)、焼きみかんはおすすめ出来ませんが、好きな方はかなり気に入る味だと思います!
焼きみかんを皮ごと食べれば、ビタミンCを逃がさず摂取出来ますし、皮に多く含まれている「βクリプトキサンチン」などの抗酸化作用に優れた成分も摂ることが出来るのでおすすめです!
また、焼きみかんを食べると抗酸化作用の働きにより、免疫力を高め、風邪などの病気を予防し、美肌効果やアンチエイジング効果を高めてくれるので、女性にとっては嬉しい成分の宝庫になりますので試す価値は十分あるかと思います!
みかんの皮は漢方薬の「陳皮(ちんぴ)」としても活用されておりますので、積極的に焼きみかんを摂取することにより、体調維持にも貢献してくれます!
味の好き嫌いはあるかもしれませんが、酸っぱいみかんが手元にあるならば、焼いて皮ごと食べれば体にとっても大きなメリットになりますので、興味のある方は是非、食べてみて下さい!