アオヒゲ危機一髪♪ 樽の中身は何だろう!?

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エスビットポケットストーブ詳細!固形燃料の特性と燃焼時間・防風の必要性

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エスビットポケットストーブ

 

 

 

 

エスビットポケットストーブを購入した経緯と登山用の火器について

登山道具やアウトドアグッズは、本当に色々なアイテムがありますよね!

 

特にばバーナー等の火器類は、多種多様なアイテムが発売されていて、道具を見ているだけでウットリ♡してしまいますよね。

 

私は豪華絢爛・デコデコした物よりもシンプルな物が好きなのですが、残念ながら私の腹周りには邪悪な脂肪が装飾されていて、ポリシーに反している今日この頃です。

 

この脂肪をアウトドアの燃料に使えれば便利なのにな~と思いながら、食欲が止まらない状況でございます。

 

「ワンパクで良い。たくましく燃えて欲しい」

 

そんな希望を叶えてくれるほど世の中甘くはないのですが、登山道具の火器類をみていると、不要なパーツを徹底的にそぎ落とし、非常にシンプルかつ高機能な物が多いですよね。

 

私はシングルガスバーナーアルコールストーブを登山・アウトドアの火器として使用しているのですが、前から「固形燃料」を使用する「エスビットポケットストーブ」が気になっておりました。

 

登山用の火器類は、も~十分だと思っていたもので、エスビットポケットストーブが気になるものの、危険な「道具沼」の香りがするな~と感じ、敢えて無視を決め込んでおりました。

 

しかしながら、先日の台風襲来で「登山・アウトドア用の火器の燃料は、調達手段が多岐に渡った方がリスクが低減に良いかも?」と思うようになりました。

 

ガスバーナーの燃料は、売っているお店が限られてますし、アルコールストーブの燃料も、寒い季節になると使えない(火力が弱い)可能性があったりします。

 

その点、固形燃料は、比較的調達が容易ですし、1個当たり30円以下で購入できますので、コスト面でも優れております。

 

固形燃料を使うエスビットポケットストーブは、ガスバーナーよりも軽量で持ち運びに便利な点もありますので、登山装備に幅を持たせることも出来たりします。

 

お気軽な日帰りハイキングでしたら、エスビットポケットストーブだけでも十分ですので、山行形態に応じた火器を持って行けば荷物の軽量化に繋がりますしね。

 

そんな感じで、今回は固形燃料を使うエスビットポケットストーブについて掘り下げてみたいと思います!

 

エスビットって何?何処のメーカ?何ができるのか!?

「エスビット」ってあまり聞き慣れない名前ですよね?

 

ビット(bit)は、コンピューターの最小単位になりますので、きっと「ドSなデータ」なのかな~と思っておりました。

 

または、最近名前をよく聞くようになった「仮想通貨」ですが、その中の「ビットコイン」のドSバージョンが「エスビット」なのかな~とも思っておりました。

 

最終的にはどのエスビットも間違いだった訳ですが、今回購入した製品は外国製の物になります。

 

エスビットはドイツのメーカーになるのですが、歴史もそこそこ古く、創業して約90年ほどになるそうです。

 

エスビットという会社が作っている看板商品が「エスビットポケットストーブ」になるのですが、こちらは祖国ドイツの軍隊とお隣のオーストラリア軍の装備として採用されている火器になります。

 

このポケットストーブ以外にもアルコールストーブなどもエスビットは有名ですよね!

 

また、上述してます通り、エスビットポケットストーブで出来る事は、固形燃料を燃やしてお湯を沸かしたり、調理をする事ができる火器アイテムになります。

 

 

エスビットポケットストーブの大きさ・重さの詳細について

Esbit/エスビット ポケットストーブスタンダード

 

 こちらが今回購入した、エスビットポケットストーブになるのですが、登山やアウトドアで使うとなると重さや大きさが気になりますよね!

 

当初、エスビットポケットストーブは地味に重いのではないかと思っていたのですが、調べてみると全然そんなことはなく、人気がある商品なだけに非常に軽量でコンパクトなアイテムでした。

 

 

エスビットポケットストーブの大きさ

 そんなエスビットポケットストーブの大きさですが、収納時のサイズが横が9.8cm・縦が7.7cm・高さが2.3cmと非常にコンパクトでございます!

 

特に高さ(厚み)が低いので、チョットしたポケットの中に入れることができる点が便利だな~と感じました。

 

登山の場合、どうしてもデットスペースが出来てしまいますが、そんな空いてしまったところにエスビットポケットストーブを収納することも可能だと思います!

