- 山梨百名山十枚山登山に出没した経緯について
- 十枚山登山の駐車場と熊、ヒルについて
- 奥山温泉から地蔵峠登山コース詳細
- 十枚山登山と登山コースの詳細
- 十枚峠から奥山温泉へ下山の様子とヒル多発地帯について
- 十枚山登山のルート・標高差・コースタイム詳細
- まとめ
山梨百名山十枚山登山に出没した経緯について
令和6年に投入しましたが、本年もよろしくお願いいたします!
今年もモリモリ登山とキャンプや時々「モッコリ」を楽しみたいと思います!
「モッコリ」が妙に気になりますが、今回は山梨百名山に選ばれている十枚山への登山について書いていきたいと思います!
日本百名山に対してはあまりムラムラしていないのですが、昔から山梨百名山に選ばれている山が好きで、いつかコンプリートしたいな~っと思っていたりします。
山梨百名山に選ばれている山が好きな理由は、富士山の景色が良い山が多い!になるのですが、今日現在で80座以上登頂で来ているので、早ければ今年中に全山制覇できるのではないか!?っと妄想しております。
あまり急いで登っても楽しくないので、ノンビリ山の時間を堪能出来たらな~っと思っているのですが、今回登った十枚山は、富士山の景色もそこそこ良く、むしろ南アルプスの展望が素晴らしく初めて登ったのがですが大好きな一座に昇格いたしました!
今まで十枚山に足が向かなった原因の1つが「アクセスが悪い」になります。
駐車場の問題もありますし、ツキノワグマと山ビルの生息域になりますので、登れる時期が限られていることもありましてタイミングが合わなかった感じです。
そんな感じで今回は、山梨百名山に選ばれている名峰十枚山登山について掘り下げてみたいと思います!
まずは、今回登山をした十枚山の登山ルート(地蔵峠登山コース)の様子や、周辺の景色を撮った登山動画がこちらになります!
上記写真を押すと登山動画(YouTube)を観ることが出来ますので、十枚山への登山の参考になれば幸いです!
十枚山登山の駐車場と熊、ヒルについて
冒頭に記載の通り、十枚山へ登山する際にネックになるのがアクセスの悪さになります。
公共交通機関でも登山口まで行けれなくはないのですが、かなり面倒臭いのでマイカー等が現実的だと思います。
今回、十枚山へ登山する際に利用した駐車場は、「奥山温泉」になりまして、「篠井山登山口駐車場」の利用も現実的だと思います。
こちらが奥山温泉になりまして、日帰り温泉・宿泊施設になっております。
近くに「奥山温泉キャンプ場」があるのですが、ここまで綺麗な舗装路になりますので、問題なくアクセスることが出来ます。
十枚山からの下山後も、温泉入って帰れますので、奥山温泉の駐車場を利用するのも1つの手かな~っと思います。
なお、篠井山登山口駐車場は、奥山温泉から15分ほど離れた所にありますので、そちらに駐車するのも良いかもしれません。
なお、奥山温泉キャンプ場の水場は利用することが出来るのですが、トイレはキャンプ利用者のみになっておりますので注意が必要です。
また、「十枚山登山口山梨方面」にも駐車できるスペースがあるのですが、落石で道が悪くおすすめしません。
そして登山する上で気になるのが十枚山周辺の熊出没とヒルかと思います。
まず、熊出没ですが、今回の登山コースは普通に生息してますので、遭遇しないよう対策が必要です。
熊鈴を始め、熊撃退スプレーを持参する事をおすすめいたします!
今回は、ツキノワグマ対策として熊鈴と、クマ撃退スプレーを持参したので安心して登ることが出来ました。
また、十枚山周辺はヒルが生息しておりまして、今回の登山コースは対策しないと吸われたい放題になってしまいます。
車を駐車した奥山温泉周辺でさえ、山ビルが生息しておりますので、5月~11月頃までは、熊対策と同様に、ヒル対策も必要になってきます。
こちらの記事で山ヒル対策について書いてますので、良かったら参考にしてみてください!
奥山温泉から地蔵峠登山コース詳細
それでは早速、奥山温泉から十枚山の山頂を目指して登山スタートでございます!
まずは、地蔵峠登山コースを使って地蔵峠を目指したいと思います。
奥山温泉から30分ほど林道を歩くと地蔵峠方面の分岐が見えてきます。
ここを右折すると距離は短いのですが登りがキツク10分ほど時間が長く掛かってしまいます。
暗いのでそのまま林道を歩いて地蔵峠を目指す事に致しました。
林道をひたすら歩いてくと夜が明けて明るくなってきました。
立派な林道が徐々に狭くなってきました。
地蔵峠へ至る登山コースは、結構悪路なんだな~っと思いながら進んで行ったのですが、途中で道間違いをしてしまい・・・。
写真の所まで進んでは駄目で、途中で左(南)方面に進むのが正解になります。
道間違いに気がづかず、更に進むと富士山が綺麗に見えるとこがありました!