 

また、気になる重量ですが、本体の重さが85gとかなり軽量になっております。

 

登山で使う場合、極力荷物を軽くしたいのが人情ってものですが、そんなハイカーのニーズに合う重さかな~と思います。

 

エスビットポケットストーブは、軽量・コンパクトな火器になりますので、登山者以外ではロッククライマー・トレランの間で愛用している方が多い商品になります。

 

ロッククライマーやトレランは、装備の軽量化に余念がございませんので、そんな愛好家が使っている道具を登山で使うのは理にかなってますよね!

 

登山を扱う雑誌やネットのサイトで情報収集することも大事ですが、意外とロッククライマーやトレランの情報も収集しておくと勉強になることがあったりします。

 

エスビットポケットストーブ剥き出しの姿

そんな感じで折角、新規加入した山道具ですので、専用の収納袋が欲しいな~と思い、エスビットポケットストーブ用のこちらも一緒に購入いたしました!

 

エスビットストーブ専用収納袋(オクトス)について

エスビットポケットストーブ専用収納袋

 

エイビッポケットストーブの微妙な点は「専用の収納袋が付いてこない」ことになります。

 

袋に入れず剥き出しのままザックに入れると、他の山道具を傷つけてしまいますよね。

 

傷つけるだけなら良いのですが、大事な食料を破ってしまったり、衝撃で本体が破損してしまうリスクもありますので、やはり収納袋に入れておくのがベターかなと思います。

 

そ~は言っても収納袋の重さが加わりますので山道具の軽量化をしたい私にとってはチョット微妙なのですが、エスビットポケットストーブ専用の収納袋を調べてみると、こちらの商品がヒットいたしました。

 

重さが気になり調べてみると、21gと軽く、エスビットポケットストーブの本体と合わせて106gになりますので、許容範囲かな~と思い購入してしまいました。

 

カラーも豊富で迷ってしまったのですが、ドイツ軍でも採用されているエスビットですので、今回はミリタリカラーにしてみました!

 

 きっと、草むらに落としてしまったら2度と見つからないでしょうね(笑)

 

 

エスビットポケットストーブ専用の収納袋良い

当初、購入した時の箱(写真左上)に入れて持ち運ぼうかと思ったのですが、やっぱり専用の収納袋の方が「山道具」ってな感じがして良いですよね!

 

 

エスビットポケットストーブを専用の収納袋に入れた写真

こちらはエスビットポケットストーブを専用の収納袋に入れた時の写真になります。

 

マジックテープで留めるのですが、中々シッカリしておりました。

 

ま~私のアオヒゲのジョリジョリ感には遠く及ばないんですけどね(笑)

 

また、こちらの収納袋に小さなライターを一緒に入れることも可能です。

 

エスビットの特性を理解しているみたいで、中々上手く作られている収納袋でございます。

 

専用の収納袋ですので、ピッチリ綺麗に収まりますので、キッチリとした方には快感かもしれません!

 

私のようなズボラな人間には分からない愛の形ですよね~(?)

 

 

エスビットポケットストーブの固形燃料と五徳・風防板(ウインドスクリーン)の特性について

エスビットポケットストーブの固形燃料と五徳・風防板(ウインドスクリーン)

続きましては、火器で重要な燃料・五徳・防風板(ウインドスクリーン)の特性になりますが、上述してますとおり、エスビットポケットストーブは固形燃料を使用します。

 

上記の写真のように、エスビットポケットストーブは真ん中で「ご開帳♡」するシステムになってまして、真ん中の窪みに固形燃料をセットいたします。

 

エスビットポケットストーブの使い方になりますので、少し詳しく書いてみたいと思います!

 

エスビットポケットストーブの五徳の特性について

固形燃料をセットする窪みのアップ

固形燃料をセットする窪みのアップになるのですが、周囲に穴が開いてまして、こちらか換気して空気を取り込み火力を維持する仕組み(特性)になっております。

 

また、エスビットポケットストーブの特性は、蓋の部分が五徳になります。

 

五徳の角度は、写真のように約45度と、直角にして90度の2パターンに変化いたします。

 

エスビットポケットストーブの上に置く調理道具(コッヘル・フライパン)等の大きさに応じて五徳の角度を変えて安定を保つ仕組みになっております。

 

上に置く調理器具が大きければ五徳(蓋)を90度にし、小さければ45度にするといった感じになります。

 

 

瓶をエスビットポケットストーブの上に置いている状態
瓶をエスビットポケットストーブの上に置いて45度にした五徳の角度

最近愛飲している黒糖梅酒なのですが、こちらの瓶をエスビットポケットストーブの上に置いている状態になります。

 

1kg近くの重量になると思いますが、45度にした五徳の角度でも問題なく置くことが可能です。

 

 

エスビットポケットストーブ炊飯に使うメスティン
炊飯に使うメスティン45度の角度で置いて調理

勿論、炊飯に使うメスティンも45度の角度で置いて調理することも可能です。

 

しかしながら、チョット安定性が悪いので、五徳をさらに開いて90度で調理した方が良さそうですね。

 

防風板(ウインドスクリーン)の重要性について

また、野外で使うとなると固形燃料でも風の影響を受けますので、そちらも考慮しなければなりません。

 

大きさや重量を考慮したうえで、私はユニフレームの防風板をアルコールストーブで利用しているのですが、エスビットポケットストーブ用には購入せず転用しようと思っております。

 

 

ユニフレームの防風板(ウインドスクリーン)

 

現在、ユニフレームを使用しているのですが、防風板(ウインドスクリーン)も軽量・コンパクトな物が欲しくなるのが人情だと思いますが、私はおすすめしてません。

 

出来るだけ登山道具は軽量・コンパクトの物を強くすすめている私ですが、防風板(ウインドスクリーン)だけはある程度の重さがある物を使用しております。

 

何故、軽量・コンパクトな防風板(ウインドスクリーン)をすすめないかと申しますと、山の環境に馴染みません。

 

無風の状態で使う分には防風板(ウインドスクリーン)は使用しませんが、山の上は風が強い時が多いです。

 

軽量・コンパクトな防風板(ウインドスクリーン)ですと、風の強さに耐え切れず吹っ飛んでしまいます。

 

吹っ飛んでしまえば調理どころではなくなりますよね。

 

調理時間が長くなれば、それだけ登山の行程に遅れが出てしまいますし、風の影響を受けて汗が冷え、体温も下がってしまいます。

 

勿論、風が吹く方角にザックを置いたり体を張って風圧を防いだりも出来ますが、防風板(ウインドスクリーン)にはある程度の大きさと重さが不可欠になります。

 

少しの風で吹っ飛んでしまい、本来欲しい性能を発揮できない山道具はただの重石で無駄な存在です。

 

防風板(ウインドスクリーン)につきましては、よく考えたうえで購入した方が良いかと思います!

 

エスビットポケットストーブは、蓋の部分が五徳と防風板を兼ねていて非常に扱いやすいですが、それでも風の影響を防ぐには力不足だと思います。

 

重くなってしまいますが、ウインドスクリーンとの併用が安全かな~と思います。

 

エスビット固形燃料の燃料時間と重さ業務用固形燃料の特性について

エスビット固形燃料

 

 

エスビットポケットストーブの燃料は固形燃料になりますが、専用の物は4gと14gの2種類があります。

 

今回私は14gの固形燃料を購入いたしました。

 

ちなみにエスビットの固形燃料は、こんな感じのタブレットタイプになっております。

 

 

エスビットの固形燃料14g

見た感じで、固形燃料には見えないですよね~

 

なんとなく学校の給食に出たバターやチーズのようなパッケージですよね!

 

 

エスビット固形燃料を横から見た姿

 固形燃料を横から見た姿になります。

 

なんとなく綺麗な歯並びしてますよね(笑)

 

 今回購入した固形燃料の重さが1つで14g加わりますので、エスビットの本体(85g)と合わせて99gの重量となります。

ちなみにエスビットポケットストーブの専用固形燃料は、1タブレット(14g)で約12分間燃焼いたします。

 

季節や水の温度にもよりますが、14gの固形燃料1タブレットで600ccのお湯を沸かすことができます。

 

実際に燃やしてみると、風の影響を受けてしまい10分弱で消えてしまいましたが、なんとか600ccが沸騰するくらいまで持っていくことに成功しました。

 

また、半分以下の重さになります4gの固形燃料の場合、約5ほど燃焼するそうですが、こちらも風の影響を受けますので、更に短い可能性があります。

 

 4gの固形燃料ですと、約200ccの(コップ1杯弱)お湯を沸かせる火力になります。

 

足りなければ継ぎ足せばよいので、そちらを考慮すると、燃料の無駄のない4gの固形燃料を使うのはアリかもしれません。

 

また、エスビットの固形燃料は、独特な臭いがしますので、苦手な方も多いかもしれません。

 

私も好きな匂いではないので、ここは意見が分かれると思います。

 

そして固形燃料の特性の1つにあるのが劣化すると蒸発し大きさが小さくなります。

 

揮発性のある成分が含まれてますので、封をせずに保管していると、どんどん体積が小さくなります。

 

密閉容器に保管しないと、燃焼時間がどんどん短くなりますので、保管が少し面倒です。

 

そんな固形燃料ですが、エスビットポケットストーブ専用の物ですとお値段が少し高く、コスパを考えてこんな物も併せて購入いたしました。

 

 

 

 こちらは旅館の宴会などで出てきます一人用の鍋に使われる業務用の固形燃料になります!