朝焼けで輝いている富士山になります!
この景色が見れたことですし、道間違いして大正解でしたね(笑)
途中で道待ちをしている事に気が付き、来た道を戻ると薄っすらと踏み跡がありました。
周辺にマーキングがあるものの道標等はなく、薄暗い中で進んでいたので気が付かなった感じです。
さ~細島峠(地蔵峠)を目指して登って行きたいと思います!
地蔵峠登山コースは、ひたすら急登が続きます。
今回一緒にキャンプ登山をしたナカジーさんと、手前がクニさんになります。
細島峠までは急登が続くものの、天然林が多く紅葉がとても綺麗でした!
紅葉と苔の絨毯が素敵でした!!
しかしながら、地蔵峠への登山コースもヒルが生息してますので、気温が20度以下になったら利用された方が良いかと思います。
ちなみに山ビルは、20度以下になりますと活動が低下し、10度以下になると冬眠すると言われております。
きつい登りをこなすと細島峠に到着出来ました!
いや~~凄い登り坂に白目を通り越して目玉が零れ落ちてしまいました(笑)
細島峠から奥山温泉への入口の写真になります。
マーキングは豊富ですが、えぐい下り坂になりますので転倒などに注意して下さい。
細島峠から地蔵峠を目指してスタートしたいと思います!
今までの急登が嘘の様ななだらかに登山コースが続いてきます。
十枚山へ至る稜線上は紅葉が見頃を迎えておりました!
いや~~綺麗ですね!!!
天国を歩いているようななだらかな稜線歩きになりました!
登山者も少なく静かで最高でございます♡
綺麗な紅葉だな~っと思っていると・・・
地蔵峠の手前にあります仏谷山の山頂に到着しました!
結構広い山頂なので休憩するのに最適だと思います!
十枚山の稜線からの富士山の景色になります!
いや~最高ですね!
そんな感じでお目当ての地蔵峠に到着です!
地蔵峠は、十枚山を始め、青笹山などの登山道の要衝になります。
ちなみに地蔵峠の標高は、1,414mになります。
吹き抜ける風がとても冷たい感じでした。
十枚山登山と登山コースの詳細
地蔵峠から十枚山の山頂を目指して登山スタートすると、南アルプス方面の景色が開けてきました。
聖岳でしょうかね!?
十枚山は、南アルプスの展望台ですね~~!!
振り返っての仏谷山・地蔵峠方面の景色になります!
見渡す限り山しかありません。
天気も良く本当に登山日和に十枚山へ登ることが出来ました!
なんだか視力が回復しそうな予感がしております(笑)
落ちているお金と女性を見つけた時は視力が3.0になるのは、何かの病気でしょうかね?(笑)
え~・・・十枚山へ至る稜線は、時々ヤンチャなコースがあったりします。
思った以上に山頂までアップダウンが続きます。
あれが目指す十枚山かな?と思ったのですが、偽ピークになりまして、下十枚山になります。
下十枚山の山頂直下も紅葉が素晴らしく目の保養になりました!
山並みと雲の流れに躍動感がありますよね~
いや~いつまでも見ていられる風景でございます。
振り返っての景色にになるのですが、見入ってしまい足が止まってしまいました。
結構キツイ登りをこなすと下十枚山の山頂に到着出来ました。
結構広い山頂で、テント泊出来そうな感じでした。
下十枚山の標高は、1,732mになります。
「した十枚山」なのか、それとも「げ十枚山」なのか、むしろ「しも十枚山」なのか分からんのですが、個人的には「しも十枚山」が良いな~っと思ってしまいました。
理由は特にないんですけどね(笑)
下十枚山から十枚山への登山コースからの景色になるのですが、文句なしの好展望でした!
ナカジーさん、クニさんもニヤニヤが止まらない感じでした!
中央の平坦の尾根は、山伏へ至る稜線ですね。
奥には山梨百名山の難関ルートの1つである双耳法の笊ヶ岳も見えてますね!
南アルプスの雄大さがよく分かる景色ですよね!
いや~十枚山の登山は最高ですね!!
モリモリ進んで行くと、よ~~やくお目当ての十枚山の山頂が見えてきました!
手前の紅葉がとても綺麗に色づいておりますね!!
黄金に輝く紅葉にウットリが止まりませんでした!
十枚山の登山は、ヒルがいない秋の登山がおすすめです!
ただ、熊の活動が活発な時期になるので、一長一短ですかね!?
十枚峠に到着すると、奥安倍川方面(梅ヶ島)のルートは通行止めになっておりました。
そんな感じで十枚峠になります。
十枚山に登った後、再度こちらに戻り奥山温泉へ下山する計画になります。
十枚峠から少し登ると、テント泊に最適な平地が広がっておりました。
こちらが十枚山の山頂でした!
山梨百名山ゲットでございます!!