 

エスビットポケットストーブ専用の固形燃料よりも大分お値段が安く、とても経済的です。

 

勿論、エスビットで使える代物です。

 

 

業務用の固形燃料

 業務用の固形燃料ですので、入り目が多いのですが、それでもコスパを考えたら購入しないのは勿体ないですよね!

 

ちなみに固形燃料は、100均でも売っておりますが、Amazon、楽天、Yahooで購入した方がさらにメリットが出るかと思います。

 

また、業務用の固形燃料は、色々な重さがありまして、今回は30gの物を購入しました。

 

何故、30gの固形燃料を購入したかと申しますと、メスティンで炊飯する時に便利だからになります。

 

こちらにつきましては、また違う記事で詳しく書きたいと思います!

 

固形燃料で調理の注意点について

色々と便利なエスビットポケットストーブですが、調理するうえで注意しなければならい点がございます。

 

まず、固形燃料の特性上、直火での調理には向きません。

 

網を使用した焼き肉や焼き魚、焼き鳥などは止めた方が良いかと思います。

 

かなり微量になるのですが、固形燃料が燃えるときに化学物質と煤(すす)が発生いたします。

 

固形燃料の原料を見ると、大量に成分を摂取しなければ全く問題ありませんが、それでも気を付けた方が無難かな~と思います。

 

また、アルコールストーブと同様に、火力の調整ができませんので、テント内での調理には不向きです。

 

固形燃料を途中で消すのは結構難しいですと、火事や酸欠の危険もありますので、テント内での使用は止めた方が無難です。

 

 また、五徳を含めてエスビットポケットストーブ全体が熱くなりますので、調理中の火傷にも十分注意してください!

 

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 テントの火災と一酸化炭素中毒(酸欠)について書いた記事になります。

寒くなると、テント内で調理をしたくなりますが、火災と酸欠の危険性がありますので要注意です!

テント泊の参考になれば幸いです!

 

まとめ

エスビットポケットストーブは、軽量かつコンパクトな登山アイテムになりますので、色々なシーンで役立つと思います!

 

登山やアウトドアを始めると、最初は「ガスバーナー」を購入して使い始め、段々と飽きて「ガソリンバーナー」に行くか、「アルコールストーブ」に手を出すかと思います。

 

今回ご紹介した固形燃料を使うエスビットポケットストーブは、最後の最後に辿り着く火器の1になるのではないかな~と感じております。

 

「固形燃料は面倒臭い」といった固定観念を持ちがちですが(私は思っておりました)、実際に使ってみると扱いやすく結構便利で驚きました。

 

構造もシンプルで頑丈ですので、登山やアウトドア、防災用品として十分使るアイテムだと思います!

 

今後は、ガス缶・アルコール・固形燃料の3つの燃料を使いこなして登山・アウトドアを楽しみたいな~と妄想している最中です!

 

とりあえず、まずはエスビットポケットストーブとメスティンを使って生米から「ほったらかし炊飯」をしてみたいな~と考えております。

 

登山装備に追加したエスビットポケットストーブを使い倒し、色々と試したいと思います!

 

www.aohigetozan.com

エスビットろメスティンを使って炊飯した時の記事になります!

美味しいご飯の炊き方や、必要な道具、固形燃料の詳細や炊飯の水の量について書いてますので、山飯作りの参考になれば幸いです!

 

www.aohigetozan.com

固形燃料ストーブの燃焼時間や、生米からの炊飯について書いた記事になります!

固形燃料の重さによって燃焼時間が違いますが、そちらの目安についても書いてますので、参考になれば幸いです!

 

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100均の固形燃料をエスビット固形燃料ストーブで使用した時の記事になります!

どの固形燃料がコスパ最強化についても書いてますので、良かったら参考にしてみてください!

  

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エスビットステンレスストーブについて書いた記事になります!

こちらも軽量で燃焼効率がよくおすすめの風防・五徳になります!