十枚山の山頂から八紘嶺方面に至る縦走路がありました。
いつか七面山から静岡駅までテント泊で縦走したいですね~
十枚山の山頂はかなり広く、「あの鐘を鳴らし忘れたのは私」を楽しむことが出来ます(?)
十枚山の山頂から歩いてきた稜線の景色になります!
下十枚山の迫力がモッコリですね~♪
何時までも見ていられる十枚山の山頂からの奥安倍方面の景色になります。
やっぱり、山梨百名山に選ばれているお山は好きだな~っと改めて感じました。
南アルプスと言ったらこちらの団子標識ですよね!
ちなみに十枚山の標高は、1,719mになります。
人気のあるお山なだけに、梅ヶ島温泉温泉方面から入山される登山者がチラチラいました。
十枚峠から奥山温泉へ下山の様子とヒル多発地帯について
十枚山から十枚峠へ戻り、テントを張っている奥山温泉へ下山したいと思います!
写真の所から奥山温泉方面への下山ルートがあるので、かなり長い林道歩きが待っております。
十枚峠からは結構危ない所が連続します。
それなりに整備はされておりますが、単独は控えた方が良いかな~っと感じました。
十枚峠から少し下ると「石小屋」がありました。
雨風凌ぐには微妙ですが、登山コースの目印にはなりますね。
そしてこちらが栂尾根の奥の段になります。
この辺から十枚山登山口までは、山ビルの活動が活発な所になりますので注意して下さい。
登山仲間もこの辺で山ヒルに襲われてしまい、酷い目に遭ったそうです。
モリモリ下って行き、十枚山登山口に辿り着けました。
こちらは山梨側の登山口になるので、ここまでの林道は崩壊が進み車で来るのはチョット難しい状況です。
さ~ここから奥山温泉を目指して林道歩きのスタートです!
「月夜の段」の分岐を通過し、ひたすら登りの林道を進んで行くと、林道分岐が見えてきます。
この辺から林道が下りになるのですが、P1172を経由して奥山温泉へショートカットすることが出来ます。
当初、ショートカットを考えていたのですが、疲労困憊なのと時間がだいぶ経過している事から、バリエーションルートを使うのはリスクが高いな~っと感じ、そのまま林道を歩く事に致しました。
林道を進んで行くと、紅葉が美しい場所がありました!
いや~~苦労が報われる景色でございます!
途中にあった篠井山登山口です。
篠井山周辺も、熊の出没が多いので注意が必要です。
この分岐から奥山温泉までは歩いて15分前後になります。
翌日、こちらの篠井山を登ったのですが、そちらについては次回以降書きたいと思います!
続きましては、今回登山をした十枚山の詳細に移りたいと思います!
十枚山登山のルート・標高差・コースタイム詳細
こちらが今回登山をした十枚山登山ルートと標高差の地図になります。
登山をした日は、11月4日なりまして、風がヒンヤリしてましたが、日差しが強く昼頃はむしろ暑い感じでした。
標高差の地図の通り、登山口から細島峠までエゲツナイ急登が続き、地蔵峠、十枚山までアップダウンが連続するかんじになります。
十枚峠から十枚山登山口まで、結構急坂が続きますので、滑落などに注意して下さい。
そしてこちらが今回登山をした十枚山登山のコースタイムになります!
奥山温泉 5:06 → 8:06 細島峠 → 8:23 仏谷山 → 8:34 地蔵峠 8:37 → 9:18 岩岳(南峰) 9:25 → 9:35 岩岳 → 9:58 下十枚山 → 10:19 十枚峠 → 10:44 十枚山 11:20 → 11:37 十枚峠 11:39 → 13:04 十枚山登山口 13:10 → 15:37 林道分岐(751m地点) → 15:43 篠井山奥山登山口 → 15:58 奥山温泉
駐車場のある奥山温泉から十枚山山頂までのコースタイムが約6時間弱になりました。
細島峠までの急登が影響してか、想像以上にコースタイムが掛かった感じです。
十枚山から奥山温泉までも、約5時間弱のコースタイムになりますので、このルートで日帰り登山をする場合は、朝の5時前後にはスタートしないと季節によっては日没になってしまいますので、注意が必要です。
また、今回歩いた登山コースは、ツキノワグマの出没が多い箇所になりますので、そちらについても十分注意して下さい!
まとめ
前から登ってみたかった十枚山ですが、これほど景色が良いとを想像していなかったので、終始ニヤニヤが止まりませんでした!
結構キツイアップダウンのあるルートが長く、体力的にもシンドイ感じになりましたが、奥山温泉を登山の起点にすると、下山後に「天然温泉」と言うご褒美があるのも魅力の1つになります!
また、季節を変えて十枚山へ登山出来たら良いな~っと考えております!
そんな感じで次回は、十枚山と同じく山梨百名山に選ばれている「篠井山」へ登山した時の様子について書きたいと思います!
十枚山登山で利用した奥山温泉キャンプ場について詳細に書いたレビュー記事になります!
山ヒルだけ注意が必要ですが、安く温泉にも入れるのでおすすめです!